THE NORTH ISLAND

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GPS

スマートフォンを登山用GPSとして使う。


僕はガーミンのGPSを登山用として使っています。最初は国土地理院の1/25000図とコンパスと高度計を使っていました。

ある時期にGPSを手に入れ使ってみたところすっかり手放せなくなりました。だってかなり便利なものです。

GPSに関しての説明はこちらでもしていますので時間のあるときにでも、ご覧になってみて下さい。

GPSを持って使いこなせば、かなりの数の山岳遭難はなくなると思います。


山岳遭難は年々増え続け、今や年間3000人。毎日8人が遭難している計算です。

そのうち4割が道迷い遭難で毎日3人が山で道に迷って、そのうちの何割かが帰らぬ人となっています。

残念なのはその殆どの人達がGPS機能があるスマートフォンを持っていて、頭の上をGPSナビ用の人工衛星が飛んでいる。

そんな状況で道迷い遭難なんてあまりにも残念です。


道迷い遭難の事例を見ればわかりますが、ほとんどはGPSがあれば何事もなく帰宅出来たものばかりです。


僕は長年冬山でコンパスに高度計、国土地理院の地図でナビゲーションしてきましたが視界の無いときなどはかなり難しいです。

慣れてからでもちょっとした思い違いでのルートミスもあり、いま思い起こすと冷や汗が出ることもあります。

GPSを使いだしてからはルートミスは皆無です。今からコンパスと地図に戻れるかと訊かれたら...絶対にイヤです。

僕の中では登山にGPSを持つのは常識になっていて使わない理由がありません。

だからと言って全ての登山者にGPSを買え!ということも出来ません。

それで思いついたのがスマートフォンをGPS化して使うということです。


スマートフォンなら多くの人がすでに持っていて、アプリをインストールしても装備の重さは変わず新たな出費もありません。

スマートフォンは便利です。写真も撮れてラインが出来て、通話が出来てさらにGPSにもなってくれれば最高です。

登山用のGPSアプリは高度な機能を備えていて性能はもはや通常のハンディーGPSに勝るとも劣りません。

一番訊かれるのがバッテリーのもちですが、スマホはバッテリー容量が大きいため、長時間使うことが出来ます。


山の中などでは電波を探す為にバッテリーを消費しやすいので、必要な時以外は機内モードにすれば消費を抑えられます。

バッテリー容量が大きい機種は、機内モードにして使えば40時間程度ログを取り続けることも可能です。

ただし、バッテリー切れに備えてモバイルバッテリーは持った方が安心なのは言うまでもありません。


多くの方が誤解をしていますが圏外や機内モードではGPSは使えないのではないかということがあります。

Androidはほとんどの機種で機内モードでもGPSは使えます。iPhoneはiOS8.3以降なら機内モードでもGPSを使えます。

機内モードにしてもGPSの精度には影響がありませんので通信の必要がないときは機内モードで使うのが良いと思います。


それでは実際のところ操作性はどうでしょう。?

GPSアプリは沢山ありますが以下は「ジオグラフィカ」というアプリを入れたスマホの動画です。

ちょっとビックリする位の性能です。



Android版のインストールページ

iPhone版のインストールページ


いま持っているスマートフォンにインストールするとあなたのスマホはそのままGPSとして使えるようになります。

インストールは無料で一部機能に制限があるものの地図や現在地の表示は無料です。

アプリ内の広告を見ると制限があるトラックの記録回数も増やせるようで使おうと思えば無料のまま使えます。


次に厳冬期の冬山のような低温での使用はどうでしょう?


gps

まず誤解のないように最初に書きますがスマートフォンに使われているリチュウムイオンバッテリーは低温に強いです。

iPhoneが低温に弱いのはシステムの仕様によるものでバッテリーのせいではありません。

Androidは全般に低温に強く、僕の使っている京セラのTORQUEなどは厳冬期の-10℃以下でザックの外ポケットに入れておいても

バッテリーは勿論、動作に関しても何の問題もありません。

iPhoneの耐寒性能は確かに弱くバッテリー残量が少ないとと0℃以上でもシャットダウンすることがあるようです。

それも防水ケースを着けてウェアの内側に入れておけば結構大丈夫なようで、工夫次第と言ったところです。


次にスマホGPSの一番優れているところ。


それは画面の大きさです。

現在ガーミンを含む登山用ハンディーGPSでスマートフォンと同サイズのモニターを備えているものはありません。

また普段の操作性や応答性については、ガーミンのGPSとくらべて非常にスムーズで、細かな地図をストレスなく見ることが出来ます。

地図を拡大すれば文字も見やすく、老眼が始まった僕でもさほど困りません。

また、ジオグラフィカは冬山のフィールドテストから生まれたため音声案内の機能が充実しており、

行動中にそれほど画面操作を必要としません。


このサイトでもガーミンのGPSの紹介をしていながらこんなことを言うのもなんですが

スマホGPSを使わない理由が見当たりません。

まーメインで使わないまでもアプリのインストールはしておいて時々山の中で開いて見てみることをお勧めいたします。

いま持っているガーミンのバックアップ用とか、地図とコンパスのバックアップ用でもいいです。

ルートファインディングにバックアップがあるのは安心です。


Geographica -キャッシュ型オフラインGPSアプリ-

Geographicaの公式ウエブサイトです。


スマホ GPS と読図の基礎

ジオグラフィカの使い方、読図の基礎まで載っている印刷用マニュアルです。

どうしても紙のマニュアルが欲しい方はプリントアウトして使って下さい。



Android版のインストールページ

iPhone版のインストールページ


殆どの人が持っているスマートフォンをGPS化することで夏山、冬山を問わず楽しく安全に登山することが出来ます。

何度も書きますがアプリを入れてもスマートフォンの重さはなにも変わりません。