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雷に打たれる確率

雷に打たれる確率ってどうなの?宝くじ等との比較と危険度を徹底解説


僕はアウトドアでの活動が多く、サーフィンや登山、スノーボード、と屋外で雷と遭遇する機会は少なくありません。



サーフィン中に雷に打たれると軽く済んでも気を失い溺れてしまいますし、登山中だと目撃者がいなければ救助も来ません。



「大丈夫!自分には落ちないから」と言い聞かせても、何の根拠もないので不安は拭い去れません。



そこで、人が雷に打たれる確率ってどの位なんだろう?気休め位にはなるかなと思い、以前に調べてみました。



一般的には落雷という現象は特に珍しいことでもなく、世界中では毎秒100回以上、年間では3億回を超える落雷があります。



そう考えると人が落雷に合うことは不思議ではありませんが、確率的には隕石で命を落とすより低く、あまり多くはないようです。



ですが、一度打たれると軽いダメージでは済むことは無く、命に関わる重大な事態となりかねません。



今回はそんな雷に打たれる確率を他の身の回りの事例と比較し、その危険度や回避法についても以下の項目で解説してみました。


  1. 1. 雷に打たれる確率を他の確率と比べてみた
  2. 2. 人への危険な雷撃パターン7つ
  3. 3. 雷から身を守るために

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雷に打たれる確率を他の確率と比べてみた


雷に打たれる確立ってどうなんでしょう?身の回りの希少と思われるものと比べてみました。


状況 確率
ガリガリ君の当たりの確率 1/25
二黄卵の確率 1/100
自動販売機の平均当たり確率 1/100
双子を授かる確率 1/100
裁判員に選ばれる確率 1/8,700
クローバーが四つ葉になる確率 1/10,000
日本で竜巻にあう確率 1/28,800(80年に一度)
三毛猫のオスが生まれる確率 1/30,000
隕石に当たる確率 1/250,000
年賀はがき1等に当たる確率 1/1,000,000
雷に打たれる確率 1/1,000,000
別の車のキーが自分の車のキーと合う確率 1/1,500,000
ジャンボ宝くじ1等に当たる確率 1/10,000,000
アメリカ宝くじ「パワーボール」当選確率 1/2億9220万

* 数値はおおよそのモノで諸説ありますのであしからず。


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雷に打たれる確率は米国海洋大気庁(NOAA)の落雷情報サイトによると、1/1,000,000で隕石に当たる確率よりも低くなっています。


年賀はがき1等に当たる確率も1/1,000,000では全く当たる気がしません。



自動販売機の平均当たり確立が1/100というのも驚きで、僕はけっこう利用するのですが、このかた1度も当たったことがありません。



雷に打たれる確率はそれの10,000倍も当たらないとなると気が遠くなるほどの確率に思えます。



ちなみに日本での年間に落雷を受ける人の人数は平均しておよそ20人で3割の方が生還されています。



一方、世界での年間被害者数は1000人ほどで生還された方は7割ほどです。



日本の生還率の低さは雷に対する意識の低さとも言われていますので、打たれる確率は低くとも細心の注意は必要です。



その確率の低い雷の直撃を短時間に2度も受けた有名な動画があります(スタート25秒後あたりから)。


短時間に2度も雷に打たれる確率がどの位なのか天文学的的な数字になると思いますが、命は助かったようです。



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人への危険な雷撃パターン7つ


雷に打たれると聞くと思い浮かぶのは「直撃」ですが、危険な雷撃は7つほどあります。


雷撃パターン 解説 危険度
直撃 人体が落雷に直接打たれること 危険!
側撃 落雷を受けた物体から近くの人にその電流が飛び移ること 危険!
分岐放電 落雷の電流が大気中で分岐して、複数地点に落ちること 危険!
歩幅電圧 落雷点の近くに立っている人の両足間に通電すること 要注意!
爆風 落雷に伴う爆風により被害を受けること 要注意!
誘導電流 落雷の近くの人に落雷電流と逆方向の誘導電流が流れること 注意
コロナ放電 落雷に伴い、近くの人体から上向きに発生するごく微小の電流のこと 注意


以下にもう少し詳しく説明してゆきますね。


直撃


雷に打たれると聞いて最初にイメージするのがこれで、文字どうり、雷の直撃を受ける一番危険な雷撃です。


大電流が体内を流れるためにダメージも大きく命を落とすことも少なくありません。


その死亡率は70%~80%にもなります。




側撃


落雷の直撃を受けた物体から近くの人に落雷電流が飛び移る危険な雷撃です。


人が側激を受けるパターンとして多いのは、木から人、人から人などで、雨宿りしている木からの側撃は直撃に次ぐ2番目に危険な雷撃です。


側撃も命を落とす可能性が極めて高い雷撃です。



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分岐放電


落雷の電流が大気中で複数に枝分かれをし、多くの地点に同時に雷撃するものです。


一度に複数の被害者を出すので、直撃や側撃と同様に気を付けなければいけない雷撃です。




歩幅電圧


地面に接している2点の電圧差のために、流れる電流を指します。


落雷地点の近くに立っている人の両足に通電した場合、心臓まで流れる電流は約0.4%以下でダメージは少ないですが、寝そべっている場合はその限りではなく多くの電流が心臓に流れるために危険です。



爆風


落雷に伴う爆風によりダメージを受けることがあり爆傷と呼ばれています。


爆風による怪我は軽傷の場合がほとんどですが、鼓膜などは大きなダメージを受けやすい部分ですので注意が必要です。



誘導電流


落雷の電流による磁界の変化によって、近くに居た人に落雷電流と逆方向の電流が流れることです。


症状としては短時間意識を失う、めまい、頭痛などの症状が現れますが、比較的軽症のことが多いようです。



コロナ放電


落雷に伴い、周辺の人から上向き発生する僅かな電流のことを言います。


ごく短時間ですが頭を打たれたような衝撃により倒れたり、気を失う、しびれなどを訴えることがありますが、殆どの場合軽症で回復します。


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雷から身を守るために


遠くに雷鳴が聞こえている時には、すでに危険な状態にはいっています。



雷は雷雲の場所次第でどこにでも落ちます。



開けた場所、海、グランドやゴルフ場、屋外プール、砂浜、などでは人に落雷し易くなり出来るだけ早く安全な場所に避難しなければいけません。



安全な所とは鉄筋コンクリートの建築、自動車の中や列車の内部などです。



建物の内部では全ての家電、窓、壁から1m以上離れるようにしましょう。



高い木の下での雨宿りは側撃を受ける可能性が大なので特に危険です。



全ての幹、枝、などから最低でも2m以上離れる必要があります。



近くに電柱や鉄塔などがある場合は「保護範囲」に入り姿勢を低くして雷の活動が止むのを待ちましょう。



この時に地面に座ったり、寝そべっていると歩幅電流を受けることがあるので足以外を地面に付けない様にしましょう。


保護範囲

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雷に打たれる確率ってどうなの? まとめ


日常生活の中では雷の驚異はあまり感じたことは無く過ごしています。


当たる確率も0に近いのかな~という感じですが、屋外に居る時は怖いです。



特にサーフィンで海に入っている時などは、以前にサーファの近くに雷が落ち人身事故になったこともあるので、どんなに波が良くても直ぐに海から上がります。



また登山をしている時に雷鳴が近づいてくる中、避難する場所も無く恐怖を感じた記憶があります。



この時は向かいの尾根の木に落雷があり、なんと、雷は真横から跳んできました!



雷に打たれる確率は都市部に居れば、避難するする場所も多くさほど高くはありませんが、屋外で避難場所が無い場合は 1/1,000,000 よりかなり高くなるのではないかと感じています。


雷に当たる確率的な数字はどうであれ、思わぬアンラッキーを引き当てないよう気を付けたいですね。




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