THE NORTH ISLAND

welcome to nature of hokkaido


スノーサーフィン

スノーサーフで雪山の波に乗る!そのスタイルやアプローチを徹底解説


【 最終更新日 2025/12/30 】


10年ほど前から「スノーサーフ」というスノーボードのスタイルを聞くようになりました。



これは「波と雪山」同じようにアプローチして、同じように楽しもうという、ひとつのスタイルです。



サーフィンやスノーボード、両方とも1枚の板に横乗りして同じ感覚、同じような方法で3Dのラインをイメージしてみる。


僕もサーフィンとスノーボードを始めた40年前からそういうふうに雪山を捉えてきました。(今のスタイルほど洗練はされていませんでしたが)


ちょっと伝わりにくいかもしれませんが、サーファーが雪山を見たら誰しもが考える事です。


当然、道具もそういう動きが出来る物を選ぶようになってゆきます。だってその方が気持ちよく楽しめるから。


このスタイルがようやく市民権を得た!僕は嬉しいです。


今回はそんなスノーサーフを以下の内容で解説してゆきます。


目次


スポンサーリンク



スノーサーフってどういうスタイル


イントロでも書きましたが、スノーサーフとは、「波と雪山」同じようにアプローチして、同じように楽しもうという、ひとつのスタイルです。


同じ横乗りなので、スタイルはイメージし易いですが根本的な違いがあります。


それは雪山の斜面は動きませんが、波は常に動いていてパワーゾーンをキープしていないと走り続けることは出来ません。


なーんて面倒くさい事を言い出すと、この遊び自体がつまらないものになってしまうので、肩の力を抜いてリラックスしてゆきましょう。



そもそもスノーボードやサーフィンは自由な発想が楽しいスポーツです。



スケーターはスケートボードの動きをイメージした滑りになるでしょうし、サーファーはサーフィンをイメージした滑りになる。



サーファーであれば波と雪山、同じようなアプローチで楽しもうというのは自然な発想です。


波と雪、サーフィンと雪面、同じようなアプローチが出来る代表的なテクニックをあげてみますが、驚くほど似ていますよ。



BOTTOM TURN ボトムターン


バックサイドの深いカービングターンはサーフィンのボトムターンそのものです。


ちなみにスノーボーダーは恥ずかしながら僕です。


水上と雪面の違いはありますが、板から伝わってくる面の硬さやカービングの感覚は同じです。


サーフィンとスノボード、ボトムターンの対比


TOP TURN トップターン


波のトップでのターンですが、ボトムからのアプローチや板の反しは雪上も海面も大きな違いはありません。


動く波の場合は波のリップが押してきますが、それとて雪庇が出ているリップにアクションするのと大して違いを感じません。


この瞬間も波に対するアプローチと同じ感覚で板を反しています。


サーフィンとスノボード、トップターンの対比


LAYBACK レイバック


最近人気のトリック LAYBACK これが決まると中々気持ちがいいです。


厳密に言うとサーフィンのLAYBACKとスノーボードのLAYBACKとは別物なのですが、それで良いんです。


要は○○ぽくて気持ちが良ければ。


サーフィンとスノボード、レイバックの対比

スポンサーリンク


この他にカットバックやフローター、オフザリップなどサーフィンのトリックは雪の上でも殆どが再現して楽しむことが出来ます。


一番分かり易いのは動画を観ることだと思うのでご用意しました。



NISEKO FILMS による 【DOWNCHILL Session】です。



フルレールによる深く大きな弧のカービングターン、バンクなどを利用した3Dの立体的なラインどり。


力が抜け、リラックスしたサーフラインのように雪山をクルージングしています。




またライディングだけではなく、波予想をするときと、良い雪が降る予測をたてるとき、気象情報を集める作業もほぼ同じです。



そういう意味ではバックカントリーに向かう意識と、台風のウネリが入るリーフの波を狙う意識は特に近いと言えます。


僕はサーフィン感覚に近いのは沢地形などを利用したパウダーランだとも思っています。



* 僕の好きなパウダーランとカービングを両立するスノーボードの記事もあります。




スノーサーフ 道具の話


3Dのラインをイメージして上手く地形を利用して楽しめば、それはどんな板、ブーツ、バインを使ってもスノーサーフと呼べるものだと思います。



ですが、スノーサーフに向いた板、気持ちよく滑れる道具は確かに存在します。



例えば板に関して言えば、サーフボードはロッカー(板の反り)でターンをします。


普通のスノーボードはキャンパーの跳ね返りを利用してサイドカーブでターンをするので、ビミョウにそのフィーリングは変わってきます。


また、パウダーランではキャンパーボードはノーズがダイブしようとするのでテールに体重を乗せぎみに滑ります。


しかしサーフボードではそういう荷重の仕方はありません。


なので、ちょっと違うな~ということになります。



長年サーフボードに近いフィーリングのスノーボードを追い求めてきた結果に出した答えはキャンパーが無い「フラットキャンパーでロッカーボード」です。



ロッカーボードであれば、ディープパウダーでも圧雪面でもサーフィンと同じスタンス、前足荷重で気もち良く滑れます。


スポンサーリンク


例えば GENTEM STICK のフラットキャンバーシリーズ


このシリーズはキャンバーがなくロッカーとサイドカーブでターンをするのですが、そのフィーリングはサーフボードに非常に近いと言えます。


僕は30年以上このフラットキャンバーのスノーボードに乗っていますが、そのフィーリングはゲレンデでもバックカントリーにおいても雪山で気持ちよくサーフィン出来ます。

フラットキャンバー雪の流れ

GENTEM STICK web site より。


上の図はパウダーランにおいてフラットキャンバーと通常のキャンバーをもつボードのソール下の雪の流れです。


フラットキャンバーの方が自然でスムーズなのがわかります。


実際のライディングではキャンバーボードはノーズがダイブしようとするのでテールを踏み続けることになりコントロール性が劣ります。


一方、フラットキャンバーはノーズが強く浮き上がろうとするので前足を踏む、というサーフィンに近いフィーリングになります



気持ちよく滑るという部分でこの差は大きいです。



ビンディング&ブーツは柔らかめがおすすめ


以前の傾向としては上級者のハイエンドモデルはブーツもビンディングも硬めが主流でしたが、ことスノーサーフでは柔らかめがおすすめです。


僕個人としては膝で乗るスタイルなので硬めのブーツが好みなのですが、やはり動きが制限されるな~と感じることがあります。



ある程度の足首の自由さがありながら、しっかり荷重出来て360度サポートみたいなのが理想です。



そんな中、やっぱり来たか!というビンディングやブーツがあります。


ビンディングはSALOMON DISTRICT、ブーツは K2 TARO TAMAI SNOWSURFER 次の章でしっかり紹介させて頂きます。


スノーサーフ・ブーツ・ビンディング

スポンサーリンク



気持ちよく滑るためのおすすめ 板、ビンディング、ブーツ


それでは気持ちよくスノーサーフするための道具を紹介してゆきます。


サーファーやスノーボーダーのスタイルは一様ではなく違う答えもあるかもしれませんが、40年間サーフィンとスノーボードをしてきて辿り着いた僕なりの答えでもあり、おすすめです。


ボードに関してはおすすめが何点かあるのですが、ビンディングとブーツに関して現時点ではこれ一択で全く問題ないかと思います。


gentem stick SLASHER


GENTEMSTICK フラットキャンバーシリーズ SLASHER Ⅱ(スラッシャーⅡ)です。


GENTEMSTICKのは入口は色々なモデルがあるのですが、何を選んでも最終的にはこのフラットキャンバーシリーズに行きつきます。


フラッグシップモデルのT.Tシリーズもお勧めなのですが、最初の1本目としては僕も使っている、このSLASHER(スラッシャー)がお勧めです。


24-25 に多少のブラッシュUPがあり各部のサイズ変更がありました。


グルーミングバーンでのフルレールのカービングの喰い付き、操作性、パウダーでの浮きも申し分ありません。


T.T シリーズより幅をもたせ安定感がありますし、ブーツサイズが大き目の方にも初めて乗るフラットキャンバーとしておすすめです。


GENTEMSTICK SLASHERⅡ ゲンテンスティック スラッシャー


・Length 1670 mm

・Running Length1010 mm

・Nose 304 mm

・Waist Width 262 mm

・Tail Width294 mm


GENTEMSTICK SLASHERⅡ

gentem stick T.T 165


gentem stickのフラッグシップモデルです。すでにgentem stickユーザーでフラットキャンバー未経験の方にはこちらをお勧めします。


この回転性とシャープさは他に類をみません。僕の知り合いでどんなコンディションでもこの一本で通し続けるハードコアースノーサーファーがいます。


そんなあなたに是非乗ってもらいたい1本です。


GENTEMSTICK(ゲンテンスティック)T.T 165 CLASSIC


Length1650 mm

Running Length970 mm

Nose Width277 mm

Waist Width248 mm

Tail Width272 mm


GENTEMSTICK T.T 165 CLASSIC 165cm

スポンサーリンク


MOSS U4EX


トップシートにウッドを使った美しい板です。


多少硬く、重くはなる様ですが、この美しさと引き換えなら納得出来ます。


往年のMOSS V1を彷彿させるフォルムも素晴らしいと思います。


U4 HALFを試乗したイメージがあまりにも良かったため、U4EXも乗り込んでみたい1本です。


友人にもMOSSのヘビーユーザーがいてU4EXを強く押していました。


25-26 MOSS SNOWSTICK U4 EX モス スノースティック スノーボード 板 メンズ レディース 151


Length1510 mm

Running Length101.6 mm

Nose Width31 mm

Waist Width26.2 mm

Tail Width29.3 mm


MOSS SNOWSTICK/モススノースティック U4EX

SALOMON DISTRICT


このビンディング、写真では分かりませんがヒールカップがとても柔らかく手で押すと横に動くほどです。


また他のビンディングに比べヒールカップの位置が高く、外にはみ出ていないんですねー。


ということは、ヒールサイドに倒しやすく、出ていないヒールカップはドラグ(雪面に干渉)しにくいということです。


この辺は文章では中々伝わりにくいので動画をつけておきます。


【期間限定5%OFFクーポン】25-26 SALOMON/サロモン DISTRICT ディストリクト メンズ レディース ビンディング バインディング スノーボード 2026


SALOMON サロモン 22-23 DISTRICT ディストリクト

色々な動画を観たのですが、パウダーカンパニー・マネージャー 佐藤さんによる解説が一番刺さったのでご紹介致します。


スポンサーリンク


K2 Taro Tamai boot


今更、多くの説明はいらないTTブーツです。


最新モデルもテクノロジーに変更はなく色だけの変更とのことで、すでに完成されているということでしょう。


軽く、ソフトでいて適格なサポート、ビブラムソール搭載、そのままで内側に向けてカントがついているので膝を絞りやすい構造。


多くのスノーサーファーに支持されているブーツです。


レディースの設定はなく、ユニセックス22cm~28.5cmのサイズ展開です。


【12/30限定!10%OFF&P10倍キャンペーン開催中※要エントリー】25-26 K2 ケーツー スノーボード ブーツ TARO TAMAI SNOWSURFER DARK GREY タロウ タマイ スノーサーファー 玉井太郎 スノボ 日本正規品 GENTEM STICK


TARO TAMAI SNOWSURFER

解説は旭川のスノーボードショップ「Spray」さんのボスにお願いします。




* スケーターが雪山を滑るなら、近年人気のスノースケートがおすすめ!




スノーサーフについてよくある質問 | FAQ


Q1. スノーサーフとはどんなスタイルですか?


A1. スノーサーフは、雪山を波と同じ感覚でとらえ、サーフィンの動きをイメージして滑るスノーボードのスタイルです。


ボトムターンやトップターンなど、横乗り特有のラインを意識して楽しむのが特徴です。



Q2. スノーサーフと普通のスノーボードの違いは何ですか?


A2. 大きな違いは滑りの考え方です。


スノーサーフではスピードやジャンプよりも、地形を使ったライン取りやターンの気持ちよさを重視します。



Q3. サーフィン経験がなくてもスノーサーフはできますか?


A3. サーフィン経験がなくても問題ありません。


スノーボード経験があれば、地形を使ったカービングや流れを意識することで、スノーサーフ的な滑りは十分に楽しめます。



Q4. スノーサーフに向いている板の特徴は何ですか?


A4. ロッカー形状やフラットキャンバーなど、前足荷重で自然にターンできる板が向いています。


パウダーだけでなく圧雪バーンでもサーフィンに近い感覚を得やすいのが特徴です。



Q5. スノーサーフを楽しむために気をつけることはありますか?


A5. 無理なスピードを出さず、周囲の安全を確認しながら滑ることが大切です。


地形を読む余裕を持つことで、スノーサーフ本来の楽しさを安全に味わえます。


スポンサーリンク



スノーサーフで雪山を楽しもう!あとがき


今回はスノーサーフの解説をしてきましたが、僕個人としてはスノーボードを始めたときからこのスタイルだったため、特に目新しいという感覚はなく不思議な感じがしています。


今までは特に「スノーサーフ」という洒落たネーミングやカテゴリ別けもなく、スノーボードに行くといえばこの滑りを指していました。



スノーボードと言えば、とかくパウダーランに注目されがちですが、それだけにフォーカスするとスノーボードの楽しさの50パーセント以上を捨てることになります。



ゲレンデのグルーミングバーンや3D地形を使ってボトムターンをイメージしたフルレールのカービングやバンクでのリッピング、そんなところにもスノーボードの楽しさがあります。



とりあえず道具は今使っているもので充分ですので、この冬は是非スノーサーフを意識した滑りをしてみませんか?新たな楽しさの発見につながるかも知れません



* 以下にスノーボード関係の記事をリンクしておきました。



🔗 パウダーボードおすすめ4選!カービングとパウダー両立ならコレ


🔗 スノーボードのチューンナップ方法!自分でやれるポイントとお店選びのコツ


🔗 スノースケートを徹底特集!使用感からブーツ選びまで全力で紹介


🔗 雪板を全力で楽しもう!自作でもOK これで雪山はもっと楽しくなる


🔗 スノーボード発祥の地はどこ?歴40年の筆者が徹底解説!


🔗 スノーボードのオフトレ スケートボードなど決定的に差が出る5つの方法


🔗 スノーボードで思わぬ怪我をしないために!ヘルメットおすすめ3点


🔗 雪崩事故に遭わないただ1つの方法!そのメカニズムと唯一の回避方法




スポンサーリンク



🔗How to climbに戻る

🔗Mountainに戻る



パタゴニア