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Voile Heel Lock ボレー・ヒールロック&クランポン

Voileボレー・スプリット、ヒールロックを付けるとクランポンが付かない!これで一発解決


スプリットのインターフェースでVoileを使っている方は分かると思いますが、ヒールロックを取りつけるとクランポンがいままでどうりに板に固定出来なくなります。どうするか?というとバインディングのスライダーに取りつける事になるのですが、これでクライミングサポートを使うと、クランポンが雪面に届かなくなり意味をなしません。クライミングサポートを使わなければクランポンを雪面に利かすことは出来ます。


しかし、クライミングサポート無しで急斜面を登るはキツイです。加えて、クランポンを使いたい場面はクラストした急斜面とか、上部のノールだったりします。ここでバインディングの方にクランポンが付いているのはかなり不安です。爪先に加重するとクランポンが利かなくなります。そこで、何とか工夫してヒールロックを取り付けても従来どうりに板の方にクランポンが固定出来ないか考えました。


費用は¥360です。ホームセンターに行って買ってきたビス代。あとはヒールロックを取り付けたときに余った、従来のベースプレートを若干加工します。と言っても切るだけなので女の子でも出来ます。所要時間約60分。使った工具も工作用の小さなカナノコとプラスドライバーです。ヒールロックがあると、今まで怖かったちょっとした斜面もスキーモードで滑れます。超簡単なのでVoileユーザーの方は是非やってみて下さい。

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■ Voile Heel Lock ボレー・ヒールロック

Voileボレーのスプリットボード用のインターフェースにはこのヒールロックが含まれておらず、別売りとなっています。ウオークモードでは踵がロックされておらず、ヒールフリーの状態です。山を登っていると、たまにちょっとした下りがあったりして、ここをヒールフリーで滑るのは中々テクニックも必要で怖いです。このときに踵を固定するHeel Lockがあれば、安心してスキーのように滑って下ることが出来ます。

Voile Heel Lock Retrofit Kit ボレー スプリットボード用 ヒールロックキット [並行輸入品]


Voile Heel Locボレー・ヒールロックk

■ クランポンが従来どうりに付かない!

この便利なHeel Lockヒールロックですが、これを取りつけるとクランポンが今までどうりに板に付かなくなります。えーーー!って感じですが、解決策としてバインディング取り付け用のスライダーに、クランポンを取り付けられます。クランポンに付いている樹脂製のパーツを90度回すとスライダーに入ります。ですがこれだとヒールリフターを上げたときに、クランポンが雪面に届きません。


Voileボレー クランポン&ヒールロック改造

ヒールリフターを使わずに登ればクランポンを利かせることも出来そうですが、急斜面の細尾根のノールあたりではかなり怖いです。急勾配を登るため、つま先立ちになった場合は通常のアイゼンのように出刃が無いためスリップの確立大で、とてもとても登れたもんじゃありません。下の写真はスライダーにクランポンを付け、ヒールリフターを上げた状態です。


Voileボレー クランポン&ヒールロック改造

■ 工作開始!まずはベースプレートのカットから。

どうにかならないかな?と眺めていて閃きました。これ、ちょっと簡単に解決するかも!まず、ヒールロックを取り付けて不要になったストックのベースプレートを加工します。といっても切るだけなので女の子でも出来ます。素材はプラスティックですが、写真の小さなカナノコが工具箱にあったので、これで切りました。このノコ買っても¥500もしないと思います。黄色の線からカットしてください。ちなみにこのパーツは隠れて見えなくなる部分なので、多少イビツになっても大丈夫です。


Voileボレー クランポン&ヒールロック改造

Voileボレー クランポン&ヒールロック改造

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パタゴニア

カットしたら切り口に紙やすりなどかけてバリを取って下さい。で、当たり前ですが板に乗っけてみるとクランポンの切り欠きがぴったりと合います。この上にヒールロックとヒールリフターの部品が乗ります。このときにビスが短くなりますので直系6mm、長さ20mmの「ステンレスさら子ねじ」を使います。ちなみに詳しく書くと、「M6×20 ピッチ0.1 ドライバー3番 品番0325-0401473」です。これはホームセンターで普通に売っていますが、1袋3本入りなので2袋、購入して下さい。価格は1袋¥180ほどです。同封のナットとワッシャーは使いません。


Voileボレーに使えるビス

Voileボレー クランポン&ヒールロック改造

■ ヒールロック&ヒールリフターを取りつける。

ここまで来たら完成したも同然です。ヒールロック&ヒールリフターを取りつけますが、クランポンはこのヒールロックの下に従来どうりに滑り込ませて固定できます。ここまでで、大体60分ほどでしょうか。


Voile クランポン&ヒールロック改造

■ 組みあがったらクランポン、ヒールリフター、ヒールロックのテストをする。

クランポンをヒールロックの下に挟み込み、バインディングと一緒にピンで留めます。はい、これでヒールロックを取り付けたにも関らず、目出たくクランポンは従来どうりに板に固定されました。次にヒールリフターを上げてみますが特に問題は無いかと思います。


Voile クランポン&ヒールロック改造

次に、クランポンを外してヒールロックのテストをしますが、これもバッチリですね。ちなみにヒールロックとクランポンを同時に使うことは無いですが、同時に使うことも可能です。これで山に行ってスキーモードでビミョウな下りに出くわしても無口にならずに済みます。というかスキー並みに滑れてしまいます。


Voilボレー ヒールロック改造

■ まとめ。

ヒールロックもクランポンも便利なものですが、Voileボレーのキットではその両方をうまく生かすことが出来ず、何とかならないかと考えていました。方法は何通りかあるのですが、これが一番加工が少なく特種な工具も必要ない。さらに費用も¥360ということで、誰でも簡単に出来ると思います。ビスはホームセンターで手に入る普通の規格のものです。これでさらに道具が使い易くなりました。とは言え、メーカー推奨の改造ではありませんので、使用に関しましては自己責任にてお願いいたします。



ところで、ウエアのクリーニングって、どうしていますか?

ライディングを支える大切なウエア上下やダウンセーター、フリース類などは定期的にクリーニングに出してコンディションを整えておきたいですね。



特にゴアテックスなどの素材は皮脂や汗など汚れを放置していると、最大の特徴である透湿性や撥水性が失われてしまいます。



でもこれらを個別に出していると料金がかさみますし時間もありません。そんな時に便利なのがパック料金を採用している宅配クリーニング店です。



料金の一例として10点パック¥13,500円(税込)というお店がありますが基本的には何を出しても価格は変わりません。



しかも簡単なホツレ直しやボタン付け、軽度のシミ抜きまでやってくれ、宅配となれば大助かりです。



また、布製品だけではなく革製品や靴のクリーニングも行っているころもあるので、革製のグローブも相談に乗ってくれます。


そんな宅配クリーニングを目的別に紹介して、まとめた記事がありますので参考にしてみて下さい。



Burtonオンラインストア

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