
THE NORTH ISLAND
welcom to nature of hokkaidou
四季を通じて湿度60パーセントの環境はほぼ快適と感じると思います。
初夏の気温20度~25度でそよ風に吹かれ、湿度は60パーセント。これけっこういい感じです。
キャンプに出掛けたり、屋外の遊びにはもってこいです。
四季を通じても快適湿度の範囲の上限になるのが湿度60パーセントです。
でも上限だけに雨や何かの要因で湿度が上がり易く、ちょっと気配りが必要な位置の湿度でもあります。
でっ!湿度60パーセントって、結局 良いの?悪いの?
今回は、そんなちょっとビミョウな立ち位置の湿度60パーセントのお話しを以下の内容で解説いたします。
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では湿度60パーセントが、おおよそどんな状態なのかをザックリと解説します。
大気には水蒸気などの水分が含まれていますが、それには限界があり限界いっぱいマックスまで水分を含んだ状態。
この状態を湿度100パーセントと言います。
ちなみに、この限界を超えた水分は大気に溶け込んでいられなくなり霧などのように視覚化します。
では100パーセントまででは無いけれど、限界までの6割まで水分を含んじゃったよ!
その状態を湿度60パーセントと言います。
まず、ここまでを理解しておくとして
更に、空気中に含まれる水分量は気温で大きく違うので、同じ湿度60パーセントでも気温が変わると感じ方が違うという事を頭の隅に置いておいてください。
これは湿度と温度の関係性によって不快度が変わるためなんですね。このあたりはより詳しく以下の記事にて説明しています。
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長かった冬が終わり命が芽吹く春。心地いい日差しと優しい風。
心地よい気温の春は湿度60パーセントは、かなり快適かと思います。
春の気温15度~20度位の不快指数は肌寒い~心地良いの範囲なので衣服などで調整するといいでしょう。
梅雨などもあり、気温や湿度が上がる夏でも湿度60パーセントは快適湿度。
気温30度で湿度60パーセントでは不快指数79.8のやや暑いですが、湿度が70パーセントになると81.4の暑くて汗が出るになってしまいます。
夏の雨では湿度は簡単に70パーセント~80パーセントに上がりますが、そのなかで60パーセントの湿度は適度に抑えられ理想的です。
湿度や温度調整をしなくても快適なのが秋です。
秋の気温20度前後では湿度60パーセントだけではなく、前後の50パーセント、70パーセントでも心地良いと感じるはずです。
秋の湿度60パーセントは四季を通じて一番快適といえます。
気温が下がり大気に含まれる水分量が小さいのが冬です、60パーセントは良く湿度を保たれています。
暖房を使用すと湿度は簡単に、30%以下に下がることがあります。加湿器などで40パーセント以下にならないよう調整しましょう。
冬に湿度が40パーセントを切ると肌や髪の乾燥が気になりますし、ウイルスが活発になる湿度でもあり注意が必要です。
四季を通じて理想の室内湿度は40パーセント~60パーセントです。
湿度調整の対策なども含め、理想的な部屋の湿度と温度については詳しく説明しているページがあります。
不快指数は、アメリカで考え出されたもので、気温と湿度の組合せで求めた体感温度を数値化したものです。
不快を感じる原因は寒さや暑さ、それぞれですが多くの人は 77になると 65%の人が不快と感じ、85では 90%以上の人が不快を感じると言われています。
風の要素が加わると結果は多少変わりますが、湿度60パーセントにおける不快指数は40パーセント、50パーセントと同様に低めです。
温度℃ | 湿度% | 不快指数 | 体感 |
---|---|---|---|
0 | 60 | 37.7 | 寒い |
5 | 60 | 4407 | 寒い |
10 | 60 | 51.8 | 寒い |
15 | 60 | 58.8 | 肌寒い |
20 | 60 | 65.8 | 心地良い |
25 | 60 | 72.8 | 暑くない |
30 | 60 | 79.8 | やや暑い |
35 | 60 | 86.9 | 暑くてたまらない |
40 | 60 | 93.9 | 暑くてたまらない |
不快指数は次の式で計算出来ます。
0.81×気温+0.01×相対湿度(0.99×気温-14.3)+46.3
湿度60パーセントは夏の推奨冷房温度の28度、冬の推奨暖房温度の20度の範囲内で不快指数はほぼ快適に感じる範囲内です。
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個人差はありますが、湿度によって息苦しさを感じる人は少なくありません。
気候による体調変化には気圧が影響する方が多いのですが、僕も湿度が上がると息苦しさを感じでしまいます。
このとき僕が自信で確かめたのは、湯気がもうもうの高温多湿のお風呂場は息苦しくないという事でした。
この辺の症状や悩みは中々、他人には伝わり難いのですが、是非お風呂場での感覚を試して見てください。
もしお風呂場で息苦しさを感じないのであれば、それは湿度だけの問題ではなく発汗やその他の要因があるのかもしれません。
先の章で説明した「不快指数」が高くなると息苦しいという症状になるのかもしれません。
僕の場合はこれでした。気温と湿度が上がり不快指数が高くなると呼吸が浅くなり息苦しさを感じてしまいます。
屋外であれば風に当たる、日陰に入る水分を多めに取るなどで楽になります。
熱中症も初期段階で息苦しさを感じるという事がありますので、無理は禁物です。
室内ならエアコンの湿度や温度を細かに調整して、自分にとっての快適な環境を探ってみるのも今後のために良いと思います。
湿度60パーセントでは髪に特に影響はありませんが、湿度が上がる雨や満員電車の中では要注意!
湿度が80パーセント近くなると髪型が崩れやすくなります。雨の日は80パーセント、梅雨の季節は曇りでも70パーセント近くまで湿度が上がります。
髪型が崩れるのは髪が水分を含むからですが、毛髪内部の水分量が10パーセントを超えると髪は変形しやすくなします。
気温にもよりますが、外気の湿度が50パーセントを超えると髪は徐々に水分を吸収して10パーセントに近くなります。
髪が傷んでいると水分コントロールが難しくなり加水分になり髪型が崩れやすくなります。
傷んでいなくても、くせ毛や猫っ毛の人の多くが、水分を吸収しやすい髪質を持っています。
雨の前日はトリートメントを入念にして、朝はスプレーなどで髪型を整えると崩れにくくなります。
結論から言うと洗濯物がパリッと気持ちよく乾くのは湿度が50パーセント以下が理想です。
洗濯ものが速く乾くのに大きく影響するのが「湿度」「温度」「風」と言われています。
湿度が50パーセントを超え60パーセントになると乾きにくくはなりますが、外干しで日差しや風があれば、大丈夫です。
これが70パーセント~80パーセントになると、洗濯物は完璧に乾かないだけではなく、細菌が繁殖し例の嫌な臭いになりがちです。
湿度が60パーセントある部屋で洗濯物を乾かす場合は、エアコンの除湿機能を使うか除湿器を使う事でちゃんと乾きます。
これらを使わずに乾かしたい場合は部屋の温度を若干上げ、扇風機などで風を当てて外に近い環境にしてあげることで乾かすことが出来るでしょう。
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屋外での湿度60パーセントは特に対策は何も要らないと思います。
屋内でも年間の理想湿度は40パーセント~60パーセントと、理想の範囲内です。
先ほども書きましたが湿度60パーセントでは特に対策は必要ありません。ただ夏場の高温には多少の注意は必要です。
東京消防庁によると、熱中症で搬送される人が多いのは気温26度~35度、湿度60パーセント~90パーセントの日だそうです。
湿度60パーセントも若干はかかっていますので、温度変化には注意が必要です。
環境省と気象庁は、気温や湿度は元より日射や周辺の熱環境をもとに、危険な日は「熱中症警戒アラート」により告知を始めました。
てんき予報でこのアラートが発表されたら、普段以上の熱中症予防を実践しましょう。
どうしても急ぐ用事などがある場合以外は外出しないのが得策ですが、そうも行かず出かける時は以下のことに気を付けましょう。
毎年夏になると、エアコン温度を26~28℃にしましょうという呼びかけが行われます。なので冷房の目安が28℃くらいだと知っている人は多いと思います。
ですが暖房の目安を知っている人は多くはありません。実は低めの20度が目安なんです。
快適なことで知られる空港の目標設定温度は冬季22度、夏季26~27℃となっています。湿度と一緒に温度にも目を配りましょう。
季節 | 快適温度 | 快適湿度 |
---|---|---|
春 | 24度 | 40%~60% |
夏 | 28度 | 45%~60% |
秋 | 24度 | 50%~60% |
冬 | 22度 | 45%~60% |
湿度調整の対策なども含め、理想的な部屋の湿度については詳しく説明しているページがあります。
湿度60パーセントは四季を通じて屋外、屋内とも快適な湿度です。
外出先や部屋に居ても特に何の対策も必要ありません。
ただ、梅雨や雨の日は湿度がこれ以上に上がらないように注意しましょう。
湿度60パーセント以上はカビが好む湿度です。
洗濯物がしっかり乾く湿度は50パーセント以下ですが、日差しがあったり風があれば十分に外干しが出来ます。
屋内では扇風機で風を当てたりして外干しに近い環境づくりをしましょう。
とは言え、湿度60パーセントは理想の湿度の範囲内ですので特に神経質になることもありません。
この快適な環境を楽しみましょう。
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