THE NORTH ISLAND

welcom to nature of hokkaidou


サーフィンと生活

サーフィンが生活の中心になるということ


仕事がひと段落したウイークデイ、週末の気象情報をチェックして波の予想をたてます。午後から南西の風...風の影響を受けないクリーンな波を楽しみたかったので夜明け前に海に向かいます。考えていたのは波のことだけでしたが、美しい朝焼けに出会い感動しましました。勿論、予想が外れて波が良くない時もありますが、こんな朝焼けに出会えたらそれだけで幸せです。楽しめるレベルになるにはちょっと時間がかかる場合もありますが、それでも海に通い続けていたら体とメンタルがちょっぴり強くなりました。


サーフィンを通じて沢山の友人も出来ました。なかには恋人が出来、結婚した人達も沢山います。海外の波に魅せられトリップに出かけたり、移住してしまった友人も居ます。自然のことを考えるようになりゴミを捨てなくなり、ビーチクリーンに参加するようにもなりました。海上がりのいっぷく...今はタバコは止めたので温かなコーヒーかな...それは最高です。温かな時期は仲間と食材を持ち寄りBBQをすることもあり青空の下、潮風のなかで食べるBBQは最高です。その他にも楽しい事はまだまだいっぱいあります。


沖に出て波に乗って、また沖に出て波に乗る。なんと単純な行為。正直いまでも波が大きくてシンドイと思ったり、怖いと感じることもあります。でもその限界は始めたころから比べるとずいぶんと上がっています。海に行くときは、お気に入りの音楽を聴いて、1本でも良い波に乗れた日はずーとニヤニヤが止まらず気が付いたらもう30年以上サーフィンが中心の生活をしています。サーフィンを始めると、あなたの人生がちょっとだけ海寄りな生活になるかもしれません。波に乗るという感覚、サーフィンをするという事は、それだけ特別なこと言えます。


それに海は気持ちがいいです。約束します。サーフィンは苦しい事もあるけれど、思い切って始めれば、続けていれば、きっとナチュラルな自分、笑顔の自分に出会うことが出来ます。サーフィンが生活の中心と書きましたが、毎日海に行けるわけではありません。あなたと同じ週1回~3回位です。でも毎日サーフィンに行けなくても、波の事、風の事、台風の進路、などなど考えてるのは毎日、海のことばかり。そんなんで僕の生活はサーフィンを中心に回っています。


This is an advertisement


■ 波の違いが作り出すそれぞれの文化を尋ねるのは面白い。

サーフィンを始めるまでは思いもしませんでしたが、土地によりそこに立つ波にも違いがあります。そうすると波の乗り方やアプローチも変わってきます。それはそこに居るサーファーの生活やスタイルにも違いが出来て、こんなサーフィンをしている人達が居るんだ。みたいな刺激を受けたりします。極端な話、隣町に行くだけでそれは感じます。


それだけサーフィンには多様性があり、それらに触れることは自身の視野を広げ、サーフィンの上達にも役立ちます。勿論ホームポイントでリラックスしながらサーフィンし続けるのもひとつのスタイルで、得るものも少なくありません。でも、もっと深くサーフィンのことを知りたかったら多くの地方に出向き、沢山のサーフポイントでいつもと違う波に乗り、そこの生活や空気を感じてほいと思います。


サーフィンを続けるということ

そういった意味では北海道はかなり特異なサーフカルチャーが育った場所と言えるかもしれません。それは北海道独特の生活、気象条件や波質によるところが大きいと思います。世界を見回しても厳冬期の-10度以下でも海に出かけるという文化はそうそうはありません。そういうところから生活や道具の違い、サーファーの気質が育ち北海道独特のサーフィン文化やコミュニティが出来上がってゆき現在進行形で発達しています。


その土地の波を見ると、そこのコミュニティの成り立ちが何となく感じ取れたりします。サーフィンを続けて色々な波に乗り、色々な土地に出かけてゆくと、様々な世界感、価値観、文化、生活に触れることが出来ます。他のスポーツでもそうかもしれませんが、そこの所は大きな魅力ですし財産となります。そんな一期一会を楽しめるのも、長くサーフィンンを続けていればこそだと思います。


This is an advertisement



パタゴニア

■ サーフィンは宗教?

世界に目を移すとさらに興味深い文化の違いがあります。クリスチャン圏では、海に入る前に胸で十字を切っているサーファーを見ます。海に入る前に彼らが十字を切るのは「お守りください」という意味があるとか。目以外の全身を黒い衣装で覆っているアラブの女性達が、サーフィンを始めるのはかなりハードルが高い気がするし、イスラム色が強い地域では、女性サーファーは肌を見せないように長袖のラッシュガードとレギンスを履いて海に入るというポイントもあります。


「サーフィンは宗教」という言葉がありますが、広大な海で一人無力を感じる時。荒れ狂う海を見て、恐怖を覚える時。多くのサーファーは自ずと畏怖の念、敬意の念をいだきます。何か嫌なことが起こった時、ストレスを感じている時、海へ向かい波に乗り、海に抱かれると心がすっきりと浄化されているのを感じることがあります。海があるから自分を保ち、生活の軸ができると感じているあなたは立派なサーフィン教の信者かもしれません。


サーフィンを続けるということ

■ サーフィンが生活の中心になるということ まとめ

こんな最高のサーフィンですが実は続けることがけっこう難しいです。いや、続けることが一番難しいと言っても過言ではありません。数十年という生活の単位の中では仕事のこと、結婚、家族、子供のことなど生活環境の変化で海から遠ざかる時期もあります。でも逆に言えば数十年という単位の中で2年や3年海に行けなくてもそれはサーフィンを止めたことにはなりません。僕も転勤や子供がサッカーのクラブチームに入り週末は全て応援という生活サイクルの時期があり、2年ほどサーフィンに行けない期間がありました。


そんな時にも腐らずにいれたのは、サーフィンの神様ジェリー・ロペスの言葉でした「海に行けない時期があっても、それが貴方のサーフィンなのです。」これは次に海に行ける日のためにコンディションを整えろという意味で、そのための準備もサーフィンの一部だという意味です。またこういう言葉もあります。「サーフィンの本当の楽しさは30年を越えてから分かる。」僕はこの記事を書いてる時点でサーフィンを始めて35年になります。勿論、僕にもその楽しさは訪れています。どう楽しいかって? それは是非あなた自身で体験してみてください。サーフィンを続けることの意味の全てはここにあるのですから。


>>Surf to youに戻る

>>SURFに戻る


This is an advertisement