
THE NORTH ISLAND
welcom to nature of hokkaidou
春から夏にかけてのことが多いのですが、気温はさほどでもないのに、部屋の中がなんか蒸し暑いな..気温は25度、湿度計を見たら70パーセントあった。なんてことがあります。
25度は夏の間のエアコンの設定温度(ちょっと低め)な感じなので暑くはないはず。ひょっとして、これは湿度のせいか?なんかムシムシするし。部屋の湿度が70パーセントって高いのかな?
高いとしたら、カビやダニ、その他の害虫のことも気になります。長い時間を過ごす空間なので、体に良くない環境なのは困ります。
そんな部屋の湿度70パーセントってどういう状態なのか。改善しなければならないのなら、どんな方法があるのかを以下の内容で説明してゆきます。
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まずは現状把握が大切です。
ちなみに気温25度で湿度70パーセントの1m四方の空気中には大サジ1.5杯(約24ml)の水分が含まれています。
と言われても全くピンときませんね。
ちょっぴり湿っぽいけどまだまだ余裕な感じ?いや、ひょっとして危機的状態なのかな?
皆さんご承知のとうり空気中には水分が含まれますが、これ以上もう含めないよ限界!
という状態を湿度100パーセントと言います。
これを超える水分はもう空気に溶け込むことが出来ず窓に水滴として付いたり、壁を濡らしたりします。勿論、布団もジットリです。
では100パーセントいっぱい!いっぱい!では無いけれど、7割方は水分を含んじゃったよ。という状態が湿度70パーセントと言う事です。
ってことはあと30パーセントの余力がありますね。
でも、言い方を変えれば...
部屋中湿気でベトベト、窓に結露で布団もジットリの状態になるまでの余力は30パーセントしか無い!
という危機的状況です。この余力は最低でも40パーセント以上は欲しいところです。
30パーセントの余力は洗濯物を部屋干ししたり、お風呂場の水蒸気が部屋に入り込んだりで、どんどん減ってゆきます。
ということは部屋の湿度は70パーセントから80パーセントと上がって行き、湿気でベトベトの状態にどんどん近づきます。
洗濯物も生乾きな臭いが付き、もう一度洗わなくちゃいけないかも!
しかも!
部屋の湿度が60パーセントを超えるとカビが生えやすくなります。そうするとチャタテ虫が発生、今度はそれを食べるダニも湧いてきます。
さらに事態は悪い方に転がり始め、あまり害はありませんが超絶不気味な紙魚も発生。とても安らげる環境ではなくなります。
これが衝撃的な湿度70パーセントの部屋の状況ということになります。彼氏の部屋に遊びに行っても、これじゃーとても長居をする気になれませんね。
ザックリと現状を把握出来たところで、次の章では理想的な部屋の湿度のお話しです。
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先ほど話した空気中の水分ですが、これは温度によって変わってきます。
温度が高ければ沢山の水分を含むことが出来て、温度が低いと含まれる水分は少なくなります。
『冬は何となく乾燥しがち。』
という感覚は空気に含まれている水分が少ないため、肌から水分がドンドン逃げてゆくのでそう感じているのです。
逆にに夏の気温だと空気は冬より多くの水分を含むことが出来るので
『なんか蒸し暑い。』と湿度を感じます。
そんなんで、季節により理想の湿度は微妙に違います。
春は夏と冬が同居しているような季節です。
日中は初夏のような陽気なのに、日が陰り夕方になると気温が一桁まで急降下で冬のような寒さになる日も珍しくありません。
春は室温を24度くらい、湿度を40%以上に保つことで快適に過ごせます。寝室も室温と同じ環境にすることで快適に眠れます。
夏の室温が28度~30度とした場合の理想の湿度です。
50パーセント以下になると乾燥が始まり、60パーセント以上になるとカビが心配です。また同じ温度でも湿度が高いとジメジメして暑く感じ、湿度が下がるだけで涼しく感じます。
寝室は若干気温を下げて室温26度、湿度50パーセント~60パーセント位がぐっすりと眠れるはです。
エアコンを使わなくても部屋の中が気持ちよく理想的な温度と湿度になるのが秋です。
でも冬ほどではありませんが秋も乾燥し易い季節です。また秋の長雨は思わぬほど湿度が上がったりもしますが、おおむね自然のままの温度、湿度で快適に過ごせます。
湿度50パーセント~60パーセントから大きく外れていたら調整する。みたいな感覚があれば十分です。
冬の場合の室温が18度~20度とした場合の理想の湿度はこうなります。
気温の低くなる冬は空気に含まれる水分が他の季節より少なくなるので黙っていても乾燥しがちです。ただでさえ乾燥するのに、暖房を使うと湿度は急降下!
湿度が40%以下になると、インフルエンザウイルスの生存率が高くなることは良く知られています。
加湿器などを使い効率よく湿度を保ちましょう。
理想的な部屋の湿度については別ページでも詳しく説明しています。
日本には四季があり、季節やその日の天候にもより外の温度や湿度は目まぐるしく変わります。
黙っていては部屋の環境もその変化に引っ張られていくので快適湿度を維持するのには工夫が必要です。
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では70パーセントある部屋の湿度を理想の湿度60パーセント以下にどう下げるかのお話しです。
10パーセント強なのでさほど難しいことは無いと思いますが、その前に確認したいことがあります。
『本当に部屋の湿度は70パーセントあるのか?』
外壁に面した壁に壁掛けタイプの湿度計をかけてたり、加湿器の近くに置いてあると実際の湿度より高くなります。場所を変えて何か所かで測ってみて下さい。
それでも「やっぱり部屋の湿度が70パーセントあるわ」という方は、これから説明する幾つかの方法を試してみましょう。
その効果も5段階で表してみました。
湿度を下げるコツはひとつの方法ではなく、複数の方法を使うことにより効果が大きく出ます。
効果 ★★★
洗濯物の部屋干しなどをして部屋の中に湿気がこもっている場合はまずは換気をしましょう。
窓を開けたり、換気扇を回すなどして換気をすると一気に部屋の中の空気が入れ替わりリフレッシュすると同時に湿度も下がります。
ただ霧や雨で外気の方が湿度が高い場合はこの方法は使えません。
効果 ★★★★
除湿器の場合はエアコンの付いていない部屋でも持ち運んで使えるので便利です。
部屋干しをするなら適応サイズよりワンサイズ大き目の規定のものを選べば除湿も出来るし、洗濯物も良く乾きます。
なにより外が霧だろうが、雨だろうが関係ありません。
効果 ★★★★★
まぁ、この方法が一番手っ取り早く即効性があると思います。
エアコンの除湿機能は強力です。温度も管理が出来て、単体で除湿も出来る。これ以上便利なものはありません。
ただ、エアコン独特の体の冷えや乾燥には注意が必要です。
効果 ★★★
雨などの湿度の高い日に洗濯物を部屋乾しするとテキメンに湿度が上がり、湿度70パーセントの世界に突入してしまいます。
これが原因で湿度が上がっている場合は洗濯物は部屋干しせずにコインランドリーで乾燥機をかけてしまうのも手です。
どうしても部屋干ししたいのなら、除湿器やエアコンの除湿機能を使うと湿気をためないで済みます。
効果 ★★
湿気はタンスなど大きな家具の裏に溜まりやすいので、出来れば家具を壁から5cm前後離したいところです。手持ちの掃除機のアダプターが入る隙間にしておくと掃除も出来ます。
また押し入れやシューズボックスなど収納場所にも湿気が溜まりやすいので除湿剤を置いておくと良いと思います。
『気が付いたら靴にカビが!なんてことも防げます。』
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一時期話題になった方法ですが原理は簡単です。
キンキンに冷えたビール瓶を置いておくと瓶の表面が結露して水滴がつきますよね。
これ、瓶に接していた空気中の湿気が冷やされて水滴となったものなので、その分空気の湿度は下がることになります。
それを予め中の水を凍らせたペットボトルでやってしまおうという方法です。
ペットボトルは500m㍑か1㍑のものを数本と結露した水が垂れてくるので、水受けの容器かウエスが必要になります。
大きな部屋全体の湿度を下げるのは難しいけど、寝室の枕元なんかに置くといいかな?という印象で試したところ確かに実感することが出来ました。
エアコンのように乾燥しすぎるすることもなく、自然の涼しさと湿度の低下を感じられます。
【除湿力】凍ったペットボトルでエアコンの5倍除湿できるは本当か?梅雨のじめじめ解消できるか検証!
ちょっとセンセーショナルなタイトルの動画を見つけたので紹介します。
梅雨の時期などちょっと湿っぽいなと感じたら湿度が70パーセント近くまで上がっています。
その状態がしばらく続くと気色が悪いことに湿気が溜まる場所にカビが生え害虫も湧いてきます。
70パーセントを60パーセント以下にするのはそう難しくはありません。
換気をしたり、洗濯物の部屋干しを控えたり、除湿器やエアコンを使うと設定した湿度に手軽に合わせられ便利です。また家具の置き方など工夫することで湿気が溜まり難い部屋にもなります。
あ!そもそも論として湿度計を部屋に置いてない方、これを機会に湿度計を買ってこまめに部屋の湿度を計ってみましょう。
なんか蒸し暑いと思ったら湿度が70パーセント以上あったわ。なんてことになるかもしれません。
部屋の湿度として70パーセントはちょっと高いです。
僅かな工夫で快適に過ごせる部屋になりますので、是非工夫してみて下さいね。
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