
THE NORTH ISLAND
welcom to nature of hokkaidou
春や秋って、特に暖房も必要とせず空気も比較的に軽く感じ快適ですよね。
「こんな風な感じが年中続けば良いのに。」と思い、その時の湿度や温度を調べて気が付いたことがあります。
僕はジットリとした空気が苦手で、比較的に乾燥している空気が好きですが、それにも限度があるということ。
良く言われる理想の湿度40パーセント~60パーセントでも温度によって感じ方がビミョウに違うこと。
居住空間をあの春や秋の軽い空気の理想の環境にするのには、湿度だけを考えていては近づかないということ。
今回はそんな快適な環境に必要な湿度の考え方を以下の順で説明してゆきます。
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結論から言うと、年間を通しての理想の快適湿度は40パーセント~60パーセントで間違いありません。
実は温度により空気中に含まれる水蒸気量が変わり、気温が上がるにつれ含まれる水蒸気量の限界は高くなります。
つまり気温、10度と30度では同じ湿度でも気温の高い30度の方が含まれる水蒸気量は多くなります。
なので、同じ湿度でも夏の方が空気はジットリ感じ、冬は乾燥しているように感じます。
環境省による推奨温度は20度~28度となっていて、この辺の温度が人が快適と感じる温度の範囲と言えます。
この範囲の温度であれば、理想の湿度は40パーセント~60パーセントの湿度で快適と感じるはずです。
補足としてちょっぴりだけ書いておきたいことがあり、28度をエアコンの設定温度と勘違いされている方がいます。
これはあくまでも部屋の実温度であり、エアコンの設定温度ではありませんのでご注意を!
温度によって湿度の感じ方が変わることへの解説を詳しくしているページがあります。
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季節の気温には地域性がありますが、実温度ではなく、あくまでも快適と感じる温度と湿度です。
春と秋は特に何もしなくとも快適な日が多く、湿度や気温を気にする日は少ないと思います。
季節 | 快適温度 | 快適湿度 | 一般的な体感 |
---|---|---|---|
春 | 20℃~24℃ | 40%~60% | 快適 |
夏 | 25℃~28℃ | 50%~60% | やや暑い |
秋 | 20℃~24℃ | 40%~60% | 快適 |
冬 | 18℃~20℃ | 45%~60% | 快適 |
快適な春の気温も実は、朝と日中では温度差がありますが、快適に感じる温度は20℃~24℃位かと思います。
湿度も一般的によく言われる40パーセント~60パーセントで快適と感じるはずです。
寒冷地で朝と夜に暖房を使う場合は湿度が下がり気味になるので調整しましょう。
先ほど環境省による推奨温度は20度~28度というお話しをしましたが、25度~28度を夏の気温とし話を進めてゆきます。
僕の住んでいる北海道では28度はちょっと高いかな~という感じですが、湿度が低いのでカラッとした夏の気温です。
この場合の快適湿度は50パーセント~60パーセントと言われています。
湿度が50パーセントを切ると乾燥を感じ、60パーセントを超えるとムシムシ感を感じます。
また高い湿度はカビやダニの発生も気になるところです。
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秋も1日の寒暖差が大きい季節ですが、快適と感じる気温は20℃~24℃位かと思います。
その気温の範囲でしたら快適湿度も40パーセント~50パーセントで間違いがありません。
晩秋では暖房を使う日もありますが、湿度が下がり気味となりますので加湿を心がけましょう・
快適なことで知られる空港の冬の設定温度は20度となっていることを知っていましたか?
なので18度~20度位で考えると、冬の快適湿度は45パーセント~60パーセントということになります。
冬は暖房機を使うのでただでさえ乾燥気味な季節なのに、さらに室内の湿度は下がり気味になります。
暖房機を使う冬は加湿機などにより、湿度を下げない対策に積極的にする必要があります。
僕の住んでいる北海道の冬は就寝時も暖房はかけっぱなしなので、加湿器をフル稼働しています。
この辺の事をさらに詳しく説明している記事がありますので、こちらもどうぞ。
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ここまで、年間を通しての快適湿度は40パーセント~60パーセントというお話しをしてきました。
でも湿度は40パーセントあるのに喉がちょっとイガイガしたり肌の乾燥を感じることはありませんか?
ここではそこからもう少し進んで、快適には感じるけど自分自身にとってはどうなんだろう?というお話しをしてゆきます。
実は、喉や肌に良い湿度って部屋の快適湿度よりちょっぴり高くて55パーセント~65パーセントと言われています。
なので、快適湿度もちょっと幅を持たせて、喉や肌のコンディションに合わせて考えても良いと僕は思っています。
特に気温の低い冬は、同じ湿度でも夏に比べ空気に含まれる水蒸気量が少ないために乾燥しがちです。
喉や肌が敏感な方は、このことを頭の隅に置いて御自身のmyベスト湿度を設定してみましょう。
5パーセント位の幅を持たせる分には特に弊害はありません。
部屋の湿度を調整するのには加湿器や除湿器をつかうのが手取り早いですが、日常生活の中で手軽に出来る方法もありますので、ここではそちらを紹介してみます。
湿度を上げる。
手軽なのは、洗濯物を部屋干しする、観葉植物を置く、入浴後は浴室のドアを開け放つ、カーテンに霧吹きをする、などがあります。
僕がよくやるのは鍋などに入れた水を沸騰させるという方法ですが、思った以上の効果があります。
湿度を下げる。
部屋の湿度を下げるのには換気をする、部屋干しをしない、除湿剤を使うなどがあります。
実は湿度は上げるよりも下げる方が難しくて、現状の湿度から上げないという消極的な方法が多くなります。
積極的に行うにはエアコンの除湿機能を使ったり、除湿器を使う方法がお勧めです。
湿度の調整については上げる方法や下げる方法などの個別の記事があります。
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快適な湿度の話をしてきましたが、では逆にに不快な湿度の100パーセントと0パーセントはどんな感じなのでしょう。
まず湿度100パーセントがどのような状態かというと、大気がもう水分を含めない状態です。
つまり、かいた汗は乾かず、洗濯物も濡れたまま、窓や壁は結露が始まり体の表面もジトっとした感覚。
衣類や布団も湿気を含んだ状態、そんな感じが湿度100パーセントの世界です。
逆に、究極に乾燥した世界の砂漠の湿度ってどの位の湿度か知っていますか?
砂漠でも湿度は約20パーセントほどあります。更に乾燥した環境のドライサウナでも湿度は10パーセント~15パーセント。
実は、空気が存在する世界では湿度0パーセントという環境はありません。
なので、空気が存在しない真空の宇宙空間なら湿度は限りなく0パーセントに近いかと思います。
湿度100パーセントの環境については詳しく説明しているページがありますのでこちらをご覧ください。
ここまで、快適湿度についての説明をしてきました。
これに付いては40パーセント~60パーセントという事が、どこのホームページにも書いていますし間違いではありません。
ただこれはごくごく一般的なことでベースの部分と言えます。
喉や肌、などについてはちょっと違う快適湿度があり55パーセント~65パーセントと言われています。
喉や肌、髪などは個人差があり日々のコンディションも変わってきます。
そこで一般的な快適湿度40パーセント~60パーセントは抑えておくとして、ご自身のコンディションに合わせた快適湿度も知っておくのも悪くはありません。
この辺は多少ファジーに捉え、臨機応変に変えてもいいと思います。
基本的な快適湿度から上下5パーセントほどの揺らぎでしたら、さしたる実害もおこりません。
一般的な快適湿度40パーセント~60パーセントを参考に、ご自身にとっての快適湿度も設定に加えてみましょう
以上のことを踏まえ、出来るだけ快適な環境で過ごされることをお勧めいたします。
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