
THE NORTH ISLAND
welcom to nature of hokkaidou
人が生活していく上での快適湿度は40パーセント~60パーセントと言われています。
ですが、建物の構造、暖房の使い方、季節などによって湿度が中々上がらず乾燥し過ぎということはよくあります。
僕の住んでいる北海道は、もともと湿度が高いところではありませんので、秋~冬の湿度は割と低くなります。
特に暖房を使う季節は、湿度が下がりやすく色々な方法を試してきました。
まぁ、加湿器を使うのが手っ取り早いのですが、日々使う日用品を工夫することでも湿度を下げることは出来ます。
また、それぞれの部屋には向いている方法があり、そこを使い分けることで効果的に湿度を上げることが出来ます。
今回はそんな屋内の湿度を効果的に上げる方法を以下の内容で解説しています。
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湿度を上げる方法は色々ありますが、屋内全ての湿度を上げるのに1つの方法で、というのはちょっと無理があります。
なので寝室や子供部屋、リビングなどといったよいうに分けて考え、それぞれに合った加湿法方を必要な時に使うというのが合理的です。
ここでは湿度を上げたい場所を以下のような4か所に分けてみました。
以下、場所別に合う加湿方を詳しく解説をしてゆきます。
この様に狭いエリアでしたら、ちょっと大きめのマグカップなどに水を入れて置いておくだけでも効果があります。
もう少し強く加湿したい場合は水が垂れてこない程度に絞ったバスタオルなどをハンガーで吊るしておくのもいいと思います。
寝る前にカーテンに少し霧吹きで水を吹いてあげるというのも効果的です。
僕の住んでいる北海道の冬は、就寝時でも暖房は入れたままにする期間が長く部屋の中は乾燥しがちですが、この方法で十分加湿が出来ています。
また、この範囲でしたら卓上サイズの小型加湿器も十分に使えます。
ベッドサイドやデスク上でしたら、これらの方法で5%位は湿度が上昇します。
活発な年齢の子供か、あかちゃんかで使う方法は多少変わりますが、濡れタオルを乾すという方法でしたら安心して使えます。
また観葉植物を置き、定期的に霧吹きを吹いて水分をあげるという方法も部屋の加湿には効果があります。
僕はこう見えて4人の子供を育ててきましたが、実際に濡れタオルと観葉植物を併用して使いました。
この方法で最大10%は湿度を上げることが期待出来ます。
さらに、積極的に加湿して、湿度をコントロールしたいという場合は、加熱式ではなく超音波式の加湿器を使うのが安心です。
そう大きくない部屋なので、比較的安価な物も手に入ります。
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僕が良くやるのは、ポットやヤカンの蓋を開けておいて中身の水が蒸発して無くなるまで沸騰させ続けるという方法です。
ヤカンやポットに入っていた水が全て蒸発して空気に含まれたということになるので、体感できるほどの効果があります。
ただ、安全上火をかけている物から目は離さないということは気を付けなければいけません。
不安な場合は、沸騰したら火を止めて蓋を開けておくでも、ある程度の効果はあります。
沸騰させ続けた場合、7畳位の部屋でしたら10%位は湿度があがります。
また入浴後は浴室からのドアをリビングまで全て開けるという方法も効果があります。
入浴後は洗濯をして部屋干しをすることも多いですが、そのような場合は効果はさらに上がります。
ただ浴室からリビングまでの距離が遠い場合は、湿度は廊下などに分散してしまうので効果はあまり上がりません。
リビングが広い場合は扇風機などで部屋の空気を動かし、温度や湿度を均一化してあげるのも忘れずに行いましょう。
ホテルの空気って意外と乾燥していて、無防備で寝てしまうと朝に喉がガラガラなんてことがよくあります。
ビジネスホテルの部屋が特に湿度が低く、なんでこんなに乾燥しているのだろう?と思うほどです。
そんな時はお風呂のお湯をはったままでドアは開けっ放しか、バスタオルを濡らして吊るしておくなどの方法が効果があります。
稀にフロントに言ったら加湿器を貸してくれた、なんてこともあるので、一応確認はしておきましょう。
以下に、温度も加味した部屋の快適湿度を詳しく説明したページがありますので合わせてご覧ください。
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最近の建材は良いものが出ているようで、調湿建材なるものがあります。
これは、呼吸をするように湿気を吸収・放出してくれる建材のことで、室内の湿度を快適に保ってくれます。
建材自体に微細な空気孔があり、余分な湿気を吸収して、室内の空気の湿度を下げ、湿度が低くなると、吸収した湿気を放出して湿度を上げるという働きをします。
この建材を使うメリットとしては、このように室内環境を快適に保つという他に、湿度を調整することにより建物の寿命も伸ばしてくれます。
商品名としては「ゼオライト」「エコカラット」「珪藻土」などがそれにあたります。
調湿建材は壁材だけではなく、天井材にもあり素材感も色々ありますので選ぶ幅が広く、総合的に快適性を考えられます。
気になる性能は壁面8㎡で約400mlの給水量があり、部屋全体で考えるとけっこうなものだと思います。
㎡単価は¥3000~¥8000位ですので、家の新築やリフォームをお考えの方は、検討してみるのも良いかと思います。
調湿建材エコカラットの説明動画がありますので興味をお持ちの方はこちらもどうぞ。
場所(部屋)に合わせた加湿法をいくつか説明してきました。
加湿器などを使うのが手っ取り早いのですが、全ての部屋に置くわけにもいきません。
ようは自分が今居る所を効果的に加湿すれば良いという事で、日用品で行える方法を紹介させて頂きました。
日用品ながら、効果もそれなりに期待できたりもします。
特にお風呂に入った後にドアを開け放つなどは、加湿をする為にお風呂を入れるのではありません。
その副産物として加湿も出来るというのは特に新な労力やエネルギーを必要としないのでエコな方法とも言えます。
また今回ご紹介した方法を複合的に使うのも効果は倍増します。
ご自身のお部屋で色々試しながら快適な方法が見つかるお手伝いとなれば嬉しいです。
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