THE NORTH ISLAND
welcom to nature of hokkaidou
あまり有難くない話ですが、あばらンチビーコンも電子機器であり、当然寿命があります。
とはいえ安い物ではないので頭の痛い問題なのも確かです。
但し、命に関わる重要な道具であるアバランチビーコンは雪崩に埋没してしてしまったときにはこれしか頼れるものがありません。
メーカーでは使用頻度に関わらず10年で廃棄する事を提唱、そして状態にもよりますが3~5年でシステムチェックを受ける事を勧めてます。
なかには送受信の距離が短く(20m以下)になっているものがあったり、送信周波数がズレれてしまっているものもあり、距離や方向を正確に表示できなくなるだけでなく、全く反応しないことさえあります。
今回は以下の内容でチェック項目をお伝えしますので、仲間のビーコンと合わせてテストしてみましょう。
また勧めのアバランチビーコン、3機種を紹介いたします。
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では、自分と仲間のビーコンは大丈夫なのか?そこで、簡単に出来る送受信テストの方法は単純に2台のビーコンを用意し、お互いの送信と受信距離を測るというものです。
行う場所は出来る限り電波の影響を受けない広い場所で行うのがいいでしょう。
送信ビーコンの向きを、縦・横で図り、受信距離の短い側で20mを切っていたら要注意です。
ここで重要なのは、受信ビーコンに表示された距離ではなく、あくまで実測の距離です。
以下、ビーコンの国際的な標準です。
周波数 457khzを基準に、プラスマイナス80hz以内
信号間隔 1秒を基準に、プラスマイナス1/3秒以内で発信
送信性能 +10度で、200時間の送信が可能
受信性能 -10度で、1時間受信が可能
動作環境 -20度~+45度で動作する
古いビーコンのなかには、信号の間隔が1秒以上の機種もあり、複数埋没の際には発信が重なり場所の特定を惑わし、マーク機能のある機種では誤ってマークする可能性もあります。
雪崩に遭い仲間を助けようとしたらビーコンが古くて助けれなかった...では悔やんでも悔やみきれません。
10年以上前の機種だったり、テスト結果に不安を覚えたら仲間と自身の命に係わる重要な道具です。
以下にお勧めのを紹介をしておきますので思い切って買い替えをしましょう。
機種は他のものでも構いません。
最新のものは反応も鋭く捜索時間の短縮に繋がります。向こう10年は安心できると思えば高いものではないかと思います。
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お勧めのデジタル3本アンテナのビーコンです。
Barryvox(バリーボックス)は、アバランチビーコンの中で最も広い捜索帯域幅と受信帯域を持つデバイスの一つであり、直観的な操作性を可能にするユーザーインターフェイスを備えていて捜索時間を短縮し埋没者救出を成功に導きます。
タイプ:デジタルアンテナ3本
最大帯域:最大70m
捜索帯域幅:70m
サイズ:115mm×67mm×27mm
重量:205g(バッテリー含む)
バッテリー:単4アルカリ電地×3本(1.5V)
バッテリー寿命:アルカリ/約300時間(SEND)、1時間(SEARCH)
周波数:457kHz
Amazon参考価格: 43,859
ARVA製史上最小のアバランチビーコンです。 わずか11cm×7cmのサイズで、市場における最小のビーコンのひとつです。 重量もわずか170g、所持しているのを忘れる程軽量ですが、緊急時のパフォーマンスの高さは折り紙付きです。
周波数(キロヘルツ):457kHz
捜索受信幅(横):50m
100%デジタルモード :3本アンテナ
複数埋没者アイコン表示機能(1人・2人・3人以上 タイマーによる送信自動復帰モード
Uターンアラーム機能 バックライトスクリーン
バッテリー寿命:発信時:200時間
本体重量(電池とリストストラップ含む):170g
サイズ:110mm×70mm
単三アルカリ乾電池1本使用
原産国:フランス
Amazon標準小売価格: ¥40,700
50mの受信範囲と精度の高い3アンテナを備え、シンプルながら迅速かつ正確な捜索をサポートするバックカントリーフリーク向けのビーコン。本体スイッチ部分はソフトタッチで操作性に優れます。bluetoothによりスマートフォンで各種設定、ソフトウェアアップデート、バッテリーの最適化が可能。付属のハーネス型キャリングポーチによりすっきりと携帯でき、緊急時に素早く取り外すことができます。
周波数(キロヘルツ):457kHz
索有効範囲:約50m
捜索コース幅:約50m
サイズ:115×75×28mm(縦×横×奥行)
総重量:210g(電池込み)
電池寿命:200時間(送信モード)
電池:単4アルカリ電池×3
使用適応温度:-20度~45度
Amazon参考価格: ¥39,500
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是非、シーズン前に仲間とビーコンテストを行って下さい。
個体差もあるようなのでそれぞれ結果に違いが出るかもしれませんが、テスト結果に不安があれば購入したお店でメンテナンスをお願いしましょう。
購入から10年を超えたものは思い切って買い替えることをお勧めいたします。
価格面などを考えると、ちょっとキツイですが自分と仲間の命に関わることです。
機種はここで紹介したものでもいいですし、違うものでも構いません。
出来れば仲間同士で同じ機種を使うことをお勧めいたします。そうすれば操作法など共有し、教え合うことが出来ます。
装備は万全に!今シーズンも安全に気を配り楽しいシーズンを過ごしましょう。
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