
THE NORTH ISLAND
welcom to nature of hokkaidou
天気予報を見ていると、今日の天気の他に湿度の予報もされています。
天気が良くて、爽やかな風が吹いて....は想像が出来ます。
でも 予報の湿度が70パーセントって体感的にどんな感じ?って思う事ありませんか。
温度の10度、20度、30度、なんかは体感として蓄積されているものがあるのでイメージが直ぐに湧きます。
ですが湿度は..
同じ湿度でも温度で感じ方が違うのです。
ってことは夏と冬では同じ湿度70パーセントでもその状態は違うということになっちゃいます。
今回はそんなイメージし難い湿度のお話し、しかも湿度70パーセントの世界を以下の項目で説明してゆきます。
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まずは湿度70パーセントが基本的にどういう状態なのかを抑えておく必要があります。
空気に含まれる水分には上限があります。その上限いっぱいの状態。これ以上は無理ですよ!
という状態を湿度100パーセントと言います。
これを超える水分は、溶け込むことが出来ず視覚化、となり眼に見える状態となり霧や結露となります。
では100パーセントの限界点じゃないけれど。限界の7割は水分を含んじゃった!
という状態を湿度70パーセントと呼びます。
まず、これを抑えておくとして
じつは空気中に含まれる水分は気温によって変わってきます。つまり同じ湿度70パーセントでも季節によって感じ方が違うということです。
これは湿度と温度の関係性によって不快度が変わるためなんですね。このあたりはより詳しく以下の記事にて説明しています。
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春は夏と冬が同居しているような季節です。
初夏のような気温の日があれば、冷たい北風が吹き初冬のような気温の日もあります。
春といえども湿度70パーセントはちょっとジットリ感じてしまいます。
梅雨などもあり、気温が上がる夏では湿度70パーセントはかなりジメジメ感がありあります。
実際、カビが生えやすい湿度でもあります。
夏は湿度70パーセントの不快指数は高くなります。
エアコンを使わなくても部屋の中が気持ちよく理想的な温度と湿度になるのが秋です。
それでも雨や霧で湿度を感じる日はありあます。
湿度が70パーセントまで上がれば秋でも湿っぽく感じてしまいます。
気温が下がり、水分を含める限界点が低く乾燥しがちなのが冬です。
さらに気温が下がったり、湿度が上がったりすると結露とカビの心配があります。
冬はあまり湿度は感じませんが、湿度70パーセントでは結露の心配があります。
こんな感じで同じ湿度70パーセントでも、夏はジメジメ感じ、冬はあまり湿度を感じません。春と秋は雨などその日の天気によりビミョウな湿度の違いを感じます。
湿度調整の対策なども含め、理想的な部屋の湿度については温度との関係も含め詳しく説明しているページがあります。
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不快指数とは人が生活するうえで不快を感じるような体感を、気温と湿度を加味して数値化したものです。
指数が70を超えると不快に感じる人が増え、75以上で半数の人が不快と感じ、80を超えるとほとんどの人が不快と感じます。
風速が含まれていないため、実際の体感とは多少違う場合もありますが、湿度70パーセントにおける不快指数を温度別に表にしてみました。
温度℃ | 湿度% | 不快指数 | 体感 |
---|---|---|---|
0 | 70 | 36.3 | 寒い |
5 | 70 | 43.8 | 寒い |
10 | 70 | 51.3 | 寒い |
15 | 70 | 58.8 | 肌寒い |
20 | 70 | 66.4 | 心地良い |
25 | 70 | 73.9 | 暑くない |
30 | 70 | 81.4 | 暑くて汗が出る |
35 | 70 | 88.9 | 暑くてたまらない |
40 | 70 | 96.4 | 暑くてたまらない |
不快指数は次の式で計算出来ます。
0.81×気温+0.01×相対湿度(0.99×気温-14.3)+46.3
同じ湿度70パーセントでも温度によって、こんなにも不快指数が変わってきます。
さらに風によっても体感温度が変わるので不快指数も変わってきます。
風速が1m増すごとに体感温度は1度下がるので風速が5mもあればかなり快適になりますが風速5mと言われてもピンときませんね。
以下に詳しく説明しているページがありますので参考にしてみてください。
扇風機など併用出来れば不快指数を下げることが出来ます。
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雨や霧雨が降っていて、湿度が70パーセントもあれば髪が湿気を含んでブハーっとまとまりが無く広がりやすくなりがちです。
この辺は僕のパートナーもかなり気にしています。
まず、湿気をふくんだ髪というのはキューティクルが開いている状態です。
キューティクルとは髪の毛の表面を覆う鱗のようなもので、それが整わず開いた状態では当然、髪型全体もまとまりません。
そもそも湿気に左右されやすい髪と言うのは、もともとキューティクルが開いている傷んだ状態でもあります。
パートナーは僕とサーフィンを一緒にやっていますので紫外線や海水などで髪の状態はけっして良いとは言えない状態にあります。
そんなんで湿度が70パーセントもある日は僕とパートナーの髪の毛はブハーっと広がった状態になります。
対策としては、傷んだ髪のケアはしっかりすること。
オイルやクリーム、トリートメントなどで髪をコーティングすることは有効です。
イメージ的には膜を張って、湿気の入り口をシャットアウトする感じです。
これで湿度が高くても髪の広がりを抑え、随分とまとまり易くなります。
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湿度70パーセントの場合は、気温にもよりますが外干しをしてもあまり乾きません。
というか、湿度が60パーセント以上あると外干ししても乾きにくいと言われています。
こんな場合はコインランドリーの乾燥機を使うか、エアコンの除湿機能を使いながら部屋干しするのが手っ取り早く洗濯物を乾かせます。
除湿器を使う場合は、規定よりワンサイズ大きなものを使うと部屋の湿度を上げずに洗濯物を乾かせます。
とはいえ部屋干しをすると、どうしても部屋の湿度が上がりがちになります。
湿度設定は50パーセントを保つようにして下さい。湿度が60パーセントを超えると急に渇き辛くなります。
洗濯に困ったら「宅配クリーニング」が良いかもしれません。
部屋の湿度を気にしなくてもいいですし、保管もしてくれ物凄く便利です。
止もう得ず部屋干しが必要な場合は「美しい”空間”を創出」がコンセプトの【cado】(カドー)の除菌サーキュレーターがおすすめです。
布団乾燥機や加湿器も、全てデザイン性が高く空間をお洒落に演出してくれます。
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実は、夏場の湿度70パーセントは熱中症の警戒レベルで、71%からは厳重警戒レベルになります。
屋外、屋内を問わず対策をすることが重要です。
気温が28℃以上あり湿度が70パーセントもあれば、外出時には熱中症の危険があります。
熱中症は、暑い環境にいることで体内の水分や塩分などのバランスが崩れ、体温の調節ができなくなるために起こる病気です。
熱中症は真夏の炎天下で発症するイメージがありますが、実は梅雨入りの湿度が高く蒸し暑い6月や、梅雨明けの7月の、まだ暑さに体が慣れていない頃にも多く発症します。
救急搬送されたり、場合によっては命に関わる場合もありますので注意が必要です。
そのような日は外出しないのが一番ですが、外出する場合は以下のことに気を付けましょう。
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先ほどお話しした屋外とは違い、室内は湿度の調整が可能です。室内の湿度が70パーセントだとカビの発生も心配になります。
ここでは四季による理想の室内の湿度についてお話ししてゆきます。
・春に理想的な部屋の湿度は40パーセント~60パーセント
春は室温を24度くらい、湿度を40%以上に保つことで快適に過ごせます。寝室も室温と同じ環境にすることで快適に眠れます。
・夏に理想的な部屋の湿度は45パーセント~60パーセント
湿度が50パーセント以下になると乾燥が始まり、60パーセント以上になるとカビが心配です。また同じ温度でも湿度が高いと蒸し暑く感じてしまいます。
・秋は自然のままの温度と湿度が理想的
一番過ごしやすいのが秋です。湿度50パーセント~60パーセントから大きく外れていたら調整する。みたいな感覚があれば十分です。
・冬の部屋の湿度は45パーセント~60パーセントが理想的
気温の低くなる冬は空気に含まれる水分が他の季節より少なくなるので黙っていても乾燥しがちです。暖房を使うと湿度は急降下!
湿度が40%以下になると、インフルエンザウイルスの生存率が高くなることは良く知られています。
理想的な部屋の湿度については、湿度の調整の仕方なども含め、詳しく説明しているページがあります。
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湿度70パーセントは四季を通じてもちょっと高い湿度です。
気温の高い季節では熱中症の心配があり、不快指数も高まります。
事実、夏場の湿度70パーセントは熱中症の警戒レベルで、71%からは厳重警戒レベルになります。
野外であれば、帽子や日傘で強い日射を避け、屋内であればエアコンなどで室温と湿度の調整をしましょう。
湿度を60パーセント以下に下げるだけでも体感温度は下がります。
また僕自身がそうなのですが、ダメージのある髪は湿度70パーセントでまとまりが無く広がりやくなります。
普段からダメージヘア用のシャンプー&トリートメントやヘアクリームなどで十分にケアすることで軽減することが出来ます。
70パーセントの湿度を四季を通して理想の60パーセント以下にするのはそう難しくありません。
除湿器やエアコンなどを利用して理想の湿度を保ち、快適に過ごしましょう。
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