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風速4mとはどの位

風速4mとはどのくらい?キャンプやレジャー、日常への影響を徹底検証!


風速4m/sって、意外と具体的に想像しにくいですよね。、


僕は30年以上、サーフィンや登山、キャンプなど屋外のレジャーを趣味にしてきて、日常生活に限らずアウトドアシーンでは意外とよく遭遇する強さなんですね。


そんな経験から、洗濯物って乾きやすい?キャンプのテント設営は大丈夫?自転車に乗っている時はどう感じる?


こんな素朴な疑問に応えるべく、この記事では風速4m/sがどんな状況なのか、僕の実際の体感や影響について分かりやすく解説します。


さらに、日常だけでなく、レジャーやキャンプでの注意点や役立つアドバイスも盛りだくさん!


この記事を読み終わる頃には、「風速4m/s」のイメージがしっかりと頭に浮かぶようになるはずです。


風の力をもっと身近に感じながら、日々の生活や趣味に役立ててみませんか?


ということで、そんな風速4m/sを以下の内容で解説してゆきます。


目次


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風速4mとは体感的にどんな感じ?


さて普段は意識もしていない程度の風速4m/sですが、これを体感的に分かり易く表現するとしたら普通に自転車をこいでいて感じる風かと思います。


向かい風だとちょっと煩わしいですが、横から吹かれても危険を感じることも無いはずです。


追い風だとペダルが軽く感じることでしょう。


汗を掻いても早く乾くので心地良い風と感じるかもしれません。


慎重派のアオイ

お出かけ日和みたいな感じですね。サイクリングなんかは気持ちよさそう。

風速4m/sの風を体感的に分かり易く時速に換算すると以下のようになります。



4(m/s)× 60(秒)×60(分)=14400(m)時速14kmにあたります。



つまり風速4m/sとは体感的には時速約14kmで走る自転車に乗ってるときに、頬に当たる風の強さ位です。



ただ風は一定の強さで吹いているわけではなく強くなったり、弱くなったりを繰り返しますが、一番強く吹いた時の風速を「瞬間最大風速」といい通常の2倍ほどの強さとなることも珍しくありません。


* 平均風速の1.5から2倍近い強さの「最大瞬間風速」については詳しく解説しているページがあります。



4m/sの場合ですと最大瞬間風速は8m/s前後の風となりますので突風には多少の注意も必要です。


話を戻しますが、風速4m/sは気象庁の採用しているビューフォート風力階級(下の表)の表現でいうところの軟風(なんぷう)となります。



風速(m/s) 名称/風力階級 陸上の様子 海上の様子
0.3未満 静穏/0 静穏,煙はまっすぐに昇る。 鏡のような海面
0.3以上1.6未満 至軽風/1 風向は煙がなびくのでわかるが風見には感じない。 うろこのようなさざ波が立つ。
1.6以上3.4未満 軽風/2 顔に風を感じる。木の葉が動く。風見も動き出す。 はっきりしたさざ波が立つ。
3.4以上5.5未満 軟風/3 木の葉や細かい小枝絶えず動く。軽い旗が開く。 波頭が砕ける。白波が現れ始める。
5.5以上8.0未満 和風/4 砂ぼこりが立ち,紙片が舞い上がる。小枝が動く。 波の小さいもので、長くなる。白波がかなり多くなる。
8.0以上10.8未満 疾風/5 葉のある潅木が揺れ始める。池や沼の水面に波頭が立つ。 水面に波頭が立つ。
10.8以上13.9未満 雄風/6 大枝が動く。電線が鳴る。傘は差しにくい。 白く泡立った波頭が広がる。
13.9以上17.2未満 強風/7 樹木全体が揺れる。風に向かっては歩きにくい。 波頭が砕けて白い泡が風に吹き流される。
17.2以上20.8未満 疾強風/8 小枝が折れる。風に向かっては歩けない。 大波のやや小さいもの。波頭が砕けて水煙となり、泡は筋を引いて吹き流される。
20.8以上24.5未満 大強風/9 屋根瓦が飛ぶ。人家に被害が出始める。 大波。泡が筋を引く。波頭が崩れて逆巻き始める。
24.5以上28.5未満 暴風/10 陸地の内部では珍しい。樹木が根こそぎになる。人家に大損害が起こる。 のしかかるような大波。白い泡が筋を引いて海面は白く見え、波は激しく崩れて視界が悪くなる。
28.5以上32.7未満 烈風/11 めったに起こらない。広い範囲の破壊を伴う。 山のような大波。海面は白い泡ですっかり覆われる。波頭は風に吹き飛ばされて水煙となり、視界は悪くなる。
32.7以上 颱風/12 被害がさらに甚大になる 大気は泡としぶきに満たされ、海面は完全に白くなる。視界は非常に悪くなる。
引用元 日本気象学会

* その他に各風速を100mまで解説したページもありますので参考にしてみてください。



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風速4m/sによる日常生活への影響


風速4m/sは、日常生活のさまざまな場面で微妙な影響を及ぼす風速です。


この程度の風は強風とは言えませんが、外出時や家事、通勤・通学において注意が必要な場面もあります。


例えば、洗濯物を外に干す場合、風速4m/sは衣類を乾かす助けになる適度な風といえます。


ただし、軽い衣類や小さな布類は風に揺れて飛ばされる可能性もあるので、しっかりとピンチやクリップで固定することが大切です。


常識派のサトシ

僕も洗濯物は外乾し派です。お日様や風に当たって乾いた洗濯物て気持ちイイですもんね。

また、土埃や花粉が多い季節には、衣類に付着するリスクが増えるため、状況に応じた工夫も必要です。



風速4m/sって基本的には穏やかなんですが、実は外出時に、女性や長髪の方にとってヘアスタイルが乱れやすい風速なんですね。



風が顔に当たり、髪がまとまりにくくなるため、帽子やヘアクリップで整える対策が役立ちます。


また、軽量なスカートやショールは風になびきやすいため、服装選びにも注意が必要です。


公共交通機関には大きな影響はありませんが、電動自転車やスクーターを利用する場合、横風の突風によりバランスを崩しやすくなることがあります。


風速は一定ではなく時に倍以上の突風が吹くことがあるため、狭い道や橋の上では多少慎重な運転が必要となります。


僕は近所への外出では自転車を使うことが多いのですが、風速4m/sが向かい風になると、ペダルを漕ぐのにやや力が必要かなと感じています。


慎重派のアオイ

そっか!突風のことを忘れてました。倍の8m/sか~気をつけなきゃですね。

勿論、追い風ではかなり楽に感じるのは言うまでもありません。


このように風速4m/sは日常生活で適度な利便性を与える一方、少しの注意でより快適に過ごせる風速と言えます。


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スポーツやキャンプ、屋外レジャーに与える影響


水上のアクティビティーでは若干快適性が制限されるものもありますが、陸上ではほぼ全てのアクティビティーが可能です。



海上のレジャー、アクティビティー


アクティビティー 可能度 影響
釣り 海上では白波が立ち始める風速で注意は必要です。
ウインドサーフィン 良く走り楽しめます。
サーフィン オフショアなら快適、オンショアならギリギリ。
SUP 風に流されないように注意が必要。

この辺から海のレジャーやスポーツは、風を利用するカイトサーフィンやウインドサーフィン以外は難しくなってきます。


とはいえ、ウインドやカイトで楽しむにはちょっと風が弱く、練習中の方には良いコンディションという感じでしょうか。


手漕ぎボートやインフレータブルのSUPも風に流されやすいので風速が4m/sを超えるようであれば中止が望ましいでしょう。


常識派のサトシ

特にゴムボートなんかは風に流されやすいので、風向きにもよりますが4m/sがリミットだと思います。

僕の好きなサーフィンもこの風でオンショア(海から陸に吹く風)では波に悪影響が出始めるので楽しめるギリギリの風速と思っています。



海水浴では浮袋やビーチボールなどが風に流されやすくなる風速ですので特に注意が必要です。



釣りに関しても経験者なら楽しめ、初心者にはやっかいな風と言えるかと思います。


快適に釣りが出来る風速やちょっとした風対策から中止の判断まで詳しく解説したページもあります。




陸上のレジャー、アクティビティー


アクティビティー 可能度 影響
キャンプ テントやタープが若干煽られる。
登山 山では珍しくない風速。雨などが降らなければ快適な登山。
自転車 普通に乗れる風速。
ランニング 快適に走れます。
野球 通常どうりに行える。
サッカー 特に問題なく行える。
ゴルフ 普通に行える。
テニス 通常どうり行える。
スキー・スノーボード 問題なしリフト、ゴンドラも通常運行。


陸上のスポーツやアクティビティーでしたら公式に記録を残すのでなければ、何の問題なく楽しめる風速です。



ただこれに雨が付くと一気に快適性が落ちます。


風速4m/sでは体感温度が4度程下がり、衣服が濡れていると気化熱で体温が奪われ、さらに体感温度は下がりますので、雨が降った段階で止めるのが得策と思います。



風速3m~4mでスロープソアリング(ラジコングライダー)の様子。



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キャンプやバーベキューへの影響


風速4mは、どう風を上手く避けてテントやタープを張り、サイトを設営するかが快適性に大きく影響します。



平均風速が4m/sということは、倍の8m/sの突風が瞬間的に吹くことも予想されます。


そうなればテントやタープを張ること自体が難しくなったり、バーベキューではコップや皿が飛ばされるなどのことも起きてきます。



屋外のレジャーではキャンプも含め出来るだけ風裏を探し、風がまともに当たらない場所を探すのが重要です。



キャンプ場では木立の中や水辺から離れるなどすると風を避けられます。


キャンプサイトの設営場所で快適性の80%が決まると言っても過言ではありません。


慎重派のアオイ

キャンプ場の中でも場所により風の強さが違うんですね。次から確認してからテントをたてます。

火を使う野外でのバーベキューなどでも風が当たらない場所を選びましょう。火を起こしたり、その他の作業、特に後片付けも格段に楽になります。



基本的に4m/sという風速はアウトドアでは珍しくないので、風に対する知識があれば快適に楽しめます。



とは言え、そのような場所はキャンプに来る殆どの人が狙っていますので早めの到着で目ざとく確保しましょう。



快適にキャンプが出来る風速やちょっとした風対策から中止の判断まで詳しく解説したページもあります。



残念ながらそのような場所を確保出来なかった場合の、タープのアレンジ術 -強風対策編-です。


スノーピークスタッフによる突然の強風でも安心・安全な、タープのアレンジ術の解説動画です。




快適にサイクリングを楽しめる風速についての記事もありますので合わせてどうぞ。



日常生活や屋外レジャー・スポーツ時に「風が強い」と感じる風速をまとめた記事もありますので参考にしてみてください。



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風速4mに雨や雷がつくとどうなる


風速4m/sとはちょっと風があるかな?というレベルですが、これに雨や雷が付くと快適性や安全性は一気に低下します。


雨はその強さ(降水量)にもよりますが、例えば風速4m/sで一時間降水量が4mm/h位までですと傘やレインブーツ、レインコートを使えば支障もなく過ごせるレベルです。


分かり易くどの位の雨が降るかと言えば、直立した人の上 (50cm×50cm)に30分で500mℓの水が降る感じですね。



簡単に言うと貴方が立っている50cm×50cmの範囲に30分で缶コーヒーのロング缶(250mml)約2本分の雨が降る。



常識派のサトシ

風がある中のロング缶2本か~雨のキャンプも嫌いじゃないけど外遊びはちょっと要検討ですね。

日常生活に支障はありませんが野外のレジャー、スポーツ、などは中止したほうがいいレベルですね。



以下に降水量の目安をまとめた記事がありますので参考にしてみてください。




また、これに雷が加わると屋外に出る事自体が危険となります。対処方法についてまとめた記事もありますので、こちらもどうぞ。



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風速4m/sとはどのくらい? あとがき


風速4m/sは都市部でも郊外でも珍しい風速ではありません。「今日は風が少しあるね。」という感覚が大体4m/sの風が吹いている状況です。



野外スポーツやレジャーも快適に行える日ですね。



学校行事の運動会や遠足なども軽くかいた汗が心地よく感じる風と言えます。


ただ突風に対する注意報が天気予報で出ている場合は注意が必要です。


洗濯物は飛ばされない対策、自転車は突風に注意して乗る。ベランダの鉢植えなども倒れないように、などで十分ですので注意を向けましょう。


まとめとしては、特に行動に制限を感じる風速ではなく大体は快適に過ごせる風が風速4m/sということが言えます。



また、風は一定の強さで吹き続けることはないので、他の風速の体感もチェックしておくとより完璧です。



以下に当サイトの日常的な風速の記事をリンクしておきました。



🔗 風速2mとはどのくらい?日常生活に影響はある?


🔗 風速3mとはどのくらい?釣りやゴルフ、普段の生活に影響はある?


🔗 風速5mとはどのくらい?日常生活、野外レジャーへの影響を特集!


🔗 風速6mとはどのくらい?体感、外出、レジャーへの影響を特集!


🔗 風速7mとはどのくらい?体感、日常生活、レジャーへの影響を大特集!


🔗 風速8mとはどのくらい?体感からアクティビティの可否まで大特集!


🔗 風速9mとはどのくらい?体感から屋外レジャーの可否まで特集!


🔗 風速10mとはどの位?釣り、キャンプは、飛行機は飛ぶ?


🔗 風速15mとはどのくらい?警報、交通機関などの影響を調べてみた!



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