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新型コロナによるサーフィン自粛

新型コロナ感染拡大によるサーフィン自粛など国内外の状況


新型コロナウイルスの感染拡大を受け、東京都など7つの都府県に出していた緊急事態宣が全国に拡大され、コロナウィルス感染拡大を抑えるため外出自粛を要請されているなか各サーフスポットではサーフィン自粛や駐車場の閉鎖が行なわれています。宮崎市ではローカル含めた全てのサーファーに向けサーフィン自粛の要請が宮崎サーフィン連盟より呼びかけられました。サーフィンに関する自粛は各地域で個別に出されていましたが4/22、日本サーフィン連盟(NSA)の酒井厚志 理事長より全国のサーファーに向け、不要不急の外出自粛要請が呼びかけられました。


これに伴い、後ほど紹介しますが、北海道、NSA北海道支部もサーフィンの自粛要請を発信しています。しかし新型コロナウイルス感染拡大による日本の緊急事態宣言自体が、個人に対しては基本的に外出自粛にとどまる形で、外出をした者が法律違反になるわけでもなければ、罰則が課せられることもないため、サーフィンに行くという行為にたいしても個人のモラルに委ねられているのが実情です。これに関してはその地方の事情において色々な意見があり、それぞれが理解できます。


ですが単純に考えて、新型コロナウイルス感染者が多い都市部から、周辺市町村のサーフスポットにサーファーが集まるのは、その土地の人が不安に感じるのは無理もないことだと思います。医療体制が都市部ほど整ってなく、高齢者が多い地区では恐怖の対象以外の何ものでもありません。国の緊急事態宣言が出ているのにも関らず、集まってくるサーファーの姿は、その土地の人達の目にはどう映るかは、ここで説明しなくてもお分かり頂けると思います。とりあえずサーフィンはダメでランニングならなぜOKなの?みたいな疑問は今は飲み込んで下さい。


現在ご存知の通り、多くの新型コロナウイルス感染者が苦しんでいる事実があり、亡くなられた方も少なくありません。そして、今後も感染は広がりつつあります。いつ自分の家族や友人、知人達に感染者が出るかも知れないという不安もあります。さらに日々、命がけで新型コロナウイルスと戦っている医療従事者の方々の苦労を少しでも減らす方向になれば、これからの僅かな時間(緊急事態が解除されるまでの間)新型コロナウイルス感染防止の為、サーフィンの自粛に協力するのは致し方ないと思います。というよりは、外出自粛の中にサーフィンも含まれているんですよ。と理解した方が、この場は分かり易いのかも知れません。


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■ 日本サーフィン連盟からの要請


『 会員の皆様には、連盟事務局のテレワークに理解をいただき、誠にありがとうございます。そして、地方への移動自粛、行政機関の指示の厳守にご協力ありがとうございます。全国70の支部長の皆様におかれましても、各地でガイドラインの徹底、サーファーのモラル・マナーの向上の為の活動、感謝致します。全てのサーファーの皆さんへ、緊急事態宣言が発令中の不要不急の外出自粛を守ってください。既にビーチクローズしている海岸では大人だけでなく、子供達やオリンピックを目指すアスリートまでもが海に入ることを自粛しています。


県をまたいでの外出は無論のこと、不用意に生活エリアを超えた移動をしないこと、それが命を守ることにつながります。接触機会の8割減少をクリアすることで、早期の収束を迎えることができます。5割6割ではこの状態が、長く続いてしまいます。外出自粛の意味を一人一人がよく理解してください。今、私たちが出来ることは、新型コロナウイルス感染のリスクを無くすこと、出掛けない、人に会わない、一番大切なのは、Stay At Home です。


千葉県の森田知事が、苦渋のお願いとして、他県のサーファーへ千葉に来ないでくださいと訴えました。17日には千葉外房の市町村から、不要不急の来訪を控えるよう要請が出されました。地方ではご高齢の住民が多く、医療資源の限られる町に、多くのサーファーが訪れることに危機感を抱いています。恐怖心から駐在所に駆け込む方もいると聞きます。他県の来訪を止めるための措置として、サーフポイントの駐車場の多くが閉鎖されています。既にビーチクローズし、サーフィン禁止となった海岸が全国で多く見られます。


町をあげての外出自粛、休業や時短などの取り組みが無駄にならぬよう、都道府県、市町村、地元支部、海岸ごとの禁止事項を必ず守ってください。求められているものは「社会への責任」です。大切なのは命を守る事。自分を守る事で、家族を守る、仲間を守る、弱い人たちを守る事につながります。今後、5 月の大型連休では、旅行などで県境をまたいで人が移動する可能性が高まります。緊急事態対象地域の拡大は、社会に警鐘を鳴らし、地方に新型コロナウイルス感染が広がる事態を防ぐ狙いがあります。


ほとんどの皆さんが、ご対応していただいている中、恐縮ではありますが、再度、ご協力をお願い申し上げる次第です。私たちサーファーは、海と自然が大好きで波に乗ることが幸せです。自然のもたらす魅力だけでなく、怖さも肌で感じています。危機状況である今を乗り越え、心穏やかに海に行ける日が早く来ることを目指して、Stay At Home。サーファーが一丸となって、新型コロナウィルス感染症に打ち勝ちましょう。


引き続き、支部会議等の開催については、5/24 まで、原則自粛。WEB 会議やSNS の利用を促し、人との接触を避けてください。連盟事務局テレワークに関しまして、5/6 まで期間を延長しています。5/6 以降の事務局体制につきましては、政府発表や同専門家会議の開催や提言を受け、5 月初めに改めて検討し、なるべく速やかにご案内いたします。年度替りによる登録手続きやライセンス更新に関するお問い合わせ、イベントの中止延期、影響を受けた際の対応等、多大なるご迷惑をおかけいたします。各事業の対応については、メール等でご連絡いただき、別途、担当者からご連絡、ご案内を致します。


最後になりましたが、今回の新型コロナウィルス感染症に対し、長期にわたる医療体制に携わる医療関係の皆様に、心より感謝と敬意を申し上げます。 』


2020 年4 月22 日

一般社団法人日本サーフィン連盟

理事長 酒井 厚志

NSA 一般社団法人日本サーフィン連盟公式サイトより転載



■ NSA北海道支部からの要請


『 サーファーの皆様こんにちは。NSA北海道支部、支部長の瓜田です。国の非常事態宣言を受け、様々な所で自粛要請が出されているのは皆様もご承知の通りであると思います。そして、前日の報道等にもありますように、NSA本部より新型コロナウィルス感染拡大防止のため全国的にサーフィン自粛の要請が発表されました。この呼びかけに追随して、NSA北海道支部もサーフィンの自粛要請をすることとしました。


普段から北海道のサーファーは行動や状況判断などしっかりしまモラルを持って行動している方が多いと思っておりますが、中にはごく一部のサーファーによる身勝手な行動によって地域住民や漁業者の方との衝突もあるのも事実です。その行動が地元のローカルサーファーをはじめ、多くのサーファーへ迷惑をかけています。これを機会に今一度自分自身のサーフィンと行動を見つめ直すことも必要かもしれません。


大人数での道内トリップや、近場の駐車場がない狭いポイントでのサーフィン、ポイントブレイクでのサーフィン、路上駐車等々、今まで問題になってきた小さな問題が今回のコロナ禍によって大きな問題となり、ポイント閉鎖という最悪の事態もありえるかもしれません。全てはローカル優先、地域に住む方々への配慮が必要です。そして末永くサーフポイントとしてサーフィンするためにも、今は我慢の時ではないかと考えております。


一人一人の行動が全てです。今後も絶対にローカルやその地域に住む人達に迷惑をかける行動はしないでください。そして、コロナが収束するまで集まって行動しないでください。連絡取り合って集団で動かないでください。路上駐車はもちろんです。加えて、道外からのサーファーも、自粛をよろしくお願いいたします。またいつか笑顔でお迎えできる日が必ずきます。その日を早く迎えるためにも今は stay home です。


普段から気をつけていればソーシャルディスタンスを保てるスポーツです。しかし、ポイントが閉鎖される中、結局一つのポイントに集中してしまい、過密することも予測されます。どうか皆さんのご理解とご協力をいただけますようお願いいたします 』


NSA北海道支部 瓜田雄貴

NSA北海道支部公式サイトより転載


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■ 国内、各サーフスポットからの新型コロナウイルスによるサーフィン自粛の状況

・日本サーフィン連盟

2月より各支部に対してイベントの自粛要請をしていましたが、今月に入り要請期間を5月24月までに延長。主催するイベントの延期も発表しました。

日本サーフィン連盟公式サイト


・NSA千葉東支部/一宮町サーフィン業組合

サーフィンを禁止、または自粛を促すわけではないが、緊急事態宣言の発令を受け、一宮~志田下までの駐車場を閉鎖。


・旭市/日本サーフィン連盟 千葉銚子支部/市内サーフショップ店

4月17日(金)から5月6日(水)まで、市内すべての海岸駐車場を封鎖することとし、併せて、日本サーフィン連盟千葉銚子支部の皆様、市内サーフショップの皆様のご協力を得て、「市外から海岸に来ないで」と、声を上げさせていただくこととなりました。これ以上の感染拡大を防ぎ、一日でも早く、以前のように誰でも楽しく遊べる旭市の海が取り戻せるよう、エリアサーファーも自粛しております。

旭市公式サイト


・NSA静岡伊豆支部

駐車場は満車に近い状態で、首都圏からのサーファーの来場自粛をFacebook上で呼びかけています。白浜海岸有料駐車場は、土日祝日は利用禁止。平日も利用出来ない駐車場があります。


・宮崎県サーフィン連盟

「県外からサーフィン目的での来県は控えてほしい。」と4月5日にFacebook上で呼び掛けています。


・宮崎市サーフィン業組合

4月12日~25日の2週間、県内外を問わず全ての方のサーフガイドやスクールなどを自粛することを発表しました。



■ 北海道内、各サーフスポットからの新型コロナウイルスによるサーフィン自粛のお願い

・厚真町からのサーフィン自粛のお願い

新型コロナウイルス感染拡大に伴い浜厚真海岸及び周辺でのサーフィン等、他のレジャーを、当面の間お控えるよう要請が出ています。また、現在、浜厚真海岸のトイレ・洗い場等は閉鎖されています。ライブカメラも繋がりません。感染拡大防止のため、サーファーの皆様のご理解とご協力をお願いいたします。

厚真町公式サイト


・銭函ビーチクラブよりサーフィン自粛のお願い

『【サーファーの皆様へGW中のサーフポイント出入り自粛のお願い】ご承知の通り、新型コロナウィルス感染症の感染拡大に伴い緊急事態宣言が発令されています。銭函エリアのサーフポイントは地域住民の方々の生活圏にあり、住民の方々との不要な接触や感染リスクを抑えるため、GW中の銭函エリアのサーフポイントへの出入りは自粛いただきますようお願いいたします。一日も早くこの事態が収束し、今まで通り楽しくいい波をシェアできる日がくるよう、ご協力をお願いいたします。 』

銭函ビーチクラブFacebookページ


・留萌方面からのサーフィン自粛のお願い

増毛町の舎熊ポイントは駐車場を貸して頂いている方から当面の間、サーフィンを自粛してほしいと連絡がありました。ご協力をお願いいたします。


・襟裳・様似・広尾方面からのサーフィン自粛のお願い

襟裳のポイントは漁業協同組合の措置により5月6日までサーフィン自粛のため各所に柵やロープを使用しポイント閉鎖となります。ご協力をお願いいたします。


・小樽、北後志地区サーフィン自粛のお願い

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、5月6日までサーフィンの自粛をお願いします。範囲は小樽市塩谷海岸~積丹町神威岬までとなりす。



■ 海外の新型コロナウイルス感染拡大によるサーフィン自粛の状況

・ハワイ

サーフィンはジョギングやウォーキングと同様に許可されているといいますが、現在は新型コロナウイルス感染拡大の影響により在宅命令となりロックダウン状態にあります。ビーチパークは閉鎖され、ライフガード不在状態となっています。


・オーストラリア

シドニーのイースタンビーチや、ゴールドコーストのスピット、クーランガッタビーチ、サーファーズパラダイスなどでは、新型コロナウイルス感染拡大の影響によりサーフィンができない状態にあます。状況によっては今後クローズされるビーチはさらにに増える可能性もありそうです。


・カリフォルニア

マリブでSUPをしていたサーファーが逮捕されたというニュースがありました。新型コロナウイルス感染拡大の影響により、ロサンゼルスやサンディエゴなど一部のエリアでビーチが閉鎖され、海岸に立ち寄ること自体が禁止されています。マンハッタンビーチでは海に入らないようにというライフガードの命令を無視したとサーファーに1,000ドルの罰金が科されたという話もあります。


・ニュージーランド

新型コロナウイルス感染拡大の影響によりサーフィンを含むマリンスポーツを禁止。「サーフィンは一般的にケガをするリスクが高く、そのためのに医療に負担をかけている余裕はない」とのことが理由のようです。


・コスタリカ

太平洋側のプラヤ・エルモサでは、新型コロナウイルス感染拡大の影響によりビーチが封鎖されている中、海に入っていたサーファーに対して警官が発砲。サーファー3名が逮捕されたという事件が起きました。逮捕された内、一人は2015年の『ISA World Surfing Games』で金メダルを獲得したローカルのノエ・マア・マクゴナグル。現在、外国からの入国が禁止になっている状態です。



■ コロナ感染拡大によるサーフィン自粛についてのまとめ

以上、国内外の状況をお知らせしましたが国の緊急事態宣言が出て、外出自粛の中にサーフィンに行くという行為も含まれているという理解が正しいと思います。現在、僕は直近のサーフポイントには車で5分ほどで行ける場所に住んでいます。それなら誰にも会わないし、3密にもならないから良いんじゃない?サーフィンに行っても!と正直に言うと思うこともあります。でもこういう状況の時って、そういうサーファーの姿はかっこうの「ネットバッシング」や「不謹慎狩り」の対象になりやすいのも事実です。


「感染のリスクも少ないのに、楽しんでるように見えるからって、その全てを自粛しろって言うのはおかしい。」とも思います。「医療従事者で疲れ切っている人にとっては、メンタルヘルスを保つためにもよいはずでは?」という思いもあります。ですが「車から海まで完全に外に出ないわけにもいかず、トイレに行くし、コンビニにも寄る。完全に人と接触しないのは不可能だ..」というのも事実。こういう思いの答えは1つです。"外出自粛の中にはサーフィンに行くという行為も含まれている"とりあえず今は自粛しましょう。ということです。


緊急事態が解除し、さらに新型コロナウイルス収束後に気持ち良くサーフィンができるように。また一日でも早い収束を願い、サーファー全員で協力しましょう。「うがい、手洗い」はもとより、「3密」の状況を自分で判断し感染リスクを避け、また海で会う顔が1人も欠けないように元気でラインナップで会いましょう。僕の大好きなサーファー、ジェリー・ロペスの言葉にこんなのがあります。「サーフィンに行けない時間も、あなたにとってのサーフィンなんですよ。」意味はそれぞれ感じて下さい。今後の状況を注視したいと思います。


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