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雪明りの路 浅原硝子会場

「小樽雪あかりの路2019」で必ず見ておきたい会場


第21回目の「小樽雪あかりの路」の開催日程が「2019年2月8日(金)〜17日(日)」に決定いたしましたが、是非見ておきたい会場があります。それは「浅原硝子会場」です。でもこの会場は小樽の中心部からかなり離れた天神町にあり、アクセスがとても悪いです。

ですが「雪あかりの路」で行われるフォトコンテストでもこの会場を写した作品が多くの賞を取っています。

会場はコンパクトで浅原硝子製作所の内部と周り、その脇を流れる勝納川が使われます。川はその川原にキャンドルが設置されます。

実はその川にキャンドルを設置するお手伝いを2016、2017と2回お手伝いさせて頂きました。上の写真が正にそれです。

冬サーフィン用のドライスーツを着込んでも、1年で一番冷え込む2月の川に入るのはかなり過酷ですが、全てを設置し終わってから見る

この風景が最高で、やって良かったといつも感じます。この川のキャンドルUPの撮影にはプロのカメラマンも多く訪れます。

一番美しいのは日が沈む前のトワイライトタイムです。暗い方がキャンドルの明かりが良く見えるのですが、それでは川の流れが見えなくなってしまいます。水面の微妙な反射とキャンドルの明かりが見える時間は16時~日没です。前回の2018は社長さんの怪我でこの会場の雪あかりの路は行われませんでした。2019に行われた場合は是非訪れてみて下さい。


浅原硝子会場設営うら話

雪あかりの路 浅原硝子会場

キャンドルの設置には14時位に工場に集合して会場の設営に入ります。川の中のキャンドルの設営は僕を含め3名で行い全員がサーファーです。理由は北海道サーファーは冬の海に入るためのドライスーツを持っているからです。このドライスーツは内部に水がまったく浸入しないので保温性の高いアンダーを着込み、キャップにグローブを着ければマイナス10度近くまでは何とか頑張れます。辛いのは川の上流からキャンドルを設置して灯してゆきながら下流に下ってきますが、途中で上流を振り返ったときに風で殆どが消えてしまっていた時です。川底は滑りますが、キャンドルを灯す川原の雪に手の跡を付けるわけには行かず、転びそうになりながら上流に戻るのはとても大変なのです。早い時間からいらっしゃってこの辺の作業風景を見るのも楽しいかもしれません。


雪あかりの路 浅原硝子会場

日が暮れると工場の周りはこのようにキャンドルUPされます。先ほどの川はこの工場の裏手にあります。この時間になると工場内では温かな飲み物の販売や場合によってはトークショーやライブが行われることもあります。2016には小樽の女性シンガーソングライター「柿本七恵」さんのライブが行われました。工場内ではめったに見ることの出来ない「ねこ壷」や色々な道具も見ることが出来ます。僕達が川のキャンドルUPと点検を全て済まして川から上がってくるのはこの辺の時間です。


浅原硝子製造所ヒストリー

会場が硝子工場ということで、その創業100年以上の歴史なんかをちょっとでも頭の隅に入れておくと、より楽しく見ることが出来ます。

明治33年(1900年) 初代、浅原久吉が小樽市富岡町に硝子製造工場を操業。ランプや投薬瓶などガラス製の生活雑器の製造を始める。

明治43年(1910年) 漁業用の浮玉を考案。ニシン漁や北洋漁業に大きく貢献。

昭和9年(1934年) 小樽市富岡から入船町を経て、現在の天神へ移転。

昭和25年(1950年 浅原寅雄、二代目に就任。久吉を襲名する。

昭和42年(1967年) 浅原陽治、三代目に就任。

昭和57年(1982年) 北海道硝子工業へ社名変更.プラスチック製浮玉の台頭により、徐々に規模を縮小

平成17年(2005年) 三代目の体調不良により工場操業が一時休止。

平成19年(2007年) 9月 三代目の他界をきっかけに、長男 宰一郎氏が家業を継承を決意し、帰郷。四代目 浅原宰一郎 就任

現在、需要の殆どは装飾用ですがガラス製の浮き球を製作しているのは全国で浅原硝子製作所ただ1社です。

所在地 〒047-0011 北海道小樽市天神1丁目13-20

電話 0134-25-1415

浅原硝子製造所 公式サイト http://www.asaharaglass.com/


「小樽雪あかりの路」とは

説明が前後しますが「小樽雪あかりの路」について簡単に説明をしておきます。雪あかりの路は平成11年2月に市民有志により始まりました。夕暮れ時から辺りが暗くなる時間まで、キャンドルの灯火が小樽の古い街並みを優しく照らす幻想的なイベントです。

メイン会場の運河会場、手宮線会場、朝里川温泉会場では運河の水面で瞬く浮き玉キャンドル、柔らかな光がともるスノーキャンドル、オブジェなど、温かなあかりが来場者をもてなします。イベントコンセプトには「時代が変わっても不変なものを大切にしたい。」という思いが籠められています。明治、大正、昭和、平成と激動の時代に翻弄され高度経済成長の下、かつてはそこから取り残され「斜陽都市」と呼ばれ低迷を続けた小樽。そんな中で我々が忘れてはいけない想い、それが「小樽雪あかりの路」の原点です。


「小樽雪あかりの路」名前の由来

「小樽雪あかりの路」という名前はは、伊藤整が若いときに自費出版した詩集雪明りの路にちなんでつけられました。同士は1905年1月16日北海道松前郡炭焼沢村に生まれ、1925年、小樽高商を卒業後、小樽市中学校英語教諭となっています。昭和12年の「冬夜」という詩集がありますが、「雪明りの路」(大正15年刊)が彼の第一作品という事になります。その後、詩集を出した後の伊藤整はエッセイスト、小説家、文学評論として一時代を築いています。


雪あかりの路


合わせて見ておきたい日本銀行旧小樽支店金融資料館 特別応接室

日本銀行の小樽支店として機能していた「日本銀行旧小樽支店金融資料館」。歴史を感じるその建物は、明治45年に竣工したもです。屋根には5つの緑色のドームが配置されていて外壁はレンガの表面にモルタルを塗った石造り風です。現在は小樽市指定文化財に指定され雪あかりの路開催中は、2日間限定で通常は入室が出来ない特別応接室が一般公開されます。特別応接室は、旧小樽支店時代に地元の財界人と金融経済に関する情報交換などを行う場として使用されていた部屋。室内のアンティークなシャンデリアや革張りのソファ、赤い絨毯などが、かつて小樽が「北のウォール街」と呼ばれていたことを窺い知ることが出来ます。


入室料は、日本銀行旧小樽支店金融資料館の入館ともに無料。事前の申込も不要で、公開時間内は自由に見学することができます。ただし、入室人数に制限があるため、入室待ちになることもあります。ここも普段は絶対に見ることが出来ないので、この貴重な機会に是非足を運んでみて下さい。

住所 北海道小樽市色内1条11丁目16

電話 0134-21-1111

特別応接室の一般公開に関する問い合わせ 011-241-5315(日本銀行札幌支店営業課)

公式サイト http://www3.boj.or.jp/otaru-m/


以上簡単ではありますが「小樽雪あかりの路」の紹介と是非見ておきたい「浅原硝子製作所会場」と期間中に2日間だけ特別公開される「日本銀行旧小樽支店金融資料館 特別応接室」の紹介をさせて頂きましたが会場によっては何かの理由で公開の変更、中止などが有る場合もありますので事前の確認をしてから訪れて下さい。運良く見れた場合はこの上ない思い出になること間違いありません。

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