THE NORTH ISLAND
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※ 最終更新日:2026年2月12日(FAQを追加)
一般的に海での釣りを楽しめるのは、おおむね風速5m/sほどまでです。
特にサーフや堤防などのオープンな釣り場では、風速や風向き次第で釣りそのものが成立しないこともあります。
僕は、釣りがメインの趣味ではありませんが、40年近くサーフィンやSUPなどマリンスポーツを続けてきました。
海上や海辺の風や天候には日常的に向き合ってきましたし、楽しさばかりではなく海の危険な一面も身をもって体験してきました。
釣りは、サーフィンやSUPの合間に楽しむ程度ですが、40年間の回数という面ではかなりの蓄積があり、波や風を見極める感覚は鋭い方だと思います。
また、親戚には漁師もおり、現場で培われた実感やアドバイスも聞きながら、自分なりに風と釣りの関係を深掘りしてきました。
本記事では、快適に釣りを楽しめる風速や、注意が必要な風速の目安、さらに安全確保のためのポイントを、実体験を交えながら分かりやすく解説します。
これから海釣りを楽しみたい方はもちろん、天候判断に自信がない方にも役立つ内容となっていますので、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。
今回は「風速と風向きが釣りに与える影響」というテーマを以下の内容で解説してゆきます。
目次
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釣りにおいて、風速と風向きは釣果や安全性に大きく影響を与える重要な要素です。
風は魚の行動や活性に影響を及ぼし、また釣り人の安全や快適性にも直結します。
ここでは、風速と風向きが具体的にどのような影響をもたらすのか解説してゆきます。
風速が強まると、当然のように波が高くなり水面が荒れます。
これにより、魚が警戒して深場に移動したり、エサやルアーへの反応が鈍くなり釣果に影響することがあります。
平たく言うと釣れなくなるということですね。
また、強風時には釣り糸が風に流され、狙ったポイントへのキャスティングが難しくなるだけでなく、ラインが絡まるリスクも高まります。
結論として、堤防釣りなら風速5m/sがひとつの境界線、7m/sで厳しくなり、10m/sを超えたら安全面から中止を検討するのが基本です。
風速が8m/sを超えると、突風により釣り人自身のバランスを崩しやすくなるばかりではなく、波も高くなり危険が増します。
気象庁の採用しているビューフォート風力階級表をもとに、釣りを含めた屋外レジャー向け行動判断表を作ってみました。
色のついている5m/s未満が安全快適に釣りが出来る風速になります。
| 風速の目安 | 体感の目安 | 起きやすい影響 | 行動判断の目安 |
|---|---|---|---|
| 0〜1m/s | ほぼ無風 | 煙がまっすぐ上がる | 問題なし |
| 2〜3m/s | そよ風 | 木の葉がわずかに揺れる | 問題なし |
| 4〜5m/s | やや強めの風 | 帽子や洗濯物が気になる | 注意が必要 |
| 6〜7m/s | 強い風 | 歩行や自転車で影響を感じる | 判断が分かれる |
| 8〜9m/s | かなり強い風 | 傘が使えない、バランスを崩しやすい | 中止を検討 |
| 10m/s前後 | 非常に強い風 | 転倒・飛来物のリスク | 中止・回避が基本 |
※本ページで紹介している風速の目安は、国際的に用いられている「ビューフォート風力階級」を参考にしつつ、日常生活・登山・マリンスポーツなどでの体感や行動判断を加えて再整理したものです。
一般的に風速何mから強いと感じるのかについては、風速は何メートルから強い?の記事でも詳しく解説しています。
風向きは、魚の集まる場所や釣りやすさに大きな影響が出ます。
例えば、岸から沖に向かって吹く「オフショア」の場合、表層の水が沖へ流され、深層の栄養豊富な水が岸近くに上がってくる「湧昇流」が発生します。
そうするとプランクトンが増加してそれを餌とする小魚、さらにそれを狙う大型魚が岸近くに集まり易くなるんですね。
つまり釣果が上がり易くなるということです。
一方、沖から岸に向かって吹く「オンショア」は、岸近くの水を沖へ押し戻すため、魚が散らばりやすく、釣れなくなる傾向にあります。
横風はキャスティングの精度を下げるだけでなく、ラインが風に流されやすくなるため、慣れていないと釣りづらさを感じるでしょう。
以上のことから風速や風向きを考慮して釣り場を選ぶことは、釣果と安全性の向上にとって重要です。
ちなみに僕の住んでいる北海道を例にとると、ザックリとですが以下のような釣り場における風の特徴があります。
また、釣りに行く前には、天気予報サイトやアプリを活用して風速・風向きを確認するのも大いに役立ちます。
特に「釣り天気.jp」などのサービスは、詳細な風情報を提供しているので釣り場を設定するのにとても便利。
下は僕がよく行く古平漁港を「釣り天気.jp」で調べた画像になります。
全国27500スポット以上の釣り場の天気予報や風向風速、波浪予測、潮汐などの最新気象データをピンポイントの釣り場ごとに無料で確認できます。
🔗 釣り天気.JP
釣り人のための気象情報「釣り天気.jp」
釣り天気.jpは無料で使える気象情報サイトです。 全国27500スポット以上の釣り場の天気予報や風向風速、波浪予測(波の高さや向き)、潮汐などの釣りの参考になる最新気象データをピンポイントの釣り場ごとに確認できます。
引用元 釣り天気.jp
経験上、安全快適に釣りを楽しめる境目の風速はズバリ5m/sまでになります。
5m/s以上でも出来ないことはありませんが、波も高くなり船釣りなら慣れていなければ船酔いになりますし、仕掛けが風にとられたり道糸が潮に流されて釣りにくくなります。
加えて投げる仕掛けの飛距離に影響を及ぼしたり釣りの難易度が上がるので初心者には難しいコンディションとなります。
それ以上の7m/sや8m/sになれれば行っても楽しめないばかりか、危険でもあるので中止という判断が望ましいと思います。
ということでリミットの風速5m/sの風を体感的に分かり易く時速に換算すると以下のようになります。
5m/s × 60秒 ×60分 =18,000m (時速18km)
つまり風速5m/sとは体感的には時速約18kmで走るバイクや自転車に乗ってるときに当たる風の強さです。
慎重派のアオイ
体感的にはあまり強い風とは感じないかもしれませんが、1.5倍~2倍の突風(最大瞬間風速)が吹く可能性を考えると快適な釣りには風速5m/sがリミットということになると思います。
平均風速の1.5から2倍近い強さの「最大瞬間風速」については詳しく解説しているページがあります。
📹 風速6m/sの海上での実際の釣り風景(再生時間:8分32秒)
カヤック釣りのYuu's Fiskerさんによる体感レポート
常識派のサトシ
風速5m/sの体感と釣りへの影響を詳しく解説したページもありますので参考にしてみてください。
気になる風速の目安と可能なレジャーを解説したページもありますので参考にしてみてください。
釣りをしていると、いつも無風快晴とはいかず風が強くて釣りづらいと感じる日もあります。
特に風速5m/sを超えると、仕掛けのコントロールが難しくなったり、キャストが思い通りに決まらないことが増えてきます。
さらに、風向きによっては波が高くなり、安全面でも注意が必要になります。
ただ、風が強いからといって必ずしも釣りを諦める必要はありません。
慎重派のアオイ
風速5m/s~6m/s程度であれば、しっかりとした準備や対策を講じることで、安全かつ快適に釣りをすることも可能です。
この章では、そんな風が強めの日に役立つ具体的な対策を5つ紹介しますね。
以下で詳しく解説してゆきますね。

風速5m/s~6m/sはそこそこ風を感じるレベルで、キャストや仕掛けの操作にも影響が出始めます。
この風速で快適に釣るには、風向きに合わせた釣り座選びが重要です。
風を背負う「追い風」のポイントなら、キャストが安定しやすく、仕掛けも流されにくくなります。
逆に向かい風では飛距離が出にくく、仕掛けが風に押されて操作性が悪化します。
また、横風が強いときはラインが風に煽られて思うように釣りができません。
地形や防波堤の構造を利用して**「風裏」**となる場所を選ぶのも有効です。
事前に釣り場の風向きをチェックし、ポイント選びの参考にしましょう。
そんな場合は反対側の海岸のポイントに移動すると言う手があります。

風が強い日は仕掛けが風に流されやすく、ラインが煽られて狙いのポイントに仕掛けを留めるのが難しくなります。
こうした状況では、重めのオモリや風を受けにくい仕掛けを選ぶと快適に釣りやすくなります。
例えば、サーフの投げ釣りなら普段より2〜3号重いオモリに変更し、風に負けない安定感を確保します。
常識派のサトシ
ウキ釣りなら、ウキ自体をやや重めにして風に流されるスピードを抑える工夫が必要です。
軽量仕掛けでは風に翻弄されて操作が難しくなるため、風速5m/s以上のときは、操作性を優先した仕掛け選びを意識しましょう。

風速5m/sを超えると、体感温度は一気に下がります。
特に春や秋、海風が冷たい日には風を防ぐウェアが必須です。
ウインドブレーカーや防風性のあるレインウェアを着用することで、温かく釣りをしましょう。
さらに、帽子やサングラスも風対策として有効です。
帽子は風で飛ばされにくいものを選び、強風時には帽子クリップで固定すると安心です。
仕掛けや小物が風で飛ばされることも多いため、道具は必要最小限にまとめ、ケースのフタはこまめに閉めるなど、細かい工夫も快適な釣りには欠かせません。

風速5m/s以上になると、キャスト時に風の影響を強く受けるため、飛距離が落ちたり、仕掛けが流されやすくなります。
この風速では、高く振りかぶるオーバースローよりも、低めの弾道を意識したサイドキャストやアンダーハンドキャストが効果的です。
特に向かい風の場合は、仕掛けが風に押し戻されるため、できるだけ低く、鋭い弾道でキャストすることで風の影響を減らせます。
慎重派のアオイ
また、PEラインよりも風に流されにくいナイロンラインを選ぶのも1つの手です。
風に負けないキャスト技術を意識するだけで、強風時のストレスが大きく軽減します。

風速5m/s~6m/sでは、仕掛けを投入した後にラインが風で流されることが多くなります。
ラインがたるんだままだとアタリが分かりにくくなるだけでなく、根掛かりや他の釣り人とのオマツリの原因にもなります。
仕掛け投入後はできるだけ早く糸フケを取り、ラインを風に煽られない状態に整えることが大切です。
さらに、風下に仕掛けが流れる場合はあらかじめ風下側にキャストして、仕掛けがポイントに自然に入るように工夫するのも効果的です。
風向きや風速を考えたラインコントロールを心掛けることで、強風下でも快適な釣りが実現します。
最後に多少風が強い日の釣りは以下の動画が参考になります。
尺メバルハンターりんたこさんによる「横風はこう釣れ!強風時の釣り方を分かりやすく解説」
釣りの中止を判断すべき風速はマージンをとり6m/s以上になります。
と言うのは自然の風は扇風機の風のように一定の強さで吹くことはないんですね。
しかも瞬間最大風速は平均風速の1.5倍から3倍程度に達することがあります。
そうなると気象庁が発表する平均風速が6m/sだとしても9m/s~18m/sの瞬間最大風速(突風)が吹く可能性があり荷物が飛ばされたり落水することも起きます。
タイミングが悪いと自身が風に煽られバランスを崩し落水なんて危険もあります。
慎重派のアオイ
風の他に雨も中止の要因となります。各降水量の目安になる記事もありますので参考にしてみて下さい。
それなら無風快晴の日が釣り日和かと言えば、そうとも言えないようです。
天気が良い日が釣り日和とも言えない?
これは海でも川でも湖のも当てはまることなのですが、晴天の日は見通しが良くなるため、魚は鳥などの天敵から見つかりやすくなります。
このような日は魚も警戒心が強くなるため、姿を隠すために深いところに移動したりして釣れにくくなると言われています。
加えて釣りをする時には少し風がある方が都合が良いとも言われています。
水面が風で荒れることで水中の見通しが悪くなり、魚が鳥などから身を隠しやすくなります。
これにより、魚は捕食スイッチが入り釣り易くなります。
また風が吹くと遊泳力の低い小魚は風下に流され易くなり、それらを捕食する中型魚も風下に集まりやすくなります。
これは魚の居場所を絞り込みやすくなるという利点もあります。
以上の事から無風快晴よりも曇天で若干風が吹いていた方が釣りに向いた日と言えます。
常識派のサトシ
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Q. 風速は何mまで釣りができますか?
A. 目安としては風速5m/s前後までが比較的快適に釣りができる範囲です。7m/sを超えると仕掛けが流されやすくなり、風向きによっては中止を検討するレベルになります。
Q. 風速7mで堤防釣りは可能ですか?
A. 可能な場合もありますが、横風ではライン操作が難しくなります。足場が高い堤防では特に注意が必要で、安全を最優先に判断しましょう。
Q. 船釣りは風速何mから中止になりますか?
A. 船釣りは一般的に風速8〜10m/s前後で中止判断になることが多いです。海況や波高によって大きく左右されるため、必ず船長の判断に従いましょう。
Q. 風速5mと7mでは何が違いますか?
A. 5m/sではやや仕掛けが流される程度ですが、7m/sになるとキャスト精度が落ち、アタリも取りにくくなります。体感的にも一段強く感じます。
Q. 風向きによって釣りやすさは変わりますか?
A. 向かい風は飛距離が落ち、横風はライン操作が難しくなります。追い風は飛距離は出ますが、ラインが膨らみやすくなります。
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波の無い日にSUPでクルージングをしながら釣りをするのが好きです。
お弁当と飲ものを小型のクーラーボックスに入れて...釣れても釣れなくてもどちらでも良いんですけど、そういう時間が好きですね。
僕の生きてきた時代は何をやっても「成果」を求められる風潮にあったので、「このどちらでも良い」という感覚はありませんでした。
何をやっても頑張って成果を出さなきゃ価値が無いみたいな感じですね。
でもどうなんでしょう?このどちらでも良いって感覚がフリーな時間はリラックス出来るんだと思います。
釣果があった方が良いかもしれないけど、無くてもいいってちょっと贅沢じゃないですかね。
釣りを介してそういう時間を楽しんでいる。
楽しみ方は人それぞれですが、そういう釣りが僕は好きです。
*「あわせて読みたい風速関連記事」を、リンクしておきました。
マリンスポーツ、バックカントリースノーボード歴40年・元スノーボードインストラクター
北海道在住。サーフィン・SUP・冬山登山を40年以上続ける過程で身に付けた気象学を基に記事を執筆。風速や雨量、雷、湿度に関する実践的な知識を、初心者にも分かりやすく解説しています。
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