
THE NORTH ISLAND
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サーフィンの陸上トレーニングとして、ここのところ注目のサーフスケートですが、それだけでは勿体ない!たしかに体の使い方はサーフィンのトレーニングには向きます。
しかしそこにだけ注目しているとサーフスケートの魅力の半分以上をスポイルしてしまいます。モデルによってはスノーボードのカービングやパウダーライディングに近いフィーリングの物もあります。
それらサーフィンやスノーボードのテイストを合わせ持ったものを陸上で手軽に楽しめるというのは、ある意味凄いコトです。そんな今、注目のサーフスケートのおすすめモデルや選び方、楽しみ方の特集です。
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スケートボードには色々な種類がありますがサーフスケートと普通のスケートボードの違いは大まかに言って、そのトラックと呼ばれる部分のシステムの違いにあります。特にフロントトラックは、左右にスイングする可動式が多く採用されています。
どちらもサーフスケートのフロントトラックですが、左がサーフスケートに多様される左右にスイングする構造のトラックです。ポンピングや深いターンがし易くなっています。
サーフスケートのトラックについてはさらに詳しく説明しているページがありますので、こちらも参考にして頂ければ幸いです。
これらの構造により、デッキを大きく傾けるような深いターンをしても、ウィールを地面にしっかりとグリップさせたターンが可能です。またウイールもソフトなものが使われることが多く動きがスムーズなのが特徴です。
これによりサーフィンのような動き、ボトムターンやカットバック、オフザリップなどをイメージしたライディングが可能となります。これが、いかに近い動きなのかは、やはり実際に動画を観るのが一番ですので、まずこれを観てみましょう。
以上のことから、サーフスケートをサーフィンの陸以上トレーニングに使ったり、最近流行りのスノーサーフ的な乗り方のスノーボードのオフシーズンの練習、また純粋にサーフスケートの動きを楽しむというのもアリかと思います。
サーフスケートを選ぶときにまず決めたいのが、デッキの長さです。29インチ~45インチ位まであり短ければ、サーフィンのショートボードのような動きに近くクイックなライディングが可能です。
長くなれば操作感は重たくなりますが安定感が増します。何を選ぶかは、貴方の好きなスタイルで決めるといいと思います。クイックな動きが良ければショート、ゆったりクルージングを楽しみたいならロングといった感じです。
上の図で左3タイプがショートとなり30インチ~36インチ位のものが扱いやすいと思います。右端のロングボードは40インチ前後というのが一般的となります。デッキの形状も色々ですが、この辺を簡単に説明すると以下のようになります。
オールドスクールデッキとは、テールに反り返りがあり、幅もあってサーフィン的な動きをイメージしながらクルージングを楽しむのに向いたデッキです。
その名のとおりクルージングするのに適したデッキです。アップスやラウンドハウスなどのターンをし易い形状となっています。サイズも短いものから長いものまで幅広く揃っているので、ショートボーダー・ロングボーダー共に楽しめると思います。
日本のスケートボードの殆どがこの形状をしているため、スケートボードと聴けばこの形を思い浮かべることでしょう。サーフスケートというよりはトリック向きのデッキとなるのでサーフィンの動きとは異なる方向となります。
ロングボードは一般的に、その長さからゆったりとした動きと安定感があります。ウォーキングなども出来るロングボーダー向きのデッキで女性にも人気です。ですがカービングやダウンヒルでのスピードを楽しむことも出来る過激なジャンルでもあります。
ショップに行くとウィールやトラック、デッキなどが単体であり自分好みのものを組み合わせて作っていくものと、「買ってすぐに乗れるコンプリート品」というのがありますが、まず最初はウイールやトラックの特性が判断が出来ないので「コンプリート品」を買うことをお勧めします。
ある程度乗って慣れてから、何か足りない部分があれば、それをを補うようにパーツの交換をしてゆき最終的に自分好みのサーフスケートを仕上げるというのが失敗がないと思います。
スケートボードブランドもかなりの数があり各社でサーフスケートを手掛けています。そんななかでもおすすめのブランドのモデルを紹介してゆきます。
スケートボードと言えばまず思い浮かべるのが1996年、LA発祥のケートボードブランドcarverです。そのcarverも勿論サーフスケートを手掛けていてそのクオリティーは折り紙付きです。
サーフィンテイスト溢れるデッキのアートはMatt Beardによるもの。ミッドサイズなテンプレートを採用し安定したカーヴィングと広めのスタンスからの深いターンを楽しめるこのスケートはサーファーのみならずスノーボーダーにもお勧めです。安定感があるので初心者の方でも扱いやすくcarverのラインナップの中でも常に5本の指に入る人気モデルです。長さは33.75"でトラックはCX4とC7を好みで選べます
33.75" x 9.875"
WB 18 7/8
CX4 or C7
参考価格¥51700
carverサーフスケートについては他のモデルも含めさらに詳しく説明しているページがありますので参考にして頂ければ幸いです。
CARVER カーバー・サーフスケートおすすめモデルと選び方
CARVER SKATEBOARDS – CarverJapan公式サイト
SACTOR9は本場アメリカで、最もポピュラーなスケートブランドになります。プロチームのメンバーと協力して、彼らのライディングスタイルだけでなく個性も反映したユニークなボードもリリースしています。
このモデルはプロサーファーのTia Blancoのシグネチャーモデルです。彼女がイメージするのはやはりサーフィン。扱いやすいので女性にもお勧めのサーフスケートですが、ユニセックスモデルなので男性にもお勧めのモデルです。
Length: 30.5”
Width: 8.0”
Wheelbase: 14.25”
参考価格¥31900
SECTOR 9 セクター9 スケートボード SK8 SIGNATURE SEREIE FETHER TIA PRO コンプリート メンズ レディース
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YOW SURF SKATEは波がないフラットな日に楽しむツールとして、また頻繁に海に行けないサーファーための陸上トレーニングができるツールとしてスペイン生まれました。新しいYOW MARAKI システムにより、さらにサーフィンのライディングに近いフィーリングを体感出来ます。
COXOSはPOWER SURFING SERIESのラインナップ中では硬めのウィールとYow System S5により簡単にアクションが可能です。反応が速く、鋭いターンを楽しめるモデルとして人気があります。
31” x 10.25” x 18” Wb
MERAKI Yow System S5
Cinetic Crop 66 x 51mm 82A Coral Wheels
参考価格¥41500
YOW SURF SKATEについてはさらに詳しく説明しているページがありますので参考にして頂ければ幸いです。
YOW ヤウ サーフスケートその人気の秘密とおすすめモデルを大特集
YOW - Your Own Wave | OFFICIAL WEBSITE | Shop online
オーストラリアのスケートブランドOB FIVE。サーフィンテイスト溢れるデザインが特徴です。
サーフボードの動きに似たレールツーレールから鋭いリッピング、カットバックと、より自然なサーフスタイルを追求したモデルです。初心者から上級者まで楽しめるサーフスケートとして人気のモデルです。
Length: 31”
Width: 10”
65mm78aホイール
参考価格¥40700
サーフィンのロングボードの動きをイメージしたシリーズになります。デッキに竹を使用したことで深くしなやかに沈みこむようなターンを実現しています。ショートボードに比べ動きに安定感があるので女性にもお勧めのモデルです。
Length: 44.0”
Width: 9.75”
Wheelbase: 30.5”
参考価格¥38000
2002年、スケートボード, スノーボードそしてサーフィンを愛する人達が集まり、自分自身が欲しいと思うスケートを作ろうとカリフォルニアで生まれたブランドです。そのフィーリングはパウダースノーを滑るスノーボードに近くスノーボーダーにもお勧めのブランドです。
LOADEDの始まりとなったフラッグシップモデルです。デッキ本体はオーク材でラミネートされ、樹脂とファイバーグラスでサンドされた反発力の強いバンブー素材で出来ています。ターンの際にはデッキに効率よく力が伝わることで、両足を使った細かいニュアンスの動きやコントロール性能を高めています。
Length: 42"/107cm & 38"/98cm
Width: 8.5"/21.5cm
Wheelbase: 35"/88.9cm & 31.5"/80cm
参考価格¥47300
ローデッド ヴァンガード コンプリート 【LOADED VANGUARD FLEX 3 COMPLETE】カラー:ParisV3 In Heat 75mm/80a サイズ:8.5" x 38"
サーフスケートの動きがサーフィンを彷彿させるのは知られていますが、スノーボードでもサーフィンをイメージするスノーサーフというジャンルがあります。サーフィンなら陸上練習に、スノーサーフならオフトレにサーフスケートを取り入れるのは効果があると思います。
サーフィンのバックサイド・ボトムターンをイメージしたスノーボードでのターン。
物理的に同じ状況で反復練習ができないサーフィンを上達するには、陸上練習で横乗りの感覚を養うのが近道です。僕はサーフスケートなどのスケートボードはサーフィンの上達に役立つと個人的に考えています。
もちろんパドリングやテイクオフの感覚は海でしか体感できませんが、テイクオフした後の動きはサーフスケートでイメージができ体感出来ます。特に波を意識し動きをイメージしながら練習すると効果的なのはよく知られています。
ただこの時に注意したいのはスタンス幅です。個人差はありますがサーフィンでの一般的なスタンス幅をとろうとするとデッキの長さは35インチほどは必要となります。35インチ~40インチの間でしっくりくるサイズを選べば間違いはないでしょう。
またデッキサイズと同様にチェックしておきたいのはウイールベース(前後のウイールの間隔)です。短ければ回転性が増し、長ければ安定感が大きくなります。サーフィンのトレーニングには16インチ~17インチ位が向いています。
スノーボードの場合はサーフィンのように斜面が動かないので感覚としてはよりサーフスケートに近いと思います。先ほども触れましたがスノーボードにもスノーサーフというサーフィンをイメージしたジャンルがありますので、この練習にはうってつけかと思います。
深いボトムターン、レールtoレールの動き、バンクでのスラッシュなどは正にスノーサーフの動きと言え、スノーボードのオフシーズンの練習にもかなり向いています。特に日常生活では横乗りのバランス感覚を養う動きが無い為、オフシーズンにサーフスケートをする意味は大きいと言えます。
この場合も自分のスタンス幅がとれるデッキサイズを選ぶことが大切です。
今回おすすめしたいのはこの楽しみ方です。サーフィンやスノーボードの特性を合わせ持ったサーフスケートは海や山に行く事なく、日常で手軽に楽しめてしまいます。つまりそれらのオフトレに向いている側面はたしかにあります。
ですが、サーフスケートはそれ自体が楽しいものです。サーフスケート自体を純粋に楽しみ、そこから得るアイディアをサーフィンやスノーボードに反映させ重ねていく、またはその逆にサーフィンやスノーボードの動きのアイディアをサーフスケートに生かす。
サーフィン、スノーボード、サーフスケート、それぞれを単体でやっている時はそこからくる単体のアイディアしかありませんが、それぞれをリンクさせることによって楽しみ方は大きく広がります。リンクさせるものは横乗りだけではなくスキーでもMTBでも良い。そんな楽しみ方をお勧めいたします。
サーフィンであれば通常はポイントの目の前にでも住んでいない限りは、毎日サーフィンをするなんて中々出来ませんし、スノーボードだって雪の季節限定です。
でもサーフスケートなら、ちょっとした空き時間で出来ますし、サーフィンとスノーボードのテイストを手軽に楽しめます。サーフスケートは普段、気が付かなかった風を感じ、空気の臭い、気温、日差しの暖かさ、などなど。スローで中々いい道具だと僕は思います。
サーフスケートに使用されているソフトウィールは、とても滑らかで雪の上や波のフェイスを滑っている感覚になります。よってサーフィンやスノーボードのトレーニングとしても楽しめます。
ですが、サーフスケートは何かに似たモノとして捉えるのではなく、独立した一つのジャンルとして捉え追求し、それぞれをリンクてゆくのが、より楽しめると僕は感じています。皆さんも機会がありましたら是非、サーフスケートを試してみて下さい。