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風速何メートルから強い

風速は何メートルから強い?日常やレジャーの種類別にまとめてみたよ


台風が接近してくる時や春一番が吹いたときなど風が強いな~と感じるときがあります。


また屋外のレジャー、キャンプやバーベキュー、釣りやマリンスポーツなんかだと、風の強さで快適性が決まります。



日常生活で風が強いと感じる風速、何かの屋外レジャー時に風が強いと感じる風速にはちょっと違いがあるようです。



僕は趣味でサーフィンや登山をしているので、海や山での風がどの程度吹くのかが快適度や、時には危険なこともあるので常にチェックします。


今回は、色々な場面で風が強いと感じる風速の目安や交通機関に与える影響などを以下の項目で解説してみました。


目次


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日常生活や屋外レジャー時に風が強いと感じる風速とは


日常生活において風が強いな~と感じるのは風速7m/s~8m/sほどと考えられます。



天気予報でよく聞く、春一番が風速7m/s以上、木枯らし1号も風速8m/s以上となってます。


街中では埃や落ち葉が舞い上がり、傘はひっくり返るギリギリ、自転車は風に向かって進むのが限界に近い風の強さになります。


常識派のサトシ

春一番や木枯らし一番って確かに今日は風が強いな~って感じますね。

体感としては、風速8m/sを時速に換算してみると以下のようになります。



8(m/s)× 60(秒)×60(分)=28800(m) 時速28.8kmにあたります。



つまり風速8m/sとは体感的には時速28.8kmで走る車の屋根に立っていて当たる風の強さです。



さらに、屋外レジャー、キャンプや釣りなどはもう少し低い風速で影響が出てしまうため、風速5m/sほどで風が強いと感じてしまいます。


これがどの位かというと



5(m/s)× 60(秒)×60(分)=18000(m) つまり時速18kmにあたります。



時速18kmで走る車の屋根で受ける風ですので、そう強くはありませんが、テントやタープを張り難いと感じる風速になります。


慎重派のアオイ

テントやタープを張るのって風があると難しいですね。5m/sって私に出来るかな?

厄介なのは風は一定の強さで吹いている訳ではなく平均風速の2倍の突風(最大瞬間風速)が吹くことが珍しく無いんですね。



* 平均風速の1.5から2倍近い強さの「最大瞬間風速」については詳しく解説しているページがあります。



それを踏まえて、風速5m/s~10m/s以上において、日常生活や野外レジャーで、どの位で風が強いと感じるのか表に纏めてみました。


〇快適 △風が強い ×無理


風速(m/s) 投げ釣り 自転車 ゴルフ 登山 キャンプ 日常生活
4~5m/s
6~8.0m/s × ×
9.0~10m/s × × ×
15m/s × × × × ×
20m/s × × × × × ×

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以下、詳しく解説してゆきますね。



風速 4m/s~5m/s ってどのくらいの体感


街中ではさほど風の強さは感じないと思いますので、日常生活に影響はありません。


ですが、屋外でのバーベキューなんかでは紙皿や紙コップが風で動き出す風速になります。



マリンスポーツでは海面に影響が出るので僕の好きなサーフィンは風速が5m/s位になると風が強いと感じ、止めるタイミングとなります。



ボートやSUPもこの風速になると流されるので注意が必要です。



風速4m/sと5m/sについて、さらに詳しく解説しているページがありますので、こちらも参考にしてみて下さい。





風速 6m/s~7m/s ってどのくらいの体感


ランニングや自転車などは向かい風の場合は「風が強いな~」と感じる風速になります。


釣りやマリンスポーツは、この辺がリミットかな~という感じです。



キャンプではテントやタープの設営はかなりのベテランでなければ難しい風速です。



すでに設営済みでこの風速になった場合は張綱の補強や、場合によってはタープを一時下ろすことも検討します。


常識派のサトシ

7m/sか~僕なら行くキャンプ場の変更を考えますね。

風速6m/sと7m/sについて、さらに詳しく解説しているページがありますので、こちらも参考にしてみて下さい。




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風速 8m/s~10m/s ってどのくらいの体感


この風速になると日常生活でも風が強いと感じてしまいます。



雨が降っていれば傘だけでは濡れてしまいますし、そもそも傘も風でひっくり返る寸前の風速になります。



春一番や木枯らし1号はこの位の風速です。


屋外のレジャーで可能なのは雨が降っていなければ夏の登山(経験者限定)。


それと、リフト、ゴンドラはこの風速でも動きますので冬のスキー、スノーボード位かと思います。


可能な屋外レジャーでも風はやはり強いと感じますので快適か?と訊かれれば、あまり快適とは言えないと思います。


慎重派のアオイ

私なら無理せず、外遊びは中止して何か違うことを考えます。

風速8m/s~10m/sについて、さらに詳しく解説しているページがありますので、こちらも参考にしてみて下さい。






風速 15m/s~30m/s ってどのくらいの体感


風速15m/sになると、何をしていても強風に感じます。


20m/sになると人はまともに歩けなくなり30m/sになると屋外では命の危険を感じます。


常識派のサトシ

ここまでくると災害一歩手前ですね。今後の天気予報に注意です。

ちなみに風速20m/sを分かり易く時速にすると以下になります。



20(m/s)× 60(秒)×60(分)=72000(m) 時速72km



つまり72kmで走る車の屋根に立っていて当たる風の強さになるので、もううずくまっているしか出来ませんね。



以下に台風接近時に都市部でも起きる強風、風速15m/s~30m/sの解説を詳しくしているページがありますので参考にしてみて下さい。





新潟県柏崎マリーナでの爆弾低気圧通過後の吹き返し 風速30m/s



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強風による公共交通機関への影響


風が強くて心配になるのは公共の交通機関、航空機や高速道路はどの位の風で止まるの?ということではないでしょうか。


何となく強風に弱そうな旅客機は意外と風に強く、向かい風なら25m/sまで大丈夫なんです。


慎重派のアオイ

高速道路が止まる風速でも飛行機は飛べるって驚きです。でも怖いですよね。

ということで、一般的な公共交通機関はどの位の風速まで運航出来るのかをまとめてみました。


交通機関は各社、規定が違いますが一応の目安となるかと思います。


交通機関 影響
JR 20~25m/sで速度規制。25m/s以上で運休。
旅客機 横風は13m/sで向かい風は25m/sまで大丈夫と言われているため場合により影響あり。
フェリー 各社、規定により違うが東京湾フェリーの場合、 金谷、久里浜両港が風速18m/s、波高1.2m、視程500m以下となった場合は運休となる。
路線バス 風速20m/sでおおむね運休。
高速バス 高速道路が通行止めとなる風速20m/sで運休。
モノレール 各社規定によるが、おおむね風速20m/sを越えると運休となる。
ロープウエイ 各社規定によるが、おおむね風速15m/sで運休となる場合が多い。
スキー場のリフト 各社規定によるが、ペアリフトは18m/s、ゴンドラは15m/sで運休となる。
高速道路 風速10mから15mで速度規制が入り、(法定速度100km/hのところなら50から80km/hに)、20m/s~25m/s以上で通行止めになる。

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風速何メートルから強い? あとがき


天気予報なんかで言われる風速は実際には、地上約10メートルの高さにおける10分間の平均風速を計測し風速○○mと言っています。



この平均というところが要注意で風はいつも一定の強さで吹いているのではなく、ときには平均風速の2倍~3倍の突風が吹くこともあります。



例えば、風速3m/s(弱い風の部類)でも瞬間的には風速6m/s~9s/mの突風が吹く場合もあるという事で安心は出来ません。


今日は風が強いな~と感じる風速8m/s程では、実に16m/s~24m/sの突風が吹く可能性があることになります。


この辺のことが分かっていれば、日常生活や野外レジャーでも慌てなくて済むかと思いますので頭の隅にでも置いておきましょう。


以下に強風、爆風、、関係の記事をリンクしておきましたので、それぞれの風の強さの参考にして下さい。



🔗 最大風速ランキング!国内で観測された歴代爆風トップ10をまとめてみた


🔗 風速の目安一覧!0~100m/sまで風の強さのイメージを徹底解説


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