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風速4mとはどの位

風速4mとはどのくらい?キャンプやレジャー、日常への影響を徹底検証!


風速4mほどの風は、よほど気にしていない限りは都市部でも日常的に吹いている風です。


和名では3.4m/s以上 5.4m/s未満の風を「軟風」とよばれていますが、何となく穏やかな雰囲気は伝わってきます。



この風速ですと窓を開けて空気を入れ替えるときにカーテンが風に揺らいで気持ちの良い入れ替えが出来ると思います。



窓に近い机の上の書類なんかは飛ぶかもしれないので片づけておきましょう。



ではキャンプや釣りなど野外のレジャーではどうでしょう?テントやタープは上手く張れるでしょうか?


火を使うバーベキューなども危険無く楽しめるでしょうか?


遠足や運動会などの学校行事に与える影響は?



4mという風速が与えるこれらの野外活動への影響はどの位あるのか以下の内容で解説しています。


  1. 1. 風速4mとは体感的にどんな感じ?
  2. 2. 風速4mによる日常生活への影響
  3. 3. スポーツやキャンプ、レジャーに与える影響
  4. 4. 風速4mに雨や雷がつくとどうなる

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風速4mとは体感的にどんな感じ?


さて普段は意識もしていない程度の風速4mですが、これを体感的に分かり易く表現するとしたら普通に自転車をこいでいて感じる風かと思います。


向かい風だとちょっと煩わしいですが、横から吹かれても危険を感じることも無いはずです。


追い風だとペダルが軽く感じることでしょう。


汗を掻いても早く乾くので心地良い風と感じるかもしれません。


風速4mの風を体感的に分かり易く時速に換算すると以下のようになります。



4(m/s)× 60(秒)×60(分)=14400(m)時速14kmにあたります。



つまり風速4mとは体感的には時速約14kmで走る自転車に乗ってるときに、頬に当たる風の強さ位です。



気象庁の採用しているビューフォート風力階級(下の表)の表現でいうところの軟風(なんぷう)となります。


風速m/s 呼称 陸上の様子 海上の様子
0~0.2 平穏(へいおん) 煙はまっすぐ昇る。 水面は鏡のように穏やか。
0.3~1.5 至軽風(しけいふう) 煙は風向きが分かる程度にたなびく。 うろこのようなさざ波が立つ。
1.6~3.3 軽風(けいふう) 顔に風を感じる。木の葉が揺れる。 はっきりしたさざ波が立つ。
3.4~5.4 軟風(なんぷう) 木の葉や小枝が揺れる。 波頭が砕ける。白波が現われ始める。
5.5~7.9 和風(わふう) 砂埃が立ったり、小さなゴミや落ち葉が宙に舞う。 小さな波が立つ。白波が増える。
8.0~10.7 疾風(しっぷう) 葉のあるかん木が揺れ始める。 水面に波頭が立つ。
10.8~13.8 雄風(ゆうふう) 木の大枝が揺れ、傘がさしにくくなる。電線が唸る。 白く泡立った波頭が広がる。


* その他に各風速を50mまで解説したページもありますので参考にしてみてください。



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風速4mによる日常生活への影響


まず公共の交通機関への影響は航空機、船舶、陸上交通ともに全くありません。


自転車やバイクなどの運転にも支障は無いでしょう。



野外でのバーベキューなどでは紙コップや紙皿のように軽量で風を受けるような形状の容器だと、動いてしまうことはあり得ますので多少注意は必要でしょう。



さらに、風に当たり続ければ体感温度が下がります。



風速1mにつき体感温度は1度下がると言われていますので、気温が20度あっても風速4mの風に吹かれれば体感温度は16度になります。


湿った衣服を着ていればさらに低くなるので注意が必要です。



洗濯物も外乾しで飛ばされる風速ではありませんが、念のためにクリップなどで挟んでおくのが安心です。。


勿論よく乾く風速ですので、お日様が出ていれば絶好の洗濯日和でもあります



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スポーツやキャンプ、屋外レジャーに与える影響


水上のアクティビティーでは若干快適性が制限されるものもありますが、陸上ではほぼ全てのアクティビティーが可能です。



海上のレジャー、アクティビティー


アクティビティー 可能度 影響
釣り 海上では白波が立ち始める風速で注意は必要です。
ウインドサーフィン 良く走り楽しめます。
サーフィン オフショアなら快適、オンショアならギリギリ。
SUP 風に流されないように注意が必要。

この辺から海のレジャーやスポーツは風を利用するカイトサーフィンやウインド以外は難しくなってきます。


手漕ぎボートやインフレータブルのSUPも風に流されやすいので風速が4mを超えるようであれば中止が望ましいでしょう。


僕の好きなサーフィンもこの風では楽しめるギリギリの風速となります。



快適に釣りが出来る風速やちょっとした風対策から中止の判断まで詳しく解説したページもあります。




陸上のレジャー、アクティビティー


アクティビティー 可能度 影響
キャンプ テントやタープが若干煽られる。
登山 山では珍しくない風速。雨などが降らなければ快適な登山。
自転車 普通に乗れる風速。
ランニング 快適に走れます。
野球 通常どうりに行える。
サッカー 特に問題なく行える。
ゴルフ 普通に行える。
テニス 通常どうり行える。
スキー・スノーボード 問題なしリフト、ゴンドラも通常運行。

陸上のスポーツやアクティビティーでしたら公式に記録を残すのでなければ、影響なく楽しめる風速です。


ただこれに雨が付くと一気に快適性が落ちます。


風速4mでは体感温度が4度程下がり、衣服が濡れていると気化熱で体温が奪われ、さらに体感温度は下がりますので、雨が降った段階で止めるのが得策と思います。



風速3m~4mでスロープソアリング(ラジコングライダー)の様子。



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キャンプやバーベキューへの影響


風速4mは、どう風を上手く避けてテントやタープを張り、サイトを設営するかが快適性に大きく影響します。




平均風速が4mということは、5mや倍の8mの突風が瞬間的に吹くことも予想されます。


そうなればテントやタープを張ること自体が難しくなったり、バーベキューではコップや紙皿が飛ばされるなどのことも起きてきます。



屋外のレジャーではキャンプも含め出来るだけ風裏を探し、風がまともに当たらない場所を探すのが重要です。



キャンプ場では木立の中や水辺から離れるなどすると風を避けられます。


この辺の場所設定で快適性の80%が決まると言っても過言ではありません。


火を使う野外でのバーベキューなどでも風が当たらない場所を選びましょう。火を起こしたり、その他の作業、特に後片付けも格段に楽になります。




基本的に4mという風速はアウトドアでは珍しくないので、風に対する知識があれば快適に楽しめます。



とは言え、そのような場所はキャンプに来る殆どの人が狙っています。



快適にキャンプが出来る風速やちょっとした風対策から中止の判断まで詳しく解説したページもあります。



残念ながらそのような場所を確保出来なかった場合の、タープのアレンジ術 -強風対策編-です。


スノーピークスタッフによる突然の強風でも安心・安全な、タープのアレンジ術の解説動画です。




快適にサイクリングを楽しめる風速についての記事もありますので合わせてどうぞ。




日常生活や屋外レジャー・スポーツ時に「風が強い」と感じる風速をまとめた記事もありますので参考にしてみてください。



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風速4mに雨や雷がつくとどうなる


風速4mとはちょっと風があるかな?というレベルですが、これに雨や雷が付くと快適性や安全性は一気に低下します。


雨はその強さ(降水量)にもよりますが、例えば風速4mで一時間降水量が4mm/h位までですと傘やレインブーツ、レインコートを使えば支障もなく過ごせるレベルです。


分かり易くどの位の雨が降るかと言えば、直立した人の上 (50cm×50cm)に30分で500mℓの水が降る感じですね。



簡単に言うと貴方が立っている50cm×50cmの範囲に30分で缶コーヒーのロング缶(250mml)約2本分の雨が降る。



日常生活に支障はありませんが野外のレジャー、スポーツ、などは中止したほうがいいレベルですね。



以下に降水量の目安をまとめた記事がありますので参考にしてみてください。




また、これに雷が加わると屋外に出る事自体が危険となります。対処方法についてまとめた記事もありますので、こちらもどうぞ。



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風速4mとはどのくらい? まとめ


風速4mは都市部でも郊外でも珍しい風速ではありません。「今日は風が少しあるね。」という感覚が大体4mの風が吹いている状況です。



野外スポーツやレジャーも快適に行えると思います。



学校行事の運動会や遠足なども軽くかいた汗が心地よく感じる風と言えます。


ただ突風に対する注意報が天気予報で出ている場合は注意が必要です。


洗濯物は飛ばされない対策、自転車は突風に注意して乗る。ベランダの鉢植えなども倒れないように、などで十分ですので注意を向けましょう。


まとめとしては、特に行動に制限を感じる風速ではなく大体は快適に過ごせる風が風速4mということが言えます。



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