
THE NORTH ISLAND
welcom to nature of hokkaidou
月の土地が買えるって、あなたも聞いたことがあるかと思います。
販売しているのはアメリカのデニス・ホープが創設した会社、ルナ・エンバシーで、すでに600万人以上が購入し11億円以上を売り上げています。
購入者には著名人も名を連ね、まんざらウソでもないようです。
価格はサッカー場ほどの広さで拍子抜けの3,000円。
この価格で買えるといっても、とても実効性があると思えない「月の土地」ですが確かにロマンや夢は感じ月を見る眼も変わりそうです。
僕は元来、この種のものが大好きで空気の缶詰を始めけっこう買い集めてきました。
一部には詐欺では?という声もある月の土地ですが、法律的な所も含め詳しく調べましたので以下の内容で解説します。
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まず、月の土地を所有するという「架空のロマン」に価値を見出す人にとっては以下のような購入メリットがあります。
・ 個性的なプレゼントにも使える。
・ 月を見上げる度に何となくワクワク出来る。
・ 話題性があり話のネタにも使える。
・ 何より夢があり気持が高ぶるものを所有できる。
購入メリットは個人により様々でここに上げた以上のものがあると思いますが、代表的なものとしてはこんなところだと思います。
一方、こういうことに価値を感じない方にとっては何のメリットも無く、当然買う理由も無いということになります。
「架空のロマン」に価値を見出す人達のお話になりますが、創設者のデニス・ホープが立ち上げたアメリカのルナ・エンバシーが販売する月の土地。
購入者600万人以上でアメリカでは、カーター元大統領やブッシュ元大統領、俳優のトム・ハンクスさんやトム・クルーズさんなども購入者に名を連ねています。
日本国内では香取慎吾さん、矢口真里さん、福山雅治さんなど著名人も購入しています。
こんなに多くの人が買う月の土地、どこに魅力を感じてるのでしょう?
まず殆どの人がそのロマンや話題性に魅力を感じ洒落が効いたプレゼント(自分にでもアリ)で購入しています。
価格も1エーカー(サッカーグラウンド位)が3000円程で買えてしまいます。
購入すると価格により月の土地権利書/月の憲法/月の地図やオーナーカードが送られてきます。
写真が一番高価なセットになりますが、価格は土地の値段というよりも、このセット実物の価格という感じです。
■ 月の土地 カード付ファイルセット
・月の土地権利書/月の憲法/月の地図 縦35.5cm×横28cm
・月の土地権利書(和訳・A4)/月の憲法(和訳・A4)
・土地所有権の宣言書コピー(英文)縦35.5cm×横28cm
・ムーンオーナーシップカード
・オリジナル ルナファイル 縦38cm×横125cm(三つ折になります)
・価格 7,980円(税込)
価格の割にはかなりしっかりしたものが送られてきます。
ここが重要なところで、これが安っぽい、なんちゃって的なものだと「洒落が効いた」にならず、ここまで売れなかったと思います。
見た目がきちんとしているので何となく正当性がありそうな気がしますが、実際は買う方も売る方も、土地では無くて「夢・ロマン」を売買しているという認識の商品になると理解しておいた方がいいでしょう。
僅か3,000円で不動産としての価値を求めるのであれば他を検討しましょう。
将来的に自分の子孫が月に行って、ここは俺のお爺ちゃんが買った土地だ!と主張してもどうなるかは不明です。
ですが、法律的には国際上なんら違法性はなく、1967年に国連で発行された宇宙に関する法律では「各国が宇宙のものを勝手に所有する事は出来ない。」とあり各国が署名をしています。
またそれには、個人が所有してはならないということは言及されていませんでした。
という事で創設者のデニス・ホープさんが「月の権利宣言書」を作成して、国連・アメリカ・旧ソ連に提出し、意義が出なかったため「地球外不動産業」を始めたというわけです。
なので「不動産的価値はまったく未知数ながら、大化けする可能性も0ではありません。」購入者600万人以上の声は小さくないと思うんですよね。
でも個人が月に日常的に行けるのがいつになるかと考えると、これもまたロマンの範疇ではありますが...
僕の感覚では意義が出なかったというよりはバカバカしくて無視されたに近い気もします。
ですが実際に始まっちゃったんですね~
そういうものですので税金やら相続やらは今のところ心配する必要はありません。
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月の土地はアメリカLunaR EMBASSY(ルナエンバシー)社の日本代理店 LunaR EMBASSY Japan の公式サイトから買うことが出来ます。
現在ルナエンバシージャパンで販売している月の土地は、第三期分譲地 「湿りの海」内の土地になります。
下の黄色い枠内が月の「湿りの海」になります。
この土地を購入するとルナエンバシージャパンで発行されている月の土地権利書3枚が発行されます。
内容は、月の土地権利書/月の地図/月の憲法、その他に和訳されたものが付属されます。
支払方法は、クレジットカード、代金引換、コンビニ決済の3通りです。
この他に収納ファイルが付いた「月の土地ファイルセット」、オーナーズカードが付いた「月の土地カードセット」、ファイルとカードが付いた「月の土地カード付きファイルセット」などがあります。
以下、各セット内容になります。
■ 月の土地 カードセット
・月の土地権利書/月の憲法/月の地図 縦35.5cm×横28cm
・月の土地権利書(和訳・A4)/月の憲法(和訳・A4)
・土地所有権の宣言書コピー(英文)縦35.5cm×横28cm
・ムーンオーナーシップカード 5.4cm×8.5cm
・オリジナル封筒
・価格 3,250円(税込)
LunaR EMBASSY Japan 公式サイトで詳しく見る
■ 月の土地 ファイルセット
・月の土地権利書/月の憲法/月の地図 縦35.5cm×横28cm
・月の土地権利書(和訳・A4)/月の憲法(和訳・A4)
・土地所有権の宣言書コピー(英文)縦35.5cm×横28cm
・オリジナル ルナファイル 縦38cm×横125cm(三つ折になります)
・価格 7,430円(税込)
LunaR EMBASSY Japan 公式サイトで詳しく見る
■ 月の土地 カード付ファイルセット
・月の土地権利書/月の憲法/月の地図 縦35.5cm×横28cm
・月の土地権利書(和訳・A4)/月の憲法(和訳・A4)
・土地所有権の宣言書コピー(英文)縦35.5cm×横28cm
・ムーンオーナーシップカード
・オリジナル ルナファイル 縦38cm×横125cm(三つ折になります)
・価格 7,980円(税込)
LunaR EMBASSY Japan 公式サイトで詳しく見る
これについてはルナエンバシー社の権利書には、有効期限は無いとしていますが、ルナエンバシー・ジャパンのサイトには以下のような但し書きがされています。
一度ご登録頂いた方の権利は、米ルナエンバシー社が、将来にわたってその権利を主張していくことになります。
しかしながら、遠い将来、月や火星に現実的に人々が行くようになった時点で、米ルナエンバシー社の主張する権利に対して世界的なコンセンサスが得られるかどうかの保証もございません。
従いまして、「月の土地」「火星の土地」は、私たちの日常生活の中の土地所有や土地売買の延長でお考え頂きますと無理のある商品でございまして、私ども日本代理店と致しましては、夢のある商品ということで日本の皆様にご紹介させて頂いております。
出典 ルナエンバシー・ジャパン サイト より。
つまり「権利書に期限は無いけれど、それを地球上の土地所有や土地売買と同じと考えず、夢とロマンの商品ととらえて下さいね。」ということになります。
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月の土地を買えると聞くと、とても実効性のある事とは思えず、しかも1エーカーがたったの3,000円ときたら、それホント!詐欺じゃないの?
こう思う人が居て当たり前だと思います。
そもそも、月の土地って個人が勝手に売り買いできるんだっけ?という疑問にもぶち当たります。
ですがこのビジネス、先の章でも簡単に書きましたが、1967年に国連で発行された宇宙に関する法律に照らしても違法性はありません。
月の土地の所有権については1980年にサンフランシスコの行政機関に出頭し所有権の申し立てを行ったところ、正式にこの申し立ては受理されています。
創設者のデニス・ホープはさらに念のため、月の権利宣言書を作成、国連、アメリカ合衆国政府、旧ソビエト連邦にこれを提出しています。
どの国からも異議申し立てが出なかったためLunarEmbassy.LLC(ルナ・エンバシー社:ネバダ州)を設立、月の土地を販売し、権利書を発行するという「地球外不動産業」を開始し現在に至っています。
ただ、日本法人のルナ・エンバシー ジャパンのサイトにはこのような事も書いています。
遠い将来、月や火星に現実的に人々が行くようになった時点で世界的なコンセンサスが得られるかどうかの保証もございません。
これは確かにそうで、現時点では違反していない「宇宙協定」「月協定」ですが今後改訂されないという保証はありません。
その時になって月の土地を買った人達やルナ・エンバシー の権利の主張が国際的に通らないということは充分に考えられます。
という事で遠い未来はどうなるか分からないけど、現時点ではLunarEmbassy.LLCやルナ・エンバシー ジャパンの行っている「月の土地販売」に違法性は無いということになります。
次に言われているのが
「月の土地、皆に同じ場所を売ってるのでは!」それって詐欺じゃない?
という疑問ですがこれも同じ場所ではありません。
月の土地を買ったときに送られてくる買った場所の区画を見て、あれ~これ皆と同じじゃん!これって詐欺?という感じでしょうか。
このマップ上の赤い点が買った場所の区画になりあなたの買った土地の詳細な位置ということではありません。
現在販売しているのは第三期分譲の1か所で地図上では小さな■でも広大な土地になり、買った人しか分りませんが権利証にも詳細な区画が明記されています。
ちなみにルナエンバシージャパンから送られてくる土地の場所が示された月は直径23.7㎝で実際の月の直径は、3476kmです。
縮尺は大体 1/1400万という感じでしょうか、印の■は約3mm角ということで実際の面積はザックリと2,000㎢ 弱で、この土地の一辺は約44kmもあることになります。
ここに1エーカーの土地がいくつ入るかというと約478,000以上も入ってしまいますので48万人位の人は同じ場所として地図が送られることになります。
なので同じ区画ではあるが、同じ場所の土地を売っているわけでは無いということになります。
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僕はこのような夢やロマンや洒落が効いたものって好きですね~
ちょっと前(いや、随分と前?)には空気の缶詰なんてのもあって、面白いこと考えるなーと、思わず買ってしまいました。
話は変わって、パートナーのプレゼントって毎回悩みます。
この歳になると値段では心が動かないんですね~なにか..こうセンスを問われます。
普通でいけば、この月の土地なんかセンス抜群と僕は思うのですが、パートナーは超現実的な女性で「なにが?」って反応なのは想像がつきます。
以前、一緒に映画ウエストサイドストーリーを観に行ったとき、僕はあまりの悲恋に涙が出そうになりましたが、彼女は横で寝ていました。
ミュージカルのような歌ったり踊ったりの演技は、非現実的で見ちゃいられないそうです。
こういう女性には月の土地は喜ばれないかもしれませんが、普通の女性のハートには響くと僕は思っています。
なので、誕生日やクリスマスのプレゼントに月の土地はお勧めです。
それで「一生同じ月を見て行こうね。」なーんて歯の浮くセリフを囁くのも悪くないかもしれません。(笑...
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