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サーフィン最新のパドリング

サーフィンはパドリングが基本!疲れず速い最新のパドリングを徹底解説


パドリング疲れませんか?ちゃんとスピード出ますか?力強いパドリングはサーフィンの基本です。


コツさえ分かればちゃんと疲れない効率的なパドリングをモノに出来ます。



40年前、初めてサーフィンに行った日、簡単に思っていたパドリングがこんなに疲れるものかと思い知りました。



進んでいるのかどうかも分からず、ただただ疲れるばかりで、翌日は腕が上がらないほどの筋肉痛にみまわれたのを覚えています。


ですがサーフィンで海に入っている時間の約90%はパドリングしています。


ゲッティングのためのパドリング、テイクオフのためのパドリング、ポジションキープのためのパドリング。


サーフィンの基本動作の1つである効率の良いパドリングをマスターしなければいけません。


ではサーフィンにおいて効率のいいパドリングとはどういうものの事を言うのでしょう?



それは長時間疲れにくくスピードが得やすいパドリングと言うことが出来ると思います。



現在はこのパドリングについてもかなり進化した考え方に替わっていて、今回は最新のお話しを以下の内容で解説してゆきます。


  1. 1. パドリングにはTPOがあります
  2. 2. サーフボードの正しい位置に乗る
  3. 3. パドリング時の手の状態はとても重要
  4. 4. 長時間パドリングをしていて肘や肩が痛くなるという方は要チェック!
  5. 5. パドリングに必要な筋肉を意識し鍛える

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パドリングにはTPOがあります


パドリングには2種類のやり方がありがあります。


陸上での移動に例えると、急がない場合はなるべく疲れないように歩きます。逆に、急ぐ場合は疲れても一生懸命になって走ります。



パドリングも同様に、ゲッティングやポジション移動時などに使うスピードより距離を重視したS字のかき方。



逆に、テイクオフ時のようにパワーを使って最大限にスピードを得るためのI字のかき方があります。



その2種類のパドリングを使い分けるのも、疲れず速いパドリングをマスターする方法の1つといえます。



また「手は前に出ているけれど、実際に力を入れてるのは肩の横から手が伸びきるまで。」というのも重要です。



さらに、そのときの姿勢も重要で、しっかりと胸をそることにより重心をおへそで取るよう意識します。


ここまでは普通に言われていることですが、ここからが重要で、両足は閉じて膝を僅かにまげ腿と腰でバランスをとります。


この時に足の裏を上を向けるのも重要です。


騙されたと思い、試しにこの姿勢でパドリングをしてみて下さい。今までにない安定感と加速を感じるはずです。


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サーフボードの正しい位置に乗る


さらにスピードを得るためにはサーフボードに乗る位置、手の形、など重要です。


この事を意識するだけでも貴方のパドリングはかなり進化します。



サーフボードは水面と平行な状態が水の抵抗を受けづらく、スピードが得やすい状態です。



その為にまず左右のバランスですが、ストリンガー(サーフボードの中心線)が体の左右の中心にくるように乗ります。


次に前後のバランスですが、サーフィンを始められたばかりの方は後ろに乗りすぎでノーズが高く水面から上がってる方をよく見ます。


これではサーフボードの後ろが深く沈み、水の抵抗を大きく受けるため効率のいい加速は出来ません。



正しい位置はパドリングをしたときにノーズが水面から5cmほど上がる状態の位置になりす。



初心者の方がこの位置に初めて乗った感想は...非常にバランスを取りづらいと感じるはずです。


パドリングをしても体は左右に振れ「波を乗り越えるたびにサーフボードから体がずれ、サーフィンどころではない。」そんなふうに感じるかもしれません。



そんな時は脚をわずかに開いてみるとちょっと安定します。



その姿勢では開いた脚が水の抵抗となってしまいますが、不安定な状態でパドリングするよりも、多少の水の抵抗があっても安定した姿勢での正しいパドリングを覚える方を今は優先しましょう。


慣れれば脚を閉じた状態でもちゃんとパドリング出来るようになります。


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パドリング時の手の状態はとても重要


まず手のひらの状態ですが軽く開いた形が一番水をつかみやすい形といえます。



言い方を変えれば水の中で一番抵抗がある形です。


感覚的には手の指を閉じたほうが指の間から水が逃げないので多くの水をかけそうですが実際にはこの方が水中での抵抗が少なくなりパドリングで効率のいいスピードはえられません。


そしてここが一番重要なのですがただ力任せにパドリングしても疲れるだけで水はつかめないという事です。



水は固形物ではないのでパドリングの始めはゆっくりと水をつかむ感覚で行うことが重要です。



サーフボードが前に進む慣性がつきだしたら序所にスピードを上げてゆきましょう。


つまり自分のスピードに合わせてパドリングする回数や力加減をUPしてゆくということです。


そうすることにより効率良くスピードを得ることが出来ます。



「手は前に出ているけれど、実際にパドリングしているのは肩の横から後ろに手が伸びきるまで。」というのも重要です。



肘を自然に曲げサーフボードの下、自分の体の下の水をかく感覚です。



このときに肘が伸びていると効率が悪いばかりではなく、とても疲れやすくなります。



さらに腕だけを動かすのではなく腕と肩全体を動かすことを意識してみましょう。



力を入れるタイミングは体の下から後ろにかけてです。


手を水から抜くのは肘から抜くようにすると疲れにくいのも覚えておいて下さい。


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これも初心者の方に多いのですが、パドリングするたびにサーフボードが左右に振れている状態。


これも水の抵抗が多くなりスピードを得難くなる原因になります。


腕を肘から抜くようにすると、バランスが崩れ難くなり、この左右に振れるのもある程度解消されるはずです。


また、あなたはサーフボードのレールに沿ってパドリングしていませんか?



サーフボードはノーズに向かってラウンドしているため、レールに沿ってパドルしているとハの字のような感じで水をかいてしまいます。



これでは効率の良いパドルとは言えずスピードは得られません。



感覚的には逆ハの字のような感じで自然に水中に手を入れ、掻くときは肘を曲げて体の下(ボードの下)の水を後ろに押し出すような感じでパドルしてみましょう。



では、1本のサーフィンの動画を観てみましょう。見るポイントは胸の反らし方、腕と肩全体でのパドリングの仕方です。


肘から先に水からぬくというのも良く分かりますし、テイクオフのイメージを作るのにも最適な動画ですので繰り返し見ることをお勧めします。



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長時間パドリングをしていて肘や肩が痛くなるという方は要チェック!


実は僕がそうだったのですが、この方法で肘や肩の痛みが和らぎます。



まず水面には空手の手刀のように小指から入れ、水中で自然に手のひらを広げ肘を引き寄せるようにしてサーフボードの下の水をかくようにします。



テイクオフ時のショートストローク、移動時のミドルストロークの時も同様にします。


あくまでもポイントは小指から入水させるです。



これは僕が通っていた整骨院の先生に教わった方法です。



僕は以前は手のひらを水平に海面に入れたり、ある時は親指から入れたりみたいなパドリングをしていました。


2時間ほどサーフィンをしていると肘や肩が痛くなり、非常に辛かったのを覚えています。


整骨院に行った折に、このことを話したら難しい説明をされましたが、どうやら僕は骨格的に無理のある動き(パドリング)をしていたようです。


「パドリングは小指から入水で肘を引き寄せるように水をかく。」という方法を教わりました。


この時に腕だけを動かすのではなく腕と肩全体を動かすことを意識してみましょう。



このパドリングの方法はテイクオフ時のショートストロークのパドリングとも相性がよく、しかも疲れにくい!



楽になりますので是非、次に海に行った折には試してみて下さい。


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パドリングに必要な筋肉を意識し鍛える


まず安定したパドリングの姿勢を維持するためには、腹ばいの状態で上半身を反らす背筋力が必要となります。


それと2時間近く動きがある海の中をパドリングし続ける腕力と肩周りの筋力も必要です。



これらの筋力は普段の日常生活では使うことがなく、中々鍛えることが出来ませんが陸上トレーニングではダンベルで訓練することが出来ます。



今回はパドル筋のトレーニングついてもお話してゆきます。


サーフィンの筋トレは重たい物を持つためのトレーニングではないので使うのは2kgほどのダンベルで結構です。


そのダンベルを頭の後ろでゆっくりと上下に動かします。このときに肘を固定しゆっくり動かすというのがポイントです。



反動で持ち上げたり、ダンベルの重量を利用して下げたりをすると効果は半減してしまうので注意が必要です。



常に腕にダンベルの重みがかかった状態を意識してゆっくりと上下させます。


この時にダンベルは手で握るのではなく親指と人差し指の付け根にひっかけて持つのがコツです。



ダンベルを握ると手のひらに力が入り三頭筋への負荷が半減してしまいますので注意しましょう。



これはフレンチプレスという運動で、二の腕、三頭筋を集中的に鍛えるのでパドル筋upに非常に効果的です。


片腕30回ずつから初めて、慣れてきたら100回位まで増やすという方法で是非行って下さい。


使うのはダンベルではなく水を入れたペットボトルでもOKですし、女性の場合はもっと軽い1kgや1.5kgでも大丈夫です。


要は普段使わないパドル筋を刺激し鍛える運動ですので重さはさほど重要ではありません。


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サーフィンはパドリングが基本!まとめ


今でも勘違いされていますが、パドリングの仕方は?と訊くと「出来るだけ遠くに手をいれ、出来るだけ後ろまでかききること。」と答えるサーフィン中上級者がいます。


これは30年前に言われていたことで、現在は考え方が進化しています。



現在は「手は前に出ているけれど、それは準備段階で実際には肩の横から後方にゆっくり手が伸びきったところまでがパドリングのストローク。」というのが新しいパドリングの動きです。



これは走る動作を考えてみるとよく分かりますが走る場合、足は前に出ますが実際に地面を蹴るのは体の真下から後方にかけてです。


パドリングの場合も同じで手は前に出ますが、実際に力強く水をかくのは肩から後方までとなります。


また姿勢もしっかりと胸を反り両足は閉じて(太股の内側を着ける)膝を僅かにまげ腿と腰でバランスをとり足の裏は上を向ける。



力強いパドリングは素早いテイクオフを可能にし、その後のアクションにも余裕が生まれ、結果良いライディングとなります。



以上のことを意識して行えば、早い段階で上級者並のパドリングを手に入れることが出来ますので、是非頑張って下さい。




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