
THE NORTH ISLAND
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人が快適に感じる湿度は40パーセント~60パーセントと言われています。
その快適湿度ど真ん中の50パーセントってどんな感じなのでしょう?
また何が要因で快適と感じるのでしょう。
そんな湿度50パーセントの状況を温度や不快指数などを調べ分析してみました。
また「快適湿度とはいうけれど冬は乾燥しないの?」
「カーテンや押し入れにカビが生えちゃったけど。」
そんな声も少なくない湿度50パーセント。
今回は、そんなところの原因や解決策も以下の項目で詳しく解説しています。
目次
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理想的な快適湿度ど真ん中の湿度50パーセントって、いったいどんな状態なのでしょう。
大気には、それに含まれる水蒸気(水分)には限界があります。
限界まで含んで、もう水蒸気を含めなくなった状態を湿度100パーセントと言います。
ちなみに含めなくなった水蒸気は大気中のチリに付着して霧となります。
では100パーセントまでではないけれど、その5割まで水蒸気を含んじゃったよ!
その状態が湿度50パーセントと言います。
まず、ここを頭の隅に抑えておくとして。
湿度の体感は温度でも変わるのですが、この湿度50パーセントは人が生活出来うる温度内では、ほぼ不快を感じることのない湿度です。
慎重派のアオイ
つまり四季を通じて湿っぽくもなく、乾燥を感じることもないベストな湿度ということが出来ます。
この湿度の感じ方は温度によって変わるということは以下のページでも詳しく説明しています。
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人が快適と感じる湿度は一般的に40〜60パーセントとされていますが、そのちょうど中間にあたる湿度50パーセントは、実際の暮らしの中でどれほど心地よいのでしょう?
季節ごとの気温や不快指数とあわせて見ることで、湿度50パーセントがどのような体感につながるのかが見えてきます。
ここでは春夏秋冬それぞれの気温と湿度50%の組み合わせをもとに、その快適さを解説します。
■ 春の気温での湿度50パーセントの快適さ
春の気温は15℃〜20℃前後と穏やかで、湿度50パーセントパーセントとの組み合わせはとても快適な環境をつくります。
不快指数に換算すると58〜65程度となり、「肌寒い〜心地よい」と感じるゾーン。
軽めの上着を羽織るだけで快適に過ごせ、屋外での活動や運動にも適しています。
常識派のサトシ
また、湿度が低すぎないことで肌や喉の乾燥も防げ、春の花粉時期でも室内の空気が安定しやすくなるのもメリットです。
■ 夏の気温での湿度50パーセントの快適さ
夏は地域にもよりますが、平均気温が25℃〜30℃ほど。湿度50%なら、不快指数は71〜78程度となり「暑くない〜やや暑い」の範囲に収まります。
ムシムシとした蒸し暑さを感じにくく、エアコンなしでも過ごせる場面も。
慎重派のアオイ
洗濯物が乾きやすく、室内の空気もカラッとしているため、快適な暮らしやすさを感じやすいのがこの湿度の魅力です。
■ 秋の気温での湿度50パーセントの快適さ
秋は年間を通じてもっとも快適と言われる季節。
気温は20℃前後が多く、湿度50%なら不快指数は65前後で「心地良い」とされるゾーンに入ります。
空気が澄んで活動もしやすく、スポーツや行楽にもぴったり。
常識派のサトシ
肌や喉にもやさしく、室内の乾燥や結露の心配も少ないため、暮らしやすさのバランスがとれた時期といえます。
■ 冬の気温での湿度50パーセントの快適さ
冬は気温が低くなるぶん、大気中に含める水分量が減り、同じ湿度50%でも乾燥ぎみ感じることがあります。
しかし、室温が20℃前後であれば湿度50%は喉や肌にとって理想的な状態。
慎重派のアオイ
特に加湿が難しい冬場では、この湿度を保つことで健康リスクの軽減にもつながります。
加湿器や室内干しでの湿度維持が快適な冬の暮らしの鍵になります。
湿度50%は一般的に快適とされる数値ですが、冬場は少し事情が異なります。
気温が低いと空気中に含まれる水蒸気の絶対量が減るため、同じ湿度でも実際の水分量は少なくなります。
たとえば室温20℃で湿度50パーセントなら問題ありませんが、15℃以下になると、肌や喉が乾燥しやすくなってきます。
さらに暖房を使用することで空気が急激に乾燥し、湿度が下がることも。
加湿器を使っていても、部屋の上部と下部で湿度に差があることも多く、特に顔の高さでは乾燥を強く感じるケースもあります。
快適さを保つには、湿度の数値だけでなく、室温とのバランスを見ながら調整することが大切です。
* 湿度調整の対策なども含め、理想的な部屋の湿度と温度については詳しく説明しているページがあります。
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不快指数とは、アメリカで考え出された概念で、暑さ寒さを数量的に表した指数です。
不快指数が77になると 65パーセントの人が不快と感じ、85では 90パーセント以上の人が不快を感じると言われています。
要因は温度、湿度で、風の要素が加わると体感は若干変わりますが、湿度50パーセントにおける不快指数は低めです。
温度℃ | 湿度% | 不快指数 | 体感 |
---|---|---|---|
0 | 50 | 39.2 | 寒い |
5 | 50 | 45.7 | 寒い |
10 | 50 | 52.2 | 寒い |
15 | 50 | 58.7 | 肌寒い |
20 | 50 | 65.3 | 心地いい |
25 | 50 | 71.8 | 暑くない |
30 | 50 | 78.3 | やや暑い |
35 | 50 | 84.8 | 暑くて汗が出る |
40 | 50 | 91.4 | 暑くてたまらない |
不快指数は次の式で計算出来ます。
0.81×気温+0.01×相対湿度(0.99×気温-14.3)+46.3
快適湿度ど真ん中の50パーセントでも、勿論それは人が生活するのに支障の無い温度の範囲内での話ということになります。
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湿度は数値で示されるため、つい「50パーセントだから快適」と機械的に判断してしまいがちです。
しかし、実際の快適さは湿度だけで決まるわけではありません。
たとえば気温が低い冬の室内で湿度50パーセントでも、暖房によって空気が乾燥し、喉や肌に不快感を覚えることがあります。
一方で、夏の同じ湿度でも気温が高ければ蒸し暑く感じることもあります。
つまり、人の感じ方は温度や風通し、日差しなど周囲の環境条件によって大きく左右されます。
加えて、個人差やその日の体調によっても湿度の感じ方は変わります。
「湿度が50パーセントだから大丈夫」と安心しきるのではなく、自分自身の体感や過ごしやすさを基準に判断することが大切です。
湿度計の数値はあくまで目安。
常識派のサトシ
肌がカサつく、喉がイガイガする、洗濯物が乾きにくい、などの感覚的なことにも気を配り、体感に合わせた調整をしていくことが、快適な暮らしへの第一歩です。
ただ、あまり神経質になり過ぎても疲れてしまいますので、快適だからこれで良いか~みたいに僕はファジーに捉えるようにしています。
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湿度50パーセントは数値としては理想的な快適湿度とされていますが、実際の暮らしの中ではどのような影響があるのでしょう。
特に気になるのが髪のまとまりや洗濯物の乾きやすさなど、日々の生活に直結するポイントです。
ここでは、湿度50パーセントが私たちの暮らしにもたらす実際のメリットや注意点について、具体的に見ていきます。
基本的に湿度が50パーセント程でしたら、セットした髪が膨らんでまとまりがなくなるなどの心配は要りません。
慎重派のアオイ
それでも朝は晴れていたのに帰りは雨でグッと湿度が上がっちゃったという日はあります。
通常髪の水分量は10〜15パーセントなのですが、元々髪は水分を吸いやすい性質があります。
雨が降って湿度が上がると、髪は湿気を吸って内部の水分量が30パーセント近くなり、膨張してまとまりが無くなります。
朝にブローしたり、巻いたりしても雨の日はすぐとれてしまうのはこれが原因なんです。
ダメージがある髪は乾燥している状態なので、健康な髪より水分を吸いやすくなります。
オイル系のトリートメントや、ストレートパーマをかけることで湿度が気になり難い髪質になります。
梅雨の時期である6月~7月は湿度も上がりがちなので、その時期の外出は上のような対策が必要かと思います。
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何の心配も無く、屋外、屋内を問わず洗濯物はパリッと乾きます。
室内温度25度で湿度50パーセントでしたら、ストレスなく洗濯物は乾きます。
ただ、部屋乾しの場合は簡単に室内の湿度が上がるため、乾す前は50パーセントだったのに、乾し始めたら60パーセントを超えちゃったなんてことも起きてきます。
60パーセントを超えると洗濯物は途端に乾きが遅くなるので注意が必要かもしれません。
とは言え理想の湿度50パーセントの環境です。
常識派のサトシ
部屋を換気したり、軽くエアコンの除湿機能を使うだけで何の問題もなく洗濯物はパリッと乾くはずです。
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「湿度50パーセント」と聞くと、多くの人が「理想的で快適な湿度」と感じるのではないでしょうか。
確かに、一般的に快適とされる湿度は40~60パーセント。
その真ん中の50パーセントは、乾燥もせず、ムシムシ感も少ない理想的な状態です。
ところが、この快適湿度でも油断は禁物。
慎重派のアオイ
家の中には「湿度50パーセント」とは限らない場所が意外と多く、気づかないうちにカビの原因になっていることもあります。
ここでは、そんな「意外な落とし穴」に注目し、場所ごとの湿度差やカビが発生しやすい原因、そして有効な対策方法について詳しく紹介していきますね。
部屋の湿度はバッチリ50パーセントなのに押し入れやカーテンにカビが生えちゃった!
理想の湿度のはずなのに何で?
実はここに落とし穴があるのですが、湿度50パーセントなのは湿度計が置いてある場所の湿度なんです。
押し入れの隅や窓際のカーテンの場所の湿度はもっと高い場合があります。
これは温度差によることが多いのですが冬の窓際や押し入れはリビングより気温が低く結露し易くなります。
さらに水蒸気を含んだ空気は、寒い所へ移動する性質があるので、温度の低い場所では更に湿度が上昇してカビが発生し易くなります。
常識派のサトシ
特に断熱性の低い住宅の場合は、家の中での温度差が大きくなるために、この傾向が高いようです。
これを防ぐためには、換気や除湿などで家中の温度差を少なくして、湿度もコントロールする事が必要となります。
湿度調整の対策なども含め、理想的な部屋の環境については詳しく説明しているページがありますので合わせてご覧ください。
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部屋の湿度が50パーセントであっても、住空間のすべてが同じ湿度で保たれているとは限りません。
特に窓際や押し入れ、カーテンの裏側といった空気が滞留しやすく温度が低くなりがちな場所では、思いのほか湿度が高くなっていることがあります。
これは「場所別湿度差」と呼ばれる現象で、見た目には分からない湿度の偏りが、カビの発生原因になることもあります。
たとえば冬場の窓際では、室内の暖かく湿った空気が冷たいガラス面で冷やされ、結露が発生しやすくなります。
この結露が長時間放置されると、水滴が溜まり、周辺の湿度が急上昇。やがてカビが生える原因になります。
同様に押し入れの奥やカーテンの裏も、空気の流れが少ないため湿気がこもりやすく、カビが繁殖しやすい環境です。
慎重派のアオイ
さらに断熱性の低い住宅では、外気温との温度差が大きくなり、結露や湿度の偏りが起きやすい傾向にあります。
これを防ぐには、場所ごとの湿度や温度の差を意識し、定期的に換気を行ったり、除湿剤を置いたりすることが重要です。
湿度計で全体の湿度が50パーセントでも、カビが気になる場所は個別に対策をする必要があります。
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湿度50パーセントは快適とされる数値ですが、場所によって湿度差が生じるとカビが発生しやすくなるのは先ほど説明しました。
そこで重要なのが、日常的な対策で、以下に効果のあるものを3つほど挙げておきます。
・こまめな換気
まず基本となるのが「換気」です。1日2回、5〜10分ほど窓を開けるだけでも空気の流れができ、湿気がこもりにくくなります。
特に雨の日や洗濯物を室内に干した日は、意識的に空気を入れ替えましょう。
・断熱対策
冬場は窓際の温度が下がりやすく、結露が発生する原因となります。
断熱シートや厚手のカーテンを利用することで、室内との温度差をやわらげることができます。
また、窓の下部に結露吸水テープを貼るのも効果的です。
・除湿グッズの活用
さらに「除湿グッズ」の活用もおすすめです。
押し入れやクローゼットには備長炭やシリカゲル入りの除湿剤を設置し、定期的に交換することで湿気をコントロールできます。
電気式の除湿機を使用すれば、より安定した湿度管理が可能になります。
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こうした工夫を組み合わせることで、たとえ湿度50パーセントという理想的な環境でも、カビのリスクを最小限に抑えることができます。
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湿度50パーセントは四季を通じて殆どの気温で快適です。
人が快適に感じる湿度は40パーセント~60パーセントと言われていて、そのど真ん中です。
日常生活において何の心配もいりません。
冬でも乾燥を感じることもなく、肌や髪にもストレスがかからない湿度といえます。
ただ1点注意したいのは、本文中でも触れましたが湿度計が置いてあるリビングは湿度50パーセントなんだけど、窓際や押し入れの隅は温度が低く湿度が高くなっている場合があります。
そのような場合は結露などが発生し易くカビの心配があります。
換気や送風などで屋内の場所による温度差を少なくすることで、殆どの場合は解決できます。
そんなこともありますが、湿度50パーセントは理想的な快適湿度です。
これを機会に、湿度や温度に今までよりはちょっとだけ気を配り、快適な環境で過ごしましょう。
以下に他の湿度の記事もリンクしておきましたので参考にしてみて下さい。
🔗 湿度が快適なのはどのくらい?温度も含めた適正湿度はこれだ!
🔗湿度10・20・30パーセントは乾燥注意!体への影響と対策とは
🔗湿度40パーセントは本当に快適?乾燥リスクと体への影響を徹底解説!
🔗湿度60パーセントの暮らしってどう?体感・カビ・快適度をチェック
🔗湿度70パーセントって体感的にはどれくらい?状況に合わせて見定めよう
🔗部屋の湿度70パーセントは高い?春夏秋冬の最適湿度を見てみよう
🔗湿度80パーセントの体感ってどんな感じ?熱中症の厳重警戒レベルです!
🔗湿度90パーセントの体感 それって雨、暑い、髪の毛はどうなる?
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