THE NORTH ISLAND
welcom to nature of hokkaidou
僕はこの記事を書いている時点でサーフィン歴が40年になります。
年齢は66歳という事で、かなりの高齢ですが筋肉量は同年代の倍あります。
しかも手足の関節の可動域は僅かながらマイナス値(関節が逆に曲がる)まであります。
たまに通っている整体の先生がいつも驚いています。
実はこれ、サーフィンとサーフィンに向けたトレーニングのお陰なんです。
他のスポーツはやってないので間違いありません。
僕は元来、努力と苦労が嫌いなのですが、そんな僕でもサーフィンを40年続けてこれたトレーニングのメニューがあります。
今回はそんな、サーフィンのトレーニング方を以下の内容で説明してゆきます。
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今から40年前、始めてサーフィンに連れていってもらったときの波のコンディションはオンショアの胸~肩でした。
その時に痛感したのはパドル力を含む体力の無さ、心肺機能の低さ、バランス感覚の悪さ、でした。
何かやらなきゃ、サーフィンが上手くならない!というより出来るようにならない。
しかし、元来飽き性の僕が長続き出来るものは、そのトレーニング自体が楽しくなければいけません。
で、以下の事を始め、40年経った今でも続けています。
トレーニング | 体感した効果 |
---|---|
スケートボード | ボトムターンやアップスなどの陸上練習になる。 |
スノーボード | 海に入れない厳冬期にでも横乗り感覚を養える。 |
ウオーキング | 心肺機能のUPと少しの体力UP |
フレンチプレス | 明らかなパドル筋の強化になります。 |
たったこれだけ!という感じでしょうか?
はい、プロサーファーになるとか、ナザレのジャイアントウエーブに挑戦するとかでなければ、これで充分だと思います。
以下、詳しく解説してゆきます。
当初はクルーザーで始めましたが、最近はサーフスケートというサーフィンのトレーニング向きのモデルが売られています。
これの何が良いかというと、ボトムターンやカットバック、パークでバンクがあればリッピングやアップスの練習も出来ます。
厳密には水上(波)の上での動きと同じとはいきませんが、かなり近いモノがあり、間違いなく練習にはなります。
それにやってる方はお分かりになると思いますが、かなり脚に効きます。
2時間もやってると脚がパンパンになります。
僕が使っているのはこんなのです。
サーフィンのトレーニングに使うならデッキサイズは34インチくらいのが、動きがサーフボードのショートに近いのでお勧めです。
ちなみに、デッキサイズ(ウイールベース)が短くなるとターンが小さくなり、長くなるとターンは大きくなります。
そんなことから写真の中央「カーバーのグリーンルーム」が僕の使っているサーフスケートです。
ちなみに左はパートナーの36インチのオールド・カーバー、右は娘の30インチのYowハンティントンになります。
家族ではじめれば、会話もはずみ、お父さんがやっているサーフィンへの理解も深まります。
トレーニングのコツは何となく乗ってしまわないで、サーフィンの動きをイメージしながら乗ることです。
このサーフスケートは楽しすぎるので、波の無い日なんかでも、結構な気晴らしになりお勧めです。
しかも楽しんでいるだけでトレーニングもなるという優れもの。
一応、僕の使っているサーフスケートの紹介をしておきます。
Carver Greenroom
デッキサイズ 33.75" x 9.875"
ウイールベース 18 7/8"
トラックタイプ C7
参考価格 ¥41,970 税込 アマゾン調べ
サーフスケートについてはさらに詳しく解説しているページがありますので、こちらも参考にして見て下さい。
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これは、スケートボード同様にアスファルトの上か雪の上かという違いはありますが、サーフィンのトレーニングになります。
特に最近では雪の上でもサーフィンの様に楽しもうという「スノーサーフ」というムーブメントが広がり、それに向いたスノーボードも販売されています。
ツインチップのボードとは違い、特徴的な形をしているものが多く左が僕の使っているもので、右はパートナーのものです。
僕自身はサーフィンとスノーボードを始めたのは同時期で、どちらがトレーニングという意識は無く続けています。
もっとも僕の住んでいる北海道の冬はマイナス10度以下ということも珍しくなく、冬季間のサーフィンはちょっと厳しいものがあります。
それなら山でパウダーセッションした方が楽しいでしょ!という感じです。
山にはバンクや天然のパイプなどがありサーフィンをイメージしたライディングが可能です。
何より、雪が降りサーフスケートも出来ない、極寒で海にも入れないという期間にサーフィンの横乗り感覚を保てます。
また、シーズン中に数回は冬山登山をして自然の山や雪を滑ってくることもしているので、これもある程度のトレーニングにはなっていると思います。
一応、僕の使っているスノーボードの紹介をしておきます。
Length 1551.5mm
Running Length 995mm
Nose Width 330mm
Waist Width 265mm
Tail Width 279mm
Cam. 4mm
参考価格 ¥137,500 楽天調べ
GENTEMSTICK ゲンテンスティック 22-23 THE CHASER HIGH PERFORMANCE 155.15cm
スノーサーフについてはさらに詳しく解説しているページがありますので、こちらも参考にして見て下さい。
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実はこれ、ダイエット目的で始めたのですが明らかに心肺機能も上がりました。
頭オーバーのビーチブレイクでドルフィンしまくりでアウトに出ても息が切れない。
これはたまに行く山登りでも体感しました。
軽いジョギングでもいいのですが、コツはガチで走らないこと。
走ると筋肉も落ちてしまうので、サーフィンのトレーニング目的でしたらウオーキングで充分です。
時間は1時間はやりたいところですね~
自宅の周りに1時間ほどのコースを設定して、軽く汗ばむ位のスピードで歩くのが一番効果があります。
正直に言うと、スノーボードや、スケートボードに比べてあまり楽しくはありません。
ですが、心肺機能のUP、脚力のUP、そうしてダイエットにも効きますので頑張って続けています。
ウオーキングについてはさらに詳しく解説しているページがありますので、こちらも参考にして見て下さい。
そもそもはダイエット目的の記事ですが、痩せるということはトレーニング効果が高いという事でもあります。
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サーフィンで一番強化しておきたい事にパドリング力があります。
サーフィン中のほぼ80%の時間は、潮の流れがあり、ウネリが入る海でパドリングをしています。
なので、サーフィンをする上でパドリング力の強化&維持は外せません。
これに最適ながダンベルを頭の後ろで上下させる運動の「フレンチプレス」です。
重量物を持ち上げる筋肉をつける訳ではなく、長時間パドリングを続ける為のしなやかな筋肉を付けるのが目的になります。
これは僕が使っているものですが、重量は1kg~2kgで充分です。
片腕100回を2セット~3セットが目標ですが、最初は出来る回数からスタートしましょう。
特にオフシーズン中はパドリングの為の筋肉が落ちやすいので、これでトレーニングしておきましょう。
シーズン頭の腕の回り方がダンチですし、乗れる本数にも違いが出ます。
ただ、このフレンチプレス、やり方がマズイと効果が出ないばかりか、肘を傷めますので、正しいフレンチプレスの動画を載せておきます。
ここまでが、僕が40年続けているトレーニング方です。
上記の4つのトレーニングでも充分な効果が期待出来ますが、もっと何かないのか?
という方にはさらに2点のトレーニング方を紹介します。
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実はこれ、狙って始めたことではないのですが、数年前より始めたSUP。
きっかけは波が無くても水の上で何かしら楽しみたいよね~というのが始まりでした。
しかし、見るとやるとでは大きな違いがあり、最初はSUPの上に立っているだけで精一杯でした。
例えていうなら海上でバランスボウルに乗っている感じ。
ある程度慣れた頃に気が付いたのは、サーフィンでウエイプアウトすることが極端に減ったことでした。
レイトなテイクオフやスープに捕まった時、以前ならウエイプアウトした場面で粘るんですね~足腰が..
サーフィンを始めた当初なら、上達したんだね~となりますが、40年も経っていたら今更それはありません。
ということで、何気なく不安定なSUPを使って楽しんでいるうちに体幹が鍛えられてしまったんですね~
サーファーでSUPを始めた知りあい数名にも訊いてみましたが、彼らも同じことを感じていると言っていました。
波の無い日にクルージングをするなら、空気を入れて膨らますインフレータブルタイプを選びたくなりますが、このタイプは浮力があり過ぎてトレーニング効果はあまり期待できません。
それに、SUPをやっていると、これで波に乗ってみたくなります。
インフレータブルのSUPはレールが厚すぎて波にくい込まずサーフィンには向きません。
保管場所や、運搬する車の事情が許せばハードタイプでサーフィン用を選んで下さい。
サイズは長さが9フォート台で幅は31インチ以上、容量は150リッター前後が最初に乗るならお勧めです。
僕はロングボードタイプの10フィートで幅は31インチ、容量は147リッターのモノを使っています。
比較的安定感があるのでクルージングも余裕で、波乗りも出来ます。
手前が僕の使っている10フィートのロングタイプ、奥はショートタイプのSUPです。
波が小さかったり、潮が上げてサーフボードでは波乗りが厳しい時でも、ウネリさえあればSUPは乗れてしまうのでトレーニングになります。
また、大きなサイズの板なのでしっかりと乗るところに乗らないとターンは出来ません。
これを体が覚え込むとサーフボードに乗り替えたときに驚くほどターンが切れるので良いトレーニングになっていると思います。
ハードタイプのSUPに関してはさらに詳しく説明しているページがありますのでこちらも参考にしてみて下さい。
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はい、これはまったくもってそのとうりなんですね。
皆がオフシーズンとしている冬にサーフィンを続けていれば、加速度的に上達してゆきます。
北海道に住んでいる僕も40代までは冬もサーフィンを続けていました。
ドライスーツにヘッドキャップ、グローブと、当初は煩わしく感じていましたが、これは慣れます。
何より海が空いているのでノンストレスでサーフィンが出来ます。
下はそんな積雪になってからの札幌近郊のサーフポイントの様子で、上手くなりたい女子もやって来ます。
ちなみに、一番手前の白いステーションワゴンは以前の僕の車です。
翌年に春が訪れ、夏が近づき軽く、薄いウエットに着替えて行ったときの体の動きやすさと言ったら、自分のパワーが2段階も3段階も上がったように感じたものです。
勿論、サーフィンの調子が悪い訳がなく、シーズンインしたばかりで動きの重い他のサーファーを尻目にバシバシ、リッピングをしまくっていました。
今でも、スキー場がオープンする12月初旬までは海に入っていますし、多少気温が上がる3月末頃からは海に通っています。
ですがこの海に入っていない4か月間のブランクは大きく、冬も通してサーフィンをしている者との差は少なくありません。
サーフィンに限ったことではありませんが、何かのレベルUPを目指しているならブランクを作らないのは絶対条件になります。
ですので、冬もサーフィンをやるというのは、かなり効果的な上達方になります。
そんな冬のサーフィンをすこしでも快適にするためのページがありますのでこちらも参考にしてみて下さい。
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トレーニングと聞くと、どうしてもジムで重めのウエイトトレーニングやヘビーな走りをしたくなります。
確かに、やった感はありますし終わった後の爽快感もあります。
目的は何でしょう?
サーフィンに必要なパドル筋や背筋、腹筋などの強化、持久力や心肺機能のUPをしたい。
または、厚い胸板、筋肉は付いているけどシェイプされた逆三角形のサーファー体形、そんな先輩サーファーのようになりたい。
色々あるかと思います。
僕が経験した40年のサーフィン人生で分かったことは、これらのモノは1年も真面目にサーフィンを続けていれば皆、身に着きます。
海に行けない日や、オフシーズンにそれらの筋力や感覚を落としたくないという目的で軽めのトレーニングをします。
トレーニングのメニューはここで紹介したもので充分です。
つまりアスリートがするようなトレーニングはサーフィンには必要無いということです。
サーフィンに必要な筋力はサーフィンをすることで自然に付いてきます。
僕は40年この考えで楽しく、軽めのトレーニングを続け、いまでも現役サーファーです。
筋肉は同年代の男性の2倍あり手足の関節の可動域はマイナス値まであります。
下は63歳のときの写真です。(ウエットスーツを着ていない、写りの良い写真があまりないので..)
自慢出来る体形ではありませんが悪くもないと思います。
そのアスリートのするようなヘビーなトレーニング、何十年続けられますか?
結婚や子供が出来たりで生活環境が変わる、転勤や転職で職場環境が変わることもあるでしょう、それでも変わらず楽しく続けられるものが最高です。
僕はそうしてこのトレーニングメニューを40年続けてきました。
言い方をかえると40年続けてこれたのがこれだったとも言えます。
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今回は僕なりのサーフィンのトレーニングについて説明させてもらいました。
プロになって世界を周るとか、ナザレやワイメアの波に挑戦するとかでない、一般的なサーファーの方でしたら今回ご紹介したこんな感じのトレーニングで充分だと感じています。
これは僕がサーフィンを始めて40年間ずーっと続けていることでもあり、これからも続けて行こうと思っていることです。
内容的には拍子抜けするくらい簡単な事です。
波が無いからSUPに行こうとか、風も強いから海はダメだねスケートボードに行こう。
朝の日差しが気持ちイイからウオーキングしてくるか!などなどトレーニングをしているという意識すらありません。
でもこの簡単なトレーニングのお陰で、今も現役でサーフィンを続けています。
今回ご紹介した僕なりのトレーニング方ですが、これをベースに皆さん個人に、より合ったものにアレンジするのも良いアイディアだと思います。
サーフィンを一生続けていくならトレーニングも同じ期間ついてまわります。
上達の為のレーニング、体力維持の為のトレーニング、体力低下を補うトレーニング。
そんな感じで楽しくトレーニングを続け、より充実したサーフィンライフを維持して行ゆきましょう。
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