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北海道のサーフィンで気になる水温と必要なウエットスーツ

北海道でサーフィンをする為に!海水温と必要なウエットスーツ


北海道でサーフィンというと、よく訊かれるのは寒くないですか?ということですが、北海道でも一部の地域を除けば夏は30度を軽く超え、35度以上の猛暑日となる日もあり、海水温もそれに伴い上昇します。7月末~9月初旬まではトランクス&タッパでサーフィン出来る場所もあります。


ただ北海度は広く、地域差があり、札幌近郊が先ほどの気温と海水温であっても道東や道北ではウエットスーツが必要でフルスーツでサーフィンいう日もあります。秋の訪れは早く10月には平地でも初雪が観測されます。


10月の初雪が降ると水温は一気に下りブーツを使うようになります。気温も上がらずウエットスーツはセミドライやドライスーツの出番です。11月にはグローブを着け、12月にはキャップを被ります。平地も積雪となりますが、水温は春より低くありません。


12月の水温は、春の5月の水温と同じ位です。これは気温の1ヶ月後を海水温が追いかけていくため、秋は海水温が下りが遅く、春は上がり辛いということによります。春は4月いっぱい、、または5月中旬までドライスーツを使っています。


その後のウエットスーツは5mm/3mmのフルスーツ。6月~7月も太平洋ではフルスーツを使いますが、太平洋と日本海では日本海の方が気温、水温とも高くなります。ちなみに7月に入ると日本海、太平洋とも3mmフルスーツで入れますが道東の太平洋側は5mm/3mmかセミドライが無難かもしれません。


襟裳岬を境に十勝側は水温が一段階低くなります。注意しなければいけないのは南風が吹くと水温が急激に下がり盛夏でも、セミドライにブーツ&グローブが欲しくなることがあります。


これは襟裳沖の冷たい海水が十勝側に吹き寄せられるためです。そうかと思えば30度まで気温が上がりロンスプで入りたくなる日があったりと、気温差の大きい地域です。北海道は広く各エリアで気温差が大きく、水温、気温も違い当然、使うウエットスーツも違います。


それでも最低でこれだけは欲しいというウエットスーツを上げれば、ドライスーツ、価格は高いですが体が濡れないというメリットは大きく、早春と初冬には温かくて重宝します。またポイント移動も内部が濡れていないので脱ぎ着が楽です。10月中旬~5月中旬まで使えます。


次に5mm/3mmフルスーツがあれば盛夏は多少暑いかもしれませんが、何とかフルシーズンをカバーできるでしょう。夏が暑ければ夏用の3mmフルスーツなどがセールで安く買えますので、買い足せばOKかと思います。


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胆振(浜厚真~室蘭)の表面海水温の推移と使用ウエットスーツ。


浜厚真の年間海水温

参考URL 気象庁 札幌管区気象台

上の図は胆振中、東部(苫小牧~室蘭)の表面海水温と使用ウエットスーツを書き込んだものです。このエリアのシーズンは3月~11月末位ですが、真冬でもまれに波が立ちます。一番水温が下るのは2月3月で気温も氷点下となり、


川からは氷が流れ込んでくることもあるほど厳しい寒さです。4月から気温、水温は上がりはじめますがグローブが必要なくなるのは、そのシーズンにもよりますが6月中旬~末。ブーツが必要無くなるのは6月末位です。


基本的には7月から8月は夏なのですが霧の発生が多くなり、気温はあまり上がりません。水温が一番高くなるのは8月~9月で、9月に入ると霧の発生も少なくなり風もオフが吹く日が多くなります。サーフィンには一番いい季節と言えます。


北海道の秋は短く、10月には平地でも初雪が降ります。11月にはグローブが必要となり末にはキャップが欲しくなるほど冷え込む日もあります。浜厚真から室蘭にかけての表面海水温の推移と使用するウエットスーツの種類は、ほぼこのようになります。


石狩(銭函~毘砂別)の表面海水温の推移と使用ウエットスーツ


石狩地方の年間海水温

参考URL 気象庁 札幌管区気象台

こちらは石狩地方、銭函~毘砂別あたりまでの年間、表面海水温の推移と使用ウエットスーツの図です。先ほどの太平洋(胆振)の水温に比べて温度は高くなります。シーズンは秋~春なのですが、真夏でもまれに波が上がります。


このエリアの水温も一番下るのは2月3月で気温も氷点下となります。グローブ&ブーツが必要なのは5月末~6月初旬で、この時期にはたまに30度を超える気温の日があり、日本全国で北海道が一番暑いということもあります。


基本的には6月~9月は3mmフルスーツを使えますが、8月~9月初旬は暑いかもしれません。海水浴で裸でも入れる気温、水温の日はスプリングかトランクスにタッパで十分かと思います。9月~10月までは水温は高く推移しますが。


10月中旬には初雪があり気温も一気に下りますので、このあたりを境にウエットスーツはセミドライやドライスーツを着るのがいいかと思います。ブーツは10月初旬から、グローブは11月2週目あたりから必要となります。


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北海道、その他の地域の表面海水温の推移

北海道は広く、その海水温も地域により大きく変わります。以下に色々な地域の表面海水温の年間推移を載せておきますので、使用ウエットスーツの判断の基準としてみて下さい。基本的に、どこのエリアでも最低と最高の水温を示す月は変りませんが、その温度に違いがありますので、そこに注意してみて下さい。


北海道エリアマップ

・後志地方、小樽~裏積丹周辺の表面海水温の年間推移

後志地方の年間海水温

参考URL 気象庁 札幌管区気象台



・留萌地方の表面海水温の年間推移

留萌地方の年間海水温

参考URL 気象庁 札幌管区気象台



・宗谷地方の表面海水温の年間推移

留萌地方の年間海水温

参考URL 気象庁 札幌管区気象台



・オホーツク網走地方の表面海水温の年間推移

オホーツク網走地方の年間海水温

参考URL 気象庁 札幌管区気象台



・釧路地方の表面海水温の年間推移

釧路地方の年間海水温

参考URL 気象庁 札幌管区気象台



・十勝地方の表面海水温の年間推移

十勝地方の年間海水温

参考URL 気象庁 札幌管区気象台



・日高地方の表面海水温の年間推移

日高地方の年間海水温

参考URL 気象庁 札幌管区気象台



・内浦湾(噴火湾)の表面海水温の年間推移

噴火湾の年間海水温

参考URL 気象庁 札幌管区気象台



・渡島地方/津軽海峡東側、椴法華周辺の表面海水温の年間推移

渡島地方、椴法華周辺の年間海水温

参考URL 気象庁 札幌管区気象台


北海道の海水温と必要なウエットスーツまとめ

ザックリというと日本海側は海水温が高く、太平洋側は低いと言えます。特に襟裳岬から釧路にかけては低くなります。そのなかでも噴火湾は海水の動きが少ないため、日本海に近い海水温と言えます。オホーツク海は夏の水温は20度位まで上がりますが冬まマイナスになります。


そもそも流氷が来る海ですので冬のサーフィンは現実的ではありません。最近はウエットスーツの性能が上がり昔の5mmフルと現在の3mmフルが同等の性能、保温力があるように思えます。


ドライスーツの普及もすすみ寒い時期のサーフィンも快適になりました。僕の場合は住んでいるのが道央なのでドライスーツは3mmを使っています。真冬は山に行って海には入らないので、それで十分満足していますし、インナーを調整するとかなり温かです。


ドライスーツを使うようになってからはセミドライの出番が殆どなくなりました。初夏と秋には3mmフルスーツを使っています。夏の日本海は気温が30度以上になるときは、ウエットスーツは暑く、トランクスとタッパが使えます。


北海道のような寒冷地でサーフィンを快適に楽しむためには、ウエットスーツも数枚が必要で出費もかさみます。こういう場合は寒い時期に使うウエットは価格が高くても、しっかりしたモノを使い、温かな夏に使うウエットは吊るしのセール品と割り切ると良いかと思います。



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