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五十肩 痛いその症状とリハビリ治し方


サーフィン中に感じたちょっとした肩の違和感が夜中には激痛になり、翌日には腕を上げられないほどになりました。具体的に言うと車のコンポを操作するのに痛くて腕を上げられない。コーヒーカップを口元に持ってこれない。というようなものでした。当初は筋を傷めた位に思っていたのですが、痛みの質が筋肉や筋の痛みではなく関節の中からくるもので、さすがに放置していたら二度とサーフィンが出来なくなりそうな気がして怖くなり整形に行きました。診察してもらった結果は「肩関節周囲炎」というもので平たく言うと五十肩ということでした。その診断から完治するまでの8ヶ月間のことをセルフケアを含めて書いてゆきたいと思います。


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■ 五十肩の原因と初期症状

肩の組織は多くの靭帯、筋肉などで出来ています。それらは加齢に伴い組織が段々と劣化してきます。年を重ねれば、靭帯や筋肉が劣化し壊れやすくなり、無理をしたり不意に大きな力を加えたりするとその組織を傷めてしまいます。僕の場合はサーフィン中に厚めの波を追いかけ無理なパドリングをしたのが原因のようでした。最初の症状としては鋭い痛みです。痛くてカーコンポのCDの入れ替えのために腕を上げることが出来ない。Tシャツなど前が開かない服に袖を痛くて通せない。肩が痛くてコーヒーカップを持ち上げられない。でした。


整理すると「肩が上がらない」「肩を動かすと痛い」「腕を後方へ回すと痛む」などの「痛みと運動制限」が特徴です。また、夜間に痛みが酷くなり、早朝に激しい痛みで目覚める事もありますが、左右の肩が同時に発症するケースは少なく、その多くは片方だけに起こるのが特徴です。徐々に肩の動きが悪くなり、可動域が狭くなり、少し動かすだけでズキンと痛んだり、痛みも頑固なものとなってゆきます。結論からいうと五十肩は自然に治ってしまうものですが、何もしないでいると痛みが取れた後でも可動域が狭いままなどの運動障害が残ってしまう事があります。


■ 五十肩と間違われやすい、他の病気

肩の痛みや腕が上がらなくなるのが五十肩ですが、これに似た症状の病気はいっぱいありますので自己判断は禁物です。一例をあげてみると、腱板炎、腱板断裂、肩峰下滑液包炎、上腕二頭筋腱炎、石灰化腱炎、頚部脊椎症、などなど。これらの中には放置しておけないものもありますので自己判断は危険です。痛みが4日以上続く場合は整形外科で診察を受けましょう。


老化とともに起こる肩関節の痛みを総称して「肩関節周囲炎」と呼んでいますが。総称ですので、非常にあいまいな言葉です。多くの医師が五十肩=肩関節周囲炎としますし、間違われやすい病名も、単に「肩関節周囲炎」と表現する事も多いようです。実際には、痛みの原因を見極める為には経過を見ることが必要ですので、そう表現せざるをえないというところなのかもしれません。



■ 五十肩の症状の3つの時期

経験してみてわかったのですが五十肩には完治するまでに3つの時期があります。その時期に合わせた治療方や、やってはいけない事もありますのでその辺のお話をしてゆきます。

・痛みが生じてから2週間~痛みが非常に強い時期で運動やストレッチなどは痛みが酷くなることがあるので禁物です。安静第一。

・痛みが生じてから2~8週間~徐々に傷ついた肩の組織が治ってくる時期ですが、無理をすると可動域が狭くなる恐れがあります。

・痛みが生じてから3~4ヵ月以上~肩の痛みは基本的に落ち着いている時期です。動く範囲で徐々に可動域を広げていく必要がありますが無理は禁物です。


初期の安静が必要な時期に無理なストレッチや痛みが出る運動を続けていると、いつまでも痛みが軽減してこないので完治が長引く場合があります。痛みが落ち着くまでは痛みの伴う無理な運動は控えましょう。特に五十肩になりたての頃は、肩の組織が非常にデリケートになっているため、無理は自然治癒を妨げる事となります。痛みが出るということは身体からの信号であり、無理は禁物です。


■ 自分で出来る五十肩のケア

ここで僕が五十肩になったときから完治するまでの間、自分で出来るケアということで参考にして観ていた動画があります。藤沢辻堂で唯一の「慢性肩こり」専門整体院 和さんの院長さんの動画です。とても効果がありますので皆さんも是非参考にしてみて下さい。


【五十肩 治療】五十肩・四十肩の本当の原因

【五十肩 治療】四十肩・五十肩で上に挙げると痛い!セルフケア方法

【五十肩 治療】四十肩・五十肩で後ろに回すと痛い!セルフケア方法


通常腕は180度真上に上がります。でも肩関節の構造上、上げれるのは120度までなんです。それを助けるために肩甲骨を動かします。しかしその肩甲骨の動きも手首の方向により制限されてしまい、そこを無理して動かしていると肩に炎症が起き痛みとなるという説明は目からウロコでした。確かに動画で示されたような無理な動きを僕は普段からやっていました。


また五十肩で上に挙げると痛いでは、上腕のある筋肉を緩めます。そうすることで今まで痛くて上げられなかった腕が、若干の痛みは残るもののかなり楽に上げられるようになります。また、痛くて後ろに腕を回せない場合も腕のある部分の筋肉を緩めることにより楽になります。これはとても助かったと同時に五十肩防止の為に体の使い方の改善にも役立ちました。



■ 完治するまでの経過

これは僕の場合なのですが痛みが出たのが10月の末にサーフィンに行ったときでした。特別にコンディションがハードだった訳ではなく普通に楽しめるコンディションです。その晩から痛みが続きましたが3日ほどでかなり楽になったため11月の頭にまたサーフィンに行きました。そこでまた傷めてしまいパドリングが出来ないまでの痛みだったため1時間ほどで海から上がりました。それからの痛みは酷く、コーヒーカップを持つのもやっとという状況で、痛みの質は筋肉や筋が痛むのではなく関節自体、又は関節の中が痛いという状況でした。


さすがに不安になり整形外科に行き調べましたが結果は「肩関節周囲炎」といいうもので平たく言うと五十肩ということでした。当然サーフィンはドクターストップがかかりましたが、痛みでサーフィンどころではありませんでした。日常生活にも支障が出ましたが原因がわかったので気持ちが少し楽になったのを覚えています。困ったのは、それから冬を向かえスノーシーズンに入りますがスノーボードで転んだ時に痛くて手がつけない、またバックカントリーに入るときに背負うザックのショルダーベルトに痛くて腕を通せない。などなど細かなことが沢山起きてきました。


そうこうしていて痛みが楽になったのは4ヶ月目ほどで自分で何か出来ることは無いのか?と思いネットで色々調べていて見つけたのが上記の「整体院 和」さんの動画でした。動画を見ながら腕を色々動かしたり、筋肉を緩めたりを毎日していました。春になってサーフィンが出来るか、かなり不安があったからです。サーフィン中の殆どは腕で水をかくパドリングをしています。低気圧からのウネリが押し寄せる海で2時間はパドリング出来なければサーフィンは難しくなってしまいます。


そんな不安を抱えながらサーフィンに行ったのは五十肩になってから6ヶ月目の4月でした。この頃の状況は上げる腕の角度によっては痛みが出るという感じで、まだまだ完治とは言えない状態。そんな感じでしたが海に入っている間は痛みは出ませんでした。ただ長時間入っている自信は無かったので1時間で上がりました。結果的にその後も痛みが出ることはありませんが、サーフィンなどで腕や肩を使ったときは動画に出てきた腕の筋肉を緩める指圧は続けています。肩のストレッチは痛みが出るのであまりやっていません。現在は五十肩をやってから8ヶ月目ですが殆ど完治といった状態です。


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