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風速9mとはどの位

風速9mとはどのくらい?体感から屋外レジャーの可否まで特集!


気象予報で風速9mの予報が出た時は僕は外遊びの予定をほぼキャンセルします。



風速9mは特別に危険な風速ではありませんが、たまに吹く最大風速が2倍~3倍の突風が18m~27mとなる為それが危険な風速となるからです。



しかし気象庁の分類ではやや強い風は「風速が10m/s以上15m/s未満の風。」ということになっています。


つまり風速9mはやや強い風にも当たらないようです。



ですが野外のレジャーやアクティビティーには当然のように影響のあるのが風速9mです。



ではその風速9mは僕達の日常生活にどれ程の影響があるのか?


この風速でも可能な野外アクティビティーはあるのか?を以下の内容で解説してゆきます。


  1. 1. 風速9mの体感はどんな感じ
  2. 2. 風速9mで野外レジャーはどこまで可能?
  3. 3. 風速9mによる公共交通機関や学校行事への影響

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風速9mの体感はどんな感じ


風の強さを示す尺度に『ビュフォート風力階級』というものがありますが、風速9mは陸地では背丈の低い樹木の葉がゆれ始め、海上では水面が波打つとあります。


これではちょっと分かりづらいので風速を時速に直してその感覚を分かり易くしたのが以下の計算式になります。



9(m/s)× 60(秒)×60(分)=32400(m) 時速32.4kmにあたります。



つまり風速9mとは体感的には時速約32kmで走る車の窓から顔を出して当たる風の感じです。



体感からの印象はあまり強いと感じませんが、気象庁の採用しているビューフォート風力階級(下の表)の表現でいうところの疾風(しっぷう)となります。


風速m/s 呼称 陸上の様子 海上の様子
0~0.2 平穏(へいおん) 煙はまっすぐ昇る。 水面は鏡のように穏やか。
0.3~1.5 至軽風(しけいふう) 煙は風向きが分かる程度にたなびく。 うろこのようなさざ波が立つ。
1.6~3.3 軽風(けいふう) 顔に風を感じる。木の葉が揺れる。 はっきりしたさざ波が立つ。
3.4~5.4 軟風(なんぷう) 木の葉や小枝が揺れる。 波頭が砕ける。白波が現われ始める。
5.5~7.9 和風(わふう) 砂埃が立ったり、小さなゴミや落ち葉が宙に舞う。 小さな波が立つ。白波が増える。
8.0~10.7 疾風(しっぷう) 葉のあるかん木が揺れ始める。 水面に波頭が立つ。
10.8~13.8 雄風(ゆうふう) 木の大枝が揺れ、傘がさしにくくなる。電線が唸る。 白く泡立った波頭が広がる。


* その他に各風速を50mまで解説したページもありますので参考にしてみてください。



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風速9mで野外レジャーはどこまで可能?


野外で行うアクティビティー、陸上、海上ともかなりの部分で影響される風速9mですが、どこまで可能なのかを表にまとめてみました。



海上のレジャー、アクティビティー


アクティビティー 可能度 影響
釣り × 磯、船とも海がシケてくる風速なので危険。船は出廷が中止される。
ウインドサーフィン エキスパートが楽しめる風速となる。初中級者は×
サーフィン × 波の面に影響が出始める風速5m/sがリミット。オフショアでも楽しめない。
SUP × 風に流される風速5m/sがリミット。それ以上は危険。

まず風速9mの海の様子は白波がたち、普通であれば危険を感じるコンディションです。


この風速では、釣りやサーフィン、SUPは無理で危険でもあります。



・ウインドサーフィン


風速9mで可能なマリンスポーツは風を利用するカイトボードやウイング、ウィンドサーフィンになります。


それでもこの風速ですとゲレンデは選ばざるをえないと思いますが、上級者限定となりそうです。



以下は 姶良市別府川 風速9m~15m カイトボードの様子です。



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陸上のレジャー、アクティビティー


アクティビティー 可能度 影響
キャンプ × テントやタープを張る事自体が困難でポールが折れる可能性があります。
登山 雪や雨などが降らなければ可能だが、これ以上なら中止を考える。
自転車 × 風速6m/sを越える場合は危険が伴うので乗るべきではない。
ランニング × 快適に走れるのは風速4m/sまでで10m/sが限界点。
野球 通常どうりに行えるがボールの行方を読むのが難しくなる。
サッカー 風に対する中止は無く、観客に危険が及ばない状況であればどんな天候でも行われる。
ゴルフ × 風向が頻繁に変わらなければ可能だが、ボールのコントロールは難しい。
テニス × 強風による中止基準は特にないが、8m/s位がリミット。
スキー・スノーボード 多少風に煽られるが、視界が悪くなければ普通に滑れるコンディションだが快適ではない。

この風速になると可能なのは野球とサッカーくらいではないでしょうか?それとて快適ではないと思います。


ランニングや自転車もやってやれないことはありませんが、かなりのバツゲームになります。


ゴルフなんかもゴルフ場がクローズしていなければ可能なわけですが、予約の変更が出来ないなどの理由が無い限りは延期したほうが良いと思います。


テニスも平場ではなくコートが囲われていて風を避ける構造になっていない場合は、ボールのコントロールが制御できる範囲を超えた風速ですので延期しましょう。



・登山


登る山の尾根筋や山頂がこの風速なら行こうかなと僕は思います。


夏山なら雨が降らず、冬山なら雪が付かないことが条件にはなりますね。


装備も風対策は必要で、夏山に使うゴアテックスの雨具は風も防いでくれるので、風により体温を奪われずに済みます。


冬山なら1段階上の防寒対策をしていくと、いくらかは快適に登ることが出来ます。



・野球


風速が原因で野球の試合が中止になることはありません。


ですが僕達が趣味でやっている分には風速が9m~10mになると打球にかなりの影響が出ます。


それに砂埃がたつようなグラウンドではかなりのバツゲームとなります。


それでも出来ないというコンディションではありません。


風に加えて雨も降る様ならグラウンドのコンディションが悪くなるので中止という判断でいいと思います。



・サッカー


サッカーは野球よりも天候が悪くても中止にならないんですね。


極端な話、暴風雨でも試合は行われますし、僕が学生の時は雪がちらついても部活はありました。


公式な試合が中止になるのは観客に危険が及ぶ時や、公共の交通機関に影響が出て試合会場に来られない時などです。


なので、まぁ~嵐でも出来るということにはなりますが、楽しんでということになると、こちらも雨が降らなければ出来るという判断かと思います。



・スキース ノーボード


ゲレンデ内であればリフトなどの搬器が止まらない限りは可能ですが、風が9mも吹くとまず寒いです。


それにハイシーズンの乾燥した雪が積もっていれば地吹雪となって視界も遮られることもあります。


その辺に注意しながらではありますが、まだ楽しめる範囲となります。


ちなみにリフトが停止の判断がされるのは風速15m~18mとなります。


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風速9mによる公共交通機関や学校行事への影響



公共交通機関への影響


風速9mが与える一般的な公共交通機関への影響は特にないようですが、台風などが近づいてくる状況での風速9mではJRなどに影響が出る可能性があります。



JRの場合は平均風速ではなく最大風速で運休や規制を決めているからです。



例えば風速9mでは瞬間的に2倍~3倍の強さの突風が吹くことがあり、それは18m~27mにもなり、20~25m/sで速度規制。


25m/s以上で運休となっている為、何等かの影響はありそうです。



その他の交通機関、航空機やモノレールはギリギリ影響が出なさそうです。


高速道路も風速10mから15mで速度規制が入り、20m/s~25m/s以上で通行止めとなっている為こちらも影響が出るギリギリといえそうです。



風速9mのアクアラインの様子。風向きにもよりますがこの日は特に走り難いという感じではないようです。




学校行事への影響


学校行事の遠足や運動会は中止を検討されるのが7m~8mなので、この風速では中止の可能性がかなり高くなります。


雨などの悪天候が予想される場合も9m以内の風速で中止となる場合があります。


市民マラソンなども子供向きの大会でも同様に風速9mで中止の可能性が大きくなります


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風速9mとはどのくらい? まとめ


ここまで9mという風速について説明してきましたが、外出を控える風速ではないけれど瞬間最大風速はその2倍~3倍という事を考えると、ちょっと警戒が必要な風速という事が出来ます。


公共の交通機関には影響はありませんが自転車は止めておいた方が無難です。


傘はひっくり返るギリギリの風速で、デパートなどの垂れ幕は大きな音を立てて風にあおられて棚引いてる状態でしす。


また洗濯ものは強めの洗濯バサミで固定しなければ飛ばされてしまう風速です。


僕の場合は夏なら登ろうとする山の標高での風速が9mなら中止にすると思います。


趣味のサーフィンとSUPは中止でスケートボードをしに行く風速です。冬のスノーボードはゲレンデ内なら普通に行きますがバックカントリーなら中止とします。



日常生活にギリギリ影響が出る風速なので、2倍~3倍の瞬間最大風速の突風が吹くことを考えると、延期出来るものは延期して後日に楽しんだ方がいいと判断する風速が9mです。




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