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湿度90パーセント

湿度90パーセントの体感 それって雨、暑い、髪の毛はどうなる?


湿度90パーセントってかなり湿度が高く、不快指数も高めの印象です。


湿度が上がると、その体感温度も上がることは良く知られていますので、暑い季節なんはかなりキツそうです。


湿度がそこまで上がると暑いだけではなく髪への影響もかなり気になります。


それではどんな時に湿度は90パーセントまで上がるのでしょう?思い浮かぶのは梅雨や雨の日...


そんな印象ですが、実は湿度が上がるのは雨だけではないんです。


今回はそんな湿度90パーセントを以下の項目で解説してゆきます。


  1. 1. 湿度90パーセント!これって体感的にどんな感じ?
  2. 2. 湿度90パーセントの不快指数を見てみましょう。
  3. 3. 雨の日の湿度は90パーセントまで上がる?
  4. 4. 湿度90パーセントになったら髪の毛にはどう影響する?
  5. 5. 寝室が湿度90パーセントだったらどうなる?
  6. 6. 部屋の中はいつも快適に!湿度調整をしましょう。

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湿度90パーセント!これって体感的にどんな感じ?


まずは湿度90パーセントが気象学的にどういう状態なのかを理解しましょう。


大気に含まれる水蒸気量(水分)には限界があって、その限界まで水分を含んだ状態。


それを湿度100パーセントと言います。


これを超える水分は、空気溶け込むことが出来ず視覚化し、眼に見える霧や結露となります。


では100パーセントの限界点じゃないけれど。限界の9割まで水分を含んだ状態。


その状態を湿度90パーセントと呼びます。


けっこうジットリ感満載ですが、まずこれを抑えておきましょう。



実はこの大気に含まれる水蒸気量(水分)の限界は気温によって大きく変わってきます。



気温が高ければ多くの水分を含め、気温が低くなるにつれ含まれる水分の限界も低くなります。


そのため同じ湿度90パーセントでも気温によって感じ方がビミョーに変わってきます。



これは湿度と温度の関係性によって不快度が変わるためなんですね。このあたりはより詳しく以下の記事にて説明しています。



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湿度90パーセントの不快指数を見てみましょう。


不快指数とはアメリカで考えられた概念で、気温と湿度から、快適さ、不快さを、数字で分かり易く表したものです。



数値が70を超えたあたりから不快と感じる人が増え、75以上で約半数の人が不快と感じ、80を超えるとほとんどの人が不快と感じるようになります。



風の要素が加わるとまたちょっと体感は変わりますが、湿度90パーセントにおける不快指数を温度別に表にしてみました。



温度℃ 湿度% 不快指数 体感
0 90 33.4 寒い
5 90 41.9 寒い
10 90 50.4 寒い
15 90 58.9 肌寒い
20 90 67.5 心地良い
25 90 76 やや暑い
30 90 84.5 暑くて汗が出る
35 90 93 暑くてたまらない
40 90 101.5 暑くてたまらない

不快指数は次の式で計算出来ます。


0.81×気温+0.01×相対湿度(0.99×気温-14.3)+46.3


湿度90パーセントでは気温が高くなってからは、実際より暑く感じるので不快指数も高くなるのが目立ちます。


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雨の日の湿度は90パーセントまで上がる?


雨の日は湿度も高く簡単に湿度は90パーセントになりそうなイメージです。


ですが曇りの日や霧雨程度でも湿度が高くなる場合もあります。


下の画像は川崎市の気象予報ですが、予報は雨で湿度は確かに90パーセントを超えています。



注目してほしいのは11日の午前3時の予報は曇りで雨が降っていないにも関わらず湿度が上がって100パーセントになっていることです。



これは恐らく、湿度は日中と変わらなかったけれど真夜中に気温が下がり、大気に含まれる水蒸気量の限界が下がったことにより一時的に湿度が上がったと想像が出来ます。


確かに雨の日は湿度が上がり90パーセントになり易いけれど、雨が降らなくても気温によって湿度が上がることも有ると言う事ですね。


湿度90パーセント

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湿度90パーセントになったら髪の毛にはどう影響する?


髪内部の水分量が10パーセントを超えると髪は膨らみすくなると言われています。


これは外気の湿度が50パーセントを超えると起こる水分量ですのでけっこう頻繁にありそうです。



ということは湿度が90パーセントもあれば、しっかりスタイリングしても髪は広がったり、うねりが出たりということが当然起きてきます。



日常生活で湿度が上がり易いのは雨の日や満員電車の中、梅雨の期間などでしょうか。


雨が降らなくても、満員電車の中の湿度は90パーセント近くに達したというデータもあります。


また面白いところでは、湯気がたつ温かな飲み物を飲むときの前髪付近の湿度も80パーセント以上に上がることも有るそうです。


湿度が高くなると、湿気(水分)はキューティクルを通って毛髪内部に進入してきます。


ダメージを受けている髪は、外気の水分を吸いやすく広がったり、癖毛が出たり、人によってはペタンコになったりします。


キューティクルを健康に保つためには洗髪後、濡れたまま放置せずに、しっかり乾かすことが重要です。


乾きやすい毛先は最後に、ロールブラシを使って根元からキューティクルを整えるように乾かすと仕上がりも良くなります。


また、オイルやクリーム、トリートメントなどの整髪剤で髪をコーティングすることも特に効果があります。


イメージ的には膜を張って、湿気(水分)が入り込むのをガードするといった感じです。


普段の対策としては、傷んだ髪のケアはしっかりすること。



髪に優しいシャンプーやトリートメントを使い、洗い方を見直すのも有効です。



元々、湿気を吸いやすい髪質の方もワックスなどの、硬めのスタイリング剤を使うと良い結果が得られるようです。


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寝室が湿度90パーセントだったらどうなる?


これは一番考えたくない状況ですね。


寝室内の湿度が90パーセントということは、窓や壁は結露をしているかもしれません。



そんな状況でしたら家具の裏や、押し入れの中のカビも心配です。



布団はシットリと湿っている感じでしょうか。


この状態でしたら濡れているものは永遠に乾きません。



ただ、この時に確認しなければいけないのは本当に部屋の湿度は90パーセントあるのか?ということです。



部屋の湿度は均一でないことが多いので、湿度計がある場所だけが何かの原因で湿度が高くなっていることもあります。



部屋の数か所で湿度を計ってみて、それでも湿度が90パーセントあるようでしたら、まずは窓を開け放って換気しましょう。


その後は部屋の湿度が上がり過ぎないような、何かしらの計画をじっくりと考える必要があります。



高い湿度で過ごした部屋の寝具は要注意。



湿度管理と合わせて、一度ふとんの中綿にいる「ダニ・ダニの死骸・ダニのふん」などしっかりクリーニングして清潔な状態で休みたいですね。



清潔に保たれた寝具は気持ちがいいもので、布団などかさばるものは寝具専門の「宅配クリーニング」が便利です。



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部屋の中はいつも快適に!湿度調整をしましょう。


湿度が90パーセントだとカビやダニの発生も気になります。湿度を下げましょう!


四季を通しての理想的な湿度は40パーセント~60パーセントです。この範囲内になるように工夫しましょう。



部屋の湿度を下げる

一番効果があるのはエアコンの除湿機能や除湿器を使う方法ですが、洗濯物の部屋干しをやめるだけでも効果はあります。


また屋内の湿度は均一ではないので、扇風機やサーキュレーターで屋内の空気を循環させて均一にしてあげるのも有効ですし、さらに窓を開けて換気をしてあげると完璧です。


その他の押し入れやシーズボックス内などは湿気が溜まり易いので除湿剤などの小物で除湿するのが良いと思います。



部屋の湿度を上げる

一番手っ取り早いのが加湿器で湿度を上げるのですが、湿度が下がりやすい冬の洗濯物は屋内で乾すなどは効果があります。


また洗濯物の無い日は水が滴らない程度濡らしたバスタオルを乾したり、観葉植物をおくだけでも部屋の加湿になります。


直接的なものでは乾燥を感じたら霧吹きをふくなども効果があります。



湿度調整の対策なども含め、理想的な部屋の湿度については詳しく説明しているページがあります。



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湿度90パーセントって体感的にはどれくらい? まとめ


大気にこれ以上水分は含めません!というところの9割まで水分を含んだ状態。それを湿度90パーセントといいます。


という事は、限界までの余力は10パーセントですので洗濯物も乾きませんし、一度搔いた汗も乾きません。



人が生活していく上での環境で湿度90パーセントは湿度が高過ぎで不快指数も高く、けっこうキツイです。



当然、髪にもいい影響はなく、出掛ける前にしっかりスタイリングしても膨らんだり、潰れたりと崩れることが往々にしてあります。


普段の対策としては、傷んだ髪のケアはしっかりすること。これにつきます。


屋内の湿度が90パーセントに達した場合は更に深刻です。


カビやダニの発生も気になり健康上よくありませんので、エアコンや除湿器などで湿度をコントロールしましょう。



屋内の湿度の目標は40パーセント~60パーセントです。



これは人が生活していく上での理想の湿度でもありますので、何とかコントロールして快適に過ごしたいですね。




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