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サーフボード

初心者用サーフボードの選び方!サーフィン歴36年の視点で特集します


初心者のときに手にするサーフボードは上達する上で思った以上の影響があります。


合っていないサーフボードではテイクオフもままなりません。


サーフィンにおいて、このサーフボード選びはとてもシビアな結果を招きます。


つまり上達のスピードがまるで変わってきます。



スノーボードやスケートボードならどんな板を選んでもそれなりに乗れるようになりますが、サーフボードの場合はそうもいかず諦めてしまうという人達を沢山見てきました。



今回はそんなサーフボード選びについて以下の内容で解説してゆきます。


  1. 1. ミッドレングスのサーフボードがお勧めです
  2. 2. サーフボードの種類とその特性
  3. 3. オーバーフロートのサーフボードを選ぼう
  4. 4. サーフボードの浮力に関する驚きのエピソード

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ミッドレングスのサーフボードがお勧めです


スクールなどではソフトテックのロングボードを使うことが多く、テイクオフには確かに最強です。



しかし長さが9ft(2m70cm)以上もあり重く、波の力も受け過ぎることから初心者には扱いにくいと思われる部分もあります。



普段使いでは、その板の大きさゆえ波に巻かれた場合はかなりの距離を引きずられてしまい、波数が多い日はゲッティングも苦労します。



なので、最初はミッドレングスのサーフボードで始め、ある程度慣れてから興味があればロングやショートに転向するのが望ましいと僕は考えます。



ショートやロングに転向しても波のコンディションによりミッドレングと使い分けることが出来るので無駄にもなりません。


ミッドレングスのサーフボードは近年大人なサーファーが注目したことによって、人気が急上昇しました。


「もう長年サーフィンしていて、いろいろなサーフボードに乗ったけどこれくらいが一番楽しいよね。」というのが理由なようです。



初心者の方は男性、女性とも7'4ft以上(約2235mm)のものがお勧めです。



価格は高いものでなくて構いません。幅や厚みロッカー、コーンケイブなど細かなことも気にしなくて結構。


長さがこれ以上あれば十分な浮力があり、まず失敗することはありません。



アルメリック トルク サーフボード チャンチョ 7'6


イメージとしてはこんな感じです。長さは7'4ft~7'6ftあれば浮力もあり安定感があるので初心者の貴方にも最高に乗り易いサーフボードのはずです。


これと同じ物でなくてもOK!このサイズに近ければ扱いやすいはずです。


ファンボード アルメリック トルク サーフボード チャンチョ 7'6



ミッドレングスのサーフボードについては詳しく解説しているページがありますので、こちらもどうぞ。



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サーフボードの種類とその特性


最初にサーフボードの種類ですが大まかにショートボード(写真右3本)、ミッドレングス(写真中央3本)、ロングボード(写真左2本)の3種類があります。


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それぞれの特徴を解説してゆきます。



ショートボード


ショートボードはこの3種類の中で一番短く長さは5ft~6'4ftで操作が軽く回転性に優れています。


反面、浮力が小さく強いパドリング力やバランス感覚を必要とします。



ミッドレングスボード


ショートボードよりも長く6ft後半〜8ft前半で浮力がありテイクオフも速いのが特徴。


操作はショートより重たくなりますが、あるていどの回転性もあります。


扱いやすく、良く走るので最近人気があります。



ロングボード


ロングボードは9ft以上の長さがありテイクオフやパドルはこの中で一番速く、最も波に乗り易いサーフボードとなります。


操作感はさらに重たくなり、しっかりした体重移動が必要です。


ある意味、サーフボードの操作をしかり覚えるのに良いモデルです。



どのサーフボードから始めるかは、どのスタイルが好きかで決まりますが、波に乗り易いという観点でみると、ロングボード→ミッドレングス→ショートボードとなります。これは浮力の大きさの順でもあり浮力が大きいとパドリングのスピードも出やすくなります。


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オーバーフロートのサーフボードを選ぼう


乗り易さにはサーフボードの持っている浮力が大きく関係しています。


同じパドル力なら浮力の大きなサーフボードの方がスピードが出ます。


サーフィンにおいて波に乗るためには自分の力、パドリングで波と同じスピードまで加速する必要があります。


浮力のあるサーフボードは僅かな力で加速しやすく、テイクオフも比較的楽に出来ます。


さらに言うと波の力を受けやすいのは長くて幅の広いサーフボードです。



つまり初心者の方はある程度の長さと幅があり、出来るだけ浮力のあるサーフボードで始めるというのが苦労せずに上達する近道といえます。



どうしても浮力の小さいショートボードで始めたい場合は貴方の体重に対しての適正な体積・リッター数のサーフボードを選ぶようにして下さい。


最低でも適正値、出来ればそれよりも大きな値のものを選べば間違いはありません。


最近のサーフボードはほぼリッター数が記載されているのでチェックしてみましょう。


ミッドレングスやロングボードの場合は元々オーバーフロートの設計となっていますのでリッター数は気にしなくてOKです。


以下は目安となるサーフボードのリッター数の計算式です。



ビギナーサーファーの場合 (体重)×(0.6)=目安となるリッター数



サーフボードの浮力については詳しく説明しているページがありますので参考にして下さい。



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サーフボードの浮力に関する驚きのエピソード


ここでサーフボードの浮力に関する1つのエピソードをお話したいと思います。


以前、サーフィンを始めたいので教えて欲しいという女の子がいました。



とても痩せていて小柄、サーフィンの為の体力など無く「まずは筋力UPだね。」と言いたくなるような印象の子でした。



しかもショートボードで始めたいということで、かなり説得しましたが意思は固くお手上げでした。


仕方がないので僕のセカンドボードを貸してあげ、練習が始まりました。



案の定数ヶ月たってもテイクオフすら出来ません。



でも本人は海に入るだけで楽しいというので、サーフィンにならなくても本人が楽しいなら、こういう楽しみ方もあるのかな..と思っていました。


ある日、サーフィンの帰りに大手スポーツショップに寄るとミッドレングスのサーフボードがセールで安く売っていました。


オックスボウというブランドの可愛いデザインのミッドレングスのサーフボードです。長さは7'4ftほどだったかと思います。


彼女の第一声「可愛い!これ..買う!」あっけに取られる僕を尻目に 彼女はその日からミッドレングス乗りとなりました。



驚いたのは次に海に行った日のことです。波は腿~腰で力の無い波でしたが、何と海に入って直ぐにテイクオフしスタンディングして岸まで乗ってゆきました。



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それ以来、サーフィンの真の楽しさを知った彼女の上達は目覚しく、その数回後には横に走れるようになり、シーズンの終盤には僕と一緒に頭サイズの波でサーフィン出来るまでになりました。


何度も「サーフィンを始めるサーフボードは浮力のあるミッドレングスのボードが良いよ。」と今まで色んな人に説明してきましたが、サーフボードの浮力でここまで違うのか!その違いを目の当たりにした瞬間でした。


ちなみに僕が貸していたショートボードの長さは6ft(約182cm)、彼女が買ったミッドレングスのボードの長さは7'4ft(223cm)です。


サーフボードの浮力は長さだけでは測れませんが、ある程度の目安にはなります。


長さにして40cm違えばその浮力はかなり違います。



6ft(約182cm)のショートボードではテイクオフもままならなかった女子が、長さ7'4ft(223cm)のミッドレングスのサーフボードでは普通にテイクオフして乗れてしまった。



ということです。


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初心者用サーフボードの選び方まとめ


以上、初心者用のサーフボードについて説明させていただきましたが細かなディケ-ルは最初のうちは殆ど気にしなくてかまいません。



何度も書きますが、ただ一点!出来るだけ浮力のあるサーフボードを選ぶ。



ということだけ忘れないで頂ければショートボードであろうが、ミッドレングスであろうが、ロングボードであっても、サーフボード選びで大きく失敗をすることはありません。


その中でも最もお勧めなのが浮力と扱いやすさという点でミッドレングスのサーフボードということです。


以上のことを参考にして頂き、貴方に合った調子の良いサーフボードを手に入れて楽しいサーフィンライフをお過ごし下さい。




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