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サーフボー,ミッドレングス

サーフボード選びに悩んだらミッドレングスを考えてみる。


いまさらですが、ここ数年前から人気のミッドレングスのサーフボードってナニ?というところからお話してゆきます。ミッドレングスと呼ばれるサイズは文字通りロングボードでもショートボードでもない中間の長さのボードを指します。昔からこの辺のサイズのボードはファンボードと呼ばれていました。ファンボード=楽しいという意味では確かに楽しいサイズなのですが、ファンボードと呼ばれていた時代はショートボードの全盛期で、ショートボードに乗れない人のための初心者用ボード、又はちょっとお歳をめした人ためのボードみたいな意味で使っていた人も多かったような気がします。


ですが、当時のファンボードと呼ばれるモノと現代のミッドレングスのサーフボードはサイズは似通っていてもまったくの別物です。細かなディケールは置いといて、大人なサーファーが注目したことによって、人気が急上昇しました。。「もう長年サーフィンしていて、いろいろなサーフボードに乗ったけどこれくらいが一番楽しいよね。」ということなんでです。それなりにサイズがある波、厚くても大きなフェイスがある波で大きなラインでターンする。ゆったりめでクルージングすることの楽しさに気が付いてしまったということです。もちろん浮力があるので、乗りやすいという利点も見逃せません。


最初のとっかかりは、セカンドボードからという人が多いようです。僕もそうでしたが、メインはショートボードで、波の小さい日にミッドレングスのボードを使う。僕が最初に買ったのは7'7というサイズでした。又、ロングボーダーの方は波が大きくてゲッティングがキツイ日のために使うという理由でミッドレングスのサーフボードを用意することが多いようです。面白いのは使う理由が間逆だということですが、ようするに大きい波でも小さい波でも使えるというコトです。勿論、十分にオーバーフロートなのでCL値なんて野暮なことは気にしなくてけっこうです。


ミッドレングスといってもエッグやフィッシュその他デザインは多数あるのですが、そのサイズ(長さ)のために揚力も大きくパドルスピードも速くなります。勿論、テイクオフも楽でショートではテイクオフ出来ないような厚いウネリでも板は出ます。それは波が悪い日でも同様で、オンショアのチョッピーな波でもショートなら3本しか乗れないところで5本~7本は乗れます。ドルフィンはちょっとキツイですがパドルが早いのでショートが3回ドルフィンしなければならないコンディションでも1回~2回でアウトに出れます。


こんなミッドレングスのサーフボードをセカンドボードにしておくのはもったいない。メインで使えばサーフィンの楽しさはもっと広がるはず。僕も現在はメインはミッドレングスのサーフボードを使い、波が小さかったり、潮が上げて厚めの波になり、板が走らないときにはロングを使っています。クローズの日は別として、ほぼどんなコンディションの波の日でもそれなりに楽しめます。それと、このミッドレングスのサーフボードはこれからサーフィンを始める人や女性にも向いています。


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■ ミッドレングス・サーフボードの種類

ミッドレングスと言ってもそのデザインは多種多様です。ここでは代表的な数種類のミッドレングスデザインを紹介してゆきますのでイメージを固めてください。


ROBMACHADO/SEASIDE & BEYOND QUAD

SEASIDE & BEYOND QUAD

ROBMACHADOシェイプのフィッシュです。Go Fishを伸ばしたイメージで特徴的なテールデザインです。サイズは6'8 / 7'0 / 7'4と用意されています。ロッカーは抑え気味でパドルやテイクオフが早いのは容易に想像できますが、クイックな動きも可能で。ROBMACHADOお気に入りのミッドレングスです。



AAL MERRICK CHANCO

AAL MERRICK CHANCO

AAL MERRICKのミッドレングスCHANCOです。サイズは7'6" x 22” x 2 7/8”(長さ:228.6cm 横幅:55.88cm 厚み:7.3cm)とかなりボリュームがあり調子がよさそうです。ベースデザインは「WATER HOG」。ロッカーもおさえられテイクオフも恐らくどんなレベルのサーファーでも楽しめるミッドレングスだと思います。



CATCH SURF ODYSEA PLANK

CATCH SURF ODYSEA PLANK 7'0"

ご存知、ジェイミー・オブライアンのCATCH SURFです。スポンジボードですがそのポンシャルは計り知れません。木製ストリンガーが3本内蔵され、その強度はハワイ、パイプラインやワイメアベイで証明されています。このボードを初心者用と思ってはいけません。知り合いの女性サーファーが乗ってますが波の取り合いでは絶対に勝てません。頭オーバーの波をピークからドロップしてくるその印象は「最強!」です。


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CATCH SURF ODYSEA PLANK

ChannelIsland SurfBoards The CI Mid Model

クラシカルな形のデザインに見えますが、ダブルバレルコンケーブ、緩やかなロッカー、テールへと少し内側にはいったレールなど現代特有のデザインを駆使して作られたミッドレングスです。ショルダーサイズからオーバーヘッドのポイントブレイクでのサーフィンにチューニングされていて威力を発揮しますが、勿論小さな波でも頼りになる1本です。フィンシステムは全く新しい2+1を採用したハイテクボードです。サイズは6'6~7’10まで7種類用意されていますが7'2~7'10あたりで楽しみたいところです。



CATCH SURF ODYSEA PLANK

ADVANCED ミニロング 7'10

ユニークなデザインのボードです。ラウンドノーズとピンテイル。スモールコンディションでもよく走りそうです。これでフィンデザインをクワッドで乗ると面白そうです。ミッドレングスながら味付けはロングボードに近くゆったりとしたグルージングが楽しそうです。


以上5種類のミッドレングスを紹介しましたが、どのサーフボードも浮力があり、ロッカーが抑えめなため推進力が強く、ボードの持つスピード性と波の力を受けやすいため十分に走らせることが出来ます。その特性から、ショートボードよりややボードの中央エリアを使うようにスタンスを持っていくと、意図的にボードを動かさなくてもスピードに乗ることが可能です。テイクオフのタイミングが早くゆるやかなすべり出しですが、波のパワーゾーンに近づくとショートボードのような動きをするのもミッドレングス共通の特徴です。ここで実際にミッドレングスのサーフボードはどのようなライディングなのか動画を観てみましょう。


cisurfboardsチャンネルより。

波も良く、乗り手も上手いので良く見えますが、思った以上に走り、よく動くという印象です。


■ ミッドレングス・サーフボードのまとめ。

ここまで良いことばかりを書いてきましたが、ミッドレングスにも困ったことはあります。たとえばそのサイズゆえ中積みするには、それなりに大きなスペースの車が必要だったり、その浮力ゆえビーチで波数が多いときなどゲッティングに苦労したりと。でもこの辺は工夫しだいで何とかなります。中積みに関して言えば助手席を倒せば軽自動車にでも積めちゃったり、ゲッティングでもパドリングスピードが速いのでセットの間隔によっては1回も波を被らずにアウトに出れたりもします。要は工夫と慣れです。それよりもこのミッドレングスのサーフボードに乗ることによるメリットの方が遥かに大きい。サーフィンの巾が広がります。


サーフィンにおいてスピードはあらゆるアクションの大前提であり、スピードが生み出す遠心力なくして、回転性は語れません。極端なことを言えば、加速するほどサーフボードは安定し、すべてのアクションが可能になります。抑えたロッカー、十分なボリューム、あえて軽くしすぎないラミネートなど、そのスピードを得るための要素がミッドレングスのサーフボドには全て最初から兼ね備えています。加えてミッドレングスは動かないボードではありません。これらのスペックを上手く使ってスピードを引き出せば、貴方のマジックボードとなりえる可能性をもったサーフボードなのです。


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