
THE NORTH ISLAND
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天気予報などでよく聞く降水量〇〇mm/h、数字的には分かったような気がしますが体感的にどの程度の雨なのか?を感じ取るのはちょっと難しいのではないでしょうか。
ここではそんな降水量を1mm、2mm、3mm、4mm、5mm、と各降水量に対して体感的な感じ、例えばどのような降り方で、どんな濡れ方をするのか、などを分かり易く解説しています。
また、各降水量においての野外レジャー、アクティビティーの可否。遊園地などの野外アトラクション、学校行事の運動会や遠足への影響。雨の強さ別の対策などの解説もしてみました。
ということで以下の項目で解説を進めてゆきます。
目次
合わせて動画なども載せていますので、降水量に対してのイメージが掴み易くなるかと思います。
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降水量1mmの動画ですが、体感としてはてどんな感じなのでしょう?
短時間なら傘は無くても我慢が出来るレベルの雨です。
長時間外に居るのなら傘があれば安心という程度の雨ですので長靴も必要ありません。
霧雨もこの降水量に入りますのでその場合は長時間外に居ると髪や衣服が湿っぽくなるかもしれません。
ちなみにこれが雪だと1時間に1cmの雪が積もることになります。
ということで降水量1mmを視覚的に分かり易やすく数値化すると以下のようになります。
1平方メートルに降る水量 = 100cm × 100cm × 0.1cm = 1000立方センチメートル(1㍑)
つまり1m四方の範囲に1時間で1㍑の水が降り注ぐということで、降った水の深さは1mmになります。
もっと分かり易く降水量1mmの中に30分立っているときに頭の上に降る水量は以下のようになります。
直立した人の上 (50cm × 50cm)に30分で125mℓの水が降る
簡単に言うと貴方が立っている50cm×50cmの範囲に30分で缶コーヒーのロング缶(250mml)約半分の雨が降る。
慎重派のアオイ
という感じなのでちょっと不快かもしれませんね。30分も外にいるなら傘は持ちましょう。
後ほどの章で詳しく説明しますが降水量1mmではゴルフやランニングなどの殆どの野外アクティビティーは可能です。
学校の運動会などもグラウンドの状況が良ければ行われるかもしれません。
ただディズニーランドのパレードは中止の境が降水量0.5mmなので中止の可能性が高くなります。
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この降水量になるとかなりシッカリした雨という印象ですね。
分かり易く言えば音をたてて降る雨で、外を歩くには傘が無ければ厳しいでしょう。レインブーツなどあればなお良しです。
風などがあれば足元が濡れてしまうこともありますが、レインスーツまではまだ必要ないという程度の降りです。
常識派のサトシ
雪の季節だと1時間に2cmほど積もる降り方となります。
ということで降水量2mmを視覚的に分かりやすく数値化すると以下のようになります。
1平方メートルに降る水量 = 100cm × 100cm × 0.2cm =2 000立方センチメートル(2㍑)
つまり1m四方の範囲に1時間で2㍑の水が溜まるくらいの降りです。降った水の深さは2mmです。
もっと分かり易く降水量2mmの中に30分立っているときに頭の上に降る水量は以下のようになります。
直立した人の上 (50cm × 50cm)に30分で250mℓの水が降る
簡単に言うと貴方が立っている50cm×50cmの範囲に30分で缶コーヒーのロング缶(250mml)約1本分の雨が降る。
という感じなので傘が無ければずぶ濡れになってしまいます。
後ほどの章で詳しく説明しますが降水量2mmではゴルフやランニングなどの殆どの野外アクティビティーは可能です。
遊園地の野外アトラクションは中止を検討される降水量です。
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降水量が3mmともなると実際にかなり強く降る雨だな。という印象になります。
降り始めて数分でアスファルトには水溜まりが出来、傘なしで外に出ればあっという間にシャワーでも浴びたかのようにずぶ濡れになるでしょう。
この降水量になると地面からの跳ね返りで靴やズボンの裾が濡れてしまいます。
レインブーツは勿論、レインスーツなどあれば快適かと思います。
慎重派のアオイ
冬の季節なら1時間に3cmの積雪量となります。
ということで降水量3mmを視覚的に分かりやすく数値化すると以下のようになります。
1平方メートルに降る水量 = 100cm × 100cm × 0.3cm = 3000立方センチメートル(3㍑)
つまり1m四方の範囲に1時間で3㍑の水が溜まるくらいの降りです。降った水の深さは3mmです。
もっと分かり易く降水量3mmの中に30分立っているときに頭の上に降る水量は以下のようになります。
直立した人の上 (50cm × 50cm)に30分で375mℓの水が降る
簡単に言うと貴方が立っている50cm×50cmの範囲に30分で缶コーヒーのロング缶(250mml)約1本半分の雨が降る
という感じなので傘が無ければずぶ濡れになってしまいます。
この降水量でもゴルフやサッカーなどは可能でしょう。マラソン大会も3mm位までは行われるようです。
僕の好きなサーフィンもどうせ濡れるのだからと波が良ければ海に行きます。
学校の行事はほぼ中止、遊園地の野外アトラクションやイベントも中止される可能性があります。
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この雨を例えるなら夕立の雨を思いだしてもらえば間違いありません。
僕なら傘を持っていても間違いなく雨宿でカフェにはいりますね。
傘にレインコートやレインスーツ、それにレインブーツは必要で、それでも風があれば顔や手、足元は濡れてしまう勢いの雨です。
常識派のサトシ
この勢いで長い時間、雨が降りつづけば排水口が溢れたり、冠水する恐れもあります。4mmといえども侮れません。
ということで降水量4mmを視覚的に分かりやすく数値化すると以下のようになります。
1平方メートルに降る水量 = 100cm × 100cm × 0.4cm = 4000立方センチメートル(4㍑)
つまり1m四方の範囲に1時間で4㍑の水が溜まるくらいの降りです。降った水の深さは4mmです。
もっと分かり易く降水量4mmの中に30分立っているときに頭の上に降る水量は以下のようになります。
直立した人の上 (50cm × 50cm)に30分で500mℓの水が降る
簡単に言うと貴方が立っている50cm×50cmの範囲に30分で缶コーヒーのロング缶(250mml)約2本分の雨が降る。
という感じなのでその強さが分かるかと思います。
さすがにこの降りになると野外のアクティビティーは中止をした方が無難です。
遊園地の野外アトラクションも中止されます。
行われている野外イベントがあったとしても行くのは考え直すかレインウエア、ブーツなど雨対策をして臨むのをお勧めいたします。
降水量4mm ディズニーランドの様子、風が無いのでこの雨でもさほど不便は無さそうです。
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この降水量になると外に出るのが嫌になるほどの勢いの雨です。出かけるなら当然、傘、レインウエア、レインブーツは必要です。
ちなみにこの勢いで1日中降り続けると水深約12cmの水溜まりが出来ます。
降水量は1時間の単位で表されるので5mm × 24h = 120mmということになります。
慎重派のアオイ
これが雪だと24時間で12cm積もることになります。
ということで降水量5mmを視覚的に分かり易く数値化すると以下のようになります。
1平方メートルに降る水量 = 100cm × 100cm × 0.5cm = 5000立方センチメートル(5㍑)
つまり1m四方の範囲に1時間で5㍑の水が溜まるくらいの降りです。降った水の深さは5mmです。
もっと分かり易く降水量5mmの中に30分立っているときに頭の上に降る水量は以下のようになります。
直立した人の上 (50cm × 50cm)に30分で625mℓの水が降る
簡単に言うと貴方が立っている50cm×50cmの範囲に30分で缶コーヒーのロング缶(250mml)約2本半分雨が降る。
という感じなのでその強さが分かるかと思います。
このような勢いの雨ですので野外スポーツは中止をせまられるほどで、アウトドアレジャーが楽しめるようなレベルではありません。
学校行事の運動会や遠足も中止が決定されます。遊園地の野外アトラクションも中止でしょう。
どうしても出かけるなら屋内アトラクションで楽しみましょう。
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天気予報などでよく聞く「降水量」。これちゃんと分ってる人って意外と少ないので、この機会に簡単に説明しておきますね。
降水量とは、降った雨がどこにも流れずにそのまま溜まった場合の水の深さで、mm(ミリメートル)で表しています。
例えば、1時間でコップに10mmの深さになるような雨が降った場合の降水量は10mm(ミリメートル)と表現されます。
また、いつ降った雨の量を観測しての数値かというと観測時刻までの一定の時間(1時間、10分間など)に降った雨の量を表します。
アメダスでは前1時間の降水量を示していて、「12時の降水量」として表示されている場合は、11時00分から12時00分までに観測された降水量のことです。
似た言葉に「降雨量」というのがありますが、意味合いは「降水量」とほとんど違いはありません。
「降水量」は大気から降下する水を全て含むのに対し、「降雨量」は「雨水」のみを表すようになっています。
常識派のサトシ
観測方法も同じく1平方メートルの範囲にたまった雨の深さを計ります。
この降水量は自分でも簡易的に計ることが出来、ペットボトルなどを流用して簡易的な雨量計を作ることが出来ます。
お子さんの夏休みの自由研究などに作ってみるのも面白いかと思います。
* また、降水量1mm~100mmの体感や目安をまとめた記事もありますので参考にして下さい。
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降水量が与える野外アクティビティー、レジャーに与える影響をまとめてみました。
屋外なので可能度は降水量だけではなく季節による気温や風も大きな影響がありますが、ここでは25度~30度の盛夏で降水量だけで可否を考えてみました。
キャンプなどは熟練度により変わってきますが、マニアなキャンパーは雨のキャンプが楽しと言います。
ただし降水量が増えると河川敷のキャンプサイトなどは川の増水に十分な注意が必要となってきます。
またひとつの選択肢として家族やグループでのキャンプならキャンピングカーを借りちゃうという手もあります。
慎重派のアオイ
これだと天候に左右されずに何時でもキャンプを楽しめますし価格もリーズナブル。
車種も色々あり7名まで対応、家族からグループでのキャンプなら人数で割れば、かなりお得に使えます。
登山なども市街地の降水量と山の降水量は違いますので現地の情報を集め判断することが重要です。
テニスやサッカー野球などはフィールドに溜まる水によって可否が判断されますが、サッカーが一番過酷な条件の中でも行われるようです。
ゴルフなども雨具などの対策をシッカリ行えばかなりの雨でも行われるようですが、快適性を求めるなら1mm程度でしょう。
マリンスポーツに関しては、どうせ濡れるのだからということで雷などが伴わなければかなりの雨でも海に入ります。
ですが海から上がって着替えるときに、あまりに雨が強いと着替えで濡れてしまうので濡れないような工夫は必要です。
アクティビティー | 降水量1mm | 降水量2mm | 降水量3mm | 降水量4mm | 降水量5mm |
---|---|---|---|---|---|
キャンプ | 〇 | △ | △ | × | × |
登山 | 〇 | △ | △ | × | × |
自転車 | 〇 | △ | △ | × | × |
ランニング | 〇 | 〇 | △ | × | × |
野球 | 〇 | 〇 | △ | △ | × |
サッカー | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | △ |
ゴルフ | 〇 | △ | △ | △ | △ |
テニス | 〇 | △ | △ | × | × |
釣り | 〇 | 〇 | △ | △ | × |
ウインドサーフィン | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | △ |
サーフィン | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | △ |
SUP | 〇 | 〇 | △ | △ | △ |
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あまり知られていませんが日本では花火大会「火薬類を打ち上げて消費する」ことに対する法律が決まっています。
花火大会が雨などにより中止される条件は大雨もしくは落雷注意報が発令されたときとあります。
では大雨注意報はどのような時に発令されるのでしょう。
気象庁のホームページによると1時間の降雨量が40mm、3時間の降雨量が60mmとあり、これはかなりの勢いの雨で開催場所が河川敷などの場合は川の増水により安全も確保できない可能性があります。
主催者側が総合的に考えて中止の判断をすることになります。
また風による中止条件もあり地上風速7m以上の強風が10分間以上継続して吹くことによって安全な消費が行なわれないおそれがあるとき。
とあり、雨や雷だけではなく強風が予想される場合も中止となるようです。
野外ライブは雨天決行となっている場合は基本的に雨による中止はありませんが、台風など強い風を伴う場合に会場の安全が確保されないなどのことが予想される場合は中止になることがあります。
また極度の悪天候により公共の交通機関が止まり会場に行きつけない、又は危険が伴うなどの場合も中止となります。
常識派のサトシ
その場合のチケットの払い戻しについての規定は各イベントにより違いがあるようです。
例えばイナズマロックフェスでは雷注意報発令や集中豪雨によって中断や開催時間の短縮、キャンセルとなる場合があるとあり、その場合もチケットの払い戻しは行われないとアナウンスされていました。
大阪で開催されたサマソニは豪雨・雷に加えて雹まで降り中断。やはりチケットの払い戻しはありませんでした。
開演せずに中止が決まった場合にはチケットが払い戻しされることもありますが、一旦開演してしまい途中で中断した場合には基本的にチケットの払い戻しは行われません。
チケット払い戻しについては公式サイトで告知されているので事前に確認して購入するようにしましょう。
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降水量5mmほどの雨でしたら、日常生活にさほど影響が無いのがわかりました。
でも雨って無風で降る日もあれば、台風や低気圧の接近で天候が崩れ、結果雨になったという日もあります。
こういう日は当然の様に強い風が伴ったり雷が発生することもあります。
慎重派のアオイ
ちなみに、ちょっと風があるかな?という風速5mを例にとってみると時速に換算した体感は以下のようになります。
5(m/s)× 60(秒)×60(分)=18000(m) 時速18kmにあたります。
つまり時速18kmで走る自転車に乗っているときに感じる風ですね。
あまり強い風には感じませんが、風速が1m増すたびに体感温度は1度下がりますので、5mの風が吹くと体感温度は5度下がる事になり雨に濡れると気化熱でさらに下がりちょっと厄介です。
これが5mという風になると傘も使えず、雷まで鳴り出したなんてことになると外出すること自体が危険となります。
以下に風速2m~100mまでの体感を詳しく解説した記事と、雷に打たれる確率と対策を解説した記事がありますので参考にしてみて下さい。
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雨の中に何か活動をすることを考えた場合の降水量は3mm程度が境となるようです。
3mmの雨は「あ~けっこう降ってるね。」という雨でこれ以上の野外でのアクティビティーやレジャーは快適性を考えると延期か中止をするのが良いでしょう。
風が弱く降水量3mm以下であれば雨具などの対策をして工夫次第ではそれなりに楽しめるかと思います。
ただこれも季節により、晩秋の冷たい雨では僅かな雨でも体温が奪われ体調を崩すこともあります。
この辺を体調と合わせ検討をしましょう。
5mmまでの雨では風が強くなければ、公共の交通機関には影響がありませんので運転見合わせや運休となることはありません。
高速道路なども時速規制や通行止めになることもありません。
雨天での活動では降水量と風速により快適性がまるで違います。弱い雨でも風が強ければ傘などをさしていても足元が濡れてしまいます。
また無風に近ければ傘とレインブーツだけでもかなりの雨でも耐えられます。
今回、文中でリンクしたのと、その他の雨に関する記事です。参考になればと思います。
🔗 線状降水帯が発生しやすい場所はどこ?多発地と発生条件を特集してみた
🔗 線状降水帯なぜ増えた?発生のメカニズムから豪雨対策までを大特集
🔗 降水量の目安を1mm~100mmまで大特集!徹底的に詳しく分かりやすくっ
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🔗 降水量100mmとはどのくらい? 交通機関、日常生活への影響は?
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