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働き方改革

本当の意味での働き方改革とは?


以前にこのサイトでも政府が推し進める「働き方改革」が僕達の生活にどういう影響があるのか?という記事を書きました。実際に2019年4月1日より一部が施行され現在は大企業だけではなく中小企業においても重要な経営課題となっています。でも僕はその政府が勧める「働き方改革」自体に違和感を感じています。政府が定義する働き方改革とは「働く人々が、個々の事情に応じた働き方を自分で選択出来るようにするための改革。」です。


そのためには「パートと社員の格差を無くしたり、労働時間を短くして休日を増やしたり、高齢者も働き易い環境を整えたりしますよ。」と言っています。それで皆さんは、ゆとりが出来て幸せになりますよね?ということです。でもこれで僕達は本当に幸せになれるんだろうか...僕個人で言わせてもらえば、こんなことで働く僕達は幸せにはなれません。幸せになれる本当の意味での働き方改革とは、「この仕事がめちゃくちゃ楽しいんです!」と言って働けることだと思っています。


さらにサーファーとして言わせてもらえば、「サーフィンって仕事が休みの日に行くものではないと思っています。」色々な諸事情を振り払って言えば、「サーフィンって波の良い日にいくものです。」僕は冬は冬山登山をしてスノーボードで滑るというバックカントリー・スノーボードも楽しんでいます。これもバックカントリーって会社が休みの日に行くものではないと思っています。「安全を考慮して天候や雪が安定して条件の良い日に行く。」ものだと思っています。


このような事が出来て、仕事が楽しくて、初めて僕達は幸せを感じるんだと思っています。僕の場合はサーフィンやバックカントリーですが、これは他の事でも同じだと思います。ただこれは政府主導では不可能なんです。これらのことを実現できるのは僕達...そう自分自身でしかありません。めちゃくちゃ楽しそうに働いている人、働くのがつらいと言っている人。その違いに、政府や政党はまったく関係がありません。関係があるのは?僕達、自分自身なんです。



■ 遊ぶように仕事をする。

遊ぶように仕事をするというと、不謹慎だとか、不真面目だとか思われますが、ようは楽しんで仕事をするということです。どんな仕事でも、自分で考えて仕事を面白くしたり、楽しくしたりすることは出来ると思います。ここで重要なのは自分でというところです。誰かに命令されて働いてる状態って、僕はあまり楽しくありません。何が苦痛って働かされるって感じる状態って一番苦痛かもしれません。自分で考え、自分で判断して動く。そういう状態にすると、僕は仕事が楽しくなります。


人生の中で仕事をしている時間というのは膨大です。その膨大な時間の仕事が苦痛だとしたら本当に不幸なことです。ここが改善されなければ本当の意味での幸せはは難しくなりますし、それこそが「働き方改革」だと僕は思っています。どんな小さな仕事でも、自分自身の捉え方次第で、楽しい仕事になります。どんな仕事でも、面白がって仕事をすること。その仕事がより、好きになるかもしれません。好きになったら、もっと勉強したり、もっと考えたり、もっと練習するようになります。結果、いい仕事が出来るようになり、益々その仕事が好きになり楽しんで出来るようになると思います。


「遊ぶように仕事をする。」というのは、冗談で言っているのではなく、楽しく良い仕事をするためには、そうならなければならないということなのです。ただ現実的に上司や同僚、職場環境によって、それが出来ない職場もあります。そのときは仕事や職場を変えるというのも選択肢に入ります。なにせ、政府は「働く人々が、個々の事情に応じた働き方を自分で選択出来るようにするための改革。」を働き方改革として推し進めているのですから職場や仕事、収入は個々のスキルに合わせ選び放題ということです。


また極端なことを言えば、働かないという選択もあります。もちろん不便はあります。自給自足で生きるか誰かの世話になって生きるか、働いていないので贅沢は出来ません。でもそれでも死なない程度のシステムは国が作っていて僕達は守られているんです。無職で死んだ知り合いって周りに居ないでしょ。日本以外の国ではそれで死んでしまう人達が沢山います。そういうことが国がやるべき仕事だと僕は思っています。あとはどう豊かに生きるかは個人の資質で自由なんです。


働き方改革

■ 人は皆「心」で働いている。

誰もが、自分の意思で職を選び、働いていると思っています。まぁそれは間違いではないのですが、本当は人はみんな「心」で仕事をしいている。僕はそう思っています。心がどのように動くか、感じ方、受け止め方で、その後の仕事をやりがいを持って楽しく出来るか、苦しい仕事となるかが別れています。世の中には笑顔を絶やさずゆったりと働いている人と、常にイライラしてつまらなそうに働いている人がいます。あなたはどっちの人と一緒に仕事をしたいですか?きっと、笑顔の人ですよね。


あなたが笑顔を絶やさず、穏やかだと、周囲も変わります。心が明るく穏やかならば、表情も生き生きとし、家族とも職場の人とも良い関係が保てます。仕事をがんばることで周りから喜ばれ、誰かの力になりたいという心が湧いて、自分のいいところが引き出されます。問題が起きても、周りの人が支えになりホローしてくれるでしょう。だから常に心の持ち方を良い方向に保つ努力をしたいと思っています。その努力が生きがいのある仕事、幸せな人生につながるのだとも思っています。


働き方改革

■ 今の環境を変えずに自分を変えたい。

今の職場や同僚が超好きなんです。でも自分をもう少し変えたい。という場合もありますが人はインプットとアウトプットのバランスが取れた生き物なんです。今と同じ明日、今月と同じ来月、今年と同じ来年、というふうに過していると中々変わるのは難しいです。もっとも簡単なのはインプットを変えること。読む本を変えてみる、何かのセミナーや勉強会に出てみる。これは会う人達も変わる可能性があるので効果は期待できます。違うメンバーの飲み会に参加してみる。


通勤方法を変えてみる。一駅手前で降りて歩いてみる。入ったことのないカフェで昼食を食べてみる。自分では選択しないような映画を観てみる。こんな事でもインプットが変わり、アウトプットつまり貴方の発想や考え方、言葉、行動に変化が現れます。そうしたことで違う視野で自分の仕事を捉えることが出来たり、今までと違うアイディアが出るかもしれません。これも仕事を楽しくするための働き方改革となります。


最後に前回の記事でも書いた「個の時代へ」を載せて〆としたいと思います。


■ 個の時代へ

今回の「働き方改革」はこの辺のことを考える良いきっかけを僕たちに与えてくれました。これからは国の政策や社会環境に左右されない個で生きてゆく力を付ける時代がやって来ます。高速インターネットが整備され、誰もがスマホやパソコンを持ち大きな企業と対等な発信力を持てる時代です。収入ですら自分で作り出すことができる環境が整ってきています。これから未来に向け、僕たちが努力すべきはいつの時代も言われてきた個人を磨くことです。自分自身の個性を、最大限に引き出し、存在自体が価値になるような人。個人と言うのは、1人しかいません。ですから他人と比べるのではなく、他人と競争するのではなく、自分自身にいかに価値をつけていくか、それを磨く時代と言えます。


「創造力」を持っている「個人」はどんな法律が出来、どんな働き方になっても世の中が必要とします。それは今後も変わらない事実です。それによって自由な仕事のスタイルが可能となり「波の良い日にサーフィンに行く。」が可能となるかもしれません。今回の国が推し進める「働き方改革」を期に自分自身の「働き方改革」を考えてみるのもいい機会と言えるかもしれません。全てはKEEP ON SURFING!のために。