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寒波と寒気の違い

寒波と寒気の違いを徹底解説!これで寒さや雪の予測がバッチリできる


毎年、冬が近づくと上空には12月並みの強い寒気が入り....とか今季最強の寒波が....で大雪に対する注意が必要です。


などという天気予報を聞くようになります。


でもこの気象用語っぽい「寒波」と「寒気」の違いって何なのでしょう?


どちらにしても、これがやってくると寒くなるということは肌感覚として分かりますが、明確な違いを説明出来る人はそう多くは居ないかもしれません。


これを正しく理解すると「寒さの程度」「雪になる可能性から、雪の降り方」まである程度は予想がつくようになります。


僕は雪の季節は趣味で冬山登山をしていますので、この辺の予報は命に直結する情報として、かなり神経質に分析します。


ということで、「寒波」と「寒気」の違い、それらが何をもたらし、何に注意が必要かを以下の項目で解説してみました。



  1. 1. 寒波と寒気の違いはズバリ期間の違い
  2. 2. 上空に○○月並みの寒気が入るって、どういうこと?
  3. 3. 最強寒波襲来でドカ雪注意!

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寒波と寒気の違いはズバリ期間の違い


何となくニュアンスが似ている「寒波」と「寒気」の違いです。


気象庁のHP「気温に関する用語」によると以下のような解説になっています。


用語 説明
寒波 主として冬期に、広い地域に2~3日、またはそれ以上にわたって顕著な気温の低下をもたらすような寒気が到来すること。
寒気 周りの空気に比べて低温な空気。 使用例:輪島の上空約5,000mには氷点下40度以下の寒気がある。

つまり寒気とはその地域、その季節より冷たい空気が一時的にある。


寒波とはその冷たい空気が波のように押し寄せ数日間は居座るということになります。



違いはどの程度長く気温の低下が続くかということで、 寒気は一時的なもの、寒波は長く続くものと期間の違いになります。



勿論、寒波の方が大雪などを引き起こし、著しい影響を私達の生活に与えますが、一時的な気温の低下を引き起こす寒気も夜間や早朝に路面凍結するなど安心は出来ません。



上空に○○月並みの寒気が入るって、どういうこと?


毎年冬になると天気予報で耳にする「上空に○○月並みの強い寒気が流れ込み...」というのは普段より、かなり冷たい空気が上空に入るということです。


さらに以下のような画像が表示されると、強い寒気によって降るものが雨ではなく雪になるかもしれません。


上空の寒気

上空おおよそ5000m付近にマイナス30度以下の寒気が入ると日本海側では平地でも雪になる可能性があります。



さらにこの寒気が36度以下のものだと地域によっては大雪に対する警戒が必要です。



また関東地方を含む太平洋側で雪となる原因は、寒気よりも低気圧によることが多いですが、上空1500m付近のわりと低層域にマイナス4度ほどの寒気が入ると雪になる目安となります。



11月~12月並みの寒気が上空に入った場合は雪になる可能性が高く、どのくらいその寒気が居座るかで雪の量も変わってきます。


このような予報が出た場合は雪への備えをしておきましょう。


ちなみに、この上空の気温はどのように計られているかというと気球に温度計を付けて飛ばすラジオゾンデという、わりとアナログな方法で観測しています。


いま気象庁ではラジオゾンデの一種の「GPSゾンデ」という方法を使っていますが、気温の他、湿度、気圧、風向、風速も測ることができ9時と21時に、全国17の地点で観測されています。



最強寒波襲来でドカ雪注意!


寒波に最強が付くと何やら尋常ではない勢いを感じますが、10月に訪れる寒波より11月に訪れる寒波の方が強くなり、12月はさらに強い寒波が訪れるわけで、都度、最強が更新されてゆきます。


なので、この最強という部分にはあまり意味は無く、メディアがインパクトを与えるための言葉のスパイスなのかな?くらいに僕は思っています。



とは言え、冬にやって来るこの強い寒波は日本にドカ雪をもたらし、大きな被害になることが少なくありません。



という事で、寒波はどのように発生して日本にやって来るのかを調べたところ、次ようなメカニズムがあることが分かりました(画像参照)。



まず日本から約7,000kmはなれたバレンツ海付近に高気圧が発生すると、その南側に位置する西シベリアに寒気がたまります。


次に、その寒気はジェット気流に乗って10日以内に日本にやってきて大雪を降らせるなど被害が出ます。



現在はこの寒波の襲来をある程度予想出来るようになっていますので、「大雪警報」などが出され注意を促されます。


上空の寒気

ちょっと専門的な話になりますが、寒波は「北極振動」と関係します。北極振動とは北極の周りで寒波をため込んでは放出することを繰り返す現象です。


この寒気が放出されるとき、日本付近は寒い冬となり、寒気をためこむと、日本をふくむ中緯度は暖かい空気におおわれ暖冬となる傾向にあります。



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寒波と寒気の違いを徹底解説! まとめ


寒気と寒波の違いはその寒い空気に覆われる期間の違いということを解説させて頂きました。


寒気の場合は、「この気温だと明日の朝は雪になるかもね~」くらいの感覚ですが寒波襲来となると、ドカ雪で高速道路で立ち往生などの災害級の影響があります。


僕の住んでいる北海道では多少の積雪では驚かないのですが、2022 2月16日の降雪は大都会札幌市でも133cmもあり、市内の除雪は追いつかず、いたるところで車が立ち往生と、雪に強い札幌でも見たことがない光景となりました。


また、この日の青森の酸ヶ湯で429cm、津南(新潟)で346cm、名神高速道路や新幹線が通る交通の要衝、岐阜の関ヶ原は82cmの観測史上最深の積雪となりました。


このように寒波になると継続して積雪や凍結が進み、事故の危険性や交通機関の乱れも大きくなります。


天気予報で言っているのが寒気なのか、寒波なのか、そこを注意して聞いていると、この先に何が起こる可能性があるのか、ちょっぴり予想がつきます。


今年の冬は是非、あなたもここのところに注目して天気予報を活用してみて下さいね。



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