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風速8mとはどの位

風速8mとはどのくらい?体感からアクティビティの可否まで大特集!


趣味が外遊び(サーフィン、山登り、キャンプ、SUP)なので出かける当日の天気は気にかかります。


特に注意して調べるのは雨の確率と風速です。


海上のアクティヴィティーでは風速8mだとシケになってしまいますので、ほぼ絶望的です。


キャンプもよほど風を避ける地形のキャンプ場でもない限りテントやタープを張ること自体難し風速です。


ちなみに僕が使っている耐風性が高い冬山登山テントでも風よけのスノーブロックを積まないと厳しいと思います。



気象庁では春一番を風速8m以上と定義していますので何となくその風の強さはイメージがつくかなと思います。



レジャーを含め日常生活において風速8mが及ぼす影響を以下の内容で解説てみました。


  1. 1. 風速8mは春一番相当の風?その定義と体感的な印象
  2. 2. 風速8mによる公共交通機関への影響
  3. 3. 風速8mで野外レジャーはどこまで可能?
  4. 4. 風速8mで運動会や遠足は行える?
  5. 5. 風速8mに雨や雷がつくとどうなる

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風速8mは春一番相当の風?その定義と体感的な印象


冬の寒さも過ぎた立春の頃、日本では暖かな風が吹き込み気温が上がる現象が起こることがありますが、この時の風のことを「春一番」と言います。


春一番というと、春に吹く最初の強く暖かな風と曖昧な印象ですが、実は以下のような5つの明確な定義があり、気象庁により毎年発表されています。


・風速8m/s以上である


・立春(2/4頃)~春分(3/20頃)の間に吹く風


・低気圧が日本海側にある


・南よりの風である


・前日(または平年)よりも気温が高くなる


風速8mの風を分かり易く時速で表現すると以下のようになります。



8(m/s)× 60(秒)×60(分)=28800(m)。時速28.8kmにあたります。



つまり風速8mとは体感的には時速約29kmで走る車の窓から顔を出して当たる風の感じです。



気象庁の採用しているビューフォート風力階級(下の表)の表現でいうところの和風(わふう)となります。


風速m/s 呼称 陸上の様子 海上の様子
0~0.2 平穏(へいおん) 煙はまっすぐ昇る。 水面は鏡のように穏やか。
0.3~1.5 至軽風(しけいふう) 煙は風向きが分かる程度にたなびく。 うろこのようなさざ波が立つ。
1.6~3.3 軽風(けいふう) 顔に風を感じる。木の葉が揺れる。 はっきりしたさざ波が立つ。
3.4~5.4 軟風(なんぷう) 木の葉や小枝が揺れる。 波頭が砕ける。白波が現われ始める。
5.5~7.9 和風(わふう) 砂埃が立ったり、小さなゴミや落ち葉が宙に舞う。 小さな波が立つ。白波が増える。
8.0~10.7 疾風(しっぷう) 葉のあるかん木が揺れ始める。 水面に波頭が立つ。
10.8~13.8 雄風(ゆうふう) 木の大枝が揺れ、傘がさしにくくなる。電線が唸る。 白く泡立った波頭が広がる。


* その他に各風速を50mまで解説したページもありますので参考にしてみてください。



この方がイメージがし易いかと思います。思ったほどの強風という印象ではありませんが海はこの様な様子になります。



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風速8mによる公共交通機関への影響



風速8mが与える一般的な公共交通機関、航空機、JR、路線バス、モノレール、への影響は特にありませんし、高速道路も問題なく通行出来ます。



その他の自身での移動において自転車やバイクは注意が必要かと思います。


平均風速が8mと言っても、瞬間適に倍ほどの突風は普通に吹く場合があり16mの突風が吹けば転倒などの危険もあります。


徒歩の場合も雨が降って傘を使っている場合は突風に煽られる可能性はおおいにありますので注意が必要です。


台風通過後の羽田空港、風速8mでの航空機の離発着の様子です。



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風速8mで野外レジャーはどこまで可能?


風速8mで野外レジャーはどうなのか表にまとめてみましたが、可能なのは風を利用するウインドサーフィン位になります。


この風速で行えるものでも瞬間最大風速が倍以上の突風が吹くことを考え、マージンを取って安全かどうかを考える必要はあります。



海上のレジャー、アクティビティー


アクティビティー 可能度 影響
釣り × 磯、船とも海がシケてくる風速なので危険。船は出廷が中止される。
ウインドサーフィン 風向きにもよるがエキスパートが楽しめる風速となる。初中級者は×
サーフィン × 波の面に影響が出始める風速5m/sがリミット。オフショアでも楽しめない。
SUP × 風に流される風速5m/sがリミット。それ以上は危険。


この風速での釣りはおすすめ出来ませんが快適に釣りが出来る風速や、ちょっとした風対策から中止の判断まで詳しく解説したページがあります。




陸上のレジャー、アクティビティー


アクティビティー 可能度 影響
キャンプ × テントやタープを張る事自体が困難でポールが折れる可能性があります。
登山 雪や雨などが降らなければ可能だが、これ以上なら中止を考える。
自転車 × 風速6m/sを越える場合は危険が伴うので乗るべきではない。
ランニング 快適に走れるのは風速4m/sまでで10m/sが限界点。
野球 通常どうりに行えるがボールの行方を読むのが難しくなる。
サッカー 風に対する中止は無く、観客に危険が及ばない状況であればどんな天候でも行われる。
ゴルフ 風向が頻繁に変わらなければ可能だが、ボールのコントロールは難しい。
テニス 強風による中止基準は特にないが、8m/s位がリミット。
スキー・スノーボード 多少風に煽られるが、視界が悪くなければ普通に滑れるコンディションだが快適ではない。


この風速でのキャンプは難しいですが快適にキャンプが出来る風速や、ちょっとした風対策から中止の判断まで詳しく解説したページもあります。




快適にサイクリングを楽しめる風速についての記事もありますので合わせてどうぞ。




日常生活や屋外レジャー・スポーツ時に「風が強い」と感じる風速をまとめた記事もありますので参考にしてみてください。



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風速8mで運動会や遠足は行える?



運動会や遠足などの学校行事は風速8mになると中止が検討され、大体はそれぞれの学校の担当教員が決めます。



親としては準備もあるので早く知りたいところですが学校からの発表を待ちましょう。


また市民マラソンなども風速8mになると中止が検討さあれます。


こちらは専用のウエブサイトなどに前日までに発表されるので、そちらをチェックしましょう。


なお雨や雷、台風や低気圧の接近などで気象条件が悪化する場合を想定される場合は8m以下の風速でも中止されることもあります。


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風速8mに雨や雷がつくとどうなる


風速8mとは風が強いかな?というレベルですが、これに雨や雷が付くとかなり厄介ですね。


雨はその強さ(降水量)にもよりますが、例えば風速8mで一時間降水量が4mm/h位ですと注意していないと傘がひっくり返ってしまいます。


分かり易くどの位の雨が降るかと言えば、直立した人の上 (50cm×50cm)に30分で500mℓの水が降る感じで、出来れば出掛けたくない天気ですね。



簡単に言うと風速8mで貴方が立っている50cm×50cmの範囲に30分で缶コーヒーのロング缶(250mml)約2本分の雨が降る。



これ以上雨や風が強くなるならタクシーを呼びたくなります。


日常生活にも支障の出始める天候ですし野外のレジャー、スポーツなどは中止しましょう。



以下に降水量の目安をまとめた記事がありますので参考にしてみてください。




また、これに雷が加わると屋外に出る事自体が危険となります。対処方法についてまとめた記事もありますので、こちらもどうぞ。



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風速8mとはどのくらい? まとめ



ここまで風速8mについて解説してきましたが、外遊びには影響はあるけれど公共の交通機関には影響は無く外出を控える風速では無いようです。



ただ、たまに吹く2倍~3倍の突風には注意が必要となります。


風速8mでの突風は2倍だと16mに、3倍だと24mにもなるので、自転車やバイクに乗るのは控えた方が安全と言えます。


洗濯物は室内乾しに、ベランダの鉢植えなどは突風で倒れない対策をした方が良いでしょう。


ちなみに僕の家では風速8mの予報が出た日に屋根のテレビアンテナが壊れましたが、瞬間的に強く吹く突風によるものだと思います。


これなどは特に対策のしようはありませんが強い風が吹いた後にテレビの調子が悪くなった場合はアンテナのチェックが必要かもしれません。



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