THE NORTH ISLAND
welcome to nature of hokkaido
※ 最終更新日:2026年2月8日(FAQを追加)
キャンプを快適に楽しむために、風の影響を考えたことはありますか?
キャンプ歴30年以上、雪山登山でのテント泊も経験してきた私にとって、風は自然の中で過ごす上で最も重要な要素のひとつです。
心地良いそよ風は焚き火を楽しむのに最適ですが、強風となればテントの設営すら困難になり、最悪の場合、キャンプそのものを中止せざるを得ない状況にもなります。
風速がどの程度なら快適に過ごせるのか?逆に、どのレベルになると危険なのか?
経験者だからこそ分かる、風の強さとキャンプへの影響、そして現場で実践できる10の風対策を詳しく解説します。
キャンプを安全に楽しむために、ぜひ最後まで読んで参考にしてくださいね。
目次
スポンサーリンク
ストレス無く快適にキャンプを楽しめる風速はズバリ5m/s以下になります。
風速による判断の基準は以下のように考えて間違いないでしょう。
・ 快適:5m/s以下
・ 判断が分かれる:7〜8m/s
・ 中止前提:10m/s以上
キャンプをする上で、風は快適さを左右する大きな要素です。
適度な風があれば、焚き火の煙がこもらず、暑い時期には涼しさも感じられます。
しかし、風が強くなるとテントの設営が難しくなり、焚き火も危険なものへと変わります。
では、どの程度の風速なら快適にキャンプを楽しめるのでしょう?僕の経験では、風速5m/s以下であれば快適なキャンプが可能と言えます。
無風も悪くはないのですが、多少の風があった方が、焚き火の煙が一定の方向に流れてくれるため、煙たくなることも少なく、虫も飛ばされやすくなります。
また、テントやタープの設営もスムーズに行え、安定して過ごせる環境を作れます。
一方で、風速5m/sを超えると注意が必要です。
タープがバタつき、しっかりと固定しないと飛ばされる危険性もあります。
風が強いとテントの設営が難しくなり、ペグを深く打ち込んでも地面が柔らかな場合は抜けてくることがあります。
特にポールが高いテントやワンタッチ式のものは、風の影響を受けやすく、倒壊の危険性もあります。
そして、風速7m/sになると、風当りの弱い谷あいか林間のキャンプ場に変更、又は中止を検討すべきレベルです。
この風速では、余程の経験者でもタープはおろかテントの設営も難しくなり、焚き火も無理です。
また、木の枝が折れて落ちてくる可能性が高まり、危険を感じることもありますあります。
キャンプ初心者の方は、風速を事前に確認し、無理のない範囲から楽しみましょう。僕もそうしてきました。
経験を積むことで、多少の風にも対応できるようになりますが、最初は風速5m/s以下の環境を選ぶのが理想的です。
風の影響をしっかり理解し、安全で快適なキャンプを楽しみましょう。
慎重派のアオイ
ということでリミットの風速5m/sの風を体感的に分かり易く時速に換算すると以下のようになります。
5m/s × 60秒 ×60 分 =18000m (時速18km)
つまり風速5m/sとは体感的には時速約18kmで走るバイクや自転車に乗ってるときに当たる風の強さです。
体感的にはあまり強い風とは感じないかもしれませんが、1.5倍~2倍の突風(最大瞬間風速)が吹く可能性を考えると、キャンプには風速5m/sが快適性のリミットということになると思います。
常識派のサトシ
また、天気予報などでこれから風は弱まるのか、強くなるのかの情報は集めておいて夜間や早朝に風が強まるならタープは張り方の工夫や補強も必要です。
なお、 風速5m/sの体感や日常・屋外レジャーへの影響 については、別ページで詳しく解説しています。
また、平均風速の1.5〜2倍以上になることもある 最大瞬間風速とは何か についても、仕組みや体感の違いをわかりやすくまとめています。
スポンサーリンク
『多少の悪条件なら、工夫して楽しんでしまうというのがキャンプの醍醐味』だと僕は思っています。
でもキャンプ中に強風に見舞われると、テントやタープの倒壊、焚き火の危険、飛来物による事故など、さまざまなリスクが生じます。
しかし、事前にしっかりと準備し、適切な対策を取ることで、安全にキャンプを楽しむことができるようになるんですね。
ここでは、風が強い日のキャンプで役立つ10の対策を紹介します。
以下でそれぞれを詳しく解説してゆきますね。
キャンプ場に到着したら、まず風向きを確認し、風が直接当たらない場所を選びましょう。
森林サイトでは木々が風を遮るため比較的安全ですが、大きな枯れ木や枝が落ちてきそうな場所は避けるべきです。
オープンなサイトでは、風を背にする形でテントを設営し、周囲の地形を利用して風を防げる場所を選ぶことが重要です。
風が強い日のキャンプではこの場所選びで快適性の90%が決まります。

ワンタッチ式やポールの高いテントは風の影響を受けやすく、強風時には倒壊のリスクがあります。
ドーム型や低めのテントは風の抵抗を受けにくいため、風が強い日には適した選択肢となります。
また、耐風性に優れたテントを選び、ガイロープをしっかりと張ることで、風の影響を最小限に抑えられます。
写真は僕が風が強い時に使っているドームテントと、小型で低いタープ、どちらも2人用です。
スノーピークのこんなペグがいいですね。楽天で購入出来ます。
強風時のキャンプでは、通常の短いペグでは固定力が足りず、テントが飛ばされる可能性があります。
スノーピーク ソリッドステーク30のような、長さ30cmの鍛造ペグを使用し、深く地面に打ち込むことが大切です。
また、ペグの角度は45度にし、ガイロープをしっかりと引っ張ることで、固定力をさらに強化できます。
ガイロープはテントの安定性を大きく左右します。通常より多めに張り、風上側を重点的に補強しましょう。
風で引っ張られる方向に対してしっかりと固定することで、テントが煽られるのを防ぐことができます。
ロープをピンと張り、自在金具で調整することで、より安定した設営が可能になります。
スノーピークスタッフによる突然の強風でも安心・安全な、タープのアレンジ術の解説動画です。
タープを高く張ると風の影響を受けやすくなります。
風が強い日は、片側を低くする「ウィングスタイル」や、片側を地面に固定する「片落とし張り」にすることで、風の抵抗を減らすことができます。
また、風の通り道に対してタープを平行に張ると、風がうまく抜けるため煽られにくくなります。
タープを張るかどうかはサイトに吹き込む風次第ですが、多少の風ならこの動画が役にたつと思います。
強風時の焚き火は、火の粉が舞い上がり、テントや周囲の物に引火する危険があります。
風が強い日は無理に焚き火をせず、バーナーを使いましょう。
僕は熾火でパーコレーターを使ってコーヒーをいれたり、熾火を眺めているのが好きなんですけどね~
火の粉が飛んだりで周囲のキャンパーに迷惑をかけそうなので風の強い日の焚火は止めておいた方が無難ですね。
風が強い日は、軽い荷物が飛ばされる可能性があります。
クーラーボックスやテーブル、チェアなどは、風上に向けて配置すると安定しやすくなります。
また、ペグや重りを活用し、道具が飛ばないようしっかり固定することが重要です。
荷物をテント内に入れるなど、整理整頓を心掛けましょう。
風速が1m/s増すごとに体感温度は1度下がります。
強風時は体感温度が大きく下がるため、寒さ対策を忘れずに!
風を防ぐためのウインドブレーカーや防風ジャケットを用意し、インナーには保温性の高い衣類を着用しましょう。
特に冬場のキャンプでは、風があるだけで体温が奪われやすくなるため、ネックウォーマーや手袋などの小物も活用すると快適に過ごせます。
風速が10m/s近くになると、テントやタープの設営は無理です。
事前に天気予報を確認し、風速が危険なレベルに達すると判断した場合は、無理をせずキャンプを中止する決断も大切です。
そこまでではなくとも、そんな日はバンガローに空きがあればそちらを利用するとか、前もって分っていればキャンピングカーをレンタルなんてのもアリです。
慎重派のアオイ
風が強い日に慌てないためには、事前に風対策の練習をしておくことも重要です。
泊まりのキャンプに行く前に、自宅の庭や日帰りのデイキャンプなどでテントやタープを強風に耐えられるように設営する練習をすると、本番でもスムーズに対応できます。
実践的な経験を積むことになるので、いざという時に冷静に対処でき、お父さんの株も上がります。
ここで風速6m/s~7m/sの日にキャンプに行き、夜中に風向きが変わった!という失敗談をお話ししますね。
風が強めのキャンプで重要なのがテント入り口を風下にするという事です。
こうすることによって入り口から風が吹き込み、テントが風をはらむのを防ぎ耐風性能を上げることが出来ます。
この日は風も強かったので林間の風が弱まるサイトをチョイス。
ちなみに、この様な場所は分っているキャンパーは皆さん狙ってくるのでチェックイン30分前に到着し手続きを完了。
設営時は風下に入口を向けていたのですが夜中に風向きが入口方向変わりました。
下の写真が家族で出掛ける用の5人用のドームテントで基本的には風には弱くないのですが...
入口を開ける度に風が吹き込みポールが折れそうな位にテントがゆがみます。
予報を見ると翌日も風向きはそのままだったので、思い切ってテントの向きを変えましたが、これが思った以上に大変でした。

2室仕様の5人用テントだったので前室はテーブル、椅子に加えツーバーナーなどのキッチンの道具たち、後室は寝室なので4人分の寝袋や個人の荷物。
前室の物は全て出しましたが、後室の内部はそのまま寝袋などを入れたまま4人で強引にテントを動かし向きの変更。
ペグと張綱を全て外すのでフライシートが飛ばないようにするのが大変でした。
いつもはキャンプに行くときは宿泊する全ての日程の、風向きや強さを調べていたのですが、今回は天気も良かったので初日だけ調べて安心していたのがミスでした。
キャンプに行く時は全行程の天気、風向きと強さを調べてゆきましょうね~って改めて思いました。
スポンサーリンク
これもやはり風速でいうと7m/s~8m/sほどになるなら中止をしたほうが良いでしょう。
夜中にタープが飛ばされたり、テントポールが折れたりすると地獄を見ます。
谷あいの風を避けられるキャンプ場があれば、そちらに場所変更という作戦も勿論アリです。
また風速が7m/s~8m/s以下でも雨の予報が出ていたらこれも中止をした方がいいと思います。
風が2m/s~3m/sであれば雨のキャンプも幻想的でいいのですが、強風に雨が加わると何をするにも大変でキャンプの撤収もかなりのストレスとなります。
常識派のサトシ
風が弱ければ雨のキャンプも悪くはないのですが、僕は好きです。
* 気になる風速の目安と可能なレジャーを解説したページもありますので参考にしてみてください。
* また降水量の目安をまとめた記事がありますので雨キャンプの参考にしてみてください。
Yahoo知恵袋で強風時のキャンプについて以下のような質問と回答がありました。
明日、明後日とキャンプに行く予定です。
天気予報を確認すると、キャンプ地の風速は秒速7mの予報です。
三人用ドームテント+タープを張る予定ですが、風速7 m/Sの中で張るのは大変でしょうか?
ベストアンサー
中止するという選択肢はないのでしょうか?
風速7mだとしても9mくらいにまで上がる場合もあるので危険です。キャンプでの最大の敵は雨ではなく風です。
それでも行くのであれば、タープはやめておいたほうが無難です。
テントに関してはガイロープは全てペグダウンし、ペグはテント部30cm ガイロープ部40cm
テント内は風を抜けやすくし、あとは無事を祈るのみ
【質問者からのお礼コメント】
ご回答くださいました皆さんありがとうございました。
とにかくキャンプ地に行ってあまりに風が強いならバンガローを借りることにします。
引用元 Yahoo 知恵袋
Q. キャンプが快適にできる風速の目安は?
A. 目安としては風速5m/s以下が「快適に過ごしやすいライン」です。設営がしやすく、タープのばたつきや不安も少なくなります。場所(海・高原・橋の近くなど)によって体感は強くなるため、サイトの地形もあわせて判断するのがおすすめです。
Q. 風速何mからキャンプは中止した方がいい?
A. 多くの人が不安を感じ始めるのは風速7〜8m/s前後です。風が強いとタープが危険になりやすく、夜間に強まる予報なら無理をしない判断が安全です。風速10m/sを超える予報なら、中止や延期を前提に考えるほうが安心です。
Q. 風速が強い日にタープは張っても大丈夫?
A. 風がある日はタープが一番リスクになりやすいです。張る場合は「低め」「片落とし」「風を逃がす向き」を意識し、ガイロープとペグで補強してください。迷う強さなら、タープを張らずテント中心の運用にするほうが安全です。
Q. 強風キャンプで最低限やるべき対策は?
A. ①風下に入口を向ける、②ガイロープを増やす、③鍛造ペグを深く打つ、④荷物を飛ばない配置にする――この4点で事故リスクはかなり下がります。加えて、夜間に風が強まる予報なら早めに撤収判断を持つと安心です。
Q. 雨と風が同時のキャンプはどう判断する?
A. 風が弱ければ雨キャンプは成立しますが、風が強い状態で雨が加わると撤収が一気に重くなります。体感以上に危険になりやすいので、風速が7m/s前後で雨予報なら中止・延期を検討するのが無難です。
スポンサーリンク
キャンプの道具ってどんどん良いものが出てきて、あれこれと買いそろえてしまいます。
でもどうなんでしょう?僕はキャンプって何を持って行くか?というのではなく、何を持って行かないか?という遊びでもあると思っています。
少なくシンプルな道具を工夫して出来るだけ快適に過ごすという考えは、登山のキャンプからの発想で不便も楽しんでしまうという考えです。
雨や風に対しても出来るだけ工夫してそれも楽しんでしまうというのもキャンプの醍醐味だと思っています。
そうすると、雨の日のキャンプや冬のキャンプに行きつくのですが、僕は風だけはダメですね~どんなに工夫してもテントがバタバタと煩くて落ち着きません。
キャンプサイトでは何もせず静かに過ごしたいというのが目的ですので、風が強そうな日はかなりテントの設営場所に気を使います。
または、思い切って延期をすることもあります。
とは言えキャンプってどんな形でも楽しいんですけどね。
*「あわせて読みたい風速関連記事」を、リンクしておきました。
マリンスポーツ、バックカントリースノーボード歴40年・元スノーボードインストラクター
北海道在住。サーフィン・SUP・冬山登山を40年以上続ける過程で身に付けた気象学を基に記事を執筆。風速や雨量、雷、湿度に関する実践的な知識を、初心者にも分かりやすく解説しています。
【詳しいプロフィールを見る】
スポンサーリンク
🔗 TOPに戻る