THE NORTH ISLAND

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冷たい海でのサーフィンはサーファーズイヤーになります。

サーファーズイヤーの症状と治療その対策


先日、何となく左耳に何かが詰まってるような水が抜けていないような感覚があり、右耳を塞いでみると左では殆ど聞こえないことに気付きました。直感的にサーファーズイヤーではないかな?という思いがあり病院に行き診察を受けました。北海道でサーフィンを続け30年以上になり冷たい冬の海にも入っていました。数年前より海に入った後の耳の水抜けが悪いことが気になっていて、きっとサーファーズイヤーの初期段階ではないか...という感覚はありましたがそのまま放置していました。


診察の結果は両耳ともサーファーズイヤーになっていて外耳道に小さなコブのようなものが出来て狭くなってるとのこと。自身も内視鏡の映像を見ながらの説明を受けたので、とてもわかり易くサーファーズイヤーの耳の中はこういう風になるのかと納得しました。問題の左耳は内部に炎症がみられ僅かに腫れている状態で、そのために狭くなっていた部分が塞がり聞こえが悪くなったようです。炎症の原因は前日にやった耳掃除のし過ぎで内部に傷を付けてしまっていたようです。


取り合えずの処置として炎症止めと殺菌の薬を処方してもらい腫れが収まって耳の中の塞がっている部分が空けば、これ以上症状が悪化しない方法を考え、開かない場合は手術という方向で考えることになりました。「ただ開き方が少ない場合はサーフィン後の海水の抜けが悪くなり炎症が起こる場合もあるので、どうするか考えましょう。」とのことでした。耳の内部の炎症は頭痛や難聴に繋がるので出来れば両耳とも手術をした方がいいのかな。と自分的には思っています。


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■ サーファーズイヤーとは?

正式名称は外耳道外骨腫、exostoses of external auditory canalといいます。長い期間に冷たい海などに浸かり耳の内部が冷水にさらされると防衛として外耳道内部に骨が盛り上がり冷水が耳の内部に入るのを防ごうとする症状です。悪化すると外耳道は針の穴ほどに狭まり難聴が始まり水抜けは悪くひどい偏頭痛に悩まされるこにもなる厄介なものです。南アフリカのレジェンドサーファー、ショーン・トムソンもこの症状になりイヤープラグの使用を推奨していました。

サーファーズイヤー

厄介なことに初期症状は殆どありません。症状が進んだ状態でも、いくらか隙間が開いていれば難聴はほとんど感じません。ただし、今回のような炎症や耳垢貯留により外耳道が閉塞した場合は、急に難聴や違和感、痛みを生じることがあります。前段階として水が抜けにくい、耳痛、外耳道炎、耳鳴、かゆみなどの症状が起きる場合もありますが、サーファーズイヤーの程度とは相関しないようです。外耳道の狭窄が軽度で、無症状であれば、基本的に手術は必要なく軽度のサーファーズイヤーで、サーフィン後に外耳道炎による痛みが生じる場合でも耳栓の使用や、点耳薬などの治療で対応できることが多いようです。


■ サーファーズイヤーの治療法、手術など

サーファーズイヤーで一度狭くなってしまった外耳道は回復することはありません。症状が進み痛みや難聴などを感じるようになったら手術が必要となってきます。手術は耳の後ろを切開して外耳道にアプローチする耳後手術が一般的ですが皮膚の切開範囲が大きいので治るのに時間がかかるなどのデメリットもあります。


それに代わり耳の孔の中の皮膚に切開を加えて骨腫にアプローチする耳内手術と言う方法もあり全ての手術操作は耳の孔の中で完結するので切開範囲が狭いため手術後の回復が早くサーフィンへの再開が早いというメリットがあります。とはいえ耳の皮膚が元に戻るまでは余裕をみても3~4週間程度はかかりますのでオフシーズンに手術をするというのがいいと思います。費用は3割負担の健康保険利用で方耳¥26000前後が相場のようです。


これはちょっと痛い出費となりますが、高額療養費で払い戻しが受けられます。高額療養費とは、同一月(1日から月末まで)にかかった医療費の自己負担額が高額になった場合、一定の金額(自己負担限度額)を超えた分が、あとで払い戻される制度です。医療費が高額になることが事前にわかっている場合には、「限度額適用認定証」を提示する方法が便利です。これは、健康保険、社会保険でも国民保険でも、健康保険証を持っていれば全員この精度が受けられます。この場合の自己負担額...気になりますね。詳しくは全国健康保険協会のHPで


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■ サーファーズイヤーの予防と進行を防ぐ方法

サーファーズイヤーは寒冷地に限らず、実は日本全国のサーファーに見られます。九州のサーファーより北海道のサーファーの方が寒い環境でサーフィンをしていることは間違いなく、発症件数に違いはありますが九州のサーファーにもサーファーズイヤーが発症しているのも事実です。これは外骨腫の形成には海水温だけでなく、気温や風の影響もあると考えられいずれにしても冬期に海に入るサーファーは気を付けなければいけません。サーフィンの後に耳から海水の抜けが悪いなどを感じた場合は医療機関での受診をお勧めします。


診察は簡単なもので、内視鏡により自分の耳の中も見ることも出来るので自分がサーファーズイヤーになっているのかどうかも直ぐにわかります。初期の 場合は治療の必要もないので、ついでに聴力検査もしておくと安心かもしれません。僅かでも骨腫が出ている場合は、それ以上症状を進めないために冬季や早春のサーフィンでは耳栓を使用するなどの対策を納得の上でとれます。何となく不安を抱えてサーフィンを続けるよりもスッキリして気もち良く海に入れると思います。


サーファーズイヤーの予防には冷たい水がサーフィン中に耳に入らないよう、耳栓や耳まで覆うサーフキャップを被ることか有効です。冬は注意をしますが春になって気温が上がってきたときも注意が必要です。水温は気温の1カ月後を追いかけて上昇するため、まだまだ冬並みに冷たいので予防は必要です。外骨腫があまり大きくなく、症状がなければ経過観察でよいのですが、水が抜けにくくなったり、聞こえにくくなってきたら治療が必要となります。治療は手術が中心となりますのでけっこう大事となってしまいます。


サーファーズイヤーにならないために

■ サーフィン用イヤーキャップ(耳栓)を使う

以前に使っていたイヤーキャップを海で流してしまいました。どちらにしてもサーフィンを続けていくためにはイヤーキャップは必要となってくるので、今回は違うタイプの物を購入してみました。聴覚を保持しながら水の侵入を防ぐものでサイズは2サイズのパーツがセットされているので便利です。水上スポーツのために開発された耳栓 [ EAR SUITS ] イヤースーツという製品で、価格はアマゾンで¥2,999。プライム会員なら送料もかかりません。長めのリーシュコードを採用しているため、気が付いたら片方の耳栓が無くなっているということも起こりません。長時間の使用でも違和感や痛みが無く重宝しています。



[ EAR SUITS ] イヤースーツ 音が聞こえる耳栓 水上スポーツのために開発された耳栓 サーフィン SUP カヤック ウェイクボード 水球


■ サーファーズイヤーまとめ

以上、、自分の症状も含めサーファーズイヤーについて書いてみましたがこのテーマについては今後も記事を書いていこうと思っています。僕の感覚では寒い時期も海に入っているキャリアが10年以上のサーファーは要注意です。最近は高性能なウェットスーツのおかげで、冬でもサーフィンする方が多いと思います。手足や体は防寒対策をするのに、耳の防寒対策や耳栓をする人はまだまだ少ないようです。まぁ、自分もそんな1人でしたが、皆さんも長く楽しくサーフィンをするために、ちょっと耳のことも気にかけてみましょうね。


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