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風速10mの風に逆らって飛ぶ海上のカモメ

風速10mはどのくらい?体感と日常生活・屋外レジャーへの影響を解説


※ 最終更新日:2026年2月23日(体感や行動判断の目安となる表・FAQを追加)


風速10m/sは、傘がほぼ使えず、屋外では危険を感じ始めるレベルの強風です。



自転車やキャンプなどの屋外レジャーは中止や延期を検討すべき風速で、日常生活でも注意が必要になります。


風速10m/sほどでしたら僕の住んでいる北国の冬ではそう珍しくない風速ですが、やはり要注意なレベルです。


ちなみに北海道の襟裳岬では風速10m/s以上の風が吹く日が300日以上あるというのが有名です。


でも改めて風速10m/sってどのくらいの強風なのか、体感などを説明するとなるとちょっと表現が難しいと思います。


ではその風速10m/sの中で釣りやキャンプ、ゴルフなどの屋外レジャー、スポーツはどこまで可能?


フェリーは出航出来る?航空機は飛ぶ?JRは?公共交通機関への影響はどの程度あるの?


今回は風速10m/sが及ぼす屋外活動や、日常生活、公共交通機関などへの影響を以下の内容で解説しています。


目次


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風速10mとは?体感的にどのくらいの風?


結論:
風速10m/sは「外出や屋外レジャーは基本的に中止・延期を考える強さ」です。
自転車・キャンプ・釣りは危険、登山やスキーは条件次第で慎重判断が必要になります。


傘などは、さすのが難しい状態で地面の砂埃や葉っぱなどが飛んできます。向かい風では歩きずらいと感じるのもこの風です。


樹木全体や電線が揺れ始め、高速道路を走行中の車は横風により流される感覚を受けるでしょう。


この表からも分かるように、風速10m/sは 「屋外では危険を感じる場面もあります。外出は延期か中止を考えましょう。」


風速の目安 体感の目安 起きやすい影響 行動判断の目安
0〜1m/s ほぼ無風 煙がまっすぐ上がる 問題なし
2〜3m/s そよ風 木の葉がわずかに揺れる 問題なし
4〜5m/s やや強めの風 帽子や洗濯物が気になる 注意が必要
6〜7m/s 強い風 歩行や自転車で影響を感じる 判断が分かれる
8〜9m/s かなり強い風 傘が使えない、バランスを崩しやすい 中止を検討
10m/s前後 非常に強い風 転倒・飛来物のリスク 中止・回避が基本

※この表は、国際的に用いられている「ビューフォート風力階級」を参考にしつつ、日常生活・登山・マリンスポーツなどでの体感や行動判断を加えて再整理したものです。



ディズニーリゾートでは野外のショーやパレードが中止となるのが風速10m/sと言われています。


慎重派のアオイ

そういえば風がめっちゃ強い日にディズニーのパレ―ドをみましたが、あれは10m/s以下だったんですね。

実際には地上約10メートルの高さにおける10分間の平均風速を計測し、単位は(m/s)を使います。例えば風速10m/sを分かり易く時速に換算すると以下の計算になります。



10m/s × 60秒 × 60分=36,000m(時速36km)



つまり風速10m/sとは体感的には時速36kmで走る車の窓から顔を出して当たる風の感じです。



ですがこれはあくまでも平均風速であって、風は一定の強さで吹いている訳ではなく強弱を繰り返しています。


例をあげると、風速6m/s~16m/sの風が吹いていて、その10分間の平均が風速10m/sだったということです。



また3秒間の平均風速のうち、最も強かった瞬間の風速を「最大瞬間風速」と言い、2倍の20m/sの強さなることがあるので侮れません。



ちょっと手強い「最大瞬間風速」については詳しく解説しているページがありますので参考にして下さい。


🔗 最大瞬間風速とはをわかりやすく!強さの目安と生活への影響も徹底解説



常識派のサトシ

最大風速20m/sか~ 外に居てなにか飛んできたら危ないですね。

ちなみに、風速10m/sとは気象庁の採用しているビューフォート風力階級(下の表)の表現でいうところの疾風となります。


この表現は状況が伝わり易く、ある程度は想像がつくので風の強さの目安になるかと思います。


風速(m/s) 名称/風力階級 陸上の様子 海上の様子
0.3以上1.6未満 至軽風/1 風向は煙がなびくのでわかるが風見には感じない。 うろこのようなさざ波が立つ。
1.6以上3.4未満 軽風/2 顔に風を感じる。木の葉が動く。風見も動き出す。 はっきりしたさざ波が立つ。
3.4以上5.5未満 軟風/3 木の葉や細かい小枝絶えず動く。軽い旗が開く。 波頭が砕ける。白波が現れ始める。
5.5以上8.0未満 和風/4 砂ぼこりが立ち,紙片が舞い上がる。小枝が動く。 波の小さいもので、長くなる。白波がかなり多くなる。
8.0以上10.8未満 疾風/5 葉のある潅木が揺れ始める。池や沼の水面に波頭が立つ。 水面に波頭が立つ。
引用元 日本気象学会(Meteorological Society of Japan)

※本ページでは、日常生活や一般的な屋外活動の判断に関係する範囲として、 ビューフォート風力階級のうち風速10m/sまでを抜粋して掲載しています。 風速10m/sを超える階級は、危険性が高くなるため別ページで詳しく解説しています。


文章で読むと、思ったほどの強風という印象ではありませんが、動画で観るとそこそこ厳しい風速10m/sです。


風速10m/sの辻堂海岸の様子です。




なお、さらに弱い風の場合は 風速9m/sの体感、 逆にもう少し強い風になると 風速15m/sの影響が目安になります。


その他に各風速を0~100m/sまで解説したページもありますので参考にしてみてください。



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自転車など屋外スポーツ・レジャーは中止や延期を考えたい風速


以下自分でやっているものも含め、思いつく野外のアクティビティーを風速10m/sで行えるか?ということで調べて表にしてみました。


陸上で行うものはけっこうありますが、海上では海がシケだす風速ということで風を利用して楽しむウインド系以外にはあまりありませんでした。


レジャー 可能度 影響
キャンプ × テントを張る事自体が不可能でポールが折れる可能性があります。
登山 中止を考える境だが雪や雨などが降らなければ可能。
自転車 × 風速6m/sを越える場合は危険が伴うので乗るべきではない。
ランニング 快適に走れるのは風速4m/sまでで10m/sが限界点。これ以上は危険。
短距離走 実施可能ではあるが公式な記録として登録されない。
走り幅跳び 実施可能ではあるが公式な記録として登録されない。
野球 プロ野球でも風速に関する明確な規定はないもののZOZOマリンスタジアムでは、2015年に風速14m/sで中止になった例がある。
サッカー 風に対する中止は無い。観客に危険が及ばない状況であればどんな天候でも行われる。
ゴルフ 競技ゴルフの場合、天候による競技中断や中止に明確な基準はないが、グリーン上のボールが風で勝手に転がったりティーアップしたボールが落ちるなどの状況は中止となる。
アーチェリー 風に対しての明確な決まりはないが、的が倒れるなど審判が危険と判断した場合は中止。またアーチェリーの弓は金属またはカーボン製なので、雷が鳴った場合は必ず中断となる。
テニス 強風による中止基準は特にないが、8m/s位がリミット。
スポーツカイト × 一般的な中風用のカイトでは風速3m/s~風速6m/s位で行うのが安全。
釣り × 磯、船とも海がシケてくる風速なので危険。
ウインドサーフィン 風向きにもよるがエキスパートが楽しめる風速となる。初中級者は×
サーフィン × 波の面に影響が出始める風速5m/sがリミット。それ以上の風速で海に入るのは危険。
SUP × 風に流される風速5m/sがリミット。10m/sは論外。
スキー・スノーボード 多少風に煽られるが、視界が悪くなければ普通に滑れるコンディション。

無理をしたら、できないことはないけど、楽しいか?と訊かれればビミョウ...むしろ危険!別の日に延期ほうが良いというのが殆どですね。


慎重派のアオイ

私の好きなスポーツは全滅...というかこの風ですから他のことを考えます。

風速10m/sでのウインドサーフィンの動画です。風はサイドオフ(陸からの横風)の為、海はさほど荒れていません。





油断していて顔が凍傷になってしまった風速10m/sでの雪山登山の経験を紹介


雪山と言っても春の残雪期(4月)登山の経験です。


その日は山裾では北の風4m/sほどですが、登山をする山(オプタテシケ山)の山頂近くは約10m/sの風が吹いている状況でした。


登るのは南面からなので風裏となり、山頂近くでだけ風を受けるので比較的楽な工程...のはずでした。


予報では真北からの風のはずでしたが、標高1,700mほどから巻き込んできた北西風に叩かれながらの登山。


オプタテシケ山頂からの景色

4月の残雪期で天気は快晴という天候で気温はさほど低くはありませんが、標高が100m上がるほどに気温は0.6℃下がります。



加えて風速が1m/s増すごとに体感気温は1℃下がり、標高1700mでの体感はマイナス6℃ほど、頂上の2,000mあたりではマイナス10℃位だったと思います。



普段ならバラクバを被って顔の風対策をするのですが、さほど寒さも感じなく面倒でもあったので、そこからの3時間ほどはそのまま登りました。


山頂で滑走準備をしバラクバとヘルメットを着用したときに僅かに鼻に痛みを感じていましたが、これが凍傷になっていたんですね。


下山して、汗を流しに温泉に入ったところで感覚が戻ってとても痛い思いをしました。


のちに病院にも行きましたがやはり軽度の凍傷でした。とは言え鼻と頬の一部が黒ずみ、ちょっとカッコ悪かったですね。


違和感を感じたら面倒がらずに対策をしなきゃという教訓を標高2,012m、風速10m/sのオプタテシケ山、山頂で得ました。



常識派のサトシ

残雪期の雪山でも気を抜けませんね。というか北海道の2,000m級はまだまだ冬の装備が必要なんですね。

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風速10mによる公共交通機関への影響


風速10m/sが与える一般的な公共交通機関への影響は特にないようです。



この風速ではほぼ影響はありませんがフェリーなど船舶などの場合は風速の他に波高や視界などの要素も関わってきますので風速だけでは一概には判断が出来ないようです。



ただし高速道路に関しては風速10m/s~15m/sで速度制限(法定速度100kmのところなら50から80kmに)が、かかる場合があります。


通行止めとなるのは風速20m/s~25m/sです。


また風速10m/sでは航空機の運航にも影響はありません。横風は13m/sで向かい風は25m/sまでは大丈夫と言われています。


慎重派のアオイ

風速10m/sではまだ影響はさほどでないんですね。安心しました。

日常生活で「風が強い」と感じる風速をまとめた記事もありますので参考にしてみてください。


🔗 風速は何メートルから強い?日常やレジャーの種類別にまとめてみたよ


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風速10mに雨や雷が加わるとどうなる


風速10m/sで雨や雷がつくと暴風雨という天候になり、台風や大きな低気圧が接近した天候になります。


雨はその強さ(降水量)にもよりますが、例えば風速10m/sで一時間降水量が4mm/h位ですと傘は役に立たず、僕なら外出しなければいけない用事は全てキャンセルします。


暴風雨に雷のイラスト

分かり易くどの位の雨が降るかと言えば、直立した人の上 (50cm×50cm)に30分で500mℓの水が降る感じで、出来れば出掛けたくない天気ですね。



簡単に言うと風速10mで貴方が立っている50cm×50cmの範囲に30分で缶コーヒーのロング缶(250mml)約2本分の雨が降る。



これに雷ですか?どうしても出かけるならタクシーを呼びたくなります。


常識派のサトシ

これで外出はしたくないですね~僕は部屋で映画でも観ます。

日常生活にも支障の出る天候ですし野外のレジャー、スポーツなどは当然のように不可能ですので中止しましょう。


以下に降水量の目安や雷に関することを詳しくまとめた記事をリンクしておきます。


🔗 降水量の目安を1mm~100mmまで大特集!徹底的に詳しく分かりやすくっ


🔗 雷に打たれる確率ってどうなの?宝くじ等との比較と危険度を徹底解説



風速10mは風力発電に利用できる?


風速10m/sのような強い風って何かに利用出来ないの?ということで風力発電について調べてみました。


風力発電機には、大きく分けて2種類に分けられます。


皆さんがイメージする直径数十メートルの風車を回す大型のメガ風力発電機と、都市公園や山小屋、一般ビルや住宅の屋根に載せて使用する小形の風力発電機です。


風速10m/sではどの位の発電量になり、それを売ったらどの位の金額になるんだろうと気になり一般的な家庭用の小型発電機の「エアドルフィン」で調べてみました。



エアドルフィン

エアドルフィン発電量

引用元 新エネルギー・産業技術総合開発機構

年間の発電量を計算すると以下のようになります。



5,690kWh(年間発電量)×55円/kWh(FIT価格)=312,950円/年



312,950円/年は悪い金額ではありませんが、これは机上の計算で、1年を通して10m/sの強い風が常時吹き続ける住宅地は日本にはありません。



高山帯の稜線や襟裳岬などでは可能性があるかもしれません。


ちなみに風が強いことで知られる 全国900以上の山岳地の観測点を除くアメダス地点で、年平均風速が最も大きいのが襟裳岬の観測地点です。


襟裳岬の1981-2010年の年平均風速は8.2 m/s 風速10メートル以上の風の吹く日が年間290日以上あるといわれています。


なお襟裳町では1996年10月襟裳岬近くの丘に、約2憶1600万円を投じて、NEG・MICON 社製の M750-400/100kWを2基、総発電出力800kwのメガ風力発電機を設置、運転を開始していますが、商業用風力発電としては送電設備が脆弱なため企業の立地は実現していません。


慎重派のアオイ

風が強いというだけで何でも利用できる訳ではないんですね。でも可能性は感じますね。

* なお、風速10m/sの判断に迷う場合は、 他の風速と比較して考えると分かりやすくなります。




風速10mの体感と行動の目安まとめ


風速10m/sは、日常生活でも「はっきりと危険を感じ始める」風速です。

数字だけを見ると大したことがないように思えますが、実際には歩行や自転車でバランスを崩しやすく、 飛来物や転倒のリスクが現実的に高まります。


特に注意したいのは、平均風速10m/sでも最大瞬間風速は20m/s近くになる可能性があるという点です。

風は常に一定ではなく、強弱を繰り返すため、油断していると一気に危険な状況に変わることがあります。


  • ■ 自転車・キャンプ・釣り:基本的に中止・延期が無難
  • ■ 登山・スキー:天候・風向・装備次第で慎重判断
  • ■ 日常の外出:不要不急であれば控えるのが安心

実体験としても、風速10m/sは「行けなくはないが、行く理由がなければ行かない」境界線の風です。

迷った時点で一段階引く判断が、結果的に安全で後悔の少ない選択になります。

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風速10mに関してよくある質問(FAQ)


Q. 風速10mはどのくらい強い風ですか?


A. 風速10m/sは、向かい風では歩きにくく、傘がほぼ使えなくなる強さです。 体感としては時速36kmで走る車の窓から顔を出したときに受ける風に近く、 屋外では危険を感じる場面が増えてきます。


Q. 風速10mで自転車に乗っても大丈夫ですか?


A. おすすめできません。特に横風ではハンドルを取られやすく、 実体験上も風速6〜7m/sを超えると安定した走行は難しくなります。 風速10m/sでは転倒や接触事故のリスクが高まるため、乗らない判断が安全です。


Q. 風速10mでキャンプや釣りはできますか?


A. 基本的に中止が望ましいです。キャンプではテント設営が困難になり、 釣りでは波立ちや足場の不安定さから事故につながる可能性があります。 楽しさより危険が上回る風速と言えます。


Q. 風速10mで電車や飛行機は止まりますか?


A. 多くの場合、風速10m/s単体では大きな影響はありません。 ただしフェリーや高速道路では、波高や横風の影響により制限がかかることがあります。 天候全体を見て判断されます。


Q. 風速10mに雨や雷が加わるとどうなりますか?


A. 暴風雨の状態となり、外出自体が危険になります。 傘は役に立たず、視界不良や雷によるリスクも高まるため、 屋外活動はすべて中止すべき状況です。


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風速10mとはどのくらい? あとがき


僕が外遊びをするときに一番気にするのは風ですね。


波乗りではせっかくの良い波を更に良くするのも風なら、まったくの台無しにするのも風です。


冬山でも極端にな言い方をすると、どんなに気温が低くても、どんなに視界が悪くても風さえ弱ければ何とかなります。


キャンプでもそうですよね。風さえ弱ければ気温が低くても、雨でも楽しめます。


なので予報は3つ位の予報サイトを見比べ判断します。


それでも、そこに希望的観測なんかが入ると外すことも。


こういうときは過去の経験が邪魔になることもあり、その辺の自己判断も大切です。



* 文中でリンクしたページを含めた「あわせて読みたい風速関連記事」を、リンクしておきました。



余市岳南斜面を滑る

この記事を書いた人 成田 博

マリンスポーツ、バックカントリースノーボード歴40年・元スノーボードインストラクター
北海道在住。サーフィン・SUP・冬山登山を40年以上続ける過程で身に付けた気象学を基に記事を執筆。風速や雨量、雷、湿度に関する実践的な知識を、初心者にも分かりやすく解説しています。


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