
THE NORTH ISLAND
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僕の家は冬になって暖房を使うと室内の湿度はあっという間に急降下します!
気を付けていないと20パーセント台までは直ぐに下がってしまいます。
特に僕の住んでいる北海道は、外が-10度でも室内は半袖で過ごせる温度まで上げて、アイスクリームを食べるという風習があります。
それほど室温を上げるということなのですが、これが湿度の低下を招くんですね。
実は、室温を上げると同時に加湿もしないと、屋内の湿度はどんどん下がっていきます。
気が付くと鼻の奥がなんとなく違和感を感じるほど...これって、健康上あまり良く無さそうですよね。
滅多にないとはいえ、湿度10パーセント近くになることもあります。
今回はそんな湿度10パーセント、20パーセント、30パーセントの世界と、低湿度になる事のデメリット。
それと、効果的な湿度の上げ方などを、以下の内容で解説してゆきます。
目次
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湿度の数値を見ても、いまひとつピンとこないことって多いですよね。
たとえば「湿度10パーセント」と聞いても、それがどれほど乾燥しているのか想像しづらいものです。
でも実際にそのレベルになると、肌はカサつき、喉もイガイガしてきて、静電気も起こりやすくなります。
場合によっては風邪やインフルエンザのリスクも高まるため、油断はできません。
慎重派のアオイ
この章では、湿度10・20・30パーセントがどの程度の乾燥状態なのかを具体的に紹介していきます。
最後に「相対湿度」についても触れますが、まずは数字ごとの体感レベルをイメージしてみてください。
僕が住んでいる北海道の冬は黙っていても湿度が下がるうえに暖房も使いますので、湿度はかなり下がります。
そのような環境でも湿度が10パーセントまで下がることは滅多にありません。
それほど湿度10パーセントというのは、想像以上に過酷な乾燥状態です。
たとえば、洗濯物を部屋に干せばあっという間にパリパリになり、肌は突っ張り、喉もすぐに乾いてしまいます。
体感としては、体の水分がみるみる失われていく感覚ですね。
静電気が頻繁に起こるのもこの湿度帯の特徴で、カーペットを歩くだけでパチッとくることも少なくありません。
常識派のサトシ
また、ウイルスが活性化しやすい環境でもあるため、風邪やインフルエンザにかかりやすくなるリスクもあります。
人によっては、鼻の中が乾きすぎて鼻血が出ることもあるようです。
日常生活ではなかなか体験しないような極端な乾燥であり、加湿や保湿などの対策が不可欠なレベルといえます。
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航空機の中って意外と乾燥していて湿度に弱い電子機器の為に、湿度は20パーセントに保たれているそうです。
そう言えば、頭の上の送風機を回すと妙に鼻の奥が乾燥して痛くなった記憶があります。
勿論、この湿度20パーセントの環境が人の体に健康上良い訳も無く、一刻も早く保湿したいところです。
慎重派のアオイ
屋内でも暖房にエアコンやファンヒーターを使っていると空気は乾燥し続け、20パーセント台になることは珍しくありません。
ここまで湿度が下がると、肌は粉をふいたようにカサつきやすくなり、手や唇がひび割れることもあります。
喉も乾燥しがちで、朝起きたときに違和感を覚える人が多くなるのもこの湿度帯です。
また、空気中の水分が少ないことでウイルスの飛沫が長時間浮遊しやすくなるため、風邪やインフルエンザの感染リスクも上がってしまいます。
加えて、木製家具や床が軋んだり、静電気が発生しやすくなるといった住環境への影響も無視できません。
湿度20パーセントは一見そこまで危険に思えないかもしれませんが、実際は体や住まいにとってかなりの乾燥レベルと言えるでしょう。
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湿度30パーセントになると、空気の乾燥をはっきり感じる人もいれば、「ちょっと乾いてるかな」程度にしか思わない人もいます。
一般的には、快適さの目安とされる湿度40〜60パーセントを下回っているため、肌や喉にじわじわと影響が出始めるレベルです。
特に敏感肌の人や、アレルギー・喘息などを持つ方にとっては、この湿度でも乾燥による不快感や症状の悪化が起こりやすくなります。
また、静電気が発生しやすくなったり、観葉植物の葉先が枯れてくるなど、暮らしの中の小さな異変も出てきます。
さらに注意したいのは、室温が高いと体感的な乾燥が進みやすいという点です。
エアコンの暖房を使っている室内では、湿度30パーセントでもかなり乾いた印象を受けることがあります。
この湿度帯では油断せず、加湿を意識した対策を始めたほうが安心です。
常識派のサトシ
ここまで主に湿度にフォーカスしてお話ししてきましたが、実は温度によっても状況はかなり変わってきます。
* この辺をもう少し掘り下げて知りたいという方は、以下のページで詳しく説明しています。
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最後に湿度の基本をちょっぴり説明したいと思います。
湿度という言葉はよく耳にしますが、その多くは「相対湿度」を指しています。
相対湿度とは、ある気温において空気中に含まれている水蒸気量が、その温度で最大限に含める水蒸気量に対してどのくらいの割合かを示したものです。
慎重派のアオイ
たとえば、気温20℃で空気が本来100パーセントまで水蒸気を含める状態のところ、実際に50パーセントしか含まれていなければ、相対湿度は50パーセントとなります。
まず、一般的に天気予報などで聞かれる湿度50%は、相対湿度と呼ばれる数字です。
空気中には気温ごとに水蒸気を含むことが出来る量の限界(飽和水蒸気量)が決まっていて、その限界までのうち何%含んでいるかを示しています。
つまり、相対湿度は空気中に含まれる【水蒸気の割合】を表しています。
気温30℃と15℃の場合では、同じ相対湿度でも水蒸気量が変化することになります。
引用元 ウェザーニューズ
この数値は、気温によって大きく変動します。
同じ水蒸気量でも、気温が上がると空気の容量が増えるため相対湿度は下がり、逆に気温が下がれば相対湿度は上がるという関係です。
つまり、冬場に湿度が低く感じるのは、気温が下がることで空気が含める水分の量が少なくなってしまうからなのです。
体感としての「乾燥しているかどうか」は、この相対湿度によって左右されているといってもいいでしょう。
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湿度が下がると、なんとなく「乾燥してるな」と感じることはあっても、それが身体や生活にどんな影響を与えているのか、詳しく考える機会は少ないかもしれません。
でも実は、湿度の低さは思った以上にいろいろなところに影響を及ぼします。
喉や肌の乾燥といった日常的な不快感はもちろん、ウイルスが活性化しやすくなることや、静電気、さらには木造住宅へのダメージにつながることもあります。
この章では、湿度が10〜30パーセントと低い状態が続いたとき、私たちの体や暮らしにどんな変化が起こるのかを、具体的に解説します。
湿度が低くなると、まず影響を感じやすいのが喉、肌、そして目の乾燥です。
空気中の水分が不足しているため、喉の粘膜も乾燥して防御機能が弱まり、ちょっとした刺激でイガイガしたり、咳が出たりすることも少なくありません。
朝起きたときに喉がヒリヒリした経験のある方は、それが湿度の低さによるものかもしれません。
また、目も乾燥の影響を受けやすく、ドライアイの症状やコンタクトレンズの装着時に違和感を感じる人が増えます。
特に長時間のパソコン作業やエアコンの効いた室内では、湿度30パーセント以下だとこうした不調が起こりやすくなります。
なかでも特に気になるのは肌の乾燥ではなでしょうか。
良く言われてることに、肌に良い湿度は50パーセント~60パーセントと言われています。
カサつきだけでなく、かゆみなどを感じたら肌が乾燥しているサインです。
常識派のサトシ
乾燥肌は女性だけではなく、男性でも髭剃り後のダメージも大きくなります。
色々な肌のトラブルが起きるだけではなく、何となく老け顔になったり、良いことはありません。
乾燥するのは顔や手足だけではなく、お風呂上りでは体も乾燥しがちになります。
肌に直接触れる肌着は肌を乾燥から守ってくれる綿や絹など天然繊維のもを使うのも良い選択です。
また、髪は水分の放湿が大きく、健康な髪の水分量は、およそ11パーセント~13パーセントとされています。
「空気の乾燥が進んでるな」と感じたら肌と同様に保湿製品を使って適切なケアをしましょう。
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湿度が低い環境では、インフルエンザや風邪などのウイルスが活性化しやすくなります。
空気中の水分が少ないと、ウイルスを含む飛沫がすぐに蒸発し、より小さな「飛沫核」となって空気中を長時間漂いやすくなるのです。
インフルエンザに感染している人が、くしゃみを1回すると200万個、咳でも10万個のウイルスが周囲に飛散するとされます。
飛び散る飛沫は水分を含んで重いため長時間空中を漂うことはありませんが、湿度が低いと飛沫から水分が蒸発してウイルスだけになって長時間空気中を漂い、空気感染するリスクを高めます。
この点からも、湿度が低いとウイルス感染のリスクが高まります。
インフルエンザの感染を予防するには、加湿器などを使って部屋の湿度を50〜60%に保つことを心がけてください。
引用元 ウェザーニュース
これにより、感染のリスクが高まるといわれています。
また、乾燥によって喉や鼻の粘膜が荒れやすくなると、体内へのウイルス侵入を防ぐバリア機能が弱まってしまうのも一因です。
とくに湿度が40パーセントを下回ると、こうしたリスクがぐっと高くなるとされており、感染症対策の観点からも湿度管理は非常に重要です。
学校や病院、オフィスなど人が集まる場所では、加湿器などを使って湿度を一定に保つ努力がされています。
慎重派のアオイ
体調管理だけでなく、家族や周囲の人を守るためにも、乾燥する季節には湿度のチェックを習慣にしておきたいですね。
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湿度が低い状態が続くと、日常生活で気になるのが静電気です。
湿度が30パーセント以下になると、衣服のこすれやドアノブに触れたときに「バチッ」と痛みを感じることが多くなります。
これは空気中に水分が少ないために、電気が放電しやすくなっているためです。
大きくバチッと強く感じた時は 約10,000ボルト以上の電圧がかかり放電しています。
常識派のサトシ
静電気は単に不快なだけでなく、精密機器の誤作動やデータ破損の原因になることもありますので、注意が必要です。
また、乾燥は建材にも影響を与えます。たとえば、木製の家具やフローリングは、空気中の水分が奪われると縮んだり、ひび割れを起こすことがあります。
扉の立て付けが悪くなったり、床がきしむようになるのも、実は乾燥が原因というケースが少なくありません。
こうした影響はすぐには目に見えないかもしれませんが、長期間続くと住まいの快適性や耐久性にも関わってきます。
冬場の湿度管理は、体のためだけでなく住環境を守るためにも重要なのです。
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寒い季節になると、暖房を使う機会が増えてきますよね。でもその一方で、「暖房をつけると部屋が乾燥する」と感じたことはありませんか?
実際、エアコンやファンヒーターなどの暖房器具は、空気を暖めると同時に湿度を下げてしまう原因にもなっています。
この章では、暖房と乾燥の関係や、それに対してどんな対策ができるのかを具体的に紹介していきます。
加湿機能のないエアコンでの暖房は、室内の空気を直接暖めることで温度を上げるので水蒸気は発生しません。
つまり空気中の水分は増えずに、温度だけが上昇するので空気は乾燥してしまいます。
これは、最近のファンヒーターにも言えることで吸気、排気とも外気に行っている機能のも室温だけが上がり、乾燥が進みます。
暖房機の温風が直接、体に当たると肌や唇、髪などが乾燥するのを感じた方は少なくないかと思いますが、これが原因です。
しかし面白いことに、これらの暖房を使うと室内の空気に含まれる水分が減ってしまうので、乾燥するということではないんですね。
これは、空気が含める水分量は気温が低ければ少なく、高ければ多く含めるという性質によるものなんです。
なので含まれてる水分量が同じなら室内の温度が上がると、湿度(正確には相対湿度と言います)は自然に下がってしまうという事なんです。
慎重派のアオイ
つまり温度を上げるときは、湿度も同時に上げないと部屋の湿度は自動的に下がってしまうという事なんです。
乾燥が気になるとき、湿度を上げるためにできることはいくつかあります。
まず手軽なのは、加湿器の使用です。スチーム式、超音波式、気化式など種類がありますが、部屋の広さや目的に合わせて選ぶと効果的です。
加湿器 ハイブリッド加湿器Aqua M1 大容量 5L 超音波式 加熱式
・適用床面積(目安) 木造和室: 28畳 プレハブ洋室: 35畳
・タンク容量:5L
・本体サイズ:19*18*30cm
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加湿器がない場合でも、濡れタオルや洗濯物を部屋に干すことで、自然な加湿が期待できます。また、やかんや鍋でお湯を沸かして蒸気を出すのも昔ながらの方法ですね。
観葉植物を置くことも、葉から蒸散される水分が空気中に放出され、加湿の一助になります。
室内の気流をコントロールするのもポイントで、サーキュレーターや扇風機を使って湿った空気を部屋全体に行き渡らせると、ムラのない加湿が可能になります。
いずれの方法でも重要なのは、湿度を上げすぎないこと。
湿度が高すぎるとカビや結露の原因になるため、湿度計を活用して40〜60パーセントの快適な範囲を目安に管理するのが理想です。
* この辺を詳しく解説している記事もありますので合わせてどうぞ。
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ここまで湿度が低いことに関する解説をずーっとしてきましたが、究極の低湿度、0パーセントとはどんな世界でしょう。
水分など無いと思われるドライサウナでも湿度は10パーセント~15パーセント。
究極の乾燥状態の砂漠ですら湿度が20パーセントということを考えると、それは..デスバレークラス以上か?
という感じですが実は、空気が存在する自然界では湿度0パーセントは存在しません。
空気の存在しない宇宙空間でしたら湿度が0パーセントと言えるかもしれませんが、これもちょっと違います。
湿度〇〇パーセントって空気に含まれる水分量なので、その空気が無いと湿度という概念も無くなるんですね。
常識派のサトシ
人工的に湿度0パーセントを作り出した環境としてはクリーンルームがそれにあたります。
* ですが、その有り得ない湿度0パーセントが日本国内で観測されたことがあります。詳しくは以下をどうぞ。
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実は、湿度を語るときは温度とセットでなければ、その正確な状況は伝えられないのですが..でも
それを踏まえても湿度10パーセント~30パーセントは、ちょっと大げさに言うと乾燥し過ぎの危険ゾーンです。
まるで湿度の無いと思われる砂漠ですら湿度は20パーセントほどあり、10パーセントでは砂漠以下という環境です。
ですが冬場に暖房機を使うと部屋の湿度はあっという間に20パーセント台まで下がることはよくあります。
湿度が低いことで起きるデメリットは健康面だけではなく、思った以上に色々とあります。
暖房機を使うときは合わせて湿度を上げるコトも同時に考えましょう。
四季を通しての快適湿度は40パーセントから60パーセントです。
この記事が湿度を上げる何かしらのヒントとなり、快適な環境で過ごせるお手伝いとなれば嬉しいです。
以下に他の湿度の記事もリンクしておきましたので参考にしてみて下さい。
🔗 湿度が快適なのはどのくらい?温度も含めた適正湿度はこれだ!
🔗湿度40パーセントは理想の範囲内と言われるけれど 喉は痛くならない?
🔗湿度50パーセントとはどれくらい?理想に近いと言われるけれど..
🔗部屋の湿度70パーセントは高い?春夏秋冬の最適湿度を見てみよう
🔗湿度80パーセントの体感ってどんな感じ?熱中症の厳重警戒レベルです!
🔗湿度90パーセントの体感 それって雨、暑い、髪の毛はどうなる?
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