
THE NORTH ISLAND
welcom to nature of hokkaidou
僕達は日々、色々な選択をして生きています。大きな選択から小さな選択。楽しい選択から辛い選択。まさに選択の連続と言ってもいいくらいです。ランチは何を食べようか。週末は誰とどう過ごそうか。デートのコースは?何を判断し選択するかは人れぞれ違います。
以前の僕は何かを選択するときの判断基準は正しいか正しくないか..でした。でも、何が正しくて、何が正しくないかなんて正直よく分からずに苦し紛れの選択が多かったような気がします。そんなんだから結果も良いときもあれば思いに反したこともありました。その後の物事の判断基準に大きな影響を受けたのがマイルス・デイヴィスでした。
マイルス・デイヴィスの逸話はけっこうありますが僕が衝撃を受けたのは、彼が超売れっ子のジャズミュージシャンとして、どんどん売り出し中の若いころのエピソードです。ライブが終わったあと、マイルスは会場にいた友人に訊ねました。「どうだった?」とマイルス、「もちろん、最高の演奏だったよ」と友人、そうするとマイルスが言ったのは「そうじゃなくて、今日の俺の新しいスーツだよ。」でした。
当時のジャズメンはクールで素晴らしく格好よかった。「カッコいいか、そうでないか」それはある意味、生き様と言ってもいいと僕は感じました。またこんなエピソードもあります。マイルスがインタビューされたときの質問「トランペットをうまく演奏する秘訣は何ですか?」するとマイルスはこう応えました。「彼女にキスをするようにだよ。」若い僕はそれを聞いてカッコ良すぎて倒れそうになりました。
「カッコいいかそうじゃないか」それも大事な判断基準だと僕は思いました。高校生の時代にJAZZに出会ってその後、一時期ハマッていたことがありました。当時札幌には「B♭」や「JAMAICA」、「SMILE」 というjazz喫茶があり出入りしていました。濃い目のコーヒーにタバコの臭い、気持ち良さそうにスイングしている髪の長い女性。ちょっと大人の仲間入りをしたような気分がしたのを覚えています。
マイルス・デイヴィスのアルバムの中でも、超がつくほど、有名盤。世界で一番売れている、ジャズのアルバムで、今でも毎年世界中で40万枚以上売れているモンスターアルバムです。この「Kind of Blue」については、沢山の人が沢山語っています。一言でいうなら「とにかくカッコいい」50年も前の演奏とは思えない位にカッコいい。
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人生は選択の連続です。日々、無意識のうちに沢山の選択をしています。ランチをするにも、電話をするタイミング、どう時間を過ごすか、車でどのルートを通るかも小さな選択から大きな選択まであなたはいつも選択しています。そして選択を間違えると、知らず知らずのうちに不本意な結果になることがあります。
一番いいと思った選択が、あなたにとって最悪の選択になることもあります。だから正しい選択をすることが大切なのは言うまでもありません。選択はある意味心の動きといえます。感情的になって、感情のまま選択するとそのとうりの結果が現れます。
怒った感情で選択する。
落ち込んだまま選択する
イライラしたまま選択する。
そういう選択はいい結果になることはまずありません。
だからいつも心穏やかになっていることが大切だと思います。
これに気が付いたのはつい最近でした。仕事をしていればイライラすることもあるし、落ち込むこともある。それでもしなければいけない選択は好むと好まざるとに関らず沢山やってくる。でもやっぱりそんな時に判断して選んだ結果は思ったとうりにならないことが多かった。
そんな時に思ったのが何が正しくて、何が正しくないという判断基準なんて気分次第で変わってしまうというか感情に流されやすい。楽しいことを考えて、どちらが面白そうかという判断基準やマイルス・デイヴィスのようにどちらがカッコいいかという判断もアリじゃないかということです。
以来、何かに迷ったときは「どちらが面白そうか」で判断しています。また、「どちらがカッコいいか」で判断することもあります。そうすると、やはりそれにそった結果がやってきます。これはある意味こうすればこうなるという決まっているもの。どんなに環境が変化しても変わらない原理原則のような気もしています。
フェイスブックなんかを見ていると沢山の人たちの発信やコメント、写真などを見ることが出来ます。それらから、その人たちの生き様なんかが伝わってきます。SNSは特にその人の生き様なんかが現れ易いツールだと思います。これを書いていて自分のフェイスブックはどうなのか..ちょっと不安になりました。
「この人はセンスがいいな~」
「この人は自然が大好きなんだな~」
「この人は人を楽しませることが好きなんだな。」
「この人はきっとこういうことを大切にしているんだな。」
何が格好良くて、何が格好悪いのかを意識している人の写真はやっぱり格好いいし、センスの良い人の文章は言葉の選び方や、間すらもハッとさせられます。楽しいことが好きな人の文章は、やはり楽しそうでそれが伝わってきます。「何が格好いいか」マイルス・デイヴィスの生き様はそこにフォーカスしていたので、今でも色あせずカッコいいのだと思います。