THE NORTH ISLAND
welcome to nature of hokkaido
2018年9月6日(木)3時08分頃、北海道胆振地方中東部で震度7を観測する地震が発生しました。
そこから約2週間の間に自分が見て、聞いて、経験したことです。
震源は厚真町で僕が住んでいる札幌からは60km以上の距離がありましたが、今まで経験したことのない揺れを感じました。。
発表では震度5ということでしたが体感としてはそれ以上に感じました。
発生時間は真夜中で就寝中でしたが、直ぐに目が覚め地震だ!という認識がありました。
ベッドサイドのウッドラックが揺れにより倒れそうだったので手で押さえました。テレビも大きく揺れていて倒れそうでしたが何も出来ないというのが正直なところでした。
この記事では「北海道胆振東部地震」で僕の周囲で起きたことを手短に解説しています。
目次
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長く感じた揺れが収まり、照明とテレビをつけると直ぐに地震に関するニュースが報道されていましたが、詳細を知るまえに停電となってしまい震源は「厚真町」付近で震度は7、津波の心配は無いということだけ分かりました。
被害に関してはまだ不明です。手元にあった懐中電灯を灯し水が出るかどうか確認しましたが大丈夫なようです。
断水が起きることを考え、とりあえず風呂桶いっぱいに水をはり、サーフィンで使っていたポリタンクにも水を確保しました。
僕が住んでいるアパートはプロパンですがガスも異常がないようです。
この時点で僕の確認出来る範囲での異常は停電だけで、携帯も繋がりフェイスブック、ラインも閲覧可能でした。
見開きの写真は各地の震度と震源です。
朝になり部屋の電気を確認しましたが停電のままでした。このころから携帯の電波状況が悪くなってきました。
停電なので近くの基地局も機能を失って電波状況が悪くなったのだろうと想像していました。
食料は3日分位のものはありました。停電で電池レンジは使えませんでしたが、ガスは使えたので冷凍食品(チャーハン)などを温めて食べることが出来ました。
ガソリンは偶然に前日に満タンにしたばかりでした。
翌日に開いていたコンビニは「セイコーマート」、「セブンイレブン」でした。スーパーは休業、スタンドも閉店していて食料やガソリンの入手には苦労したようです。
開いているコンビニには長蛇の列が出来ていました。
驚いたのは自宅近所のマンションの工事現場が地震の翌日なのに稼動していたことです。現場用の大きな発電機を動かし電動工具の音が響いていました。
こういうときに一番欲しいのは情報なのですが、停電のためにテレビは観ることが出来ません。
電池式のラジオは持っていませんでしたが、冬山に入るときに使っていた無線機が非常の場合はFMも受信出来ることを思い出しスイッチON。
バッテリーは満充電されていたのでFMを聞くだけなら1週間は使えます。ラジオを聞けるようになったせいで、かなり周囲の状況がわかってきました。
停電は全道にわたるものだということ、札幌市内は清田などが液状化により建物に被害が出ていること、厚真町では土砂崩れにより行方不明者が出ていること。

何となく停電は長期化しそうだったので夜のためにランタンを準備。
趣味がサーフィンの他に登山やキャンプでしたので「ランタン」はタイプ別に数種類を所有していましたが、今回のような場合は写真のようなカセットボンベ式のランタンが約に立ちます。
登山用ランタンのガスカートリッジはアウトドアショップなどでしか手に入りませんが、カセットボンベなら百円ショップやコンビににも売っています。
このような場合は入手しやすいことが一番の選択肢になり、カセットガス用のコンロやバーナーがあれば燃料の共有が出来ます。
一般的には停電が長期にならなければバッテリー式のランタンが扱いやすいと思いますだ電池などは予備をストックしておくことをお勧めします。
こちらはボンベ1本使用のランタンですが明るさも十分なのでお勧めです。(SOTO)
フォールディングランタン

またスマートフォンは通常の使用でも4日間はバッテリーがもつ京セラのTORQUEという機種を使っていましたので、停電で充電が出来ないことでも不便は感じませんでした。
ただ長期の停電になるとやはりスマホ用モバイルバッテリーがあると安心です。
車でも充電可能なアダプターも市販されていますので併用するとより安心かと思います。夕方になり僕の住むエリアは停電が直り、思ったより早く通常の生活が可能になりました。
震災後2日位から不確かな「拡散希望」情報が飛び交いだしました。
「NTTの知り合いからの情報で携帯はあと数時間で全面的に不通になる。」とか、「水道局の知り合いからの情報で市内全域で断水する予定」だとか、
「自衛隊の方からの情報で現地では地鳴りがひどく数時間後に大きな地震が来る」など。
後にSNSで拡散されたこれらの情報は全てデマとされましたが、このような不確かな情報にふれた人達は不安になり水道局やNTT、自衛隊、市役所に問い合わせの電話を入れます。
その関係機関では忙しいさなか無視するわけにもいかず、問い合わせに対応するわけですが、件数が多くなり業務に支障をきたす場面もあったようです。
震災後の大変な復旧作業中に迷惑なことですので、不確かな情報は受け取っても拡散しないようにしたいものです。
僕の住んでいる札幌西区エリアは地震による被害も特になく早めに日常を取り戻したといえます。
スーパーなどでは一部の食材、生鮮食品や納豆、卵などが手に入りにくい状況が続いていました。
また一時期給油制限をしていたガソリンスタンドも給油のために並ばなくてもよくなったのもこのあたりからです。
ただ北海道全体で考えると観光関係のキャンセルが相次ぎ、地震直接の被害がないにも関わらずキャンセルに伴う落ち込みは約400億円とも報道されていましたので、これら全てをふくむ地震での被害は深刻なものと感じました。

厚真町にある浜厚真ビーチは僕がサーフィンを覚えた場所で色々な想いが詰まった場所です。
また帰り道に通る安平町も30年近く通った温泉や食堂がありお気に入りの町です。
そこでボランティアに参加してきました(ヘルメットが僕です)。作業内容は震災により出たゴミの搬出や片付けです。被災地の多くはお年寄りが多く片付けにも苦労していました。
被害の少なかった札幌にいては分からなかったことを多く見て感じることが出来、行ってお手伝いできて良かったと思いました。
震災から2週間ほど経っても毎日100人を必要とする作業があります。完全に復興するにはまだ時間と協力が必要です。
この記事は地震後約2週間ほどして書いています。
僕の居た札幌の西区では道路や建物が壊れるという直接的被害は殆どありませんんでしたが、それでも食料品やガソリンの入手には不便を感じました。
また電気に頼り切った生活がいかに危ういかも感じました。
これが今回の北海道胆振東部地震において僕が見て、体験した範囲内の出来事です。
今回のことを通して感じたのはやはり普段からの備えをちゃんとしておこうでした。
またボランティアなどのお手伝いには出来るだけ参加したほうが自分も得るものが少なくないので参加した方が良いということ。
「災害は忘れたころにやってくる。」みなさんも、もう一度災害に対する備えを確認しておくことをお勧めします。
マリンスポーツ、バックカントリースノーボード歴40年・元スノーボードインストラクター
北海道在住。サーフィン・SUP・冬山登山を40年以上続ける過程で身に付けた気象学を基に記事を執筆。風速や雨量、雷、湿度に関する実践的な知識を、初心者にも分かりやすく解説しています。
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