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サーフィンフィン

サーフィンはフィンが重要!自分に合った選び方とおすすめを徹底解説


僕はサーフィンを初めて40年ほど経ちます。


当初より、サーフボードの形状や浮力などにはかなりシビアに考えていましたが、フィンについても気を配るようになったのはここ15年ほどです。


僕が始めた頃はオンフィンが殆どで、オーダー時に指定することは出来ましたが、気軽にフィンを変えるということ自体不可能な状態でした。


その後、FCSのようなフィンを変えられるシステムが登場し、色々なフィンを試してみましたが、これがビックリでした。



フィンによって違うボードに感じるとまでは言いませんが、フィーリングが大きく変わるのは事実です。



始めたばかりの方では上達のスピードにも影響がありそうな勢いです。



今回はそんなサーフボードのフィン選びについて、FCS2とFUTURESを比較しながら以下の内容で解説してゆきます。


ですが、どちらかというとFCSが好みなもので、解説が若干偏ること御了承下さい。


  1. 1. サイズとフレックス 自分に合ったフィンの選び方
  2. 2. フレックスで選ぶFCS2お勧めフィン
  3. 3. 形状(テンプレート)で変わるフィンのパフォーマンスとは

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サイズとフレックス 自分に合ったフィンの選び方


サーフボードを買ってフィンが付属されている場合は、ほぼ大多数の方が乗っても不都合が出ない最大公約数で選んだフィンが付いています。


そこで、そのフィンは本当にあなたにジャストフィットしているのかをチェックします。


フィンを選ぶ視点は以下の体重とフレックスになりますので詳しく解説してゆき、最後にお勧めも紹介します。


  1. 1. 体重に合わせたフィンサイズを選ぶ
  2. 2. サーフィンレベルに合わせたフレックスを選ぶ
  3. 3. フレックスで選ぶおすすめフィン


体重に合わせたフィンサイズを選ぶ



まず、基本的な部分であなたの体重に合わせたフィンサイズを選ぶ必要があります。



まずここをチェックしてみましょう。


フィンサイズの名称はメーカーやモデルで違ったりしていますので、代表的なFCSとFUTURESのフィンサイズを表にまとめてみました。



体重 サイズ FCS2フィンサイズ FUTURESフィンサイズ
55kg以下 SS X-SMALL / M-2 / PC-2 F2
55kg~70kg S SMALL / AM-3 / M-3 / G-3 PC-3 / F4 / R4 / P4 / AM3
65kg~80kg M MIDIUM / AM-2 / M-5 / G-5 PC-5 / F6 / R6 / P6 / AM1
75kg~90Kg L LARGE / AM-1 / M-7 / G-7 PC-7 / F8 / R8 / P8 / AM2
85Kg以上 LL X-LARGE


ザックリと言えばフィンサイズが大きくなれば安定感は増しますが、回転性に劣ります。



逆にフィンサイズが小さくなれば、回転性には優れますが、安定感に劣ります。



サーフィンを始めたばかりでテイクオフの練習中の方は自身のサイズよりワンサイズ大きなフィンをお勧めします。


サーフボードが安定しテイクオフがかなりし易くなります。


また、脚力の弱い女性の方などは、ワンサイズ小さめを選ぶことでボードを動かすのが楽になります。


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サーフィンレベルに合わせたフレックスを選ぶ


フィンにはサイズの他にフレックス(硬さ)もあり、そのフィーリングも大きく変わります。


レベルに合わせたフレックスのフィンを選ぶことで操作性も変わります。


以下に、FCS2とFUTURESのフレックス別の特徴を表にまとめてみました。下に行くほど硬くなります。


FCSフレックス FUTURESフレックス 特性 お勧めレベル
ソフトフレックス フィンが体に当たっても怪我をしないよう安全設計された柔らかいフィン ビギナー/キッズ
グラスフレックス スピードジェネレーション7~10 最もフレックスの高い素材、パワーの無い波でもターンの後半に伸びを感じます 初級/中級/女性
ネオグラス バランス5~7 クイックなレスポンスのフレックス素材、ビーチブレイクに良くマッチした特性 初級/中級
パフォーマンスコア バランス4~6 ドライブ性、スピード性、 コントロール性のバランスに優れているフィン素材 中級
パフォーマンスコアカーボン スピードコントロール2~4 フィンのベースにカーボン素材を施しパワフルなブレイクでスムースなターンが可能 中級/上級
パフォーマンスグラス スピードコントロール1~3 最も固くオンフィンに近いフィーリング、正確で高いレスポンス性の素材 上級/プロ


大まかに言えば硬めのフィンはクイックなターンに優れ、パワーのある波に向いています。



サイズのある波、パワーのある波向きで、固くなるほど、波から受ける反発も強くなるのため脚力や高い技術が要求される上級者向きのフィンと言えます。



反面、柔らかいフィンはクイックな反応は苦手ですが、パワーのない波でもドライブの効いたターンが得意です。



感触が柔らかくコントロールがしやすいため、初心者や女性向きのフィンと言えます。



中級者くらいまでは、テンプレートはスタンダードな形状でフィンのサイズとフレックスを自分に合ったものを選べば失敗はありません。



1例をあげると、あなたが体重65kgほどで、初級者レベルとすると以下のような選び方になります。


フィンサイズ S(体重55kg~70kg)~M(体重65kg~80kg) フレックス ネオグラス(初級/中級)


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FCS2おすすめフィン


僕自身は長年FCSフィンを使っていますが、自身で使ったり、友人達が使っていたりで調子の良いフレックスのおすすめフィンを紹介します。


*テンプレートは凡庸性の高い「BALANCE/Performer」で、全てショートボード用トライフィンのセットになります。



FCS2 ソフトフレックス・フィン


SOFT FLEX PERFORMER


初心者はもちろん、女性や子供にも安心して使えるプラスチックをベースに、柔らかい素材で覆われた、安全なFCS2のソフトフィンです。


サーフィン中にフィンが体に当たっても怪我を抑える構造になっています。


ソフトではありながら操作性とスピードのバランスが取れた、幅広い層のサーファーにも対応可能。


サイズ MEDIUM ベース幅/約111mm、高さ/約115mm のみになります。


参考価格 ¥7,920(amazon調べ)


FCS2 SOFT FLEX PERFORMER


FCS2 SOFT FLEX PERFORMER

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FCS2 グラスフレックス・フィン


Performer GlassFlex TRI


サーフボードを買うと付属されていることが多いグラスフィンです。


つまり万人に合う設定の凡庸性の高いフレックスのフィンと言えます。


フィンの先端でのフレックスを多めに、ベース部分のフレックスは少なめにしたことで、ターン後半の伸びを感じることができます。


特に初心者の方・脚力のない方、女性にお勧めです。


サイズ S/M


参考価格 ¥7,920(amazon調べ)


FCS2 Performer GlassFlex TRI


CARVER GlassFlex TRI

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FCS2 ネオグラスフレックス・フィン


ECO NEO GLASSFlex


従来のファイバーグラスフィンより素早く反応するように開発/制作されたフレックスのフィンです。


日本のようなパワーのないビーチブレイクの波にマッチします。


初級~中級のサーファーにお勧めです。



サイズ XS/S/M/L


参考価格 ¥10,670(amazon調べ)


FCS2 PERFORMER ECO NEO GLASS EcoBlend [Pacific] TRI


ECO NEO GLASSFlex

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FCS2 パフォーマンスコア・フィン


REACTOR Performance Core


ハニカム素材の軽量なフィンです。


硬めな素材により、ポケットでのきわどいタイトターンを行える掘れた波用のデザイン。


サイドフィンにフラットフォイルの付いた垂直なREACTORテンプレート。


パワーのある河口やリーフブレイク、掘れる波のビーチブレイクで威力を発揮します。


中級~上級者のサーファーにお勧めです。



サイズ S/M/L


参考価格 ¥17,160(amazon調べ)


FCS2 PERFORMER - PC


REACTOR Performance Core

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FCS2 パフォーマー・カーボン・フィン


PERFORMER PC CARBON


PCフィンのベース部分にカーボン素材を施したドライブ性とフレックス性を考えられたフィンです。


反応性の高いパワーサーフィンに対応したフィンデザインとなっています。


パワーのあるビーチ・ブレイクから掘れたポイント・ブレークまで幅広いコンディションに使用可能。


しっかりとボードコントロールができる中上級者におすすめのフィンです。



サイズ S/M/L


参考価格 ¥19,580(amazon調べ)


FCS2 PERFORMER PC CARBON TRI


REACTOR Performance Core

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FCS2 パフォーマンスグラス・フィン


Performance Glass


パフォーマンスグラスは最も固くオンフィンに近いフィーリングを味わえます。


写真はジェレミーフローレンスによるシグネイチャーモデルになります。


正確で高いレスポンス性がありストリームコンディションにおいて最大の能力を発揮します。


上級者~コンペテイターにお勧めのフィンと言えます。



参考価格 ¥28,868(amazon調べ)


FCS2 ジェレミーフローレンス PC PERFORMANCE GLASS パフォーマンスグラス トライフィン サーフボード用


REACTOR Performance Core

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FUTURESおすすめフィン


僕自身は長年FCSを使っていますが、友人達のボードにセットされているフィンや、試乗会で調子が良く自分も使いたいと思ったものがありますので紹介いたします。


全てショートボード用トライフィンのセットになります。



■ FUTURES サーモテック・フィン


THERMO TECH F4 3FIN


抜群のフレックス性と弾力性のあるサーモテック素材を使ったフィンです。


FUTURESの中で最もオーソドックスなテンプレートを持ちどのようなコンディションにも対応しうるスペック。、


幅広いレベルのライダーから愛用されるスタンダードモデルで、抑えられた価格も魅力です。



サイズ Height: 111mm , Base: 107mm


参考価格 ¥6,050円(楽天調べ)


FUTURES FINS THERMO TECH F4 3FIN Futures. トライフィン フューチャーフィン サーモテック ショートボードフィン サーフィン


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■ FUTURES コンパウンド6・フィン


ALPHA AM1 FIN


リサイクルマテリアルNetplusとfuturesと3M社により開発されたコンパウンド6と呼ばれる新素材のフィンです。


レイク型テンプレートはあらゆるコンディションにおいて安定したコントロール性能をUPするのに役立っています。


掘れてインパクトのある波で真価を発揮します。



サイズ MEDIUM


参考価格 ¥12,650円(楽天調べ)


FUTURES FIN ALPHA ALPHA AM1 サーフィン ベストセラーフィン


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■ FUTURES ハニカムコアマット&グラス・フィン


RTM HEX Legacy R6


ハニカムコアマットをガラスクロスでラミネートした超軽量のフィンです。


ホールド感を重視したテンプレートで、ドライブのきいた伸びのあるターンが特徴。


適度なフレックスは最大限のレスポンスと加速性を期待出来ます。


中上級者~エキスパート向けのフィンです。



サイズ MEDIUM


参考価格 ¥16,280円(楽天調べ)


Futures Fin RTM HEX Legacy R6 Medium TriFin



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形状(テンプレート)で変わるフィンのパフォーマンスとは


ここからはちょっとマニアックな話になります。


テンプレートとは以下のフィンの写真のアウトラインにあたる部分のことを言います。


底辺のサイズ ベース(Base)、フィンの高さ デプス(Depth) または、反り スイープ(SWEEP)、などそれぞれの形状がフィンの性質を決める要素となります。



ポイントの波質や、狙っているコンディションによってフィンを付け替えてサーフする場合は、これを考慮してフィン選びをします。





以下、細かく説明してゆきます。



フィンの幅 ベース(Base)はターンの伸びに影響する


Baseとはフィンの付け根、サーフボードと接している部分の幅を指します。



ベースの幅が大きいとターンの伸びが良くなり、安定性にもつながる反面、逆に狭いとテールが流れやすくルースなフィーリングとなります。



Depth(フィンの高さ)とともにフィンの性質を左右する重要な部分です。


フィンサイズにはベースのサイズが記載されていると思いますが、注意してみてみましょう。


ちなみに写真のフィンはFCS2 ミック ファニング・シグネイチャーモデル(Large)でベースのサイズは114.0mmでパワーサーフィンに向いたサイズです。



フィンの高さ デプス(Depth)は波の食いつきを左右する


デプス(Depth)はフィンの高さのサイズを言います。



このサイズが大きいほど波の食いつきがよくなり、掘れたフェイスでもポジションをキープし易くなります。



逆に低いフィンはターン時にブレが大きくなり、フェイスでのポジションキープが難しくなります。


波の力を受けずらいので脚力の無い方や、ビギナーの方には扱いやすい性質のボードとなります。


写真のフィンのDepthは119mmと高くチューブのフェイスでもよくホールドするサイズです。



フィンの反り スイープ(SWEEP)はターンに粘りが生まれる


スイープ(SWEEP)はフィンの反りのことです。



これが大きいとフェイスの大きな波で伸びのある大きなターンが可能になります。



ただ、波の力を受けやすいため、ある程度の脚力を必要とします。


逆に反りが小さいと、抵抗が少なくなる為、回転性が良くなりタイトなターンができ、スモールコンディションのビーチに向きます。


写真のフィンのSWEEPは36.0°/Foil:Flat/Bevでパワフルでドライブの効いた(伸びのある)ターンが特徴となります。


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FCS2 FUTURES に見るテンプレートの違い


FCSでのテンプレート、FUTURESのテンプレート、それぞれを比較してみました。


FCS2テンプレートと各モデルの属性図になります。


フレックスは右に行くほど硬くなり、上級者向けとなります。




FUTURES テンプレートと各モデルの属性図になります。


フレックスは数字が小さい右に行くほど硬くなり、上級者向けとなります。




以下でFCS2とFUTURESを合わせて解説します。


■ SPEED/Speed Generating


FCS2のSPEEDに分類されるモデルは、反りが少ないテンプレートで、「REACTOR」とも呼ばれおり、回転性が良くタイトなターンが特徴です。


* FUTURES(フューチャー)フィンでは Speed Generating 7~10 のテンプレートがこれに近いかと思います。



スピードコントロール性能を重視したライディング向きと言えます。



ホレた波から、タイトなターンが要求されるビーチブレークの波に向いています。


ロッカーが少ないサーフボードと相性が良いテンプレートです。



■ BALANCE/Balancd


FCS2のBALANCEはナチュラルなSWEEP(反り)で、幅広い波のコンディションに対応可能なオールラウンドタイプのフィンです。


推進力とレスポンスを両立させたバランスの高いテンプレート。


* FUTURES(フューチャー)フィンでは Balancd 4~7 のテンプレートがこれに近いかと思います。



殆どのコンディションに対応出来、どんなタイプのサーフボードとも相性の良いテンプレートのフィンです。


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■ CONTROL


FCSのCONTROLカテゴリーに分類されるモデルは、BALANCEより若干強めのSWEEP(反り)で、ハイスピードでのコントロール性を重視したデザイン。



パンチのある波とも相性が良く、ハイサーフエリアで真価を発揮します。



幅広いボードに対応、ステップアップボードやハイブリッドボードにも良いテンプレートのフィンです。



■ POWER/Speed Control


他のテンプレートに比べて強いSWEEP(反り)が特徴のFCS POWER。


* FUTURES(フューチャー)フィンでは Speed Control 1~4 のテンプレートがこれに近いかと思います。



リーフブレイクからポイントブレイクの波と相性が良く、パワフルでドライブの効いた(伸びのある)ターンが可能です。



比較的強めのロッカーのサーフボードに合うテンプレートのフィンです。



サーフィンにはフィンも重要! まとめ


市販のサーフボードを買った場合はそのボードに合っていて殆どの人に合うフィンが付いています。


FCS2で言えばテンプレートは「BALANCE」でフレックスは「GlassFlex」のサイズは「MIDIUM」あたりかと思います。


これで大体は不都合はないのですが、あなたの体重が50kg代だったとしたらサイズは「SMALL」に一段落とした方が取り回しが楽になるかもしれません。


逆に体重が80kg台だったとしたらフィンサイズは一段上げて「LARGE」にした方が安定感が出るかと思います。


また、あなたが中級以上で狙っているポイントのザ、デイのコンディションがリーフの頭オーバーの波でしたらテンプレート自体を見直した方が良いでしょう。


選択肢に入って来るのはFCSでは、強いSWEEP(反り)が特徴の「POWER」、FUTURESでは「Speed Control」あたりかと思います。


こんな風にフィン選びをしてゆくと、サーフィンの楽しみがまたひとつ増えたようで楽しくなります。


是非あなたも、自身にピッタリのフィンを選んでサーフィンを楽しんで下さい。




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