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風速の目安

風速の目安を総特集!釣りに行ける?自転車に乗れる?野外レジャー総点検


天気予報を見る時には天気の良し悪しと共に、風の強さが気になります。例えば海のレジャーなら快晴であっても風速5m以上の風が吹くと海面が荒れだしボートやSUPなどは風に流されやすく、海水浴も危険な状態となります。(ウインドサーフィンやヨットはこの限りではありません。)


山岳部では雨や雪などが伴わなければ風速10mほどまでは行動が可能ですが、風速1mにつき体感温度は1度下がるといわれていますので、気温10度なら風速10mの風に吹かれると体感温度は0度ほどになり、それなりの装備は必要となります。


キャンプなどでも風速5m程が快適性の境目となるかと思います。これ以上の風が吹くとタープやテントが風に煽られる、テーブルの上のものが風で飛ばされるなどのことが起きてきます。炊事用の2バーナーや焚火なども風の対策が必要となります。


最近の学校のグラウンドは砂埃が立たないようになっているところもありますが、土のグラウンドでは、風速5メートル以上になると砂埃がたち快適とは言えません。外に干す洗濯物も風速5m~6mほどが飛ばされない限界かと思います。


風の力を表す単位には風速と風力とがありますが、その違いと野外のレジャーの快適性、運動会や遠足または野外フェスやコンサートが中止される気象条件、交通機関に与える影響などを調べてみました。


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風速と風力の違い

風の強さの目安としては、風速の違いにより、0から12まで13階級であらわした風力階級が有名です。1805年にイギリス海軍のビューフォート提督が提唱したため、ビューフォート風力階級と呼ばれています。ラジオ(NHK第2)の気象通報で流れる「南南東の風、風力3」の風力はこの風力階級値です。


一方、天気予報などで聞く「風速」とは、風の吹く速さのことで、1秒間に空気が移動する距離のことを言います。 実際には地上約10メートルの高さにおける10分間の平均風速を計測し単位は(m/s)を使います。例えば風速10mを分かり易く時速に換算すると以下の計算になります。


10(m/s)× 60(秒)×60(分)=36000(m)。時速36kmにあたります。


つまり風速10m/sとは体感的には時速36kmで走る車の窓から顔を出して当たる風の感じです。この方がイメージがし易いかと思います。


では風力と風速はイコールかというと、そうではありません。ややこしいですね。ここでは風速に対する学術的な説明ではありませんが、一応風の単位として有名な風力、風速(m/s)、風速(kt:ノット)の比較表を載せておきます。


札幌お天気ネット「風の強さ」参照

風力 風速(m/s) 風速(kt:ノット)
0 0.3未満 1未満
1 0.3以上1.6未満 1以上4未満
2 1.6以上3.4未満 4以上7未満
3 3.4以上5.5未満 7以上11未満
4 5.5以上8.0未満 11以上17未満
5 8.0以上10.8未満 17以上22未満
6 10.8以上13.9未満 22以上28未満
7 13.9以上17.2未満 28以上34未満
8 17.2以上20.8未満 34以上41未満
9 20.8以上24.5未満 41以上48未満
10 24.5以上28.5未満 48以上56未満
11 28.5以上32.7未満 56以上64未満
12 32.7以上 64以上

風速による体感 海上と陸上の様子

ここでは風の単位は風速(m/s)が一般的な天気予報でも使われ、体感的にもイメージが掴み易いので(m/s)で、陸上の様子、海上の様子を表にまとめてみました。


札幌お天気ネット「風の強さ」参照

風速(m/s) 陸上の様子 海上の様子
0.未満 静穏,煙はまっすぐに昇る。 鏡のような海面
0.3以上1.6未満 風向は煙がなびくのでわかるが風見には感じない。 うろこのようなさざ波ができるが、波頭に泡はない。
1.6以上3.4未満 顔に風を感じる。木の葉が動く。風見も動き出す。 小波の小さいもので、まだ短いがはっきりしてくる。波頭はなめらかに見え、砕けていない。
3.4以上5.5未満 木の葉や細かい小枝絶えず動く。軽い旗が開く。 小波の大きいもの、波頭は砕け始める。泡はガラスのように見える。ところどころ白波が現れることがある。
5.5以上8.0未満 砂ぼこりが立ち,紙片が舞い上がる。小枝が動く。 波の小さいもので、長くなる。白波がかなり多くなる。
8.0以上10.8未満 葉のある潅木が揺れ始める。池や沼の水面に波頭が立つ。 波の中ぐらいのもので、いっそうはっきりして長くなる。白波がたくさん現れる(しぶきを生ずることもある)。
10.8以上13.9未満 大枝が動く。電線が鳴る。傘は差しにくい。 波の大きいものができ始める。至るところで白く泡だった波頭の範囲がいっそう広くなる(しぶきを生ずることが多い)。
13.9以上17.2未満 樹木全体が揺れる。風に向かっては歩きにくい。 波はますます大きくなり、波頭が砕けてできた白い泡は、筋を引いて風下に吹き流され始める。
17.2以上20.8未満 小枝が折れる。風に向かっては歩けない。 大波のやや小さいもので、長さが長くなる。波頭の端は砕けて水煙となり始める。泡は明瞭な筋を引いて風下に吹き流される。
20.8以上24.5未満 人家にわずかな損害が起こる(煙突が倒れ、瓦がはがれる)。 大波。泡は濃い筋を引いて風下に吹き流される。波頭はのめり、崩れ落ち、逆巻き始める。しぶきのため視程が損なわれることもある。
24.5以上28.5未満 陸地の内部では珍しい。樹木が根こそぎになる。人家に大損害が起こる。 波頭が長くのしかかるような非常に高い大波。大きな塊となった泡は濃い白色の筋を引いて風下に吹き流される。海面は全体として白く見える。波の崩れ方は、激しく衝撃的になる。視程は損なわれる。
28.5以上32.7未満 めったに起こらない。広い範囲の破壊を伴う。 山のように高い波(中小船舶は、一時波の陰に見えなくなることもある)。海面は風下に吹き流された長い白い泡の塊で完全に覆われる。至るところで波頭の端が吹き飛ばされて水煙となる。視程は損なわれる。
32.7以上 大気は泡としぶきが充満する。海面は、吹き飛ぶしぶきのために完全に白くなる。視程は著しく損なわれる。

以上のことから陸上、海上などの野外レジャーは風速5mまでが快適なようです。風を利用するスポーツでウインドサーフィンやカイトボードなどは一部のエキスパートを除き、風速5m~8mが安全圏と言われています。


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風速による公共交通機関への影響

風速が与える一般的な公共交通機関への影響をまとめてみました。フェリーなど船舶などの場合は風速の他に波高や視界などの要素も関わってきますので一概には判断が出来ません。ロープウエイなども地形などにより風の影響に違いがあるため各社の規定により違ってきます。

     
交通機関 影響
JR 影響なし。20~25m/sで速度規制。25m/s以上で運休。
旅客機 影響なし。横風は13m/sで向かい風は25m/sまで大丈夫と言われている。
フェリー 波高も影響し各社の規定による。(例)東京湾フェリー 金谷、久里浜両港が風速18m/s、波高1.2m、視程500m以下となった場合は運休。
路線バス 影響なし。風速20m/sでおおむね運休。
高速バス影響なし。高速道路が通行止めとなる風速20m/sで運休。
モノレール 影響なし。各社規定によるが、おおむね風速20m/sを越えると運休となる。
ロープウエイ 各社規定によるが、おおむね風速15m/sで運休となる場合が多い。
スキー場のリフト 各社規定によるが、ペアリフトは18m/s、ゴンドラは15m/sで運休となる。
高速道路 風速10mから15mで速度規制が入り、(法定速度100km/hのところなら50から80km/hに)、20m/s~25m/s以上で通行止めになる。

野外レジャーにおける快適な風速の目安

快適に野外レジャーを行える風速の目安です。一般的に風速10m/sを越えた状況で快適に行える野外のレジャーは無いように思われますので限界は風速10s/m位になるのかなと思います。


・風速0~3.4m/s 未満

無風からそよ風に感じる風速です。登山、キャンプ、釣り、SUP、サーフィンなど殆どの野外レジャーに快適な状況です。風を使うスポーツカイト、ウインドサーフィン、カイトボードにはもう少し風が欲しいと感じるかもしてません。


・風速3.4m/s以上~5.5m/s 未満

僕のやっているサーフィンでは海からの風が4m/sを越えたあたりから波の形が悪くなります。またSUPや手漕ぎのボート、カヤックなども5m/s位から風に流されやすくなるので快適の境となると思います。キャンプではタープやテントの張り綱の点検が必要なのも5m/sほど、バーベキューなどもテーブルの上のものが飛ばされやすい風速でもあります。登山やランニングなどはまだまだ風が心地よく感じる風速です。


・風速5.5m/s以上~8.0m/s 未満

風を使うスポーツカイトやウインドサーフィン、カイトボードなどは、この範囲の風速が快適と聞いています。その他の海上のレジャーは波が高く、風も強く流されやすい状況となり、危険な風速です。陸上のランニング、自転車なども向かい風の場合は辛くなります。キャンプなどもテントやタープが風に煽られ上手く張れなくなる風速です。


・風速8.0m/s以上~10.8m/s 未満

この風速になると野外で行うレジャーを快適に行うのは事実上難しいと言えます。僕自身では登山の限界は雨や雪など降るものが無ければ風速10m/sまでとしています。冒頭でも書きましたが、それでも風速1m/sで体感温度は1度下がります。気温10度で風速10m/sの風が吹いていれば体感温度は摂氏0度となり、それなりの装備が必要です。


・風速10.8m/s 以上

この風速以上での野外アクティビティー、レジャーは現実的ではありません。


主だった野外レジャーの風速による可能不可能の目安です。〇可能、△快適ではないが可能、×不可能、 ただし風速、風向は一定ではなく瞬間的に強くなったり(突風)、低気圧などの位置により風向きが変わったりすることがありますので、これ以下の風速でも危険が伴い不可能となる場合もあります。


風速(m/s) 投げ釣り 自転車 ゴルフ 登山 キャンプ
0~3.4m/s
3.4~5.5m/s
5.5~8.0m/s × ×
8.0~10.8m/s × × ×
10.8m/s~ × × × × ×

・個別の風速については詳しく解説しているページがありますのでご覧下さい。



遠足や運動会が中止になる風速、気象条件とは

お子さんが居る場合は遠足や運動会が天候による延期または中止については準備もあり気になるところです。運動会の延期や中止は、それぞれの開催者(多くは学校)の先生が決めています。


多くの場合は担当主任の先生や校長先生などの管理職の先生たち、地域によっては教育委員会が、決めることもあるようです。遠足に関しては雨天、雷は勿論、風速が7m~8m位になると中止が検討されるようです。これを越える風速の状況ではほぼ中止、延期と思って間違いないでしょう。


運動会の場合も雨天などの場合のグランドの状況なども考慮されますが、やはり風速7m~8mで中止が検討されるようです。使用される関係者用テントの耐風性能は10mまでですので安全のマージンを取るとリミットの風速になります。


野外フェスやコンサート、花火大会が中止になる風速、気象条件とは


野外フェスやコンサートに関しては特にこの風速、天候の場合は中止という明文化されたものが無く各主催者の判断にまかされている状況です。


公式には荒雨中止という表現になっていますが、台風接近のような数日前からある程度予想がつく場合は数日前に中止発表されます。中止の判断は公演中の観客や出演者の安全が確保出来ないという場合になります。


合わせて、公共交通機関の運行中止で観客が来場や帰宅が困難となることが予想される場合に判断されます。今は公式サイトや公式ツイッターなどで逐一発表されるのでそちらをよくチェックするのがいいかと思います。


ちなみに花火大会の場合は東京都の基準では「地上風速7m以上の強風が10分以上継続して吹いている場合」「打ち上げ現場に持ち込んだAMラジオの雑音回数が増え、音が大きくなった場合(落雷のおそれがある)」などが中止の条件となっています。


風速20m以上ってどんな感じ?

動画で見る風速20m、風速30m、風速50m 以上の様子です。もはや災害レベルの風速と言え、風速20mを越えると公共の交通機関も運休が検討される風速です。


・風速20m

まともに立っている限界の風速です。富士山山頂での風速20mの動画です。


・風速30m

NHKで行った風速30mの実験映像です。耐風姿勢をとっても耐えるのが難しい状態です。


・風速50m 以上

この風速になるとトラックが横転するなど災害レベルの風となります。


歴代風速ランキングトップ10

国内ではどの位の強風が観測されているのか知りたくなり調べてみました。気象庁が観測を始めてからの風速ランキングになります。最大風速、瞬間最大風速 とも歴代一位は富士山で観測されています。次は沖縄県が圧倒的多数となります。


最大風速 (10分間の平均風速の最大値 各地点の観測史上1位の値を使ってランキングを作成)

        
地点 風速 起日
1 静岡県/富士山 72.5m/s 1942年4月5日
2 高知県/室戸岬 69.8m/s 1965年9月10日
3 沖縄県/宮古島 60.8m/s 1966年9月5日
4 長崎県/雲仙岳 60.0m/s 1942年8月27日
5 滋賀県/伊吹山 56.7m/s 1961年9月16日
6徳島県/剣山55.0m/s 2001年1月7日
7 沖縄県/与那国島 54.6m/s 2015年9月28日
8 沖縄県/石垣島 53.0m/s 1977年7月31日
9 鹿児島県/屋久島 50.2m/s 1964年9月24日
10 北海道/寿都 49.8m/s 1952年4月15日

瞬間最大風速 (3秒間平均風速の最大値 各地点の観測史上1位の値を使ってランキングを作成)

        
地点 風速 起日
1 静岡県/富士山 91.0m/s 1966年9月25日
2 沖縄県/宮古島 85.3m/s 1966年9月5日
3 高知県/室戸岬 84.5m/s 1961年9月16日
4 沖縄県/与那国島 81.1m/s 2015年9月28日
5 鹿児島県/名瀬 78.9m/s 1970年8月13日
6沖縄県/那覇73.6m/s 1956年9月8日
7 愛媛県/宇和島 72.3m/s 1964年9月25日
8 沖縄県/石垣島 71.0m/s 2015年8月23日
9 沖縄県/西表島 69.9m/s 2006年9月16日
10 徳島県/剣山 69.0m/s 1970年8月21日

気象庁 各種データ、資料 歴代全国ランキング参照。


風速の目安を総特集!釣りに行ける?自転車に乗れる?野外レジャー総点検 まとめ

ここまで風速について説明してきましたが、山岳部や海上の天候や吹く風を都市部の天気予報を当てはめてはいけません。山岳部では地形にもよりますが平地の3倍~6倍の風が吹くと言われています。


平地の予報で風速3mの場合は山岳部では9m~18mの風が吹く場合があるということです。山の気温、吹く風などを知りたい場合は日本気象協会「山の天気」などが参考になります。


海の場合も遮るものが無いため平地の予報よりも風が強くなる傾向にあります。知りたい海岸線の風速、波高などの予報を知りたい場合は海天気JPなどが参考になります。


通常の気象予報と、これらの予報を複合的に合わせて風の予想を立てれば、かなり正確な予想となるはずです。加えて安全のために多少の余裕、マージンをとり安全、快適な野外アクティビティー、レジャーをお楽しみ下さい。


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