THE NORTH ISLAND
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初めてパウダーで調子の良い板を買うにあたって何がいいですか?と訊かれた場合に僕が勧めるスノーボードが今回紹介する4本の板になります。
本心から言うと長さは165cmとか172cmとかというのを言いたいのですが、今まで150cm代のツインチップに乗っている友人達は長さで腰が引けてしまいます。
そこでお勧めなのが今回紹介する150cm代の板達です。
150cm代の長さでありながら、パウダーでは160cm代の浮力を持ち圧雪バーンではゴリゴリのカービングも可能。
スノーサーフでのトリックも決めやすく、価格も手ごろという夢のようなスノーボードを以下の内容で解説してゆきます。
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ここ最近のトレンドとしてもパウダーでの強い浮きだけではなく、深いボトムターンのようなカービング性能は欠かせません。
しかも初めて手を出す板としては不安のない150cm代のスクエアヘッド3本と、やっぱり尖がってみたい板1本の計4本を紹介します。
マンタレイはサイズ違いを僕も乗っていますが、フラットキャンパーではないけれど、キャンパー1度ということでほぼフラット。
面白いくらい切れ上がるカービングをするし、パウダーでも圧雪バーンと同じ荷重でいけるナチュラスな浮き方をします。
壁での反しもスムーズで、やろうと思えばフェイキーでも引っ掛かりません。
gentemstickでも常に売り上げが上位の人気の機種です。
GENTEMSTICK(ゲンテンスティック)MANTARAY マンタレイ サイズ 154
Length 1540mm
Running Length 950mm
Nose Width 312mm
Waist Width 258mm
Tail Width 290mm
Cam. 1mm
参考価格 ¥128,700
チェイサー・ハイパフォーマンスはこの外見からは想像が出来ないほどイージーなフィーリングの板です。
幅が広めのノーズヵら緩やかにシェイプされながら細目のテールに流れるラインは圧雪面でもエッジが良く喰い、ビックリするようなカービングをします。
荒れた面でも影響は少なく疲れにくく楽な板という印象です。
勿論、ディープパウダーでのコントロール性も抜群で、もし友人に尖がった板で乗り易いお勧めは?と訊かれたら、迷わずこれをすすめます。
GENTEMSTICK ゲンテンスティック 22-23 THE CHASER HIGH PERFORMANCE 155.15cm
Length 1551.5mm
Running Length 995mm
Nose Width 330mm
Waist Width 265mm
Tail Width 279mm
Cam. 4mm
参考価格 ¥123,200
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旭川に本社のあるフィールドアースのコンセプトは大雪山をフィールドに楽しめる板ということです。
このARTRIDEシリーズはライダーのYOSHINARI UEMURAのホームでパウダーも圧雪面もオールラウンドで楽しめるようにチューニングされています。
パウダーでは長さが153cmながら160cm代のような浮力を持ち、圧雪面でのカービングにも使えるというオールラウンダーな板です。
FIELD EARTH ARTRIDE DIRECTIONAL153 2.5Dimensional旧UMLAUT SNOWBOARDS 22-23
Length 1530mm
Contact length 928mm
Nose Width 285.6mm
Waist Width 243.5mm
Tail Width 278.1mm
CAM: 3mm
参考価格 ¥107,800
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このシリーズは今回紹介した154cmの他に150cmと157cmのサイズがありますが、おすすめはズバリ154cmです。
今回紹介している4本の中では一番ファットですが、パウダーでの浮きと圧雪面での取り回しを考えると、身長170cm前後の男性が乗るなら154cmというサイズが一番バランスが良いように思います。
僕が試乗したのもこのサイズで、もっともっと乗り込んでみたいと思わせる板でした。
ノーズ幅が306mmというサイズなのでパウダーでの浮きは早く、初速を得やすく感じました。また比較的ファットなサイズの割にはエッジの切り替えしもスムーズ。
ゲレンデでのクルージングでも気持ちの良いカービングをします。
KORUA コルア 22-23 TRANSITION FINDER トランジション ファインダー 150 154 157
Length 1540mm
Running Length 1000mm
Nose Width 306mm
Waist Width 260mm
Tail Width 288mm
参考価格 ¥79,200
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女性から「ちょっとパウダー寄りのお勧めのボードは何ですか?」と訊かれることも少なくありません。
でも女性は欲張りで↑のようには訊いてきますが本心は「高い買い物なんだから、パウダーもゲレンデも、その気になればトリックも全てが上手くなる板が欲しいんです。」と言っているんですね。
本心を言わせてもらえば全ては本人の努力次第なのですが、それを言うと話が前に進まないので..
こんな時は迷わずgentemstickのベビーマンタレイをすすめます。
実はこの板、レディースモデルなのですが男性にも人気があり、ついには男性でも乗れるハードフレックスモデルが追加発売されたというエピソードのあるポテンシャルの高いボードです。
その秘密はスクエアーノーズにあります。本来はラウンドしてたり尖っているノーズをスパッと切り落としたデザインなので148cmの長さの板でも基本性能は+10cm~15cmの長さの160cmほどのスペックのボードということなんです。
なので男性でも乗れちゃうんですね。
そんな訳で、ディープパウダーは勿論、今トレンドのスノーサーフでも深いターンのカービングがエロチックに決まるという訳なんです。
Length 1480mm
Running Length 920mm
Nose Width 297mm
Waist Width 246mm
Tail Width 276mm
Cam. 1mm
参考価格 ¥125,400
GENTEMSTICK BABY MANTARAY 148 WOMEN
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もう少しパウダーよりで調子の良い板、というよりは拘って作られているボード2本を紹介します。
ひとつは国産ブランドのOGASAKA、もう一つは海外ブランドのK-2です。
どちらもスキーブランドとしての歴史は古く、蓄積されているノウハウも膨大なものです。
驚いたことに、この板の心材はエキスパートが使うカービングボードの心材と同じOGK2 Coreを使っています。
サイズ展開は144、156、160、167、とありますが身長が170cm前後のメンズでしたら156cmが使いやすいのかな~と思います。
尖ったノーズがディープパウダーでは舞い上がるスプレーを左右に飛ばして視界を妨げません。
パウダーに特化したシェイプではありますが、ゲレンデでのカービング性能もかなり高いレベルで実現している熱いボードです。
性能とは別の話ですが、モデル名の「SHIN」は、人生に関わる大事な 場面で欠かせない 心・芯・信・真・慎・伸・新・深・清・神・進 から来ているそうで、サイドウォールに その年の「SHIN」が刻まれています。
22-23 のテーマは「深」、何事にも深く 追求してもらいたい「pursue deeply」という願いが込められています。
この辺も開発者の熱い想いを感じます。
OGASAKA オガサカ スノーボード SHIN 真 シン パウダーボード ship1
Length 1560mm
EF EDGE Length 1150mm
NOSE Width 304mm
WAIST Width 259mm
TAIL Width 290mm
SETBACK 10mm
参考価格 ¥101,200
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EXCAVATOR エクスカベーターとは掘削機の事で、深いパウダーを散らすことに特化したシェイプの板です。
この板、ちょっと太めで寸胴なシェイプなのでパウダーでの浮力は思った以上に浮きます。
舞い上がるスプレーもまた特大で、どういうシェイプならこんなにぶち上がるの?という感じです。
しかしビックリなのは、このパウダー性能だから圧雪面でのカービングは多少犠牲にしているんだろうな~と思いきや..
「掘削機」の名に恥じないカービングの深い溝を掘り、それに伴うスプレーもぶち上げる熱い板です。
サイズ選びはこのファットなシェイプなので、普段使いの板と同サイズか、ワンサイズ下げてもいいという感じなので154cmあたりが良いと思います。
価格もこの種の板で、10万円を切るというのはかなり嬉しい設定です。
Length 1540mm
EF EDGE Length 1150mm
NOSE Width 318mm
WAIST Width 264mm
TAIL Width 298mm
参考価格 ¥80,190円
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今回ご紹介したパウダーに特化したボード、パウダーボードまたはディレクショナリボードなどと呼ばれますが、サイズ選びの事をよく訊かれます。
普段使いのフリースタイルボードですと身長マイナス15cmみたいな選び方をしますが、パウダーボードの場合はサイズ選びは全く違う選び方をします。
例えばハイシーズンのディープパウダーのデカい斜面で大きなターンで滑りたいという場合は170cm~180cmの板とか..
ゲレンデのカービングや脇のちょいパウも攻めたいという場合は150cm~160cmの板とか..深いパウダーだけどタイトなツリー狙いなら160cm代の板だな。とか
用途で選ぶのが殆どです。
ちなみに僕も159cm、166cm、172cm というタイプの違う3本の板をその日のコンディションで使い分けています。
ですが最初は普段使いのフリースタイルボードに近いサイズのパウダーボードから入り、使っていて足りない部分を感じたら違うサイズの板を買い足すみたいな感じで良いと思います。
このジャンルの板は奥が深く、沼にハマる感もありますが、それもまた楽しくもあります。
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