THE NORTH ISLAND
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騒音を録音、記録しなければいけない状況というのは、一般的に騒音トラブルの渦中に居るということになります。
第三者(管理組合、管理会社、警察)などに、提出し確かにこれは耐えがたい騒音だと認識してもらわなければなりません。
実は第三者に正確に伝えにくいことの一つに騒音があります。
騒音に対する感じ方は個人差があり、万人が同じように感じるわけではなく、確固たる数字に基づいたデータとして提出する必要があります。
とは言え、とりあえずこの騒音はどんなレベルかを知る為にはスマホの騒音計アプリは便利なものですので、お勧めもいくつか紹介しています。
今回は騒音を単に測定、記録するというだけではなく、証拠として使えるように記録する方法までの説明です。
また、そう言った意味では専門業者を使うのも選択肢となるので以下の内容で解説をしています。
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まず最初に知っておいてほしいのですが、スマホアプリの騒音計は、あまり正確ではありません。
一番誤差の少ないものでも騒音計と比べると絶対値の平均値で7デシベル程の誤差があり、周波数が上がると誤差はさらに大きくなります。
また、スマホのマイクは音声以外の雑音をカットするために指向性が高く、計り方によっては結果も大きく変わってしまいます。
それでもスマホの騒音計アプリは目安として、今聞いている騒音のレベルをザックリと知るツールということでは便利なものです。
その辺を踏まえて、3つのアプリをApple Store、Google Playから選んでみました。
アプリ名 | 言語 | 販売元 |
---|---|---|
デシベルメータープロ iPhone | 日本語 | Vlad Polyanskiy |
Sound Meter(騒音測定器)Android | 日本語 | Smart Tools co. |
Sound Meter(騒音測定器) | 日本語 | Abc Apps |
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難しい操作は必要なく、画面表示もシンプルなので、初めて騒音計アプリを使う方にも分かり易い。
販売元 Vlad Polyanskiy
販売元 Smart Tools co.
騒音レベルが実際どのくらいなのか、例が表示されているのでイメージがし易い。Android専用アプリ。
画面が直感的で手軽に使えて便利なアプリです。
発売元 Abc Apps
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結論から言います。
騒音計で騒音を測定しているところを、ムービーカメラで録画するというのが一番のお勧めです。
この方法はある弁護士さんが自社の HPでお勧めしていた方法です。
騒音において一番重要な要素は音の大きさなので、これを騒音計で測り○○デシベルという正確な数値を出します。
でもこれで分かるのは音の大きさだけで、何の音であるかというところまでは記録できません。
極端な言い方をすると、その音が隣家から響いてくる音かどうかは、騒音計の記録だけでは全くわらないということです。
そこで、騒音計で音量を測定している場面を、何デシベルかの数値も含めムービーカメラで録画・録音して、場所、音、日時を記録する必要があります。
そうすることで、その騒音が、我慢できる限界(受忍限度)を超えているということが第三者に、より正確に伝わります。
騒音に関してはその音量もさることながら、どの時間帯(とくに夜間)かは重要になりますので、日時と場所が記録できるムービーカメラが最適です。
このことだけの為に高価な機材を購入するのは抵抗がありますので
・ムービーカメラはレンタルという方法もあります。
2022 6/30 調べでは、JVC ハイビジョンメモリームービー Everio R GZ-RX680 が以下の条件で借りられます。
短期レンタル 3,980円/4日間~(+300円/1泊)
・騒音計はAmazonなどで信頼できる機種が、けっこう安価で手に入ります。
騒音計は自分が出している音も迷惑になっていないかを計る為に、価格によっては持っていてもアリかなと思います。
サンワサプライ騒音計 ¥3,645 (2022 6/30 調べ)
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まずボイスレコーダーは、使用目的が会議の録音などの音声を録音するために設計されているもので、長時間「会話の内容を記録する」ことです。
出来るだけ小さなデータ量で長時間の録音を可能にするため、音声データを圧縮して記録しています。
結果としてデータ量を減らす為、音声域から外れる騒音域を、せっかくマイクが拾っても保存段階でカットされてしまいます。
なので、せっかく騒音を録音したのに何も記録されてなかったということが起きてきます。
以上のことから、ボイスレコーダーで騒音を録音し、証拠とすることはお勧め出来ません。
リニアPCMレコーダーはボイスレコーダーと比べてマイク性能が高く、まったく圧縮を行わないでデータを記録できます。
一般的にリニアPCMレコーダーは音楽演奏や自然界の音の録音に使われ、低音から高音域まで微細な音を録音したい場合に使用されます。
もちろんPCMレコーダーを使用してもすべての音が録音できるわけではありませんが、音源に忠実に録音できるため騒音の録音には向いています。
TASCAM タスカム ステレオ リニアPCMレコーダー DR-07X
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ここまで読んできて、いや~騒音の録音は証拠となるようにデータを取るのは大変だな~と感じる方も多いと思います。
それなら、専門業者に頼んじゃおうか!という考えも浮かびますが、ちょっと待って下さい。
悩まされる騒音って何時起きるんでしたっけ?分かりませんよね。騒音予測なんて出来ません。
その間、ずーっと録音業者の方が部屋の中で待機してるのって、どうなんでしょう?ちょっとストレスじゃないですかね。
実際には、ずーっと待ってるということはなく、日時を決め、1時間~5時間の測定を行い費用はなんと、20万円~30万円ということです。
いくら何でもこの金額は出せませんし、1時間~5時間の間にその騒音が起きるとも限りません。
そこで、機材は3日間貸出で自分で録音し回収後、録音されていたデータを解析。
それに基づき、専門的な報告書を制作してくれて¥49,800(普通騒音調査パック)という業者さんがあります。
このような業者さんを利用させてもらうのも選択肢には入ると思います。
騒音を録音することの目的は、管理会社、理事会、警察、などに提出して我慢ならない騒音だということ正確に伝えるということです。
誰が見ても客観的に同じように感じるには騒音計で正確な音の大きさを測定、その場面をムービーカメラで録画し日時と場所もわかる様にします。
加えて、直近の騒音の発生日時も全てメモしておくことで騒音が頻繁に起きているというアピールにもなります。
これは警察に被害届として出す場合も重要な証拠となり、これが無ければ被害届も受理されません。
また弁護士に相談して調停を行う場合も証拠となり、必ず必要となるものですので、確実に記録しておきましょう。
この辺の作業は時間も取られ、どちらかと言うと生産的とは言えず、楽しいものではないので一部を業者さんに委託するのもアリです。
どちらにしても、この手のトラブルは長引かせず、早期の解決を望みたいところですね。
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