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大型台風を宇宙から撮った写真

風速20mはどのくらい強い?体感・危険度・外出判断の目安を詳しく解説


※ 最終更新日:2026年2月24日(FAQを追加)


風速20m/sは外出を控える目安。車も危険度が上がり、交通機関も乱れやすいレベルの強い風速です。



大型台風の直撃や発達した低気圧の通過に伴う気象予報ではたまに出る風速20m/sの予報。



風のみで起きる災害は稀ですが雨や雪など複合的になれば災害1歩手前の風速と言えます。



気象用語でもこの風速となると「非常に強い風」と表現されます。


何かにつかまっていなければ歩くことが困難となり、トタン屋根や瓦は風で剥がれる危険性もあり風に飛ばされたものにより窓ガラスが割れる危険性もあります。


慎重派のアオイ

これって、出掛けちゃいけない日ですよね。

飛行機やJRなど公共の交通機関に影響が出始めるのもこの風速で、運休や速度制限が始まります。


車の運転も風に煽られ危険な状況となりトラックなど風の影響を受けやすい形状の車は横転することもあります。


この風速の状況下で可能な野外アクティビティーは無いと思いますが、その辺も含め風速20m/sが与える影響を以下の内容で総合的に解説しました。


目次


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風速20mの体感を分かり易く時速で解説


気象用語で風速20m/sは「非常に強い風」と表現され、ビューフォト風力では「疾強風」と呼ばれ風力8(17.2m/s~20.7m/s)にあたります。


感覚的には非日常的な強い風なんだろうなという事が想像出来ますね。



ビューフォト風力の表現では、陸上では樹木の小枝が折れ、風に向かって歩けなくなり、海上では大波のやや小さいもの。波頭が砕けて水煙となり、泡は筋を引いて吹き流されるとあります。



テレビのニュース映像でも風速20m/sの市街地の様子を見ることがありますが、人はまともに歩くことが出来ませんでした。


僕が住んでいる北海道では台風が勢力を保ったままやってくることは稀ですが、それでもたまに大きいのがやってきて慣れていない道民は驚きます。


平成16年9月8日、北海道に上陸した台風18号は瞬間最大風速50m/sを記録し北海道大学内の樹木、約2000本が倒れるなど被害を受けました。


市街地でも看板が飛ばされたり、トラックが横転するなどということが起きていたのが鮮明な記憶として残っています。


常識派のサトシ

これは僕も記憶があります。山の樹木もかなり被害を受け麓から見ても分るほど倒れていました。

ちなみに気象予報などで報じられる風速は、実際には地上約10メートルの高さにおける10分間の平均風速を計測し単位は(m/s)を使います。


さらに風速20m/sを分かり易く時速に換算すると以下の計算になります。



20m/s × 60秒 ×60分 =72,000m(時速72km)



つまり風速20m/sとは体感的には時速72kmで走る車の窓から顔を出して当たる風の感じです。



ちなみにこれは平均風速の話で、風は一定に吹いているわけではなく瞬間的に2倍ほどの40m/sの突風が吹くことも珍しくないことを覚えておきましょう。



慎重派のアオイ

瞬間風速が40m/sって意味がわかりません。でも沖縄とかでは年に何回かあるんですよね。

やはり「非日常的な強風ということで、不要な外出は控えたほうがいい。」という感じですね。



気象庁の採用しているビューフォート風力階級(下の表)の表現がひとつの目安となると思います。


この表は各風速の状況が伝わり易く、ある程度は想像がつくので体感などを説明するのに便利です。


風速(m/s) 名称/風力階級 陸上の様子 海上の様子
8.0以上10.8未満 疾風/5 葉のある潅木が揺れ始める。池や沼の水面に波頭が立つ。 水面に波頭が立つ。
10.8以上13.9未満 雄風/6 大枝が動く。電線が鳴る。傘は差しにくい。 白く泡立った波頭が広がる。
13.9以上17.2未満 強風/7 樹木全体が揺れる。風に向かっては歩きにくい。 波頭が砕けて白い泡が風に吹き流される。
17.2以上20.8未満 疾強風/8 小枝が折れる。風に向かっては歩けない。 大波のやや小さいもの。波頭が砕けて水煙となり、泡は筋を引いて吹き流される。
20.8以上24.5未満 大強風/9 屋根瓦が飛ぶ。人家に被害が出始める。 大波。泡が筋を引く。波頭が崩れて逆巻き始める。
24.5以上28.5未満 暴風/10 陸地の内部では珍しい。樹木が根こそぎになる。人家に大損害が起こる。 のしかかるような大波。白い泡が筋を引いて海面は白く見え、波は激しく崩れて視界が悪くなる。
28.5以上32.7未満 烈風/11 めったに起こらない。広い範囲の破壊を伴う。 山のような大波。海面は白い泡ですっかり覆われる。波頭は風に吹き飛ばされて水煙となり、視界は悪くなる。
引用元 日本気象協会

※本ページでは、日常生活や一般的に強風と言われる範囲として、 ビューフォート風力階級のうち風速8m/s~32m/sまでを抜粋して掲載しています。 この風速を超える階級は、危険な風速ということで別ページで詳しく解説しています。



冬の北海道石狩河口橋上での風速20m/sの様子。たまに吹く突風(40m/s以上)でトラックも流されます。




* その他に各風速を0~100m/sまで解説したページもありますので参考にしてみてください。




風速20m/sによる公共交通機関への影響


高速道路などは風速20m/sから通行止めとなることが多く、高速バスや路面バスも運休となる風速です。


JRの場合は速度制限に入り25m/sを越えると運休になります。



自家用車の運転は可能ではありますが看板や枝、その他の飛散物がぶつかる危険性もあり、よほどの事が無い限りは控えるべきとい言えます。



常識派のサトシ

普通に考えて、これからに備える状況ですね。避難が必要なら天候が悪化する前にしたいし。

船舶の場合は波高や視界も影響してきますが風速20m/sではほぼ運休となります。



航空機の場合は横風は13mで向かい風は25m/sまでは大丈夫と言われていますので横風20m/sでは運休になる可能性があります。



ただしそのような場合を想定し方向が違う滑走路が用意されている大きな空港では離発着が可能な場合もあるようです。


以下に風速20m/s時の一般交通機関への影響をまとめてみました。


交通機関 影響
JR 影響なし。20~25m/sで速度規制。25m/s以上で運休。
旅客機 横風は13m/sで向かい風は25m/sまで大丈夫と言われているため場合により影響あり。
フェリー 波高も影響し各社の規定による。(例)東京湾フェリー 金谷、久里浜両港が風速18m/s、波高1.2m、視程500m以下となった場合は運休。
路線バス 影響なし。風速20m/sでおおむね運休。
高速バス 影響なし。高速道路が通行止めとなる風速20m/sで運休。
モノレール 影響なし。各社規定によるが、おおむね風速20m/sを越えると運休となる。
ロープウエイ 各社規定によるが、おおむね風速15m/sで運休となる場合が多い。
スキー場のリフト 各社規定によるが、ペアリフトは18m/s、ゴンドラは15m/sで運休となる。
高速道路 風速10m/sから15m/sで速度規制が入り、(法定速度100km/hのところなら50から80km/hに)、20m/s~25m//以上で通行止めになる。


福岡空港 風速40ノット(約20m)オーバーの強風の中着陸してくる飛行機の様子。




風速20m/sで野外アクティビティーは可能?強風が及ぼすその影響


やってみようと思う人は少ないかと思いますが風速20m/sで野外アクティビティーが現実的か一応調べてみました。


流石に僕も風速20m/sの予報が出ている時に外遊びを考えたことはありまん。


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屋内なら可能ですが、風速20m/sでは現地までの交通機関が止まってしまうためほぼ不可能かと思います。


レジャー・スポーツ 可能度 影響
キャンプ × テントを張る事自体が不可能で、ポールが折れテントも飛ばされる。
× 高所で風を避けるものが無く風速20m/sでは行動不能。
自転車 × 風速6m/sを越える場合は危険が伴うので乗るべきではない。
ランニング × 快適に走れるのは風速4m/sまでで10m/sが限界点。これ以上は危険。
短距離走 × 実施可能ではあるが公式な記録として登録されない。
走り幅跳び × 実施可能ではあるが公式な記録として登録されない。
野球 × プロ野球でも風速に関する明確な規定はないもののZOZOマリンスタジアムでは、2015年に風速14m/sで中止になった例がある。
サッカー × 風に対する中止規定は無く観客に危険が及ばない状況であれば、どんな天候でも行われるがスタジアムに向う交通機関に影響が出ると中止の可能性も。
ゴルフ × 競技ゴルフの場合、天候による競技中断や中止に明確な基準はないが、グリーン上のボールが風で勝手に転がったりティーアップしたボールが落ちるなどの状況は中止となる。
アーチェリー × 風に対しての明確な決まりはないが、的が倒れるなど審判が危険と判断した場合は中止。またアーチェリーの弓は金属またはカーボン製なので、雷が鳴った場合は必ず中断となる。
テニス × 強風による中止基準は特にないが、8m/s位がリミット。
スポーツカイト × 一般的な中風用のカイトでは風速3m/s~風速6m/s位で行うのが安全。
釣り × 磯、船とも海がシケている風速なので危険。
ウインドサーフィン × 海がシケとなる為、危険。
サーフィン × 波の面に影響が出始める風速5m/sがリミット。それ以上の風速で海に入るのは危険。
SUP × 風に流される風速5m/sがリミット。20m/sは論外。
スキー・スノーボード × ゴンドラ、リフトとも運休になるので不可。

慎重派のアオイ

この状況で外遊びは絶対に無理!自殺行為だと思います。

富士山山頂で吹く、風速20m/sの風


これは山裾から20m/sの風が吹いていたという事ではなく、標高を上げるほどに風速が増し、山頂では20m/sの風が吹いていたということです。


下界で風速20m/sであれば富士の山頂での風速は50m/s前後になる可能性があり、登山は不可能です。




風力発電 風速20mでの発電量と安全性は?



近年注目されている風力発電、強風時にはさぞかし大きな電力を発電するだろうと思いがちですが台風や強い風が吹くときは安全のために自動的に止まるように設計されてます。



この時の風速をカットアウト風速とよび、おおむね25m/s程度に設定されています。


大型風力発電機の場合、強風になるとローターが高速回転して破損しないようにブレードの角度を変える「電動式ピッチ制御システム」を導入しています。


さらに、風速が20m/sを超えると危険回避のため、ブレードを風向きと同方向に制御して回転を停止するという安全対策を取っています。



また風力発電には定格風速というものがあり、これを超えたものに関しては発電出力は一定に保たれます。



常識派のサトシ

単純に風が強ければ、強いほどいいということじゃないんですね。

この定格風速も各メーカーによって異なってきますがおおむね9~12m/s程度に設定されていて、この定格風速あたりで発電量は最大になります。


よって約風速10m/s位での発電量が最大となり、どんなに風が強くてもそれ以上は一定となります。


ローター径80mの風車機では風速10m/sでの出力は機種により違いはありますが2000kwほどで、ざっくりと言えば約2000世帯の電力を賄えるほどとなります。


風力発電の風車


風速20mに雨や雷が加わるとどうなる


風速20m/sで雨や雷がつくと暴風雨という天候になり、台風や大きな低気圧が接近もしくは直撃した天候になります。


雨はその強さ(降水量)にもよりますが、例えば風速20m/sで一時間降水量が4mm/h位ですと暴風雨となります。


分かり易くどの位の雨が降るかと言えば、直立した人の上 (50cm×50cm)に30分で500mℓの水が降る感じで、雨具を用意しても風でずぶ濡れになりますし、まともに立っていられません。



簡単に言うと風速20m/sで貴方が立っている50cm×50cmの範囲に30分で缶コーヒーのロング缶(250mml)約2本分の雨が降る。



外出は止め避難も想定する天候です。


慎重派のアオイ

風が20m/sで雨が降って雷って、家の中に居ても不安です。

日常生活に支障の出る天候ですし、公共の交通機関は運休となるものも出ます。


以下に降水量の目安や雷に関することを詳しくまとめた記事をリンクしておきます。


🔗 降水量の目安を1mm~100mmまで大特集!徹底的に詳しく分かりやすくっ


🔗 雷に打たれる確率ってどうなの?宝くじ等との比較と危険度を徹底解説



風速20mはどのくらい?まとめ


風速20m/sは、気象用語では「非常に強い風」にあたり、日常生活では外出を控える判断が基本になる強さです。

体感としては歩行が困難になり、看板やトタンなどの飛散物、窓ガラスの破損などのリスクが高まります。

車の運転は不可能ではありませんが、横風でハンドルを取られやすく、高架・橋・海沿いでは危険が増します。

特に背の高い車両(トラック・ワゴン等)は横転リスクに注意が必要です。


交通機関も影響が出やすく、状況によっては鉄道の速度規制や運休、フェリーの欠航が起こります。

航空機は風向き(横風)や空港の設備によって判断が変わるため、当日の運航情報確認が最優先です。

また風速20m/sは平均風速の目安であり、最大瞬間風速がさらに強くなる可能性も想定して備えることが大切です。


台風や発達した低気圧でこの予報が出たら、ベランダ・玄関周りの飛ばされやすい物を屋内へ移動し、雨戸や窓の施錠も点検しましょう。

必要な買い出しや用事は天候悪化の前に済ませ、無理な外出は避けるのが安全です。


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風速20mとはどのくらい?でよくある質問|FAQ


Q. 風速20mは台風レベルですか?


A. 風速20m/sは「非常に強い風」に相当し、台風や発達した低気圧の接近時に観測されることがあります。 ただし台風の中心付近ではさらに強い風になることもあるため、雨や波など他の要素と合わせて警戒が必要です。


Q. 風速20mで外出しても大丈夫ですか?


A. 基本的には不要不急の外出は控えるのが安全です。 歩行が困難になったり、飛散物や倒木、看板の落下など「風そのもの以外の危険」が増えます。 どうしても外出が必要な場合は、海沿い・橋・高架下・建設現場付近は避け、短時間で済ませましょう。


Q. 風速20mで車の運転は危険ですか?


A. 走行自体は可能でも、横風でハンドルを取られやすく危険度は高まります。 特に橋の上、高架道路、海沿いの直線道路は注意が必要です。 トラックやワゴンなど背の高い車は横転リスクが上がるため、無理な運転は避けるのが無難です。


Q. 風速20mで飛行機や電車は止まりますか?


A. 交通機関は会社や路線、風向きによって判断が変わります。 鉄道は強風時に速度規制や運休となる場合があり、航空機も横風が強いと欠航や遅延が起こります。 「止まるかどうか」は当日の運行情報を確認するのが確実です。


Q. 平均風速20mと最大瞬間風速20mは同じですか?


A. 同じではありません。 平均風速20m/sは「強い風が続く」状態で、生活への影響が大きくなります。 最大瞬間風速20m/sは「一瞬の突風」の目安で、短時間でも転倒や飛散物の危険があるため注意が必要です。



風速20mとはどのくらい? あとがき



風速20m/sの影響を解説してきましたが航空機を含め、公共の交通機関は運休などの影響があります。



車の運転も高速道路が通行止めになったり、一般道でも風に煽られたり看板やトタンが飛んでくる可能性もありお勧め出来ません。


本文中でも触れましたが、風速20m/sとは平均風速のことで倍の40m/sの突風が吹く可能性があるんですね。


そうなると歩くのも難しくなり、高さのある車や、トラックも横転の危険があります。


野外で出来るアアクティビティーは、こんな状況なので勿論ありません。


台風の接近などでこのような予報が出たら、ベランダや玄関先の風で飛ばされそうな物の片付けをしたり雨戸の点検をしましょう。


場合によっては避難の準備も必要かもしれません。



不要な外出は控え、用事はあらかじめ済ませておきましょう。



海は近づくこと自体が危険です。気象予報をチェックし今後の天候の変化も調べておくのも必要です。


* 文中でリンクしたページを含めた「あわせて読みたい風速関連記事」を、リンクしておきました。



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この記事を書いた人 成田 博

マリンスポーツ、バックカントリースノーボード歴40年・元スノーボードインストラクター
北海道在住。サーフィン・SUP・冬山登山を40年以上続ける過程で身に付けた気象学を基に記事を執筆。風速や雨量、雷、湿度に関する実践的な知識を、初心者にも分かりやすく解説しています。


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