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風速7mとはどの位

風速7mとはどのくらい?体感、日常生活、レジャーへの影響を大特集!


風速7mは和名で「強風」、英語では「near gale」と表現され、文字どうりの強い風となります。



風の強さを示す『ビューフォート風力階級』の表によれば「砂ぼこりが立ち、紙切れが舞い上がるまたは、小枝が動く」。



そのような現象が起きるのが風速7mということになります。



ではその風速7mは私たちの日常生活にどのような影響があり、外遊び、野外レジャーは安全に行えるのか?


また、公共の交通機関や学校、地域行事に与える影響も気になるところです。


ということで風速7mを以下の項目で解説してみます。


  1. 1. 風速7mとは体感的にどんな感じ?
  2. 2. 風速7mで野外レジャーはどこまで可能?
  3. 3. 風速7mが公共交通機関や学校行事に与える影響

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風速7mとは体感的にどんな感じ?


まず知っておいてほしいのは風速7mと言っても、その倍以上の瞬間風速の突風が吹くこともあります。


また一時的に風が弱くなることもあり、風速は一定ではありません。



つまり風速7mとは10分間の吹く風を計測して、平均したら7m/sとなった。ということです。



そう考えると平均風速の7m時には14m程の突風が吹くこともあり、ある程度の注意は必要かなと思います。


タイミングが悪いと傘などの裏返しになったり煽られたりと言う感じでしょうか。



では風速7mの風を体感的にもっと分かり易く時速で表現すると以下のように表すことが出来ます。



7(m/s)× 60(秒)×60(分)=25200(m) 時速25.2kmにあたります。



つまり風速7mとは体感的には時速約25kmで走るバイクや自転車に乗ってるときに当たる風の強さです。



気象庁の採用しているビューフォート風力階級(下の表)の表現でいうところの和風(わふう)となります。


風速m/s 呼称 陸上の様子 海上の様子
0~0.2 平穏(へいおん) 煙はまっすぐ昇る。 水面は鏡のように穏やか。
0.3~1.5 至軽風(しけいふう) 煙は風向きが分かる程度にたなびく。 うろこのようなさざ波が立つ。
1.6~3.3 軽風(けいふう) 顔に風を感じる。木の葉が揺れる。 はっきりしたさざ波が立つ。
3.4~5.4 軟風(なんぷう) 木の葉や小枝が揺れる。 波頭が砕ける。白波が現われ始める。
5.5~7.9 和風(わふう) 砂埃が立ったり、小さなゴミや落ち葉が宙に舞う。 小さな波が立つ。白波が増える。
8.0~10.7 疾風(しっぷう) 葉のあるかん木が揺れ始める。 水面に波頭が立つ。
10.8~13.8 雄風(ゆうふう) 木の大枝が揺れ、傘がさしにくくなる。電線が唸る。 白く泡立った波頭が広がる。


* その他に各風速を50mまで解説したページもありますので参考にしてみてください。



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風速7mで野外レジャーはどこまで可能?


では野外で行うレジャーやスポーツにとって風速7mという風はどのような影響を与えるのか、可能、不可能を表にまとめてみました。



海上のレジャー、アクティビティー


アクティビティー 可能度 影響
釣り × 磯、船とも海がシケてくる風速なので危険。船は出廷が中止される。
ウインドサーフィン 風向きにもよるがエキスパートが楽しめる風速となる。初心者は△
サーフィン × 波の面に影響が出始める風速5m/sがリミット。オフショアでも楽しめない。
SUP × 風に流される風速5m/sがリミット。それ以上は危険。


1. 釣り


風速6m〜7m/sともなると、釣りは中止にして他のことを考えることをお勧めします。


狙ったポイントにキャストすることやアタリを取ることも無理ですし、糸フケによるライントラブルも起きまくります。



倍の風速の14mほどの突風が吹くこともありますので、煽られて海に転落したり、道具が飛ばされたりと良いコトはありません。



楽しくないだけでは無く危険でもあるのでこんな日は中止にしましょう。



2. ウインド・サーフィン


マリンスポーツで風を利用するウインド・サーフィンやウイング・ホイルなどは、この風速7m位から楽しめるかと思います。


というかプレーニングを行うには、体重やボード、セイルサイズにもよりますが風速6m以上の風が必要です


駐車場の風速が6~7m/sですので、開けた水上はそれ以上のコンディションと思われる風速でのウインドサーフィンの動画です。




3. サーフィン


この風速でもやってやれない事はありませんが、まず波がジャンクなので楽しくありません。


エキスパートがどんなコンディジョンでも点を出せるようにと、コンテストに向けての練習など特別な理由がない限りは中止した方が賢明です。




4. SUP


水上に立っているSUPは風の影響を受けやすく、ジャンクなコンディションでは立っているのも疲れます。


一部のエキスパートはこんなコンディションでも練習になると言いますが、僕はやりません。


疲れるし流されるので危険でもあります。


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陸上のレジャー、アクティビティー


アクティビティー 可能度 影響
キャンプ × テントやタープを張る事自体が困難でポールが折れる可能性があります。
登山 山では普通に吹く風だが雪や雨などが降ると不快な山行。
自転車 風速6m/s~7/msを越える場合は危険が伴うがギリギリ乗れる風速。
ランニング 快適に走れるのは風速4m/sまでで10m/sが限界点。向かい風だとキツイ。
野球 通常どうりに行えるがボールの行方を読むのが難しくなる。
サッカー 風に対する中止は無く、観客に危険が及ばない状況であればどんな天候でも行われる。
ゴルフ 普通に行えるが、ボールのコントロールは難しい。
テニス 6m以上になると影響が出ます。8m/s位がリミット。
スキー・スノーボード 冬山では日常的な風速。


1. キャンプ


風速7mの予報が出ていたら僕なら中止しますね~


キャンプをしている最中に予報が外れてこの風速になっちゃったって場合もありますが、まずタープは飛ばされないように降ろします。


テントは張り綱をしっかり張って、場合によっては追加します。テントの中に入れれない物は車にしまい込みましょう。


ドーム型のテントの場合はこれで何とか凌げるはずですが、風をはらみ易いロッジ型の場合は、畳んで撤収が望ましいと思います。


平均風速が7mということは、14~15m位の突風が吹く可能性もあります。


風がさらに強くなり雨も降り出して、夜中にテントのポールが折れたとか、テントが潰されたり生地が裂けたなんてことになったら地獄を見ます。



またひとつの選択肢として家族やグループでのキャンプならキャンピングカーを借りちゃうという手もあります。


これだと天候に左右されずに何時でもキャンプを楽しめますし価格もリーズナブル。


車種も色々あり7名まで対応、家族からグループでのキャンプなら人数で割れば、かなりお得に使えます。


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2. 登山


登山する山の行動範囲が風速7mということであれば十分に楽しめる風速です。


ただ通常の天気予報で行く山の地域が風速7mという場合は注意が必要で、それは平地の山裾の風速であって山の上は倍近い風が吹いていることが殆どです。


出掛ける山の各標高での風速と温度は最低限チェックしてから行く、行かないの判断をしましょう。


この辺の情報はtenki.jp(山の天気) である程度手に入れられます。


各標高での風速をしらべ10m位までなら登山になります。また気温も同時に調べますが風速1mにつき体感温度は1度下がります。


その標高の温度が10度の場合、風速7mの風が吹いていれば体感温度は3度ということですのでそれに合わせた装備も必要となります。



3. 自転車やランニング


7mになるとちょっと風が強いですね~向かい風や横風だと疲れます。


ストレスなく快適なランニングは風速3~4m程ですので風向きを考えたコース取りを考える必要があります。


とは言えとレーニングと考えるとこの位の風速には負けてられませんので雨が降らなければ頑張れます。


自転車の場合も向かい風はちょっとキツイと思いますし、横からの突風も辛い所ではありますが出来ないコンディションではありませんので風向きとコースを考えながら注意して楽しみましょう。



4. 野球、サッカー、テニス


僕は学生時代に一時期サッカーをやっていましたが、けっこう過酷な天候でも中止になりません。


風速10m近くで雨、なんてのはザラでした。


野球部にも友人がいましたが彼らも過酷なコンディションでも試合をやっていましたね~


テニスは5m以上になると影響が出てきます(初~中級レベル)し、強風の中でまともにプレーできる人なんて殆どいません。


ですが、「つまらないけど、強くなるチャンスだな」と捉えるようにしてトレーニングと思ってみてはいかがでしょう?


風の動きを考慮して、球をコントロールすることが出来ればテニスのレベルが2ランクUPになります。



5. ゴルフ


一般的には、風速10mくらいまでなら問題なくゴルフができると認識されます。



プロの世界では風速の強さでゴルフプレーの可否が決まる基準はないですし、思った通りのプレーができないとしても実施されます。



とは言え、風速7mともなるとかなりの影響は出ます。


ですが、ゴルフのプレーヤーって、普段のプレーでも風の影響を受けやすい事から風を読む知識と経験に長けてるんですね。


霧が出て視界不良などでなければ、風速7m(メートル)の中でもゴルフは始められます。


【風速7m/s】強風フォローって一体何ヤード変わるの?という「井上透ゴルフ大学」さんの動画がありますので様子をみてみましょう。




6. スキー、スノーボード


僕の住んでいる北海道の山では冬の間は北西~西からの強い季節風にさらされ、スキー場も同様に強い風が吹きます。


7mほどの風でしたら北海道のスキー場では珍しくない風速でウインタースポーツも普通に楽しめます。


リフト、ゴンドラの運航にも支障のない風速です。


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風速7mが公共交通機関や学校行事に与える影響


風速7mが私達の日常である公共の交通機関や学校行事に与える影響をまとめてみました。



公共交通機関に与える影響


風速7mが公共の交通機関に与える影響は特にありません。


JR、路線バス、フェリーなどの船舶、航空機などは通常どうりに運行されます。


ちなみにJRや路線バスが運休するのは風速25m程で高速道路もその風速になりと通行止めになるようです。


航空機に関しては向かい風なら制限は無いようですが横風が13m程になると欠航が検討されるようです。


また飛行場で風速が25m/sを超える風が数分間継続的に観測された場合は、管制塔に避難命令が出るとのことでした。



出雲空港、風速7mでの着陸の様子です。横風なのか多少揺れているようです。





風速7mで学校行事の運動会や遠足、地域のイベントは行える?


学校行事の遠足や運動会の中止される場合、雨なども検討事項にはいりますが風速は7m~8mになると中止が検討されます。



運動会の延期や中止は、それぞれの開催者(多くは学校)の先生が決めていますので発表を待ちましょう。



市民マラソンなどの子供向きの大会では風速8mで中止が検討されますが、雨などの条件が悪くなければ7mギリギリで開催されます。



ちなみに子供達も大好きな花火大会の場合も東京都の基準では「地上風速7m以上の強風が10分以上継続して吹いている場合」となっていますので風速7mで雨や雷などの悪条件が重なると中止になる可能性があります。


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風速7mとはどのくらい? まとめ


風速7mというのは学校行事なら中止される境の風速です。



日常生活や交通機関にが特に影響は出ませんが、たまに吹く突風を考えると自転車での外出は控えた方が良さそうです。


外遊びは陸上のものならなんとか出来るでしょう。



海上はシケ始める風速なので安全のマージンを考え中止か延期とするのが得策ですが、ウインドサーフィンなど風を利用するスポーツはエキスパートなら楽しめるでしょう。



僕の場合はどうでしょう?サーフィンやSUPは中止。登山は雨が降らなければ行くと思います。


その場合でも山は地形の影響で予報以上の風が吹くことは珍しくないので風対策はしっかりと考えます。


野外のレジャーでは風さえ強くなければ、雨が降ろうと、雪が降ろうと、日差しが無かろうと、何とかなります。


しかし風が強いとテントも張れません。その境となるのがこの風速7mの風という事が出来ます。




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