THE NORTH ISLAND
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※ 最終更新日:2026年3月5日(FAQを追加)
風速50m/sは時速180kmに相当する非常に危険な暴風です。 人が屋外で立っていることはほぼ不可能で、台風の中心付近で観測されることがあります。
この記事では、風速50m/sがどのくらいの強さなのかを 体感・生活への影響・台風事例などから分かりやすく解説します。
風速50m/sでは、大型トラックが横転し、電柱や街灯が倒れることも珍しくありません。
屋根が吹き飛ぶだけでなく、しっかりと固定された看板や外壁すら剥がされることもあります。
もし外に出れば、吹き飛ばされる危険があるばかりか、飛来物によるケガのリスクも高まります。
このレベルの風を甘く見ていると、命に関わる事態にもなりかねません。
この記事では、風速50m/sが実際にどれほど危険なのか、その体感、生活への影響、そして事前にできる具体的な対策まで詳しく解説していきます。
万が一の備えとして、ぜひ最後まで目を通してみてください。あなたの防災意識が変わるかもしれません。
目次
このレベルの風は、鉄骨構造物ですら損傷する可能性があります。
屋根や外壁が吹き飛ぶのはもちろん、電柱が倒れ、ガラス窓は簡単に割れてしまうでしょう。
飛来物も多く、看板や瓦礫が凶器と化すため、屋外にいること自体が命の危険に直結します。
では、こんな暴風が発生するのはどんな時でしょうか。主な原因は台風や爆弾低気圧などの強力な気象現象です。
特に台風の中心付近や、強風域の南東側(危険半円)では、このクラスの風速に達することがあります。
また、急激な気圧差が生じることで発生する竜巻や突風も、瞬間的に風速50m/s以上の強さになることがあります。
慎重派のアオイ
このような暴風が予測された場合、被害を最小限に抑えるためには事前の備えがとても大切になります。
外にある飛ばされやすい物は片付け、窓ガラスには飛散防止フィルムを貼るなどの対策が重要です。
安全を守るためにも、正しい知識と備えが必要です。
今まで国内気象庁の観測点で風速50m/sを観測した主な場所は静岡県・富士山(72.5m/s)、高知県・室戸岬(69.8m/s)、沖縄県・宮古島(60.8m/s)など全国9地点です。
今後は台風の大型化に伴い風速50m/s以上の猛烈な風に見舞われる地域が広がる恐れがあるとしています。
ちなみにこの爆風の体感ってどんなでしょう?
表現を変えて風速50m/sを時速に換算するとその凄さが伝わると思います。
50m/s × 60秒 ×60分 =180,000m(時速180km)
プロのピッチャーでもこの球速のボールを投げられる選手はいません。
風速50m/sは時速180kmに相当します。 高速道路を走る車の速度をはるかに超える風が常に吹き続ける状態で、人が屋外で立っていることはほぼ不可能な危険な暴風です。
ちなみにこれは平均風速の話で、風は一定に吹いているわけではなく瞬間的に1.5倍~2倍ほどの80m/s~90m/s以上の突風が吹くこともありますからもう想像すら出来ませんね。
実は今までは気象庁が観測する地点で、風速50m/sという風速を観測されることは殆どありませんでした。
ですが近年、温暖化の影響もあり台風が大型化し観測される風速の値も高くなる傾向にあります。
そこで気象庁は今まで風速40m/s以上が最大だった平均風速の最大クラスを新たに「50m/s以上」という値を新設しました。
常識派のサトシ
青色の50メートルの部分が新設された部分です。
引用元 読売オンライン![]()
「風速50m、ビル風の脅威 台風時期前に公開実験」実験映像です。
* その他に0~100m/sまでの風速を解説したページもありますので参考にしてみてください。
日本に接近して風速50m/s以上の最大風速、又は瞬間最大風速をもたらし台風の事例です。合わせてその時のニュース動画も載せています。
2018年9月4日、台風21号は徳島県南部に上陸し、その後近畿地方を縦断しました。 この台風では関西国際空港で最大瞬間風速58.1m/sを観測し、 日本でも近年まれに見る非常に強い暴風となりました。
強風による高潮の影響で関西国際空港の滑走路が浸水し、 さらにタンカーが連絡橋に衝突する事故も発生しました。 近畿地方では広範囲で停電が発生し、住宅やインフラに大きな被害をもたらしました。
この台風では平均風速も非常に強く、 瞬間的には風速50m/sを超える暴風が各地で観測されています。 台風時に発生する暴風の危険性を示す代表的な事例のひとつです。
・アジア名:チェービー(Jebi)
強さ階級:非常に強い
中心気圧:950hPa
最大風速:45m/s(日本接近時)
最大瞬間風速:58.1m/s(関西国際空港)
台風21号による関西空港の被害状況を伝えるニュース映像です。
2019年9月9日早朝、台風15号は千葉市付近に上陸しました。 この台風では千葉市で最大瞬間風速57.5m/sを観測し、関東地方では記録的な暴風となりました。
千葉県市原市ではゴルフ練習場の支柱が倒壊し、住宅に被害を与えた映像が大きく報道されました。 台風による暴風の恐ろしさを示す事例として広く知られています。
平均風速は40m/sでしたが、瞬間的には50m/sを大きく超える突風が発生しており、 風速50mに近い暴風の危険性を示す代表的な例と言えるでしょう。
・アジア名:ファクサイ(Faxai)
強さ階級:強い
中心気圧:955hPa
最大風速:40m/s
最大瞬間風速:57.5m/s(千葉市)
ANNnewsCHによる台風15号のニュース動画です。台風が上陸した千葉県浦安からの映像もあります。
フィリピンの東の海上で発生した後、海水温31度という非常に高い海上を通過したことにより発達。9月1日にかけて沖縄へ再接近したおりには。最大風速50m/sまで発達しました。
,br>・アジア名:メイサーク(Maysak)
強さ階級:強い
中心気圧:935 hPa
最大風速:40m/s(日本接近時)
瞬間最大風速:54m/s(日本接近時)
テレ東BIZによる台風9号のニュース動画です。台風が接近した沖縄の中継eもあります。
改めて書く必要も無いかと思いますが、風速50m/sでは全ての公共交通機関は運休となります。
この風速では電車やバスの横転も考えられ、そもそも普通に歩くこと自体が困難な状況です。
慎重派のアオイ
加えて台風などの接近による風の場合は猛烈な雨となる場合もあり河川の氾濫も予想されます。
私鉄の場合の降雨量で判断する場合は、1時間あたり40mm以上、継続300mm以上の雨で運転見合わせになるケースが多いようです。
また2018年9月の台風24号以来、首都圏の鉄道各社は台風接近などに際し、事前に運休を告知する「計画運休」を本格的に実施しています。
これは予報値を元にした判断であり、下述している規制値が必ずしも基準になっていません。勿論、高速道路は通行止めとなります。
一般道も路肩が弱い場所や土砂崩れなどが懸念される所は通行止めになります。
そもそも徒歩であれ自家用車であれ外出すること自体に命の危険が伴う状況と言えます。
以下に一般交通機関が運休する条件をまとめてみました。
| 交通機関 | 影響 |
|---|---|
| JR | 影響なし。20~25m/sで速度規制。25m/s以上で運休。 |
| 旅客機 | 横風は13m/sで向かい風は25m/sまでは大丈夫と言われているが空港や機種で基準が違う。 |
| フェリー | 波高も影響し各社の規定による。(例)東京湾フェリー 金谷、久里浜両港が風速18m/s、波高1.2m、視程500m以下となった場合は運休。 |
| 路線バス | 影響なし。風速20m/sでおおむね運休。 |
| 高速バス | 影響なし。高速道路が通行止めとなる風速20m/sで運休。 |
| モノレール | 影響なし。各社規定によるが、おおむね風速20m/sを越えると運休となる。 |
| ロープウエイ | 各社規定によるが、おおむね風速15m/sで運休となる場合が多い。 |
| スキー場のリフト | 各社規定によるが、ペアリフトは18m/s、ゴンドラは15m/sで運休となる。 |
| 高速道路 | 風速10m/sから15m/sで速度規制が入り、(法定速度100km/hのところなら50から80km/hに)、20m/s~25m/s以上で通行止めになる。 |
※ 基準は会社・路線で異なります。
台風による強風や大雨が原因で起きるライフラインの停止に備え、ある程度の水や食料など防災グッズを用意しておくのは必要です。
また、家屋の修繕・補強も早めに済ませておきましょう。
常識派のサトシ
強風に備えて、窓ガラスが割れて飛び散らない様に飛散(ひさん)防止用フィルムを貼ったり、外壁や屋根などを補強したりするのは天候が悪化する前に済ませましょう。
強風時、ベランダや庭に置いてある植木鉢、自転車、物干し竿などは凶器となる可能性があります。
事前に屋内に収納するか、しっかり固定しましょう。
特に軽量なものは風で飛ばされやすく、窓ガラスや車両に損害を与えることもあります。
慎重派のアオイ
収納が難しい場合はロープや重りで固定するのもアリです。
強風による飛来物が窓ガラスを割ると、破片でケガをする危険があります。
飛散防止フィルムを貼ることで、ガラスが割れても破片が飛び散るのを防げます。
フィルムがない場合は、ガムテープで大きなバツ印を作るだけでも応急措置として有効です。
事前に屋根瓦やトタン、雨どいが緩んでいないか確認しましょう。
強風で飛ばされると、二次被害につながることもあります。必要に応じて業者に点検や補修を依頼するのが安心です。
常識派のサトシ
特に老朽化している建物は要注意です。
暴風時は電柱が倒れるなどして停電が発生しやすくなります。
懐中電灯やランタン、モバイルバッテリーを事前に準備しておきましょう。
特にスマートフォンの充電手段を確保しておくことで、緊急時の情報収集が可能になります。
台風や暴風による被害で避難が必要になる場合もあります。
食料や水、常備薬、衛生用品、貴重品などをまとめた非常用持ち出し袋を準備しておくことが大切です。
特に最低3日分の食料と飲料水を備蓄しておくと安心です。
避難が必要な状況に備えて、地域の避難場所や避難経路を家族と共有しておきましょう。
風速50m/sの強風下では、屋外の移動は非常に危険です。
慎重派のアオイ
安全なタイミングで避難するため、気象情報をこまめに確認することも重要です。
雨戸やシャッターがある場合は、必ず閉めて強風に備えましょう。
強風で外からの衝撃を受けることで、窓ガラスの破損リスクを大幅に減らすことができます。
古い雨戸は緩んでいないか確認し、必要なら補強しておきましょう。
車は強風で飛来物の直撃を受けたり、冠水による被害を受ける可能性があります。
風を避けられる駐車場や、できるだけ建物の陰になる場所へ移動させましょう。
常識派のサトシ
駐車時はサイドブレーキをしっかりかけ、ギアを入れておくことも忘れずに。
暴風雨による停電が原因で、断水が発生することもあります。
飲料水はもちろん、トイレ用や生活用水としてバスタブに水を張っておくと便利です。
慎重派のアオイ
ペットボトルやポリタンクを活用して水を確保しておくことも有効です。
台風や暴風の最新情報をリアルタイムで確認するために、防災アプリや気象庁の公式サイトを活用しましょう。
緊急速報や避難情報をすぐに受け取れるよう、スマートフォンの通知設定も確認しておくと安心です。
これらの対策を事前に行うことで、強風や台風による被害を最小限に抑えることができます。
特に風速50m/sレベルの暴風は、想像以上の破壊力を持つため、油断せず備えておくことが重要です。
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風速30mで雨や雷がつくと暴風雨という天候になり、強い台風や大きな低気圧が直撃した天候になります。
雨はその強さにもよりますが、例えば風速50m/sで1時間降水量が4mm/h位、それに雷が付くと災害級の嵐ですね。
台風や強い低気圧が接近すると大気の状態が不安定になるために雷も発生しやすくなるんですね。
分かり易くどの位の雨が降るかと言えば、直立した人の上 (50cm×50cm)に30分で500mℓの水が降る感じで、雨具を用意しても風でずぶ濡れになりますし、まともに立っていられません。
簡単に言うと風速50m/sで貴方が立っている50cm×50cmの範囲に30分で缶コーヒーのロング缶(250ml)約2本分の雨が降る。
体感的には風に乗った雨粒が時速180kmで、ぶつかってくる感じですので目を開けることも呼吸も厳しくなります。
常識派のサトシ
外出は止め避難も想定しテレビ、ラジオ、ネットなどで情報を集めましょう。
避難指示や避難勧告が出る天候ですし、公共の交通機関も運休となります。
以下に降水量の目安や雷に関することを詳しくまとめた記事をリンクしておきます。
🔗 降水量の目安を1mm~100mmまで大特集!徹底的に詳しく分かりやすくっ
🔗 雷に打たれる確率ってどうなの?宝くじ等との比較と危険度を徹底解説
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暴風時の判断では平均風速だけでなく、 最大瞬間風速の違いと危険度 も確認することが重要です。
風速の強さを一覧で知りたい方は 風速の目安一覧まとめ の記事も参考にしてみてください。
Q. 風速50mは台風ではどのくらいの強さですか?
A. 風速50m/sは非常に強い台風で観測される可能性がある暴風です。 最大瞬間風速では60〜70m/sを超えることもあり、建物被害や停電などの被害が発生することがあります。
Q. 風速50mの体感はどのくらいですか?
A. 風速50m/sは時速180kmに相当します。 人が立っていることはほぼ不可能で、屋外では飛散物による危険が非常に高い状態になります。
Q. 風速50mで車の運転はできますか?
A. 運転は非常に危険です。 横風により車が大きく流される可能性があり、橋や高速道路では通行止めになることもあります。
Q. 風速50mで建物はどうなりますか?
A. 屋根材や看板が飛散する可能性があり、古い建物では窓ガラスの破損などの被害が発生することがあります。 飛散物による二次被害にも注意が必要です。
Q. 事前にできる対策はありますか?
A. ベランダや庭の飛散物を片付け、窓や雨戸を閉めて補強することが重要です。 停電に備えたライトやモバイルバッテリー、飲料水の確保も有効です。
この風速の風が吹くという状況自体が既に災害になっているという事だと思います。
高速道路は通行止めになり公共の交通機関も運航の見合わせとなっています。このような状況で出かけること自体が命の危険があります。
住居などの建造物にも被害が出る風速です。木造住宅では倒壊の恐れもあり電信柱や樹木も風により倒れるかもしれません。
気象予報などの情報を出来るだけ多くとり、早めに備えに入りましょう。
今回、調べて気が付いたことがありますが、沖縄県は多くの台風の通り道でありながら、住宅被害の報道が殆どありません。
令和元年の国土交通省による新規建設報告によると、沖縄県内の鉄筋コンクリート系の建物が全体の85.56%という数字が出ていました。
長年台風の通り道として強風にさらされてきた歴史の中で、風速数十メートルに耐えうる建物は鉄筋コンクリート系のものだという一つの答えなのかもしれませんね。
何はともあれ気象庁が平均風速の最大クラスを新たに「50m/s以上」という値を新設したということは、このクラスの風が吹くことが増えるということで、このような予報が出た場合は自身の命を守る行動を最優先としましょう。
* 風速の目安や暴風の危険性について理解を深めるため、以下の関連記事もあわせてご覧ください。
マリンスポーツ、バックカントリースノーボード歴40年・元スノーボードインストラクター
北海道在住。サーフィン・SUP・冬山登山を40年以上続ける過程で身に付けた気象学を基に記事を執筆。風速や雨量、雷、湿度に関する実践的な知識を、初心者にも分かりやすく解説しています。
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